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「ほっ!」
「おっ上手いじゃねーか!」
「上手い上手い」
「っていうか、誰?この人」
「あァ? オレが知るかよ」
場所は変わってお好み焼き屋『かげうら』。
ジューと美味しそうな音が皆の耳に伝わる。
既に始めていた影浦、仁礼、絵馬に合流した荒船、村上、北添、空閑が1つのテーブルを皆で囲いお好み焼きを焼いていた。
村上とのランク戦に水を差されて若干不機嫌だった空閑だが、隣に座る仁礼から「作ってみるかー?」と言われて頷くと
「ソースにマヨネーズを掛けて・・・」
「後は青のりと鰹節掛けたら・・・・・・ほい完成っ!」
「お~ これが鰹節・・・・・・生きてるみたいだ」
「遊真君お箸が苦手なんだよね・・・・・・はいフォーク」
「ありがとうゾエさん」
「初めてにしては上出来だな・・・・・・なぁ荒船、もうこっちもいいんじゃないか?」
「まだだ、まだ焼きが甘い。ここの生地はじっくりと火を通した方が上手いんだ。後、押し付けるなよ? ふっくら感がなくなっちまうからな」
「押すも何も俺はヘラを持たせて貰えてないんだが・・・」
「だから誰、その人? 光の弟?」
「全然似てねーな」
ワイワイとお好み焼き作りを楽しんでいる空閑達を眺めながら影浦と絵馬は初めて見る顔に首を傾げている2人に北添が答える。
「あの子が玉狛第2のエース、空閑遊真君だよ」
「ふーん」
「ほー、この白髪チビが? オイ荒船ぇ。オメーこんな奴に負けたのかよ」
噂のスーパールーキーと遭遇しても元々
興味を惹かれる筈がなく、今は影浦が作ったお好み焼きを黙々と口に運んでいた。(味はいつも通り申し分ないようだ)
一方で影浦は、持ってる箸を皿に置くと空閑を指差し仲の良い友人を茶化すようにして、ブハハハ!と大袈裟に笑った。
「あぁ、完敗だったぜ。もしかしたらお前もやられるかもな」
「・・・・・・ケッ あり得ねーよ(少しは悔しがれってんだ)」
「良し出来た。鋼、食っていいぞ」
「ハァ、やっとか・・・」
荒船の何が気に入らなかったのか、つまらなそうに返す影浦。その様子をいつもの事だと特に気にする事なく、切り分けたお好み焼きを皿に乗せる荒船に待ちわびたと箸を持ち熱々のお好み焼きを一口頬張る村上。
そして姉貴風を吹かす相手に飢えている仁礼は、出来立てのお好み焼きに夢中な空閑を構わずに頭を撫でていた。
「へぇー、あたしまだその
「ほっほっはふ・・・・・・ んまい!」
「ったりめーだ!・・・・・・つーか何光は当然のようにそのチビと仲良くしてんだ」
「姉貴風吹かしたいだけでしょ。いつもの事だよ」
「えー? いいじゃねーか、かわいくて・・・・・・まさかお前ら妬いてんのか?」
「「あほくさ」」
「なんだとー!」
「そんな事よりカゲさん。もう1枚頼んでいい?」
「おうっいいぜ」
「ゾエさんも頼んじゃお。1枚じゃ全然足りないよね」
「ただしゾエ、テメーは駄目だ」
「何で!?」
「うまうまっ」
「空閑、火傷するなよ」
ギャーギャーと騒がしく、しかし皆が楽しそうに笑い合う。そんな光景を目の当たりにした空閑は熱々のお好み焼きを口一杯に頬張りながら心の中で呟く。
(フーム、戦えなかったのは残念だったけど、むらかみ先輩達に着いて来て正解だったなー)
この後も沢山の種類のお好み焼きを堪能し満足そうにお腹をさする空閑。
そして食後には、仁礼や北添、村上に荒船と談笑し、色んなアドバイスを貰ったり、仁礼や北添に「今度
そして帰り際、余り話さなかった影浦に「これ持って帰れ」と、お好み焼きを複数持たされた事に少し驚いたが・・・。
「カゲがお土産を持たせる、だとっ!?」
「しかも初対面の相手にね・・・」
「珍しい事もあるもんだ」
「へー あのカゲがねー」
「明日、槍でも降るんじゃないか?」
「うっせーぞ てめーらァァ!?」
「痛てててっ!ゾエさんの扱いが酷い!? って皆見てないで助けてーっ!」
周りにからかわれて、ガアァッッ!とキレて八つ当たりする影浦ととばっちりを受ける北添の姿を見て、笑顔に変わった。
「はーい。着いたよ遊真君」
「おっ! 中々に爽快だったな。ゾエさん、今日はありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそだよ。また行こうね~」
「フム、その時はオサム達も連れて行っていい?」
「勿論だよ・・・・・・じゃあね~」
「バイバイ」
━━北添にバイクで送られて玉狛支部に帰った空閑は、お土産のお好み焼きを皆に見せると、今日の出来事を楽しそうに話して聞かせたのだった。
※変更点。空閑が原作より早くカゲと会う+初めてのお好み焼き。
改めて読み直してみて思った事、内容が空っぽだなーと。
稚拙な文ですが、もう少しお付き合いお願いします。