~祐太郎side~
天と楓が真ん中の俺の席に近づいてくる。
俺は天に気になった事を聞いてみた。
「天~いつになったらνガンダムできるの~?」
「2週間後?に、火を入れるって~」
2週間もかかるのか。
なぜ、俺がそんなことを気にするわけは天の今使ってる“リ・ガズィ”を
天の新型ができれば俺にまわってくるってことだ
「じゃあいいや、サナリィの新型は?」
「俺が持ってるよ、F91だよ」
さすが、楓やるね。さっそく新型乗ってるよ。
天には新型のリ・ガズィを
楓にも新型のF91を
ヤバイな、俺にはジェガンだよ。
まぁ、使いやすいけどね
なんて会話をしてると俺たちに近づく人が1人、“織斑 一夏”だ。
「俺は織斑 一夏だ、よろしくな、祐太郎、天、楓」
いきなり、下の名前呼びかよ。楓と目を合わせて思ったことは、
『馴れ馴れしい』
「2人とも声に出てるよ~」
天に言われて声に出てると気づいた。
「そうか、わるい」
馴れ馴れしいと俺ら2人に言われたことで少し残念がってる織斑
「どうする? 楓」
「知らないよ」
織斑に背を向けて、こそこそと楓と小会議。
「2人ともーもう織斑いないよー」
「どこいったの?」
楓が疑問を口に出す。
「さっき~、しののんが~、おりむーがつれてった~」
俺らの隣から間延びした声がとんでくる
「そ、で君は?」
「楓、この人は布仏 本音さんだよ」
「そ~なのだ、おきたん」
「そうなんだ」
「祐ちゃんも、楓も戻るよ~」
「うん、2人ともあとで」
天も楓も自分の席に戻ってった。
2人が座ったのと同時に先生方が入ってきた。
授業は副担任の山田先生が取り仕切っている。織斑先生は横に立っている。
内容はISの利用規約関係の話になっていた。がほとんど中学の公民の授業のおさらい
だったんだけど、前の席の織斑が頭を抱えて青い顔をしている。
だから、山田先生が
「織斑君、なにかわからないことがあったら言ってくださいね」
織斑は悩んだようにして
「……はい!」
「織斑君」
質問されたことが嬉しいのか山田先生は喜んでいるみたいだった
「ほとんどいっさいわかりません!!」
おい、なんでそんなに自信満々に言えるんだ
中学の公民でやっただろ、あっ楓が残念な顔してる。
天は、……うん、いつもどうりぼーとしてた
「あの、他にわからない人居ますか?」
織斑がおまえもわからないだろ? みたいな目で3人を見てくる。
「大丈夫です。」
あっ織斑先生が織斑に近づいていく。
「織斑、入学前に配った参考書はどうした」
「参考書ってあの分厚い奴ですか?」
「そうだ」
「電話帳と間違えて捨てました!」
織斑先生が出席簿を降り下ろす。鈍い音が鳴る
「織斑、再発行してやる、1週間で覚えろ」
「千冬ねぇ」
また、出席簿が降り下ろされる。
「やれ、わかったな」
「はい、織斑先生」
その間、天はずっと笑いを堪えてた。
「なぁ、ISのこと教えてくれよ」
織斑がまた3人が集まった時に言ってきた。
「嫌です、自分でなんとかして」
楓が拒否る。俺ももちろん嫌だ。
「頑張れ」
って言って天はニヤニヤしてる。
「戻れば?」
単純に思ったことを口に出した。
「冷たいなー、良いだろ、別に友達なんだから」
「君は別に友達じゃないよ、だいたい、いつ友達になったのさ」
楓が至極まともなことを言った。実際、俺もそう思ったし、天もビミョーな表情してる
「いやいや、クラスメイトなんだから、もう友達だろ?」
なに言ってんだこいつ 的な目で楓を見て言った。
「おまえと友達になるつもりはないね」
思わず言ってしまった。けど反省も後悔もしてません。
「ってわけで、ほら戻れば?」
天まで参加してきた。珍しいな
「わかったよ」
織斑は自分の席に戻って行った。
しばらく、3人で談笑して鐘の鳴る3分前に2とも自分の席に帰っていった
2分後位に織斑先生が入ってきた。
次は織斑先生が教壇に立つ番らしい。
鐘が鳴り、さぁ授業だ と思ったら
「授業を始めたいところだが、クラス対抗戦に向けてクラス代表を決める自薦他薦どちらでもかまわん」
自薦他薦どちらでもかまわん、なんて言ったら大変な事になるぞ
「はい、織斑君がいいと思います!」
ほら~、晒し者にされるだけだよ、楓と天は違うだろうけど、
「お、俺!?千冬ねぇ!」
織斑には学習能力がないと見た。織斑先生の出席簿が火をふく。
「織斑先生と呼べ、他薦された以上拒否権はない」
「なら、俺は他の男子3人を推薦します。」
俺ら3人……というか天と楓が出たら試合にならんぞ
「待ってください、俺たちはアナハイムのパイロットです。学校に居ないかもしれないのですよ?」
楓が事実を言い渡す。
事実、アナハイムは世界中、どこかで災害が起きれば、そこに向かわなくてはならない。
「そうです、第一、天の機体が完成してませんし」
俺も楓の抗議に参加する。
「納得いきませんわ!!」
声のしたほうに視線が行く。すると金髪の女子が納得いってませんオーラを醸し出している。
「そのような選出、認められません!男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!このセシリア・オルコットにそのような屈辱を1年間も味わえと、おっしゃるのですか!だいたい、文化として後進的な国で暮らさないといけないことじたい、私にとって耐え難い苦痛で」
「イギリスだって、たいしたお国自慢ないだろ!世界一まずい料理で何年制覇だよ!」
「貴方、私の祖国を侮辱しますの!」
まったく、織斑とオルコットの言い合いは子供のケンカだよこれじゃ、天はまた笑ってるし、楓は呆れてるし、
「おい!おまえら3人もなにか言ってやれよ!」
織斑から火の粉が降ってくる。
「は? なに言ってんの?」
天が最初に口を開いた。
「なにって!日本がバカにされたんだぞ!?」
「知らん、だいたい、国のことで怒るほど愛国心ないし、他の国をバカにするつもりもないし」
天が言っていることにも一利ある。なぜなら、俺たち3人、日本人だけどアメリカとイタリアの企業に所属してるし
「男なんてそんなものですわ!そんな男がクラス代表なんて恥さらしと言ったのですわ!」
「ちょっと、待ってください」
楓がなにかに気づいたみたい
「なんですの、貴族の私は寛容なのですから聞いて差し上げますわ」
「イギリス政府はわりと日本政府と仲がよかったはずです」
「なにが言いたいんですの?」
「イギリスの代表候補生が日本を侮辱したとなると貴方の立場が危ないのではないですか」
「そ、それは」
「それに祐ちゃん」
楓がこっちを見てくる。
「えぇ~、まっいっか」
机にボイスレコーダーを出す。オルコットの顔が青くなっていく
「これがあります。どうしますか?」
「け、け、決闘ですわ!!」
オルコットが出した最後の手は最もめんどくさい手段だったから俺は
「ちょ、! それこそま」
「いいぜ、四の五の言うよりいいぜ」
織斑とオルコットの子供のケンカがまた始まった
「私が勝ったら、小間使い、いや奴隷にしてさしあげますわ!」
「いいぜ、でハンデはどのくらいつける?」
「あら、さっそくお願いですの」
「いや、俺がどのくらいハンデつけたらいいかな~って」
織斑の言葉を聞いたとたんクラスが笑いに包まれた
「織斑君、男が女より強かったのはISができる前の話だよ」
誰かが言った、その言葉に
「いやいや、ISにも限りあるし、ISを展開する前に殺せばいいし、別にISはあってもなくても変わんないよ」
俺の発言に皆が固まる。
「ハンデはいらないですわ、むしろ私がつけた方が良いのではなくて?」
オルコットはIS操縦によほどの自信があるらしい
「俺はなくていい」
「俺たちもいいよ別に」
織斑は知らんが、天と楓なら必要ないだろ
「話は纏まったな、1週間後、第3アリーナで行う。各自、準備をするように」
終了の鐘が教室に鳴り響いた。