IS アナハイムの企業代表たち   作:レモンスカッシュ七号

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第4話 部屋

〈祐太郎side〉

 

超緊張しながらノックしようとドアに手をかける。

 

「ふぅ~、よし!」コンコンコン

 

『は~い、あいてるよ~』

 

「あ、うん」

 

返事を待ってからゆっくりと扉を開いていく。

そう、まさにこれが俺のたった部屋に入るという簡単なことのために緊張している原因は、クラスメイト兼ルームメイトの布仏 本音その人であった。

 

そんなことはさて置き、いや確かに男女でルームメイトはどうかと思った、ええ思いましたとも。何故、空達と同じではないのかと。山田先生に聞いたところ、寮の部屋変えが大変だったそうな。

 

あれだね、山田先生は苦労人だね………確実に

 

ちなみに、空と楓は左右隣の部屋にいると思われる、そこまでしたら一緒でいいじゃん。

更に余談だが、昨日の放課後に織斑の部屋で乱闘騒ぎがあったらしい(空情報)

 

 

 

「ただいま~っと」

 

昨日と同じ様に手前の机の下に荷物を置いて椅子に座る。

 

「おかえり~」

 

ダボダボの袖をひらひらさせながらベッドの上に座って手を振る本音さん。(昨日、下の名前で呼んでと言われた)

 

「ノックしなくていいのに~」

 

「いやっ、さすがに………ね?」

 

言葉の半分を本音さんに促そうとしたけど、頭をコテンとわからない風に倒した。ちくせう、可愛いな

はぁ、駄目だ……疲れた………

 

「俺、男、君、女、オーケー?」

 

自分の椅子に座りつつ世界の心理を言う。 世界の心理ってなんだよ

 

「え~、そーなんだぁ~」

 

間延びした声で反応されると返しにくい

 

「そうなの、まったく」

 

無防備過ぎるわこの娘、なんて思いながらパソコンを立ち上げる。話は変わるがイギリスの新型には空と楓は勝てるかもしれないが、俺には少し厳しい。この5日間の行動が勝負を分ける。幸い、企業に属しているから申請すればアリーナは使える。今の俺がすべきなのは、空と楓と俺が楽に闘えるように情報を集めることだ。

 

どれどれ、イギリスの最新鋭はっとブルー・ティアーズね。BT兵器?……ファンネルみたいなものか…どれだけ扱えるのかが重要だな……他には(ry………よし、こんなもんかな。

 

「もしもーし、聞いてらっしゃいますかー」

 

「どわぁ!?」

 

椅子から転げ落ちる。び、びっくりしたぁ、心臓止まってたわ。うん、確実に

 

「え?あっれ~、そんな時間?」

 

「そうだよ、ご飯行こ」

 

楓に手を借りて立ち上がる。そんな時間たったっけ、いや~集中すると時間が……

 

「ほいほ~い」

 

パソコンを閉じて、ブルー・ティアーズのスペック表を持つ。

 

「行こっか、ご飯」

 

部屋を2人で出て、何を食べるか?なんて会話をしながら食堂に向かった。

 

 

余談だが、空のルームメイトは3年の先輩で本音のお姉さんらしい。楓のルームメイトは生徒会長との話だ。部屋隣ね。

   

 

 

 

 

 

〈楓side〉

 

 

空におもしろい事があると言われ、剣道場に祐ちゃんと来ていた。

 

「というわけ!」

 

「何言ってんのさ、楓」

 

あぁ、祐ちゃんに何言ってんのみたいな顔された

 

「ねぇ、なんでこんなに人がいんのかねぇ」

 

剣道場の周りには生徒がいっぱいだった。普通、こんなに人がいるものなのか。嫌、いないだろう。(反語法)

 

「ちょっと、聞いてみれば?」

 

「やだ」

 

「祐ちゃんが知りたいんでしょ」

 

「それはそうだけど……だいたい、空は?」

 

「さぁ?神出鬼没だね」

 

さて、こんなことしててもわからないから、とりあえず剣道場の中に来てみたが……

 

「あれって、お……おり…………なんだっけ?」

 

まったく、祐ちゃんは人の名前を覚えていなさすぎる。

 

「織斑君でしょ、覚えてあげなよ」

 

「頑張ってるんだけどね~、気が向いたら覚えるよ」

 

「とか言いつつ、苦手な人の名前とことん覚えないのが沖田祐太郎という人物なのであった」

 

「なにそのナレーション風のやつ」

 

閑話休題、この人だかりは織斑君と篠ノ乃さんが訓練してるからか。納得

 

「……あっ」

 

「なにさ、楓、そのヤベッみたいなセリフ」

 

「織斑君と目が合った」

 

げっ、と祐ちゃんが俺の後ろに隠れる。そんなにに苦手かい?

 

「おう楓、おまえも一緒にどうだ?」

 

「うーん、そうですね。剣道は中学の授業でしかしたことありませんが、まぁ、1度だけなら」

 

祐ちゃんに手で離れるよう伝える。そそくさと剣道場から出て行った。祐ちゃんと苦手な人が一緒にいると会話にならないからね。

 

「では、竹刀をお借りしてもよろしいですか?」

 

当たり障りないように敵を作らないように…

 

「箒、貸してやってくれ」

 

「わ、私が貸すのか⁉︎」

 

渋々といった表情の篠ノ乃さんから竹刀を借り、軽く振り回す。

 

「すみません、すぐ終わらせますので」

 

人が集まって来た。晒し者みたいになってしまっているけど

 

「防具はいいのか?」

 

「大丈夫です。ですが、寸止めでお願いしますね。痛いの嫌いなので」

 

両手で竹刀を持って織斑くんを真っ直ぐに見る。

 

「行きますよ」

 

「こい!!」

 

とは、言ったもののどうしようか。

 

「来ないなら、いくぞ! うおぉぉー!!!」

 

織斑くんが一歩踏み込んで竹刀を振り下ろして来た。

織斑くんが振り下ろして来た竹刀を自分の竹刀で受け、そのまま織斑くんの竹刀を滑らせて受け流し、体勢を崩させる。胴に打つ。

 

「どうですか?うまく出来たと思いますけど」

 

「あ、あぁ」

 

竹刀を返しながら篠ノ乃さんに聞いたら引かれた。<解せぬ

 

「では、失礼しまーす」

 

スタコラサッサ〜

 

 

 

 

 

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