『なぁ、リッカさん』
『どうしたの?』
『いや、ちょいと俺の神器を改造してもらいたいんだ』
『どういう感じで?』
『こういう感じで・・・』
『ふむふむ、ん、頑張ってみるよ!』
『ありがとう!』
こうして俺の神器は『旧型神機』から『特殊神器』に変貌した。
『特殊神器使いの極東戦記、始まります・・・なんて誰に言ってんだろ、俺』
さて、リッカさんに頼んだ神機の改造が終わり今日はその改造神機の試運転だ。
『お前さんもなかなか無茶な注文をしたなぁ、ツルギ』
『そうですか?まぁ、ショートじゃないと出来ない改造ですしね』
『まぁ、今回俺は見てるだけで良い分楽できるがな』
『はいはい、んじゃちょっと見ててくださいよリンドウさん』
そう言って神器を構える、俺の神器はショート、バックラーの機動性重視の旧型神機だ。
『見えたぞ、ターゲットのオウガテイルだ』
『了解』
そうして近付いてきたオウガテイルを確認するとある程度距離が離れている所で神機を振りかぶり・・・
『そぉい!!』
思いっきり振り下ろす、普通のショートではリーチが足りないだろう・・・が、この神機は改造済みである。
ショートの刀身が神機本体から離れ飛んでいきオウガテイルに突き刺さる。
『うし、いい感じだ』
手元に残っている神機本体を思いっきり引っ張るとオウガテイルに突き刺さっていた刀身が引き抜かれ手元の神器本体に戻って元の場所に収まる。
『うし、収納も問題無い』
そう言って元に戻った神器を見てから一足跳びにオウガテイルとの距離を縮め未だ怯んでいるオウガテイルに連撃を放ちオウガテイルを倒す。
『神器の調子はどんな感じだ、ツルギ』
『問題なし、ですね刀身の射出と収納ともに良好、無茶な改造を完璧に仕上げてくれたリッカさんに感謝ですね』
『そうか・・・おっと、ちょうど迎えのヘリも来たみたいだから帰るか』
『そうですね、帰りましょう』
迎えに来たヘリに乗り支部に向かう
『そう言えば今日でしたよね新人が2人入隊するの、うち1人は新型でしたっけ?』
『そう、1人は姉貴の神器でもう1人はご察しの通り新型だ』
『新型・・・旧型神機の近接武器と銃器を任意のタイミングで切り替え可能な遠近両用の神器、俺は仮に新型でも多分近距離しかしない気がします』
『はは、闘い方は人それぞれだからな』
そうこう雑談していたら支部に着いたようだ。『よっと・・・』
ヘリから降り報告に向かう。
『あ、お帰りなさい、ツルギさん!』
『おう、上野ツルギ上等兵ならびに雨宮リンドウ少尉、討伐対象のオウガテイルを殲滅し無事極東支部に帰還いたしました』
『はい、無事の帰還、お喜びいたします』
オペレーターである竹田ヒバリちゃんに報告した後自室に戻るチラッと見えた男女コンビがおそらく今日入隊した2人だろう。