因果を断つ刃 無垢なる翼   作:ユニコーン

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アニメと劇場版を見て報われない彼女たちを救いたいと思い、カッとなって書いた物です。
他の小説よりも投稿に遅くなると思いますが、それでもいいという方は、どうぞ宜しくお願い致します。

ニトロプラス、刮目せよ!

これが憎悪を断つ刃だ!!


プロローグ

 守れなかった…

 

 私はまた まどかを守れなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 厚く光を遮る雨雲が空を覆い、激しい風が吹き荒れる街『見滝原』

 

 近代的な都市開発が進められた地方都市が、今まさにひとつの存在によって崩壊へと進んでいる。

 

 この情景は、私が幾度となく繰り返す最後の戦い…ワルプルギスの夜を倒せなかった過去の世界。

 

 私は今、それを夢として今見ている。

 

 私の今の格好は、糸に絡まった操り人形の様に吊られていた。

 

 腕を試しに動かそうとしたら、絡まっている腕が僅かにしか動かせれない。

 

 不思議だ。

 

 夢の中だとなのに、身体を動かそうとすれば、その部位が動こうとする。

 

 まるで目覚めてる時の様に自由に伝達している…

 

 視線を元に戻せば、過去の私がワルプルギスの夜の攻撃を受け、魔法で生えた大樹に叩きつけられた直後だった。

 

 そして、別の大樹に、私が守りたい子―――『鹿目 まどか』がいた。

 

 

「まどか…」

 

 

 しかし、まどかの傍らに絶望へと変換する感情エネルギーを回収するために、この世界を絶望へと導き、私達少女を魔法少女へと言葉巧みに変貌させるインキュベーダー…キュゥべぇが居た。

 

 

「助けられる方法は、ただ一つ」

 

 

 だめ…

 

 

「僕と契約して、魔法少女になってよ」

 

 

 やめて、まどか!

 

 

「だめよ、そいつの言葉に耳を傾けちゃだめぇぇぇーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

 夢の中だとわかっているのに、私は叫ばずにはいられなかった。

 私の叫びを皮切りに、世界がガラスの様に割れて崩壊した。

 暗い、何も見えない暗黒の空間…まるで私の今の心の中の様だ。

 そんな中で、私は今だ糸に絡まれたまま、泣いている。

 幾度となく繰り返す、一ヶ月間…

 何度も何度も回って繰り返す、Endless Waltz《永久の円舞曲》の様に、私は世界を跨いで彼女を救う為に戦った。

 でも、何度説明をしても、誰も私の話に耳を傾けてくれない。

 だから私は一人で戦うことを選択した。 

 そのせいで、今まで共に戦っていた嘗ての魔法少女達とも敵対することになった。

 でも、それでも…どんなに手を講じても、最後に彼女は、魔法少女となり、魔女になってしまう…

 どうして…私が最初から魔法少女になっていれば…あの子は魔女にならずに済んだの…?

 それとも、あの子が存在するから世界は崩壊するの…?

 わからない…

 私にはもう、わからない…っ

 

 

「だれか…っ」

 

 

 だれか、たすけて…っ!

 

 

 

 

―――何と 酷な事をさせる世界だ

 

 

 

 

「―――え?」

 

 

 突然、聞いたことのない低い声が頭に響いた。

 

 

 

 

―――こんな運命(さだめ) 人の子に背負わせるべきではない

 

 

 

 

 頭を上げると、暗闇から光が生まれ、暗黒を一気に照らした。

 その光の眩しさに私は目を瞑る。

 眩しさが収まり、目を開くと…一面が砂漠と化していた。

 この空間は、私が過去へ遡る時に通る…死んだ世界の空間…

 

 

 

 

―――どうやら この世界の神は干渉しない様だ

 

 

 

 

 また私の頭の中に響く低い声。

 どこから発しているのか頭を動かして見渡すと、ズシン、ズシンと、規則正しく響く音と共に、小さな影が太陽を背に現れた。

 その影は、まっすぐこちらに向かって来ている。

 

 

 

 

―――ならば 我が干渉しよう

 

 

 

 

 その影は音と共に徐々に大きくなり、私の目に全貌が見えてきた。

 それは『巨人』だった。

 大きな両肩、細い胴体、足には城壁の様な物が両足に付いていて、身体中に見たこともない文字を巡らせ、顔にはバイザーが覆い、額には長い一本角…

 その一本角から碧の髪のような物が風に揺られて棚引いていた。

 私が抱いた印象は、『鋼鉄の城塞』

 どんな攻撃を受けてもビクともしない印象を抱かせる。

 バイザーに覆われている中から見える赤い双眸が、こちらを見据えていた。

 

 

 

 

―――我が 汝らの因果を断とう

 

 

 

 汝ら…?

 複数読みの言葉に私は怪訝に思うと、私の左右に同じ格好をした4人が居た。

 『巴 マミ』

 『美樹 さやか』

 『佐倉 杏子』

 そして…『鹿目 まどか』

 どうして彼女達が…時間遡行能力は私だけの筈!?

 どうして彼女達が一緒にいるの!?

 

 

 

 

―――少女達よ 今一度立ち向かってくれ

 

 

 

 

『『『『『え?』』』』』

 

 

 

 

―――次は 我が必ず駆けつける

 

 

 

 

 言っている意味が理解出来なかった。

 私達を救うと言っておいて、もう一度戦えと言って来た。

 何故…

 巨人の言葉の後に、私たちを絡めていた糸が途切れた。

 巨人は片膝を着き、落ちていく私達をその大きな掌で優しく受け止めた。

 

 

 

 

―――だから もう一度だけ 立ち向かってくれ

 

 

 

 

 その後、身体中に巡らせている文字が光り出し、私達を乗せている大きな掌にも光が灯った。

 私達を乗せた掌が私達を包み込もうと緩急に動く途中で、巨人の飛び出した胸部の上で誰かが私達を見ていた。

 私達を見ているシルエットは、大人。

 巨人の発する淡い光の反射ではっきりとは見えないが、大人だった。

 

 

 

 

『必ず救ってみせる。だから―――待っていてくれ』

 

 

 あなたは…だれ?

 

 

『『『『『だれなの?』』』』』

 

 

 

 

『―――俺は』

 

 

 

 

―――我は

 

 

 

 

 そして、巨人の二つの掌で包まれたと同時に、私は意識が遠のいて行った。

 意識が遠のいていく中で、声が頭にまた響いた。

 

 

 

 

―――憎悪の空より来りて 正しき怒りを胸に

 

 

 

―――我は因果を越え 世界へと干渉し

 

 

 

―――汝らを救って見せる

 

 

 

―――我は 魔を断つ剣

 

 

 

――――鬼械神(デウス・エクス・マキナ)

 

 

 

 

―――DemonBane(デモンベイン)なり!!!

 

 

 




如何でしたでしょうか?

私ことユニコーンは豆腐メンタルの為、批判や中傷はお断りしております。

納得のいかない物語を判断された方は、何もせずにご退室をお願い致します。

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