さあ、戦いの時が迫っている!
注意:作者は東方を熟知していません。
東方キャラの性格等を間違える可能性があります。
その際はご指摘願います。
一部キャラの崩壊が起きる可能性があります。
それでもよいという方はそのままお進みください。
第15話 暗闇の紅い瞳
『博麗神社』
「なんでいなくなるのよ…あのバカ…」
縁側に座りながら少し苛立ちを顔に出しながら考える
博麗の巫女 博麗霊夢、優斗が数日前から行方不明だと知った
異変に気を取られ、優斗の消失に気付けなかった事が
霊夢にとって一番悔しく感じている
そんな霊夢と違い、その隣で冷や汗が絶えない魔理沙がいた
ここまで苛立つ霊夢を見たことなく
紅魔館に置き去りにしたことが発覚した時には
どうなるか想像に難くないと分かる
「お、落ち着こうぜよ?
まだ慌てる時じゃないんだぜよ…」
「…………ねえ、魔理沙。」
魔理沙は恐る恐る霊夢に目線を向けた
霊夢は真っ直ぐ魔理沙を射抜くように見つめる
「何か、隠してることない?」
「な、何のことだべ?」
「……語尾がおかしいわよ
やっぱり何か隠してるわね、何を隠してるの?
異変のこと?それとも優斗?」
(や、ヤバイ…限界だ……ここまで隠してきたけど
もう隠しきれない……は、話すか?)
「れ、霊夢、もう一回優斗の家に行ってみようぜ!
もしかしたら何か分かるかもだぜ!」
魔理沙は咄嗟に出てしまった
気付いたが既に霊夢に聞かれてしまい
もう一度家に行ってみることになった
『優斗宅前』
2人で来てみると、窓から中の様子を伺う
中に明かりがなく、異変の影響だろうか
花瓶や椅子などがバラバラになっていた
そんな状態を彼が放っておくわけがない
明らかに帰ってないことが分かる
「やっぱり帰ってないわね…」
霊夢は不機嫌そうに呟き、中を眺める
何故か、優斗の事になるとイライラするらしい
魔理沙はそう感じていた
「な、なら幽香のとこに行くか?
もしかしたらそこにーー」
「あら、私がなにかしら?」
振り返ると幽香が日傘と籠を持ってやってくる
幽香は人里に来ることはあってもここまで来ることはそうそう無い
十中八九、優斗に用があるんだと予想できる。
「優斗君は居るかしら?」
「居ないわ、というか行方不明になっているわ」
「え……」トサッ
ショックを受けた幽香は籠を落としてしまう
中から茶葉の缶が入っている
幽香の顔は徐々に無表情になり、恐怖心が煽られる
だが冷静に霊夢に問いかける、優斗を探し出すために
「……それで、居場所に心当たりは?」
「無いわ、聞き込みして周辺から探すしか無いわね」
「なら人里から聞いてみましょ。優斗君の事を知ってる人が多いから」
霊夢と幽香は話し合っていく、一歩ずつ、追い詰められていくのが
魔理沙は実感していく、ここから逃げたい…だけど
今逃げれば確実にバレる、額に汗が滲み出ていく
「魔理沙、黙ってないであんたからも案を出しなさいよね」
声を掛けられハッとすると2人は魔理沙を見ている
「あー…えっと…だぜ?」
「「………………」」
無言で、魔理沙の案を聞いている、何も思い付いていないと知らずに
そんな時だった
「ん?何だ?なに集まってんの?」
「チルノちゃん、まずは挨拶だよ、こ、こんにちは」
そこにはチルノと大妖精が歩いてくる
「優斗を探してるのよ、見てない?」
「ユウト?……………だれ?」
「会ったでしょ?優しそうな顔で、笑顔が素敵な…」
思い出させる言葉に引っかかる部分があったが、大妖精の説明で
チルノは思い出した
「あー!優斗だ、いたなー…見たぞ」
「どこで?」
霊夢は食い気味にチルノに問いかける
チルノは魔理沙を指差した
「魔理沙と紅魔館に飛んでくの見たぞ!」
その瞬間、霊夢と幽香はギュルンと魔理沙に振り向き
無表情で睨みつけた、魔理沙は危険だと判断し逃げ出すも
幽香の素早い行動で拘束される
「どこに行くつもりかしら?
今、あなたに、早急に、答えて欲しいことがあるんだけど?」
幽香は笑みを浮かべながら、魔理沙の首根っこを掴み
魔理沙の目を射抜くように見つめる
しかし、幽香の口角は上がっているが、目は笑ってない。
「で、紅魔館に行って、何であいつが帰ってこれなくなるのよ」
「そ、それは分からないんだぜ!
優斗なら大丈夫だと思ってたんだけど……」
無表情のまま、霊夢は魔理沙に聞いた
優斗がいる場所が分かると何故か幾分心に余裕ができた
「……居場所が分かった以上、やることは一つ…」
「優斗を救い出し、紅魔館を木っ端微塵に……」
「しないですよね!?怖いですよ!?」
「え?しないのか?面白そうなのに?」
幽香の物騒な発言にツッコミを入れる大妖精
それと興味津々になって便乗したがるチルノがいる
行き先が決まり出発しようとするが幽香は軽く手を挙げ
「その前に…この悪い子に、お仕置きしないとね…」
「………そうね。責任は取ってもらわないと…」
そう言い霊夢は、魔理沙の両腕を掴み中腰の姿勢をとらせる
次に幽香は魔理沙の腰を掴んで、尻を突き出させるように
腰を上げさせる、そんな2人の行動に魔理沙は困惑した
「お……おい、何する気なんだ!?」
魔理沙の準備が整ったところで、幽香は日傘を畳んで
魔理沙の後ろに回る、両手で日傘を持ってバッターのように構える
その時に気付いた、これは死ぬやつだと……
「ま、待ってくれ!もうしないから!だから許して!
なんでもしますかrーーーー」
ボッゴォォォォォォォォン!!!!
この日、幻想郷に轟音とただならぬ断末魔がこだました
『ヴワル魔法図書館』
「つ、つかれたぁ〜……」
ここに来てから1週間が経った、僕はパチュリーに付き合わされ
魔法の研究をしていた。ほぼ徹夜で…
パチュリーは寝室でようやく寝てくれて
僕も限界に達していた、けれど合間に魔法や弾幕の練習をしたおかげで
大分上手くなったし、スペルも作ることもできた
名前はパチュリーや小悪魔の知恵を借りながらだけどね
帰ったら掃除しないとなぁ、埃溜まってるだろうし
異変で家具壊れてないといいけど……その前に寝ようかな…眠い…
「随分と疲れてるみたいね」
レミリアが僕の向かいの席に座って紅茶を飲んでいる
「まあね、魔方陣描いては魔力を送って
描いては送るの繰り返しだから…」
魔力が減ると疲労感というか倦怠感がするから
その疲れも含まれると思う、パチュリーは
魔力はあるけど体力がない、魔方陣を数十回描く作業で
体力を使い果たしたようだ、何回かは僕が描いたけど…
パチュリーの休憩も兼ねて、魔法の講義も受けた
想像魔法を教わったけど、あれで掃除できないと意味無いと思い
研究をした、僕が求めていたのは道具とかを作るのではなく
人手などを増やして効率を上げる事だった
そこでパチュリーに手伝ってもらいながら実験を繰り返し
命令を受け付け、その通りに動く物を作ることに成功した
これでも苦労はしたけどね。
「そう、習得したということはもう帰るのかしら?」
「だね、早く家の掃除したいし、長い間人里から離れちゃったから
上司の人に報告とかしないと」
上司というのは、自警団団長の佐々木 重兵衛さんのことだ
自警団の階級としては細かく決まってない
強いて言うなら団員、幹部、団長と分けられている
団員は60弱、幹部は3人程で幹部が各方面(東西南北)を担当する
しかし、妖操異変で2割の団員、1人の幹部が罰され
北側の防衛、治安が不安定になったようで多少荒れることを重兵衛さんは予想し
下級妖怪数体を1人で倒したと話題になった僕で穴を埋めたかったようだ
僕の役職は【臨時団員】であり、団員に属される
ただし臨時だけあって、緊急時以外だとかなり自由な立ち位置だ
人里に在住し、緊急時には出動する。それらが条件であり
守ってさえいれば、十分な給金が得られる
だから長い間人里から離れるわけにはいかない
「そう、また来れるならいいわ。
パチェも珍しく貴方を気に入ってるし
みんな歓迎してるから、いつでも来て構わないわ」
「うん、ありがとう」
帰るため重い腰を上げて玄関に向かった
レミリアは見送ってくれるようで僕の後ろを歩いている
紅魔館の構造に慣れてきているのか迷うことなく玄関にーー
「優斗?通り過ぎてるわよ?」
…………ごめんなさい。まだ慣れてなかった……。
玄関に着いて、途中で会った咲夜さんとレミリアが見送りをしてくれた
長いようで短い1週間だった…
「いよいよお別れね」
「うん、と言っても近所だよ?
僕の家は湖の向こう側だから、すぐ行けるよ」
「そう、次ここに来た時は美鈴や咲夜に言いなさい
今度は貴方を客人として歓迎するわ」
レミリアは僕にそう言ってくれた
美鈴さんいつも寝てるけど起きてくれるかな?
咲夜さんは前に出て1本の箒を僕に渡す
…あ、これ…僕の箒だ。
「美鈴を起こしに行った時にね
名前が彫ってあったからすぐに分かったわ」
「ありがとうございます!
これ無かったら飛べなかったんです。」
「ならあまり置いたりしないほうがいいわよ
妖精とかが持って行ったら戻ってこないから」
確かに、妖精はみんな悪戯好きだと聞いたことがある
次から気をつけないと…
「それじゃあ…僕はこれで」
「ええ、また会える日を楽しみにしているわ」
「気をつけてね、また美味しい紅茶を淹れてあげるから」
2人は優しく見送ってくれた
僕はそんな2人に手を振りながらドアノブを回した
バコッ!!!
「ブベッ!?!?」
僕が扉を引く前に勢いよく扉が開き
扉の角が僕の顔面に直撃した
とてつもない痛みに耐えられるわけがなく
後ろに倒れた僕はゴロゴロと左右に転がる。
痛い……痛いよぉ〜…………
「レミリア!!ここに居るのは分かっているのよ!
さっさと優斗を出しなさい!」
……あれ?、どこかで聞いたような声が聞こえて来る
この声は…霊夢?
「…いや、ドアの裏に……」
レミリアに言われて霊夢は僕を見る
当然、顔面を強打されて涙目の僕を…犯人は君か。
「優斗!?どうしたのよ!?
あいつらに何されたのよ!?」
「君に何かされたんだよね…僕は…」
僕は立ち上がると後ろから誰かが抱きついて来る
……今度は何?
…………いや待て、この大きな二つの弾力と
ふんわりと香る花の香りは…!
「優斗君!大丈夫!?痛かったわね。
でも安心なさい、もう大丈夫だから!」
首だけ振り返って見ると幽香さんだった
というかなんでこんなところに?
よく見ると、幽香さんの後ろに魔理沙が
お尻を押さえながらよたよた歩いて来る……何があったの?
「それで、レミリア…優斗に何したのよ?」
霊夢は怒気を隠さずレミリアに凄んだ
いつも優雅に決めてたレミリアもこれには慌てたようで
左右に手を振って否定する
「し、してないわよ!
それを言うなら咲夜が捕まえた晩……」
「お嬢様!?」
と、3人で言い合っていた
…霊夢って怒らせると何にでも怖がらせられるのかな?
僕もとても怖いよ…止めたいけど、勇気が出ないなぁ…
「ゆ、優斗?…あのさ」
魔理沙が僕に話しかける
ビックリしたけど、魔理沙に振り向いた
僕を置き去りにしちゃった本人としては気まずいんだろう
「そ…その……ッ、悪かった!
殴られる覚悟もできてる!だから、許してほしい!」
なんで殴るなんて発想になるの?
まあ、反省してるし…今でも怒ってないし
「女の子をぶったりしないよ
それにもう終わったことだし、許してあげる
ただし…家の掃除を手伝ってもらうけどね」
「……!!、ああ、ありがとうだぜ!」
魔理沙は笑顔で言って安心した顔をした
まあ置き去りにされたのはショックだけど
紅魔館のみんなは優しいってことがわかったからそれでいいと思う
「とりあえず帰ろうよ、家の掃除しなーー」
その瞬間だった、突然大きな爆発音と共に立っていられないほどの
揺れが僕たちを襲った、僕は倒れそうになるけど
幽香さんが僕を支えてくれたから倒れることはなかった
霊夢は声を荒げながらみんなの無事を確認する
僕は倒れそうになったけどみんなはあまり動じてない
…あれ?もしかして僕が弱いだけ?
「一体なんだぜ?パチュリーの奴なんか実験してんのか?
にしても威力デケェな…」
「それは無いと思うわ、先程パチュリー様はお休みになられたわ
起きるとしても夕方になるわ」
魔理沙の疑問に咲夜さんが答える
パチュリーは確かにすごい魔法をたくさん覚えていて
魔力も多い、だけどこれはパチュリーの魔法にしては
威力が大きすぎる、ここまで揺れることはなかったからだ
「行ってみよう!パチュリーや小悪魔が心配だ!」
僕達は急いで図書館に向かっていった
地下に通じる階段を降り、図書館の扉を開けると
目の前には倒れた本棚それに伴い無数の本が床に落ち
紙切れが散らばっていた、奥を見やると
パチュリーと小悪魔が傷だらけで倒れていた
「…!!!パチェ!!小悪魔!
何があったの!?」
レミリアは2人に駆け寄りパチュリーを抱き上げる
咲夜さんが救急箱を持って2人の手当てを始める
周りを見ても実験をした様な形跡がない
だとすると、なんでこんな事に……?
「あ、お姉様〜ひさしぶりだ〜」
上から声がして見上げて見ると二階の手すりに
足を揺らしながら座る背丈はレミリアと変わらない女の子がいた。
濃い黄色の髪をサイドテールにまとめ、その上から
パチュリーやレミリアと同じ帽子を被っている
服装は真紅を基調にしていて、半袖とミニスカートを着用していて
足元はソックスに赤いストラップシューズを履いている
奇妙に感じたのは背中の翼だ。
レミリアのコウモリのような翼じゃなく
1対の枝に7色の結晶がぶら下がった様な翼だ
あれは空を飛べるものなのかと考えてしまう
「フラン……あなた…どうやって?
あの障壁はあなたには破れないはずじゃ…」
フラン?レミリアはあの子のこと知ってるみたいだ
それどころか、他のみんなも知ってる様な目をしている
他人というわけじゃないらしい
フランはレミリアの言葉に吹き出して返した
「私ね、強くなったの…だからあんなの
すぐに壊しちゃったのよ?
こんな……ふうにッ!」
フランの傍に現れた魔方陣から弾幕が放たれる
不意打ちに反応が遅れ、レミリアは直撃する事は無かったが
足元に当たった爆風で紅魔組のみんなは吹き飛ばされる
「ッ!!みんな!」
僕が駆け寄ろうとすると霊夢は手で僕を制した
その時に気付いた、隙を見せれば、あの子に狙われると
「フラン、あんた…少し落ち着いたと思ってたんだけど
もう戻ったのかしら?」
「分かんない、ねえそれより遊びましょ
ずっと退屈してたんだから…みんな…」
すると左右の本棚の陰から誰かが飛んでくる
しかし、いるのは身長も服装も何もかもが
目の前のフランと同じ姿の女の子だった
「どうやら、まんまとやられたようね…フフ…」
どこか楽しいのか幽香さんは笑った
こういうところを見るとちょっと怖いな…
でもこっちは4人だ…有利なのはかーー
「わ、悪い…尻が痛くて上手く動けないんだ…
だから優斗、左のは任せた…」
…………え?ええ!?
僕1人でやれって事!?初めての実戦で!?
練習はしたけど…勝てるの……?
でも僕がやらないと、レミリア達がもっと傷付く…
「逃げるなんて…出来ないよね……」
そう呟き、左に進んでフランを見る
フランは狂気的な笑みを浮かべて魔方陣を展開させた…
主「私が来た」
優斗「元No. 1ヒーローは呼んでないです。」
主「やあ、久しぶりだね
半月くらいかな?」
優斗「今回は仕事で、なんだよね?」
主「イエース!ゲームは全然出来てない
おかげで禁断症状が……」
優斗「ならないから、なってたら仕事にならないから」
主「とまあ、仕事のことは置いといて
次回は弾幕ごっこだ、優斗のスペルが出ちゃうぜ〜」
優斗「主のセンスあまり無いからカッコいいか分かんないけど
ぜひ見ていってね」
次回【玩具の軍隊】
優斗「あ、タイトル出しちゃうんだ…」
主「幼女ハーレム作りたい」(理想)
優斗「ポスター数枚で落ち着かせよう…」