幻想小心最強の少年   作:ヌメサビ

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おひさです。
新たなスペルと共にお送りするよ!

注意:作者は東方を熟知しておりません。
東方キャラの性格等を間違える可能性があります。
その際はご指摘願います。
一部キャラの崩壊が起きる可能性があります。


それでもよいという方はそのままお進みください。


第16話

 

 

第16話 玩具の軍隊

 

 

本と紙が散乱した図書館で霊夢、幽香さん、魔理沙と僕で

ある女の子 フランと対峙していた

フランは分身して正面にいる霊夢と右にいる幽香さんと

そして左にいる僕と向き合っていた

 

「「「遊びましょ!簡単に壊れないでよ!」」」

 

3人のフランが弾幕を撃ち始めた

僕達はそれぞれ避けて応戦した。僕は3%にダイアルを回して

その身体能力と動体視力で避けている

パチュリーの時はゆっくりに見えていたけど、フランの弾幕は

それを遥かに上回る速度で放たれる

 

怖いけどパチュリーとの訓練で動き方は身に付いている

後は落ち着いて弾幕の軌道を読んで避けながら

こっちも弾幕を撃ち返すだけだ。

 

「魔法展開!」

 

フランに向けて魔法陣を展開させて弾幕を放った

けれど、フランは何食わぬ顔で楽しそうに避けていき

スペルを宣言した

 

「そんな弾幕じゃ面白くないよ!

禁忌【クランベリートラップ】!」

 

僕の横から魔法陣が現れて次々と弾幕が放たれる

……ええ!?横から!?そんなのあり!?

 

僕に向かってくる弾幕を避け

弾幕を放とうとするけど避けるだけで精一杯だった

な、なんとか体制を立て直したいけどあの子がそれを許すわけないもんな

 

「あはは!避けろ避けろぉ!当たったら痛いじゃ済まないかもね?」

 

「それただの弾幕じゃないよね!?」

 

とにかくこっちもなんとかしないと

僕が攻撃出来ないなら、して貰えばいいじゃないか!

1枚のスペルカードを取り出して宣言した

 

「遊戯軍【Toy Army】!」

 

すると僕の体から黒い粒子が漏れ出て周囲に広まった

それらが集まっていき複数の物に形作っていく

作られたそれはプロペラの軽戦闘機だ。

機首に機銃、主翼下部に小型爆弾を備えている

 

「何それ、面白そうなおもちゃ!」

 

確かに見た目は単なる玩具だ、僕が子供の頃に遊んでた物を

モデルにしてるからね、でも…見た目に騙されると…

 

 

 

ブォォォォォォドドドドドドドド!!

 

フランの方向に旋回した戦闘機が機銃から弾幕を連射した

フランはそれを避けるが別の戦闘機に狙われた

 

「なんとか、形勢は変えられたかな?」

 

このスペルは想像魔法を使ったものだ

命令して対象を攻撃できる様にした召喚系スペル

軍隊だから、当然戦闘機だけじゃない

 

「今だ!撃てぇ!」

 

そう叫ぶと物陰から現れた拳大の歩兵数人が銃を構え掃射した

フランは擦りはするが素早く転回して弾幕を戦闘機に当てた

戦闘機は左翼を失い霧散しながら落ちていった

想像魔法で作られたものは、一定量のダメージを受けるか

込められた魔力が時間経過、または尽きるまで弾幕を撃つことで霧散する

 

「これで……終わりだ!指技、指風起こし!」

 

中指から放たれた暴風がフランを襲う

バランスを崩したところに遊戯軍の一斉攻撃を食らった

フランはそのまま落ちながらフッと消えてしまう

え…消えた!?

 

「これで最後みたいね」

 

振り返ると、霊夢と幽香さんが近寄ってきた

けど2人とも弾幕を受けてしまったのか……ふ、服が…。

霊夢のサラシが緩んでるし、幽香さんは…チラリと、紫色のが…

僕が目を逸らしてると、2人は自分の状態に気付き

 

「な、何見てるのよこの馬鹿!」

 

ガツンッ!

 

「ふぎゃ!」

 

霊夢に手でサラシを隠しながらゲンコツされてしまった…僕は悪…いや

見てしまったから悪くないとは言えないけど……痛い。

頭を抑えているとレミリア達がこっちにやってきた

大したことは怪我はなさそうで安心した

けれどレミリアは暗い顔をしてる、フランって子が気になってるんだろう

 

「レミリア、あのフランって子…消えちゃったけど、どこに?」

 

「あの子の分身よ、スペルのひとつ

本物が先に行かせたんだわ、新しく障壁を張られる前に」

 

話によると、障壁を破られたことに素早く気づいてパチュリーが

自分の魔力を全て使って障壁を貼ったが遅かったらしい

だけど幸いなことに倒したのは全て分身

本物はまだ障壁の中にいる様だ、けれどなんであんな地下に子供が?

 

「あの子は、少し気が触れているのよ

前は霊夢達が来たおかげで何とかなったわ

けど……今回は、異常なの」

 

そう言い会話が途切れてしまう

咲夜さんは取り敢えずと食堂に案内してくれた

 

食堂で僕らは席に座っている

小悪魔はまだ回復してなく美鈴さんが見ている

魔理沙も具合が悪くて寝てしまっている…本当に何があったの?

パチュリーは体調が良くなったのか冷静に整理した

 

「レミィ、ひとまずは破られることはないわ

だけどフランの力が更に強くなるとこれ以上は…」

 

「何故こうなったか、説明したほうがいいんじゃない?

もしあの子が原因で異変が起きてるなら

対策が必要じゃなくて?」

 

幽香さんはパチュリーを見ながら言った

フランが異変を起こしてるの?

霊夢にフランについて聞いてみた

 

「フランドール・スカーレット。レミリアの妹

気が触れてるから普段は地下暮らしよ」

 

「地下って、何でそんなところに…フランは危ないの?」

 

「あいつはなんでも壊すのよ、力加減もできないから」

 

それが能力に関係していて、ありとあらゆるものを破壊する能力

フランの能力で地下に閉じ込める理由なんだとか

能力の制御って出来ないのかな?

 

レミリアはため息をつきながら何かを考えているが

意を決して話し始めた

 

「今から2週間くらい前、フランの様子がおかしくなったわ

最初はおもちゃを加減できずに壊していた

それはあまり珍しくなかったわ、けれど……」

 

「……狂気的になって、暴れ始めたの

私たちはなんとか抑えて地下に入れたけど

力は徐々に膨れ上がっていった、同時に気もおかしくなって…」

 

「原因はなんなのよ、理由もなくあーなるわけないわ」

 

「分からないわ、けど確かなのは。

あの子はもう私では止められない、だから……」

 

レミリアはこれだけはしたくないと思いながらも立ち上がって言った

その目には涙を浮かべながら…

 

「強大な封印を施す、これなら…能力の影響もなくなるわ」

 

「お嬢様…!?お気を確かにそうしてしまっては……」

 

咲夜さんはレミリアを説得し始めた

封印ってどういうこと…?

もしかして…それって………

 

「封印って…ずっと、閉じ込めるって意味……?」

 

僕の問いにレミリアは何も答えない

つまり、それは肯定の意味だ

あの子の事はよく知らないけど、いくらなんでもそれはあんまりだ

何故そうなったか分かってない、そう決断するには早いと思った

 

「落ち着こうよ!まずはあの子を止めて原因をみんなで探せば…」

 

「フランの力を見たでしょ!?止められるはずがない

霊夢を見なさい!あの霊夢ですらここまで傷つくほどよ!」

 

霊夢に視線を向けた、所々包帯や絆創膏で手当てされた跡がある

 

「優斗、貴方は分かってないのよ…フランは危険なの……」

 

「だからって子供を閉じ込めていい理由にならないよ!」

 

「貴方になにがわかるのよ!!!」

 

レミリアは僕の胸ぐらを掴んで壁に叩きつけた

幽香さんはレミリアを止めようとするが霊夢に止められた

 

「私だって妹にそんな事したくないわよ!!

でも…私には止める力はない。

今じゃフランは何倍もの力がある…

もう……これしか方法はないの……」

 

僕を掴む力を強めながら、涙を流しながら言う

本心じゃない、これしか無いと。

 

「レミリア、まだ…頼ってない人がいるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕がいるよ、レミリア」

 

レミリアは僕を見上げた

僕の言った事が信じられないような顔をしている

 

「な…んで…?」

 

ゆっくりと手を上げ、レミリアの頭を撫でた

 

「君が悲しそうだから、放っておけないよ

助けたいんだ、レミリアも、フランも…だから

諦めないで、少しは僕に頼って」

 

「…勝てるの?相手は……」

 

「大丈夫、僕にはみんながいる

みんなが僕に力をくれるから、勝てる」

 

「………信じて、いいの…?」

 

「うん、約束する。僕がフランを止めるから」

 

レミリアの手を優しく解いて、ドアに向かった

すると幽香さんは後に続こうとしたけど

僕は止めた、幽香さんも少しだけど怪我してるし

 

僕だけでは障壁を通れないからパチュリーと一緒に図書館に向かった

 

 

 

『ヴワル魔法図書館』

 

図書館の奥にさらに降りる階段がある

僕が以前降りようとしてパチュリーに怒られた場所で

この先にフランがいるようだ

目の前には虹色に輝く膜がある、障壁だ。

 

「本当に良いのね?相手は手加減はしてくれないわ

図書館で戦った時とは違うわよ?」

 

「うん、大丈夫…止めるって【約束】したから」

 

「……普通、それだけの理由で命賭けないわよ」

 

約束……僕にとってそれはとても大事な事だ

何があっても守らなきゃいけないものだ、だから

 

「賭けるほど大事なものだよ…約束は…」

 

「…そう、分かったわ。

けれど気をつけて行って…」

 

言い終わると、障壁に通れるほどの穴が開き

僕は潜っていった、通ると穴は塞がれ向こう側にパチュリーが

真剣な眼差しで僕を見ている

そんな視線を背中に受けながら階段を降りて行った

 

降りると紅魔館の廊下より広い廊下が続いていた

持ってきておいた箒を握りしめて歩き

一室の部屋の前に止まる、重厚な鉄の扉が少し開いていて

恐る恐る開き、中を覗いた

 

『フランの部屋』

 

重々しい音を立てて開くと真っ赤な部屋が広がる

床にはバラバラの人形や玩具が散乱しており

壁には切り裂かれた痕がある

その奥のベッドに座り僕をジッと見ているフランが居た

 

「やっと来てくれたんだ。待ってたんだよ。」

 

嬉しそうな、それでいてどこか狂気的な笑みを浮かべて言った

それだけで怖いと感じてしまうが

僕は前に出て、口を開いた

 

「フラン、君を止めに来たよ

だけど、出来るなら戦わずに話し合いで止めたい

だからーーー」

 

その時、フランの背後に魔法陣が展開され弾幕が放たれる

間一髪で避けるとフランは狂ったように笑った

 

「人間なのに避けれた〜!だったら楽しく遊べそう!」

 

「…やっぱりダメか…なら……」

 

箒に跨り、宙に浮いた

ここはこういうことのために作られたのか

廊下も含めて異常に広い、問題なく飛べそうだ

 

「始めましょ!人間!」

 

「僕は人間って名前じゃないよ

僕にはちゃんと名前がある」

 

「へえ、私。フランドール。」

 

フランだけかと思ってた。

名乗ってくれたならこっちも名乗らないとね

 

「僕は人里に住んでる

自警団臨時団員、小野瀬 優斗。

レミリアとの約束を果たしに来た。」

 

そう…レミリアと、君を助けるために……。

 

 

 

 

 

 

 





遊戯軍【Toy Army】

想像魔法で作られた軍隊優斗が子供時代に遊んでいた
玩具の兵隊がモデルとなっている。
多種多様な兵器が並び弾幕を放つ
見た目はただの玩具だが甘く見ると痛い目に遭う



優斗「これが主が考えてたスペル?」

主「そ、ジョジョを見たときにな」

優斗「ああ、4部のね」

主「整列してるのカッコいいなと」

優斗「少しでも乱れると不機嫌になりそうだなぁ」

主「そしてフランとの戦い
優斗は勝つのか、それともキュッとしてドカンされるのか」

優斗「怖いこと言わないで!?」

主「それでは次回もよろしく!」








「気が付けば東方フィギュアが11体目」

優斗「上には上がいるよ」



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