幻想小心最強の少年   作:ヌメサビ

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ようやく完成した19話
眠さと共にお届けだ

注意:作者は東方を熟知していません。
   東方キャラの性格等を間違える可能性があります
その際はご指摘願います。
   一部キャラの崩壊が起きる可能性があります。

それでもよいという方はそのままお進みください。


第19話 

 第19話  異変の終わり

 

 

『人里 大通り』

 

異変が終わった翌日。僕やみんなは紅魔館にお泊まりして

朝にそれぞれ自分の家に帰っていった

僕は1週間程人里から離れていた為、報告をしておこうと思う

そんな訳で大通りにある自警団本部、その本部長であり、自警団長の

佐々木 重兵衛さんの部屋に向かっている

 

『自警団本部』

 

入ろうとしたところ数人の団員さんが慌てて出て行き僕はすぐさま道を開けた

事態が読み込めず、中に入ってみると事務仕事をしている団員達が

忙しそうに仕事をしている、話しかけれそうな雰囲気ではなく

重兵衛さんの元に急いで向かった

ノックすると返事してくれたので入る、中では重兵衛さんが書類に追われていた

 

「…!優斗か!よく来てくれた!」

 

「何があったんですか?」

 

「あれほど物が壊れる現象がピタリと止んでな

事後処理に追われているところだ…

何か心当たりはあるか?」

 

僕はこれまでの事を話した、けどフランが原因ではない事は

きちんと話してる、理由は朝に分かった事だけど

紅魔館の周囲に何かを地面に差し込んでいた痕があったと

霊夢が教えてくれた、そこから何らかの力の残滓が見つかった

もしかしたらそれがフランを暴れさせた原因かもしれない

 

「ふむ……という事はまた優斗が異変を解決させたということか!

凄いではないか!」

 

「あ、ありがとうございます…。あの…何かお仕事があれば…」

 

「いや、お前は充分過ぎる程やってくれた。色々あって疲れてるだろう

これくらいはやらないとな、だから休んでくれ

それに、異変が解決したとあっては…な?」

 

重兵衛さんは何か含むように言った。

それが何か分からない僕はそのまま本部を後にした

 

 

『人里 甘味処』

 

重兵衛さんが言っていた事を考えながら歩いているとふと

甘味処が目に着いた、少し休憩しようかな

店員さんにお団子とお茶を注文して、待っていると

おばさん達の噂話が耳にする

博麗の巫女が解決したとかまた妖怪の仕業なのかとか

様々だ。

 

しばらくして団子とお茶がやってきた

4個で1串で3串が皿に乗っている

口にすると甘味が中で広がる

この甘味処は慧音さんに出会った時にご馳走になった店で

それから何度か訪れている

そういえば家の掃除魔理沙も手伝ってくれるし

何本か買っておこうかな

 

「すみませ……」

 

「…………」じー

 

注文しようと振りかえるとそこに1人の少女が見える

薄く緑がかった癖のある銀髪のセミロングに緑の瞳

鴉羽色の帽子に薄い黄色のリボンをつけている

上は黄色い生地に2本入った緑の襟

ひし形の水色のボタンに黒い袖

スカートは緑の生地に白線が入ってスカートには

薄く花の柄が描かれている、靴は黒で紫色のハートが

ついている

 

特に目が行ったのは左胸の紫色の管のようなものがついてる

閉じた目のような球体、1本は右肩を通って左足のハートに

繋がり、もう片方は1度顔の左でハートを形作りそのまま

右足のハートに繋がっている

服装からして里の子じゃない…妖怪?

 

その子はジッと僕の団子を見ている

もしかして食べたいのかな?

 

「すみませ〜ん、お団子とお茶もう一つずつ下さい」

 

僕が注文すると、少女は首を傾げる

 

「君も食べよ?」

 

「…お兄さん、私が見えるの?」

 

……見える?どういうこと?

オバケじゃないだろうし…

 

「うん…見えるけど…」

 

「へえ、スゴいんだね。お兄さん」

 

「え、あ…ありがとう…?」

 

そんなぎこちない会話をしていると

団子とお茶がやって来た

少女はそれを受け取ると店員は少女を

不思議そうに見ながら戻っていった

まあ分かるけど…少女はそれを気にする様子もなく

団子を頬張る、美味しそうに食べる笑顔が可愛らしい

 

「お兄さんは何でお団子をくれたの?」

 

「何でって…まあ、君が食べたそうにしてたから

特に深い理由はないよ」

 

「そうなんだ、変な人だね」

 

え……変…?

まあ初対面の人に急にそんなことされたら

驚くかなぁ、もしかして迷惑だったかな……

 

「迷惑だった?いきなりで…」

 

「え?ううん…見えてたことには驚いたけど

嫌じゃないよ?変だけど良い人だよ?」

 

「そ、そう…?褒め言葉として受け取るよ」

 

なんか掴みどころがない子だなぁ

…あ、そういえば名前聞いてない

自己紹介した方が良いかな?

 

「あ、小野瀬君…久しぶりじゃない」

 

声をかけられ振りかえると、梨花さんがいた

袋を持っているから買い物帰りだろう

 

「お久しぶりです。お買い物ですか?」

 

「ええ、調味料とかをね

小野瀬君はお茶してたんだ」

 

「はい、この子と…………あれ?」

 

少女を見るけどそこにはいなかった

左右を見るけどいない

団子を見るとあの子の分は既になくなり

3本の串だけが残っている

 

「変だなぁ、さっきまでここに……」

 

「誰もいなかったわよ…もしかして小野瀬君…

疲れてる……?」

 

梨花さんは僕を心配そうな目で見てくる

幻じゃないはずだ、僕は確かにあの子と会話をした

あの子の声をはっきり聞いていた…

もしかしてそれも幻聴……あれ?

 

「小野瀬君…大丈夫?」

 

「は、はい…心配してくれてありがとうございます」

 

梨花さんは僕の隣に座って、話しかけてくれた

その中で1週間程紅魔館にいた事も話した

……物凄く心配されたけど

 

「小野瀬君、無茶するとこあるから…

自分の体をちゃんと考えないと…」

 

「僕は大丈夫ですから…」

 

梨花さんは心配性な所があるみたいだ

まあ梨花さんが優しい事だと分かるから

嫌な気持ちはちっとも無い

 

「それじゃあ私行くから

体には気を付けてね、良かったら

お店に来て、お父さんも会いたがるだろうから」

 

「はい、近いうちに」

 

そう言って梨花さんは荷物を持って

歩いて行った、僕は魔理沙の分を買って

家に向かった

 

 

『優斗宅』

 

やっと帰ってこれた我が家。鍵を開けて入ると

中の物が何個かバラバラになっていた。

埃も溜まっているし、早く掃除したいな

その時、窓から魔理沙が飛んできているのが見えたから

出迎えに向かった

 

外に出ると魔理沙はもう目の前だ

 

「おーい、来たんだ……!?」

 

僕との距離が数mという所で魔理沙は

箒に乗ったまま落ちた。箒からではなく

箒に跨ったまま落ちた…災難な事に箒を

掴んでいた指が箒と地面に体重と落下の衝撃で

強く挟まれ魔理沙はその痛さに悶絶している。

 

「魔理沙!?大丈夫!?」

 

「へ、平気に見えるか…?」

 

魔理沙の指を見せてもらう

特に腫れとかはないけど念のため

冷やした方が良いと思う、僕は魔理沙を家にあげ

近くのソファに座らせる

 

「えっと…氷は…作ってなかった…

今作るから待ってて!」

 

僕はパチュリーに教えてもらった自然魔法で

氷を作って布に包み魔理沙に渡す

 

「ああ〜ひんやりして気持ちぃぜ」

 

「しばらく冷やしたら

動かせるかやって見て、難しそうなら

骨折してるかも知れないから診療所行こ」

 

「わ、悪い…手伝いに来たのに…」

 

「ううん、大丈夫。気にしないで」

 

冷やし終えて、指を動かしてもらったけど

問題なさそうだ、良かった…

でもなんで落ちたんだろう?バランスを崩してない

 

あれだ、バッテリーが切れて横転する事なく落ちる

ドローンみたいだった、箒の魔力が切れた

でもそれも無さそうだった…

 

「壊れたんかなぁ…まあ帰ってから直すとして

掃除するんだろ?どこからやる?」

 

「まずは壊れた物を片付けて次に水回り

後は上から下、奥から玄関へ掃除して行こう」

 

「了解、んじゃ…始めるか」

 

僕は想像魔法を発動させて人手を確保する

人型だけど細かい所は決めない

結果、頭部は球体でそれ以外は棒状の体

棒人間が五体完成した。後は雑巾やバケツ

モップなどの掃除道具を作った

 

「それじゃあ、お願いね」

 

棒人間達が頷くと分担して作業に取りかかった

 

「便利だな、想像魔法だっけか」

 

「うん、魔力の消費が激しいのが難点だけどね」

 

そんな会話をしながら順調に進んでいく

花瓶や食器の破片を片付けて

水回りを掃除して全体を綺麗にしていく

やっぱり家が綺麗になると気持ちいいね

 

途中魔理沙がベッドの下とか見てたけど。

……言っておくけどないからね?

そんなこんなで掃除が終わってダイニングで魔理沙とお茶をしている

さっき買ったお団子を食べながらだ

 

「思ったより早く終わったな

私いらなかったんじゃね?」

 

「そんな事ないよ

魔理沙がテキパキしてたから早く終わったんだよ

手伝ってくれてありがとう」

 

「まあやるって言ったし、しなきゃな。

にしてもやっぱデカいな、これを独り占めか」

 

そう、土地60坪でそのうち家が40坪だ

裏庭は芝生で、片隅には菜園が出来そうな場所がある

ただ僕一人では掃除しきれなかった、それも一昨日までで

今では魔法があるから掃除も日常的にも楽になった

 

里の荒くれ者や下級妖怪は怖い

それでも僕は毎日が楽しい

今までの退屈な毎日が嘘のように

魔法があって、人間以外の種族がいて

過去の世界にいるような気分になったり

 

 

 

 

 

 

 

……家族は僕の事探してるのかな…

甥っ子や姪っ子は寂しがっているだろうか

 

 

 

 

 

………いつかは…帰らないといけないのかなぁ…。

 

 

 

 

〜いお〜い…優斗!」

 

「ウヒャイ!?」

 

「大丈夫か?さっきからぼーっとして」

 

「ううん、ちょっと考え事してただけ、それで…どうしたの?」

 

「宴会だよ!異変終わったんだから宴会が待ってるって話。

今回は博麗神社でやるって霊夢が言ってたんだぜ」

 

あ、そっか。宴会か…紅魔館に入る前にそんなこと言ってたな…

という事は、色々準備があるんじゃないかな

 

「宴会の準備っていつも誰がやってるの?」

 

「異変を起こした奴が準備するもんだけど、紅魔館は今

半壊してるしな、食材や酒は紅魔館持ちで場所は博麗神社だな」

 

……それって僕も原因だよね。だとしたら僕も手伝わないと

 

「僕は宴会の準備手伝いに行くよ、紅魔館で出来なくなったの

僕のせいでもあるし。」

 

「異変解決した本人が働くのか?たまにはゆっくりして行ってもいいんだぜ?」

 

これでもゆっくりしてると思うけどなぁ

とりあえず神社に行ってみよう

宴会の準備を手伝おう、箒は壊れちゃったから歩くしかない

魔理沙も来るみたいだけどさっきの悲劇を受けたくないのか僕と一緒に

歩いていくみたいだ

 

僕と魔理沙は森の中を歩いて行く、相変わらず道は一切整ってなく

人が通った跡がない、だからといって妖怪の姿は見ない

妖操異変でおかしくなった下級妖怪の縄張りも元に戻ったようだ

 

「こうやって歩くのは随分久しぶりな気がするなぁ」

 

「私がやった箒が役に立ってたみたいで良かったんだぜ」

 

そう、僕の就職祝いに貰った箒で空を飛んでいてこれが

凄く楽だった、でもフランとの戦いで箒が壊れてしまった

思い出すと申し訳ない気持ちになる

 

「魔理沙、ごめん…せっかく作ってくれた箒を壊しちゃって…」

 

「そんな事気にするなって、それにまだ余ってるしな」

 

……え?そうなの?

てっきり作って渡してくれたんだと思ってた

 

「ちなみにお前にやったの初心者用で次は一番早いのやるんだぜ」

 

「……ショシンシャヨウデオネガイシマス」

 

最初に乗ったあれで物凄く怖かったのに

もっと速いのに乗ったら風と一緒に僕の魂も置き去りにしちゃうよ

 

そんな事を話していると博麗神社に着いた

境内では色んな食材が入った樽や木箱が並んでいる

それを難しそうな顔で見ている霊夢がいる

 

「おう霊夢、来たんだぜ!」

 

「ああ…魔理沙…いらっしゃい。」

 

宴会の準備で忙しいのかなんだか素っ気ない

やっぱり、大変なのかな…

 

「霊夢、こんにちは。」

 

「優斗!いらっしゃい!よく来たわね!」

 

と思いきや、明るい笑顔で出迎えてくれた…あれ?

 

「なんだこの扱いの差は……」

 

まあ…気持ちは分かるよ。

そんな思考を知らずに霊夢は本題に入った

 

「それで、2人ともどうしたのよ」

 

「うん、宴会の準備するんでしょ?

ここでやるって聞いて」

 

「そうよ、全く…食材とお酒だけ渡してよろしくなんて

言ってるのよ?」

 

「紅魔館で料理されなかったのか?」

 

話を聞くと、紅魔館の大半の被害の中に調理室も

含まれていたみたいで何も出来なかったようだ…

……僕のせいです。ごめんなさい…

 

「はぁ、こんなの作りきれないわよ」

 

「霊夢、僕も手伝うから任せてよ」

 

そう言うと二人は驚いた顔をしている

…?僕変なこと言った?

 

「あんた異変解決した張本人よ?

手伝う必要ないじゃない」

 

「でも紅魔館のキッチン使えなくなったの僕のせいだし

それにこれから作るのに人手がいるでしょ?」

 

僕の言葉を聞いて、考える霊夢だけど

しばらく考えたあと霊夢が答えを出した

 

「いいわ、あんたの手借りるわよ」

 

「うん、ありがとう」

 

(まさか優斗が手伝ってくれるなんて予想しなかったわ

けどチャンスよ、 彼の美味しい料理が山ほど食べられるわ)

 

(霊夢の奴、なんか企んでるな?)

 

可愛らしく微笑む霊夢を魔理沙は何故か半眼で睨んでる

さっきの対応を根に持っているのかな?

 

「それじゃあみんなで準備しよ。まずは……」

 

優斗さ〜ん

 

何処からか声がした、振り返ってみると

僕は物凄い衝撃に襲われて倒れた

 

「やっと見つけましたよ!優斗さん!」

 

僕の腹部に重さを感じて目を開けると、そこには

なんと幻想郷に入って初めて出会った人が

僕を馬乗りにしていた

 

「…え!?あ、文さん!?」

 

なんと文さんが僕を馬乗りにして、ペンを挟んだメモ帳を

片手に僕を睨みつけている

 

 

 

 

………え、え!?

僕何か悪いことした!?

 

 

 




宴会の準備をする矢先、文に押し倒される優斗!
彼女の誘惑に優斗の理性は耐えられるのか!?

お願い!耐えて優斗くん!?あなたが耐えなきゃ大変なことになっちゃう!

次回! 桃色幻想郷!肉欲の宴会!?

優斗くんは無垢な少女を穢してしまうn…


優斗「やめてよ違うから!!」

主「……??」

優斗「何言ってんだコイツみたいな反応やめて!?
こっちのセリフだからね!?」

主「と言うことで優斗くんの我が儘で桃色幻想郷は
これで打ち切りになりました
またどこかで会いましょう、それでは。」







優斗達のもとに突如やって来た文、彼女の用件とは
そして優斗は様々な幻想郷の住民に出会うことになる

次回、幻想小心最強の少年 『宴会開始』

主「よし、予告も終わったし寝るか」

優斗「最初からそうしてよ!!」

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