Twitterにも報告しときます。
注意:作者は東方を熟知していません。
東方キャラの性格等を間違える可能性があります
その際はご指摘願います。
一部キャラの崩壊が起きる可能性があります。
それでもよいという方だけそのままお進みください。
第4話 優斗、空を飛ぶ?
今日はおやすみということで優斗は霊夢と縁側でゆっくりお茶を飲んでいる
二人ともやることがないのかボーッとしていた
「……暇ねぇ」
「暇だよねぇ」
そう言いお茶を口に含てむ二人
掃除洗濯薪の補充、家事は終えてしまっていた
「…そういえば霊夢って基本暇してるの?」
「………まあね、平和だから…」
霊夢の仕事は主に妖怪退治。
といっても、悪戯をする妖精や妖怪をちょっと懲らしめたりするだけであって
血生臭いことは滅多に起きない、下級妖怪は妖怪の山という所で暮らしてるし妖精は霧の湖、昨日来たところの湖に住んでいる
そういえばそろそろ魔理沙が来る時間かな?
僕は台所にお茶の準備を始めた
暫くしたら予想通り箒に跨がってやって来た
「魔理沙いらっしゃい。
お茶淹れるね、お茶請けのお煎餅もあるから」
「おう!いやー気が利くなぁ。
どっかの巫女はたまにしか淹れてくれないからなぁ」
「……ふーん、吊し上げるわよ?」
「…なーんてこともなくどっかの巫女も気が利くなぁ!」
魔理沙、冷や汗かいてるよ?
魔理沙は思い出すように帽子を取って中に手をいれた
すると不思議なことに中から明らかに入らないはずの箒が出てくる
「え!?…箒!?どうやって!?」
「凄いだろ!魔法でしまえるようにしてるんだぜ」
「凄いよ!魔法ってそんなこともできるんだ!」
そう言いながら僕は一桁の子供のように跳ねるように興奮していた
あまりの衝撃で羞恥心なんて吹っ飛んでた
魔理沙は取り出した箒を掲げながら
箒の説明を始めた
「この箒は私の箒と同じ魔法を施した奴でな
試作品だけど性能は保証するぜ!」
ということは空が飛べるんだ。
空かぁ、いやということはない。
だけどちょっとトラウマになりかけていたから
自然と避けたいような気持ちになっちゃう
そんなことを思っていたら、魔理沙が掲げた箒を僕に差し出す
「これをお前にやるぜ、優斗」
「え、僕に?」
「ああ、仕事見つけたんだって?
人里まで歩くの大変だろうし、ビクビクしながら進むより
空飛んだ方が早いし楽だぜ?」
確かにそうだけど乗れるのかなぁ
「まあ試しにやってみたら?
何かあれば助けてくれるわよ」
霊夢がお茶を飲みながら言う。
なら大丈夫かな、魔理沙から箒を受け取り
早速跨がってみる。
魔理沙が言うには込められる魔力量で速さが変わり
あらかじめ魔力を込めておくこともできるらしい
いきなり早くするのは恐いからゆっくりやろう
目を閉じて体に意識を集中する
すると何かを全身を駆け巡るような感覚がよぎる
たぶんこれが魔力だと思う
それを握っている手から箒に流すように魔力を込める
そうしたら、突然僕の足が浮いた
目を開けると徐々に地面から離れていくのが分かる
驚いたけど、ゆっくり上昇しているから今のところ恐くはない
魔理沙は箒に跨がり僕のところまで飛んでくる
「やったな!どうだ?初めて空飛んだ感想は?」
「凄い、ちょっと怖いけどそれよりもなんか楽しいよ!」
「よし、なら今度は前に進んでみてくれ
魔力を込めながら前に意識すればいい」
僕は言われた通りに魔力を込めて前に意識する
しかし、予想外なことが起きる
僕が乗っている箒はとてつもないスピードで前に進み出した
さっきまで隣にいた魔理沙が米粒のように小さく見える
「いやァァァァァァ!?!?!?」
霊夢が魔理沙の所まで急いで飛んでいく
「ちょっと、どうなってるの!?」
「いやぁ、まさか優斗の魔力があそこまでとは知らなかったぜ」
「………つまり?」
「少しの魔力で物凄いスピードになったってことだぜ…」
「………彼に常識ってものはないの……?」
『上空』
僕は箒にしがみつき振り回されながら飛んでいる
「どうするの!?どうするのこれ!?」
確か魔理沙は魔力を込めれば飛ぶといっていた
なら魔力を流すのを止めたら?
そう思った僕は箒に流していた魔力を止めた
すると徐々に高度が下がっていた
『太陽の畑』
地面に転がりながら着地した。
周りを見回すと大きな向日葵が覆い尽くして見えなかった
ここはどこだろう…方向も分からなくなっちゃったから
どうやって帰ればいいか分からない
その瞬間、不安な気持ちがいっぱいになってくる
なるよね、迷子の時怖いから不安になるよね。
「魔理沙~!、霊夢~!、どこ~!?」
呼び掛けてもなにも返事がない
小鳥のさえずりだけが返ってくる
迷子になったら無闇に動かない方がいい。
とりあえず飛んでたら気付いてくれるかな?
そう思い箒に跨がろうとした時、足に何か巻き付けられた
「え!?何!?いやぁぁぁ!?!?」
気づけば向日葵の茎に巻き付けられ宙吊りにされていた
ほどこうと足に手を伸ばしたとき
どこからか女の人の笑い声が聞こえる
ハハハとかではなくフフフという大人な感じの笑い声だった
「強い妖力を感じて来てみれば
気のせいだったのかしら?」
声のした方を見てみると逆さだが、女性の全容が見える
癖のある緑の髪に、真紅の瞳。
白のカッターシャツとチェックが入った赤のロングスカートを着用し
その上から同じくチェック柄のベストを羽織って
スカートには花の形をしたワッペンをつけている。
首には黄色のリボンをし、日傘をさしている。
「あ、あの!僕は怪しいものじゃないんです!
たまたまここに迷い込んでしまっただけで…」
「へぇ、そのような力を持った者が下手な嘘を言うとはね…」
女性は笑みを浮かべながら僕に近付いてくる
なぜだかその笑顔が怖い……怒ってる……?
「それで?私に挑むとはいい度胸ね」
「ち、違うんです!迷子なんです!
お願いです!信じてください!」
遂には僕の目の前に顔を近づける
とても綺麗な顔立ちについ目をそらしてしまう
…逆さまだけど…それに笑顔が怖い……
「さて、見慣れない顔だけど
これほどの妖力ということは見かけによらないのかしら?」
本当に僕を倒す気だ……
ど、どうしようぉ……怖いよぉ!
霊夢ぅ、魔理沙ぁ…
「違うんですぅ、ぼ、僕は…迷子になった…だけです…
お願い……信じてぇ……」ヒック ヒック
「………………………」キューン
(この子本当に違うかしら…?
けれどこの尋常じゃない力……
……………まあいいわ)カワイイシ
「分かったわ、あなたの言葉を信じてあげる」
「ほ、本当ですか!?」パァァァ
「ええ、本当よ…」キュキュン
それから僕はこの太陽の畑という所に住んでいる
妖怪、風見幽香さんの家でソファーに座り
お茶を頂きながら事情を説明した
……何故か僕の隣で頭を撫でているけど……
「それでこんなところまで飛んできたのね
大変だったわね…」ナデナデ
「は、はい…所で、どうして僕の頭を?」
「あなたを慰めているのよ」ナデナデ
それは理由になっているのかなぁ
けれど僕はあまり拒む気にならない
綺麗な人に頭を撫でられるって
正直嬉しいからかな
「確か博麗神社ね?
東に飛んでいけば戻れるわ」
「本当ですか!?ありがとうございます。
もう帰れないのかと思いました。」
「そう、良かったわね
気が向いたらまたいらっしゃい。
お茶をご馳走するわ」マタナデタイシ
「はい、今度はお菓子作ってきますね
それではまた」
手を振りながら家を出て箒に跨がり
ゆっくりと飛んでいく
それを見ていた幽香さんも笑顔で見送ってくれた
『博麗神社』
神社に着くとそこには霊夢も魔理沙もいなかった
代わりに紫姉ちゃんが縁側でお茶を飲んでいる
「あれ?紫姉ちゃん?
どうしてここに?」
「ふふ、いちゃダメ?」
「ダメじゃないけど…霊夢と魔理沙は見てない?」
「あなたが猛スピードで消えたから探しに行ったわ」
やっぱり探しに行ったんだ
悪いことしちゃったな。そう考えていると
紫姉ちゃんがスキマで呼んでくれると言ってくれた
紫姉ちゃんの能力便利だ。
僕の能力は単なる身体能力の強化と魔力とかの増量だからなぁ
しかも強力すぎて加減がまったくできない。
幻想郷に住む住人全員の力が僕の体に集まっている
といっても住人の力を奪っているわけではなく
全員の総計した力が僕の力になっているだけだから
他の人の力は一切変わらない
人間100人いれば僕は百人分の力を持つことになる
けれど人間の倍以上の力を持つ妖怪が一人いれば
人間100人+妖怪一人の力を持つことになる
それが人間何百に妖怪、妖精、鬼、神様がいるとなれば
どれ程の力が集まるか想像できない。
だから僕のちょっとの力がとんでもない力になってしまう
自分自身恐ろしい……
「そうだ、あなたに贈り物があるわ」
そう言って開いたスキマに手を入れ中をガサゴソと音を立てて何かを取り出した
取り出したのは銀色の丸みのあるシンプルな腕輪だった
一部平らになっており中央に2つのダイアルがある
ダイアルには【0】【0】と描かれている
「これはあなたの能力を制御するために作ったものよ
そのダイアルを回せば望む力を調整できるわ
例えば【0】【1】にすれば1%の力を使うことができるの」
つまりダイアルの数字通りにすればその分の力を引き出せるのか……
これで能力の調整に困らないですむ
早速左手に通す、すんなり通って抜けてしまうのではと思ったけど
手首に通すと自動的に腕輪が締まる
足元にある小石を拾って能力なしで握りしめる
……変化なし、次に腕輪のダイアルを01にして
再度握りしめると簡単に砕けた
「1%でこれって……10%にしたらとんでもないことになるんじゃ…」
「ちなみに5%以上力を使うと腕輪が壊れるから気を付けてね」
「……え…!?」
何でも、まだそこまで力に耐えうる強度はないらしい
紫姉ちゃんの能力を腕輪に反映させ
能力の境界を弄るという仕組みだと紫姉ちゃんが言った
「紫姉ちゃんありがとう!
常に能力を気にしながら生活してたから
日常に支障をきたしてたんだ」
「いいのよ、弟が喜ぶ顔が見たかったから」
ナデナデ
そう言って僕の頭を撫でる
……なんか最近頭撫でられてばかりだなぁ…
暫くすると霊夢と魔理沙が僕の帰りを聞き付け帰ってきた
魔理沙に謝られたけど、僕はさほど気にしてない
そのおかげで幽香さんと知り合えたし
その後、箒に名前をつけてみないかと
魔理沙に提案され考えた結果
「飛び箒」と名付けると三人とも
微妙という顔をされた……えぇ……。
次回は優斗のお仕事回
西崎亭店主の怪我の真相明らかに
レミリアとお茶会したい(健全)