首都東京。日本の中で最も交通が発展していて、人が賑わっている場所と言えばやはりここだ。高層ビルはあちこちにあり、車や電車、飛行機に船もある。観光地も多い例えば浅草寺や最近だと東京スカイツリーと言った所か。若者の数も他の地方の都市に比べればやはり圧倒的だ。そんな首都東京も電車で少し行ったところに首都とは思えない田舎がある。まぁと言ってもそんなにひどいくらい田舎というわけでも無いんだが…新宿駅から西武線という電車に乗ってそこから数十分萩山という駅を知っているだろうか?知っている人なら分かるだろう。そう、ここは東村山市だ。東村山をご存知ない?まぁしょうがない。田舎だから。
この物語は、ここ東村山でやっているお店にすんでいる。一人の少年?いやこの場合はなんというべきか?うーん…
「すいません。エネルギーが切れました。誰か液体を…液体を…く だ…さい…」
「あー!だから言ったじゃん!おじさん!」
「いや、えっとだって別にそんなにこまめにやらなくても別にいっかなって…」
「いいわけないでしょ!馬鹿!もぉ、こんなエネルギー切れ起こすまで働かせて!」
「すいませんでした!」
「いいから早くガソリン持ってきて!」
「はいっ!莉音ちゃん!」
「後ちゃんづけやめて!」
「はいっ!莉音さん!」
「あー!もぉ、壊も疲れたと思ったらすぐ休みなよ…」
「しょうがねぇよ。こいつ普通じゃねぇから。」
「そうだけど…でも、こうして一緒に暮らしているからにはそういう自己管理というかさ、ちゃんとしてほしいんだよね。」
「まぁな。あっはい、ガソリン持ってきたぞ!」
「うん…ねぇおじさん。」
「ん?なんだ莉音ちゃん。」
「このガソリンはさ、パパが作ったのを元におじさんが作ったんだよね。」
「あぁ、そうだぞ。これでも俺は店やる前は科学者やってたからな!」
「へぇ、パパどんな科学者だったの?」
「いい人だったぞ。人のためになるようなロボットをいっぱい作ろうって言ってお掃除ロボットとか料理ロボットとかいろんなのを作ってたぞ。」
「へぇ、ねぇ前から気になってたんだけどさ」
「ん?なんだ。」
「じゃあ壊は、なんのために作られてきたの?」
「そっそれは、んと…」
「それは俺も知りたい。」
「あっ壊おはよう。」
「おはよう。莉音。」
「それで俺は何のために作られてきたんだい?」
「…さぁな、俺もお前のことは知らねぇや。悪いな。」
「そうか。」
「さて、準備するぞお前ら!午後二時からまた店再開するからな!」
「わかった。」
「うん。」
ここが、この物語の主人公である壊が住む店、メタルだ。見た目はとても小さそうな喫茶店と言った感じだが中は思っていたより大きめという感じでコーヒー以外にもサンドウィッチや小さいサラダなども置いてある。さらに店主であり、主人公壊とヒロイン莉音の育ての親でもある黒崎良は、ギターが弾けるのでたまに弾き語りなんかもやっていたりする。そんなちょっとおしゃれなお店なのだ。
「壊!動けるならさ。ちょっと買い物お願いしていい?」
この人が黒崎良。背丈は一般男性よりほんの少し高くて、頭にサングラスをおいていていかにも元バンドマンみたいな雰囲気のけど何か、優しそうなおじさんだ。
「わかった。」
そしてこの返事をしたのが壊だ。彼はロボットだ。彼は才陽博士と呼ばれる天才ロボット学者に作られた。才陽博士はとても優秀なロボット開発者だった。残したロボットの数は00体にも及び色々な種類のロボットがいた。掃除用、移動用など中にはよくわからないのもいたらしいがそれでも彼は人のためになるロホットを作り続けた。その作ったロボットのうちの一つがこの壊なのだ。だが才陽博士は今現在行方不明なのである。理由はわからなかった。ただ、行方不明になってすぐこの黒崎良により壊と娘の莉音は引き取られたのだ。彼らは普通に生活をしていた。そう、今日までは…
「買うものはハム、チーズ、レタス、トマト、牛乳か。多いな。」
俺、壊は店長であり宿主である黒崎良の頼みでスーパーに行った。どうやら、食料品の買い物をするにはスーパーに行くのが良いと前に知ったからだ。
「確か、八百屋さんの方へ行けば野菜とかは売っているな。」
商品をどんどんかごへ入れていき俺はすぐにレジへ向かった。そしてお金を払いスーパーを出た。ここまでの知識は全て知り尽くしている。すでに俺のコンピュータが記憶済みだ。容易いことだ。俺は目的を終えてメタルに戻ろうとした。だがそこで俺は危険を察知した…
~メタル~
「おい!莉音!テーブル拭いといてくれ!」
「わかったよ!」
「さて、少し休憩するかな。」
俺、黒崎良は仕事が一段落しお店の再開の時間までにまだ余裕があるので休憩をしようと思った。莉音がお店のテーブルを全て拭いたらお店の準備は終了だ。
「莉音!拭き終わったら休憩だ!」
この店は朝の七時から十時までやってから一回閉めて二時から夜の七時までやって閉店という店だ。人数が三人しかいないのでこのように店を一回閉めないと休憩ができないからな。少しして莉音がテーブル拭きから帰ってきた。
「よし、壊より先に少し休んでるか。」
「うん。」
俺と莉音は、二人でのんきにテレビを見ていた。すると、
「ここで臨時ニュースです。今日、東京都の小平市に突如ロボットの大群が人々を襲い始めました。」
「何だって?!」
「ロボット達は今、駅の近くに向かっております。」
「まずい!壊がいる所の近くだ!莉音!」
「どしたの?おじさん。」
「今日はもう店終わりだ!すまねぇ!急用を思い出した!今から行ってくる!」
「え?!ちょっ!おじさん?」
俺は自分の部屋からあるものを持って壊のところまで全速力で自転車をこいだ。
~駅前~
「へへへ!コロセコロセ!!」
「ボスのためだ!任務を完遂するぞ!」
俺、壊は突如表れた。ものたちから隠れていた。やつらは人を殺している。そして、何かを探している…一体、やつらはなんなんだ?すると、
「オイ!貴様!隠れても無駄だぞ!」
俺はロボットに見つかってしまった。俺は危険を察知し逃げることにした。すると、
「壊!壊っ!」
黒崎良が俺のもとに表れた。俺は急いで彼と隠れられそうなところに行った。
「良、何故こんなところにきた?」
「説明は後だ。壊!」
「なんだ?」
「お前がやつらと戦え。」
彼はそう言って、持っているバッグを開けて中からベルトと、いつも使ってるパワーガソリン?を取り出した。
「これを腰に巻いてこのオイルをベルトのここに入れて押し込めば君はやつらと戦う力を得られる。」
「何故それを俺に?」
「それは、才陽が…お前のお父さんが…もしもの時にお前に使わせてくれと頼んだからだよ…」
「才陽が…」
「あぁ、なぁ壊お前ももっと父さんの事を知りたいと思わないか?何故父さんがお前を作ったのか。何故こんなことをさせようとするのか。気にならないか?」
「何故そんなことを聞く?」
「お前には心は無いが才陽の知識と性格の一部が入っている。もしお前に才陽の一部があるのなら必ず奴の知識欲があるはずだ。だから壊!これを使って戦ってくれ!そして解き明かそう。父の事を…お前の事を。」
「黒崎良。貴様の言う通りだ。」
俺はやつが持っているベルトとオイルを取った。そして、
「見つけたぞ!ん?お前、どっかで見たような?…」
「なっ何故あなた様がこんなところに?」
「あなたは基地にいるはずで…」
「何の事だか知らないが俺は壊。ロボットだ。」
俺は腰にベルトを巻いた。
マシンドライバー!
「それは?!」
ベルトから声がした。そして俺は、オイルをさっき言っていたところに差した。
ハンドレッド!オ~イル!
ハンドレッドオイル!♪ハンドレッドオイル!♪ハンドレッドオイル!♪
俺は音がなっている間才陽の知識からこのベルトとそれにまつわるものの記憶を呼び覚ました。そして、右手を顔の上に持ってきて手をグーにして、
「変身!」
グーにした手をベルトのオイルが刺さっているところの上におきそして押し込んだ。
ハンドレッドチェンジ!!マスク・ドライダー……ゼディィィィス!!
俺は変身したのだ。そう、仮面ライダーに。
「なっなんだ?貴様!貴様、己偽物か? 」
「よくも俺達を騙したな!」
「何の事だか知らないが…お前たちに問う!お前たちの心は何でできている?」
「そんなこと知るか!偽物が!」
「あぁぁぁぁぁぁ!」
三体のロボットたちが俺に攻撃しにきた。俺は三体を同時に相手した。一体に蹴りをお見舞いしその隙にもう一体にパンチをそしてその間にもう一体を集中攻撃した。他の二体が近づいてくる前にまずは一体倒しとこうと判断したため。だが他の二体とて遅くない。当然、やつらもすぐに俺の方に来るのだ。俺はすぐに反応して、右から来るやつを蹴り、左から来るやつを殴った。そして集中攻撃している一体を再び攻撃しまくった。そして、
「まずは一体からだ。」
俺はまず、一体倒そうと思ったが…
「何か、決定的な必殺技のようなものは…」
まだベルトの使い方になれていないのでそのようなものはよく知らないのだ。すると、
「ベルトの横についている。スイッチを押せ!そしたら押し込んだオイルが出てくる!んで出てきたオイルをもう一回押し込むと必殺技だぞ!」
「なるほど。理解したぞ黒崎良。そして必殺技はやはりライダーらしくキックがいいかな。」
俺はスイッチを押した。そして、
ハンドレッド!フィニッシュ!!
ベルトから音声がなり俺は記憶の中にいる仮面ライダーという存在がやっているようなキックをお見舞いした。そして、
「グアァァァァァァァァァァァァァア」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァン
敵を一体倒した。残りは二体だと判断したその時。
カランカランカラン
何かが落ちた。これは?ガソリン?
「それをベルトの隣に差し込め!」
なるほどだいたいもうやることはわかった。俺はガソリンを差し込んだ。
ナイナイ!ガソリン!
そして、押し込んだ。
ハンドレッドオイル!&ナイナイガソリン!
すると…何も起きない…何で?
「今のでエネルギーをチャージした。」
「それだけか?」
俺は黒崎に聞いた。
「いや他にもあるぞ。」
「この偽物がぁぁぁぁぁ!」
敵二体が俺に向かって来る。
「今お前はそのガソリンを使っていたものの能力を使うことができる。」
「なるほど。」
俺は腰にある剣を抜いた。
ドレッドソード!!
そして、剣で敵を一人攻撃した。すると、
「グァァァァ」
剣から炎が出ていた。どうやら炎を出す能力らしい。俺は一気に敵二体を炎の剣できりまくった。そして、とどめをさそうとしたとき、
「オイルをその武器の右に差し込め!そうすれば必殺技が打てるぞ!」
「よし、やってみよう」
俺は剣にオイルを差した。
ハンドレッドオイル!ハンドレッドスラッシュ!
音声がなり俺は剣の構えを取った。
「はぁぁぁぁぁぁ」
ドゴォォォォォォオォオォォン!
敵は大爆発を起こした。どうやら倒したようだ。俺は変身を解除した。
「ふっ遂に動きはじめたんだな…」
黒崎良はそんなことを言って空を見上げた。
~トラン基地~
「ふっ、なるほどな…」
黒い影のそいつは、椅子に腰掛けながら不適な笑みで画面に写る壊をみていた。そしてそこにもう一人、
「どうやら、表れたようだな。」
「あぁ、まぁ良いよ。なんとかなる。」
「ふっそうか。」
~久米川駅~
「久米川~久米川~」
「次に臨時ニュースです。謎のロボット集団が人々を襲う事件が小平で起きたらしいのですが、そこに仮面ライダー?らしいものが表れてロボットたちを倒しました。」
「なるほどね。これは良いネタになりそうだ。さて、どこにいるかなそいつは…」
最後まで読んで頂きありがとうございます。