就職することが出来る仕事は提督だけでした。   作:狛犬太郎

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お疲れ様です、作者の狛犬太郎です。

学校、仕事は5日間あるのに休みは2日間、少なければ1日。5日分の疲れが1日2日で取れるわけがないんだよなぁ……。

赤城改二が実装されましたね。すんごいカッコイイ赤城さん。これには加賀さんもテンションアゲアゲでしょうね。 ……資材の食い方が凄そう。

因みに我が艦隊の赤城さんはまだまだ先の事になってしまいそうです。

改装設計図………。

また勲章集めの旅に出なくては。

では本編の方、どうぞ。


就活戦争23日目

赤城という尊い犠牲の下、食堂から逃げ出した俺と川内は新たな隠れ場所を探して移動し始めた。

 

道中、深雪や鈴谷の警察連中に捕捉されたが『たははーー!!!待て待て司令官〜!!』『おっ!?提督見っけ!!……って深雪危なごふっ!!』『あっちに提督が逃げたわよ〜!!』とホログラムを使ったり、向こうの自爆もあり振り切ることが出来た。すまんな、それは残像だ。

 

そんなこんなでたどり着いたのが入渠施設だった。因みに今俺らが隠れているのは仮眠室、カーテンや押し入れなんかもあり、最悪隠れる事も可能だ。

 

入渠施設には娯楽室やら休憩室なんかの部屋が多数あり、一つ一つ探すには骨の折れる作業になる。が、忘れてはいけないことが1つ、警察は泥棒を探すけど泥棒もその1日お願い券を探さないといけないという事だ。

 

……まぁ俺はひたすら逃げればいいんだけど。

 

恐らくそのお願い券を見つけない事には泥棒側も始まらないからお宝とは言え、そんなに分かりづらい場所には設置していない筈……食堂は多少探したが見つからなかった。となれば工廠か執務室や作戦会議室のある別棟、もしくはこの入渠施設だろう。

 

 

「いやーー!!夜戦じゃないけどこういうのもスリルがあって楽しいねぇ!!ね、提督!!」

 

小声だけどテンション高く話す川内、正直そのテンションについていけない。だって……

 

「お前達は楽しいで済むけど俺は楽しいで済まないから困るんだよなぁ……。」

 

俺を捕まえたら1日お願い券だからそれ狙いの奴がじゃんじゃん集まってくるんだよ。

 

ほら、外で連中の声が……。

 

指を口に当て、川内に息を潜めるように指示。

 

「くっ!提督は何処に……!?」

 

「司令を捕まえられれば大きいけど、最低限間宮券は確保しておきたい……。」

 

「結構探したけど見当たらない……。もうほかの所に行ってしまったのかしら……?」

 

そうだそうだ他の所を探しに行ってこい。

 

ここにはもう居ないぞ〜、というか俺らがお願い券探してる間は来ないで!!!

 

そんな願いが天に届いたのか足音は遠のいて行った。

 

「はぁ〜、行ったか……。」

 

本当に心臓に悪い。

 

「私としては明石さん達が言ってたペイント銃とかあったらな〜って思ってたよ。夜戦じゃないけど奇襲大好き!」

 

「流石夜戦大好き川内さん、普段の戦術もそんな感じなんだ。」

 

「正面から戦うのもいいけど闇夜に紛れて相手の後ろから魚雷当てた時の気持ち良さったらもう……。」

にしても、1日お願い券ねぇ……。変なお願いじゃなければいいんだけど……。

 

まぁ俺は積極的に探さない方針だ。見つけた所で川内か誰かにお願いされるだけで……川内か。

 

「……川内、お前は1日お願い券を手に入れたら俺に何を願う気だ?」

 

「ん?唐突だねぇ、まぁ勿論私は夜戦の許可を最低1週間分ぐらい貰う気だからね!ゲットしたら覚悟しててよ提督!!」

 

……うん、コイツにお願い券ゲットして貰うべきだわ。

 

痛むのは資材、戦艦の長門辺りがこの条件なら考えるが軽巡の川内だ。1週間分ぐらいの資材なら捻出出来るだろう。

 

何より俺の心は痛まない。面倒事に巻き込まない辺り川内の条件提示はこちらとしても好条件だと言えよう。

 

まぁこの場では少し渋るけどOKみたいな返答をするのが正解かな……。

 

「1週間か……うーん、資材の備蓄がどんぐらいかにもよるな。」

 

「そこをなんとか!!お願い提督!!私も久々に夜戦したいんだよぉ〜!!」

 

「……1週間分の約束は出来ないがもし券をゲット出来たら夜戦を認めよう。」

 

この回答に川内は少し不満げで「ぶー」と頬を膨らましていた。ほっぺた押してみたい。

 

「……まぁ俺のサポートをしてくれるならもしかしたら1週間になるかも「やるやる!!勿論!!」しれないが……。」

 

せめて言い終わるまで待ってくれてもいいのよ?

 

「よぉーし!提督、この川内さんが付いてるんだから大船に乗った気持ちでいてよ!!……実際は軽巡だから中船ぐらいかもだけど。まぁそんなことはともかく私に任せて!連中に提督は捕まえさせないからさ!」

 

「あぁ、期待してる。」

 

まぁ前提条件として川内がお願い券を獲得する必要があるんだけどな。

 

あ、そう言えば脱走計画……

 

「……まぁ、今回はいっか。」

 

とりあえず俺達2人は今いる仮眠室を調べ始めた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「よーーし!!翔鶴姉に続き赤城さんも逮捕!!いいペースね!!この流れで私が相良君を逮捕して……。」

 

「五航戦、赤城さんを捕まえたのは私よ。そして調子に乗るのと変な事口走るのは結果を残してからにしなさい、みっともないわ。」

 

「むがーーー!!!言わせておけば1人捕まえたぐらいでーーー!!!いいわ!!なら私は提督を捕まえて加賀さんより結果を残してみせるわよ!!」

 

たはは、この2人はいつも言い争ってばかりだなぁ。本当は仲良いのにね。

 

こんにちは、二航戦蒼龍です!よろしくね!そうそう、この間この2人、飲み会で……いや、今この話はいいか。機会があればまた今度。とりあえずこの2人のフォローをしないとね。

 

「まぁでも赤城さんを捕まえられたのは大きいですよね〜。向こうの空母は飛龍と龍驤さんと飛鷹ですし、戦力差で言うなら制空権は取ったようなものじゃない?」

 

「慢心してはいけないわ。まだ戦いは序盤、提督達がこれから何を仕掛けてくるか分かったものじゃない…。」

「加賀さんそれ赤城さんのセリフ。」

 

「赤城さん……慢心しては……。」

 

何処か複雑な表情の加賀さん。因みに赤城さんは今牢屋の代わりとなるサッカーゴールの下で持参したデカおにぎりを( ‘ч’ )モグモグしながら捕まった吹雪や翔鶴と談話してる。

 

「……見つけました。第3倉庫裏に伊勢型の2人と潜水艦の2人です。」

 

こんな時でもしっかり索敵をする大鳳は偉いというか真面目というか……。

 

「第3倉庫の近くにいる子はいるかしら?」

 

無線で呼びかける加賀さん。

 

ゲーム開始前に艦載機を扱う空母が司令塔の方がいいということで本作戦の旗艦は加賀さんになった。

 

そこでも瑞鶴と揉めたのはまぁ想像通りかな?

 

『ザッ…こちら軽巡班神通、今資材置き場近くです。』

 

「そう、今第3倉庫で伊勢型と伊号潜水艦の子達を見つけたわ。至急そちらに向かって。」

 

『ザッ…了解、龍田さんと天龍さんと私で向かいます。通信終わり。』

 

「神通達か、最低1人は捕まるわね。」

 

流石軽巡最強と言われるだけある神通、そしてその神通とも引けを取らない龍田と体力お化けの天龍だ。瑞鶴の想像通り1人は捕まるだろう。出来れば戦艦のどちらかを捕まえてくれると更に楽になる。

 

しばらくして無線に連絡が入る。

 

『ザッ…こちら神通、伊勢さんを確保。天龍さんがイムヤちゃんを確保しました。日向さんとはっちゃんには逃げられましたが今龍田さんが追ってます。』

 

「了解、時間はまだあるわ。捕まえた2人は天龍が連行、神通と龍田は引き続き逃げた2人の捜索を。」

 

『ザッ…了解。』

 

「さっすが軽巡のエース達、一気に2人も確保とは。」

 

「気を抜かないで、いつ誰が仕掛けてくるか分からないわ。」

 

その後暫くはお互いに動きがなかったが司会進行の青葉からの放送が流れ事態が動いた。

 

『おぉっと!?今泥棒の誰かが1日お願い券を見つけたようですよ!!見つけた方は頑張って警察から逃げて下さい!!警察の方も泥棒にお宝を持ち逃げされないようファイトですよ〜!!』

 

この放送には周りのみんなも「おおっ!」と声を上げた。遂に泥棒がお願い券を見つけたらしい。これで提督を捕まえる以外にもお願い券を入手する手段が増えた。

 

そんな中、無線から逮捕情報が入ってくる。

 

「不知火が那珂を鈴谷が飛鷹を捕まえたわ。」

 

これで泥棒は残り15人。

 

このペースなら時間内に全員捕まえられるんじゃないかとも思う。

 

まぁルール的にも泥棒は不利だしなぁ……。飛龍も今どの辺にいるんだろう?

 

泥棒は減っていくのに対し警察は減らない。

 

今回はペイント銃があるから一時的に警察が行動不能になる事もあるがゲームから退場という訳では無い。

 

では何が警察にとって怖いか。それは……

 

『脱走だぁぁぁーーー!!!泥棒が逃げたぞ!!!……ぷはぁ!!この酒美味いな……。』

 

ゴール付近で警戒をしていた隼鷹からの連絡で事態は一変した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「んー、無いなぁお願い券……。」

 

「もっと簡単な所にあると俺は踏んでたんだけどな。」

 

仮眠室、娯楽室、休憩室等など探してみたが見当たらない。

 

まだ警察連中がいるかもしれないので会話は極力小声で行う。

 

「最後は入渠場だね。」

 

「そこに無ければ入渠施設には置いてないな。つーわけだ川内、入渠場を探してきてくれ。」

 

不思議そうな顔をする川内。

 

「提督何恥ずかしがってるのさ?今入渠中の奴は居ないでしょ?」

 

「ちげーわ!1人は見張りをしてないと見つかったら一網打尽だろうが。」

 

「あぁ、なるほど……。」と頷く川内。「全く……。」とため息を吐き、俺は見張りをする為出入り口に向かい暖簾を……ポヨン……ん?ポヨン?待て待て俺は暖簾を捲った筈だ。そんな柔らかい感触がする筈ないんだ……。

 

前を向くのが怖すぎる。あれだよね?お風呂場だけではないけど漫画で結構あるあれですよね?いやいやいや待て待て待て、俺が今いる状況は漫画みたいなものじゃないかもしれないというか触ってるものが「あ、あのさ……提督、そ、そろそろ……手を退けて欲しいなぁ……って……。」

 

「………すんませんしたァァァーーー!!!」

 

「何事や!?飛龍大丈夫か!?」

 

大声に驚き、後を追ってきた龍驤が見たものとは……

 

土下座する相良と顔を真っ赤にした飛龍だった。

 

状況を察するのに時間は掛からなかった。が、ここで茶化すのが龍驤だ。

 

「…… あのなぁキミィ、幾ら今ドロ刑やっとるからってほんまに憲兵沙汰になるような事するのはウチとしてもちょっち困るで〜。」

 

「違う違う龍驤さん!!事故事故!!相良君、私は気にしてないからさ!!(ま、まぁ、気にしてないといえば嘘になるけど……。)」

 

「ジョーダンやジョーダン!流石にこれが本気ならブラックジョーク過ぎるわ!」

 

ジョークじゃなかったら俺はどうしようかね。

 

「飛龍……いや、飛川、本当に悪かった!!俺はただ暖簾を捲ろうとしてだな……。」

 

「い、いや〜私もビックリしちゃったけど、事故だからねこりゃ!しょーがないしょーがない!!」

 

飛川(飛龍)は顔の前でパタパタと手を振りながら、たはは〜と笑いながら許してくれた。顔はまだ赤いけどね。

 

これが憲兵案件になったらこの仕事を辞められるけど社会的にも人生辞めることになる所だった……。

 

「……龍驤、茶化すのも良いが俺のメンタルが持たないから今後無しな。」

「何の事や〜?」

 

「諦めろ龍驤、お前は犬山さんにはなれない。」

 

「ちょっと待てや司令官、今どこ見てその言葉言ったか言うてみ?大丈夫、怒らへんから。」

 

怒らないからと言う奴は絶対に怒るこれ確実。

 

すると入渠場から川内が慌てて顔を覗かせた。

 

「ちょ、ちょっと!!そんなことしてる場合じゃないって!!今の騒ぎで警察が集まって来てるよ!!」

 

遠くからは「今の叫び声はなんだ!!」や「テートクが私を呼んでるネー!!」やら「榛名は大丈夫です!!」とか聞こえてくる。

 

川内の言う通り、着々と警察が迫ってきている。

 

「待てや川内!!今ウチにとって重要な事聞ぃとんねん!!」

 

「捕まるよりマシでしょ!!行くよ!!」

 

「早く早く!!」

 

「話を聞けやーーー!!!」

 

「ちょい川内!外出たら龍驤の口塞いでおけ!飛龍も足持ってくれ!このまま騒がれたら4人仲良く豚箱行きだ!!」

 

俺は龍驤を抱え、飛龍も川内が開けた窓から飛び出し、入渠施設から脱出したのだった……。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「神通さんと天龍さんが伊勢さんとはっちゃんを逮捕ぉぉぉ〜!!どんどん捕まってしまう泥棒側!!状況を打開できるかぁ〜!?」

 

Здравствуйте.響だよ。簡単に失礼、なんせゆっくりしてられる状況でも無くてね。

今も放送で知らせが入り、8人目となる逮捕者、伊勢さんが逮捕された。これで泥棒側は残り17人。

 

「はわわ…8人目、どんどん捕まっていくのです!響ちゃん、このままだと私達も……。」

 

「大丈夫、電には私が付いてる。捕まったみんなも提督が助けてくれるさ。」

しかしこの状況を理解出来ない程私も馬鹿ではない。

 

開始からおよそ20分、それまで鎮守府奥にある提督の私室(家)横の茂みに身を潜めているがそろそろ追っ手が来るのも時間の問題だ。

 

……冬が来るまで時間稼ぎが出来れば勝機はあるかもしれないが制限時間は1時間……まぁ冗談だ。今の私は響。あちらの姿ではない。

 

戦力差も電が言った通り8人も捕まってしまい、大分開いてきた。

 

どうしたものかと考えていた時足音が近付いてきた。

 

こっそりと茂みから確認してみると同じ泥棒の満潮だった。頭だけ茂みからだし満潮を呼ぶ。

 

「……満潮、こっちだ。」

 

満潮もこちらに気がついたようで、私達と同じように茂みに身を潜めた。

 

「……味方がいて良かったわ、始まって早々なんかヤバい長門さんに大潮は捕まっちゃったし、今も逃げてきたけどどこも警察だらけよもう。」

 

「はわわ!ここもいずれお巡りさんが来るのです!」

 

「暁の様なお巡りさんならいいのだけど、実際そうは行かないだろう。」

 

向こうには開幕でバーサーカーの如く、潮と大潮を捕まえた長門さん、高速戦艦の金剛さんに榛名さん。

 

私達と遊んでくれる天龍さん、龍田さん、演習で戦い方を教えてくれる神通さん等と猛者揃いだ。

 

私達3人が集まっても敵わないだろう。

 

そう、圧倒的に戦力が足りない。

 

提督や他の誰かと合流出来れば、仲間達を脱獄させることも出来るかもしれない……。

 

「しっ!誰か来るわ。隠れてやり過ごすわよ……。」

 

息を殺して茂みに潜む。

 

足音はバタバタと音を立てて近づいてくる。

 

3人ぐらいだろうか……いや、1人は担がれてる?

 

走って来たのは提督と飛龍、川内。そして提督に抱えられ川内に口を塞がれた龍驤。

 

私と満潮はその異様な光景に顔を見合わせる。

 

「飛龍!ドア開けろ!川内はそのまま龍驤を押さえておけ!」

 

まるで人攫いの瞬間を目撃しているような気分だ。なんかハラハラしてきた。

 

素早い動きで家に突入して行く4人。飛龍が扉を開け、提督と川内は突入。飛龍が殿に回りそのまま扉を閉じる。その動きはまるで熟練の特殊部隊……いや、熟練の拉致部隊と言った方が正しいか……。

 

「……ちょ、ちょっと、あれはどういうことかしらね……。」

 

「わ、私にも何が何だかなのです……?」

 

「…確認してみれば分かる事だ。幸い提督達は味方だ。」

 

「味方のはずなのにこんなに不安を覚えるのは久しぶりね……。」

 

辺りを見渡し、警察が居ないことを確認した3人は満潮、響、電の順にソロソロと玄関まで移動する。

 

「…じゃあ、開けるわよ?」

 

私と電はコクコクと頷く。

 

そーっと、満潮の手がドアノブに向かって伸びていき……だが、次の瞬間、勢いよくドアが開き、中から手が伸びてきて、また満潮、響、電の順で家の中に引きずり込まれた。

 

一瞬の出来事で何が何だか分からなかった……がどうやら川内さんが私達の事を引きずり込んだようだ。

 

満潮と電も思考が停止しているようでまだポカーンとしている。

 

「お?どうしたの?おーい、駆逐艦〜大丈夫かー?」

 

川内の声にハッとした私達。

 

「ちょ、ちょっと!!私達をどうする気よ!?まさか解体!?」

 

「はわわ!!はわわわわ!!」

 

「はぁ?何言ってんのさ……そんなことするわけないでしょ。ほら上がった上がった。あ、靴は脱いだら中に持ってきて。万が一、警察が来たら逃げなきゃ行けないからね。」

 

すると提督が居間からひょっこりと顔を出した。

 

「お、3人とも来たな?こっちだこっち、作戦会議するから全員集合だ。」

 

「ほらほら、時間が限られてるんだから行くよ。」

 

川内に押されるように居間に行くと残りの3人は座布団に座り、麦茶を飲んでいた。時間が限られてると言う割には結構寛いでる。

 

「それはそうとキミィ、さっき事、忘れたとは言わせへんでぇ。」

 

「わーったよ、悪かったって!ほら、北海道限定の美味しい飴ちゃんやるからこれで勘弁してくれ。」

 

「ウチが飴ちゃん1個で許すと思……うまっ!?何やこれごっつ美味いやん!?」

 

龍驤さん、飴ちゃん1個で許してしまったようだ。

 

「……さてと、行動出来る奴らがある程度集まったな。あ、お前達3人も麦茶で良い?というか麦茶ぐらいしかないけど。」

 

「あ、うん。ありがと。」「頂きますなのです。」「Спасибо.」

 

「いいよ提督、私が入れてくるから座ってて。」

 

「お、サンキュー飛龍。それじゃあ……反攻作戦の作戦会議、始めようか!」




ひとひらの〜夢〜

夢に〜焦がれ〜

焦がれるけどあの淀姉さんがいる〜

物語る眼光〜恐ろし過ぎて〜

危うげで〜少し心配〜

時には優しい時も〜

あるんだけれど〜

お願いします急ぐのでどうか怒らないで〜

「……怒りませんよ、無理しない程度に頑張って下さい。ニコッ」

…………………!?!?!?!?

時には優しい時も〜って言ったけど急に来たな……。

何かいい事でもあったのかな?機嫌良さそうだし。

けどちょっと落ち着かないな。とりあえず書類終わらそう。

その後ソワソワしながら書類終わらせましたとさ。

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