皆さん学生さんも社会人もそろそろ夏休みの時期ですね?
出かけますか?出かけましたか?
海に行ったり川に行ったりプールに行ったり遊園地に行ったりそれこそ祭りや花火大会で友達とではなく彼氏彼女さんとキャッキャウフフしたりしましたか?
最後が当てはまる方、今すぐお祓いに行きましょう。
来ーる、きっと来るー!青春を灰色に過ごした者の怨念の数々が来ますよ……。
許せねぇ……許せねぇ……って方、朗報です。
そんな荒れた心を沈めるゲーム、あるんですよ。
『ぼくのなつやすみ』って言うんですけどね、やりましょう。
夏を涼しく過ごしたい方、ホラーゲームを買いましょう。
バイオとかそういうのじゃなくて日本舞台ホラーゲームを。
呪怨とかイケニエノヨルとか夜廻とか零とかSIRENとか。
艦娘達とホラーゲームやったり怖い話するお話も書きたいのでいつか書こうと思います。
今年のほん怖、怖いと良いですね(ニッコリ)
では、本編どうぞ。
………もし、貴方があの事を忘れてしまっていても、私は忘れません。
貴方の為なら、私は神様にもう一度祈りましょう。
例え、この身が海の泡となって消えようとも……。
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ひぐらしの鳴き声と、遠くから祭囃子の太鼓や笛の音が聞こえてくる。
夕方になり、昼間よりは幾分涼しくなっただろう。
そしてこれから始まるのはこの日を締めくくるメインイベントの1つ、夏祭りと花火大会だ。
……そして俺には確認する必要のある、淀姉さんとの『約束』だ。
『思い出せば提督を辞めても良い』と、この鎮守府に来る時に言われたが果たしてどういう事なのか。
あれだけ俺を引き止め、海軍に入隊させたのに思い出せば辞めて良いと言うのも今思えば不思議な話だ。
……もしかして、俺はこれから自身の、そして淀姉さんのパンドラの箱をも開けようとしているのではないだろうか……?
考え込む俺を他所にコイツらはテンションアゲアゲだ。
まぁそりゃそうだ。コイツらには全く関係ない話だからな。
「こーちゃん見て見て!!この浴衣可愛いでしょー!?風奏ちゃんと一緒に選んだっぽい!!そして風奏ちゃんのも可愛いから見るっぽい!!」
「…い、いや、私は……その……っ!」
「あぁ、二人ともよく似合っているぞ。夕立の浴衣姿なんて見ないから凄く新鮮だし、風奏ちゃんは小さい時以来で懐かしい感じもするな。」
ハハハと笑いながら2人を褒めてあげる。
「おぉ〜、こーちゃんたら夕立達に見とれちゃうっぽい〜?」
「…は、恥ずかしくなってきた……!」
「ハハハ、2人とも可愛いんだからどっしり構えて……いや、女の子がどっしり構えてるのは変か……いつも以上の笑顔でいてくれよな?」
そう言うと2人は恥ずかしそうに笑いながら
「っぽい!!」
「…うん。」
と返事を返してくれた。
「ごめん!ちょっと着付けに手間取っちゃって…!」
「まぁ、まだ時間あるし大丈夫でしょ?」
「おー、こうちゃんも浴衣じゃん。」
「北上さ〜ん!髪留めがまだですよ〜!」
おーおー、続々とやって来ました浴衣連中。
後は明石と淀姉さんか……お、噂をすればなんとやら2人もやって来たな。
「おっ待たせ〜っ!!いや〜浴衣着るのなんて久しぶりねぇ〜!お、こうちゃ〜ん、私達浴衣の美女、美少女に囲まれて夏祭りと花火大会なんて羨ましい限りねぇ〜!」
「サラッと自分を交ぜるな気色悪い。」
「酷い!!弟に罵倒された!!もう何かあってもこうちゃんの手助けしてあげないからね!」
面倒臭い姉だなぁ……まぁ、美人だと思うよ?黙ってればね……大事な事だからもう一度言うね?黙ってればね。
「はぁ〜、分かった分かった。とてもお綺麗ですよ、明希お姉さま。」
「むきーー!!馬鹿にしてーー!!淀からもなんか言ってよ!!」
「あら?こうちゃん、浴衣よく似合っていますね。カッコイイですよ。」
「淀姉さんこそ、よくお似合いですよ。素敵です。」
青の浴衣と黄色の帯、柄は……なんだろう?なになに?ハナキリンって言うのか、妖精さんありがとう。
ふと、視線を上げると淀姉さんと目が合った。
すると淀姉さんはニッコリと微笑む。
………いかんいかん!!変に意識してしまう!!一旦『約束』の話は忘れよう。
「なんだいなんだい!2人してノリが悪いなぁ!ま、いいか。ほら、そろそろ行こうよ〜!」
「車、取ってきますね。」
祭り会場は昼に行った川とは反対方向の山で行われる。
こちらもちょっと距離があるので運転を淀姉さんに任せて行くことになった。
なんか度々お願いして申しわけないな……。
そんな事考えてると後ろから時雨に声をかけられた。
「あ、あの提督……因みになんだけどさ、僕の浴衣、どうかな?に、似合ってる?」
「勿論だ、よく似合っているぞ。その藤の柄なんか素敵じゃないか?」
時雨の浴衣は黒をベースに白いラインと藤の花柄が散りばめられた浴衣だ。時雨の雰囲気によく合っていて俺はいいと思う。
「そ、そうかな?ありがとう。……えへへ、良かった。提督も、浴衣よく似合っているね。……その、カッコイイ、よ……。」
「……お、おう、ありがとう。」
なんだコイツ、そんな風に頬染めながら言われたら……不覚にも少しときめいちまったじゃねぇか……。
い、いや、空気に流されるな……祭りはそういう雰囲気になりやすいとはよく聞くけど、駆逐艦相手は不味いだろ。
完全に憲兵案件だからな、時雨もとい雨音の歳はまだ15……手を出そうものなら……15?逆に言えば来年になったらOKになっちまうのか……いや、OKでは無いけど結婚年齢引き上げはあと何年か先だから大丈夫とか言ってきそうだからなコイツ……。
というか仮に、艦娘とそういう関係になったら確実に海軍からは逃れられない。あくまでも俺は民間企業………あー就活中に淀姉さんに追いかけ回されてた頃が懐かしいな……。
……まぁ、序盤こそあれだったが、ここでの生活も悪い事だけでも無かったなとは思う。最近は割と自由な時間や休みもある。そして何よりも、間宮さんのご飯は美味しいし……。
鎮守府のみんなと関わってると面白いこともある。この間は休みに空母勢とカラオケ行ったり、鈴谷と熊野がゲームやりたいと言うのでVRでバイオ〇ザードをプレイさせてあげたり(良心)、何人か誘って人生ゲームしたりもした。
……いやいやいや!情に流されるな俺!お前は民間企業で働くんだろうが!?
「……ところでさ、提督、何か今……悩んでたりしない?」
「……悩みならお前達に振り回される事かな。」
「いやまぁ、それはごめんと言うか……じゃなくて、それにしても提督いつもより元気ないというかいつもと雰囲気が違う気がしてね……ちょっと気になったんだけど、何も無いならいいんだ。」
「……そうか。」
「大丈夫ならお祭りと花火大会を楽しもうよ!僕、かき氷が食べたいんだ!特にいちご味!提督は何味が好き?」
「……そうだなぁ、今はブルーハワイかな。」
「ブルーハワイかぁ……確かに僕も結構好きかな……そしたらさ、僕が提督の分も買ってあげるから半分こしようよ、どうかな?……?提督?」
「………あ?あぁ、大丈夫だ。」
「………よし。」
勢いで生返事しちまったけどなんて言ってたかな?まぁ多分大したことじゃないだろう。
にしても女はカンが鋭いといつも思い知らされてるがこんな事もピンポイントに当ててくるんだなぁ……。
……どうなるもんかね?
そう心の中で呟く。
「あーーー!!!行けない財布忘れた!!!みんなちょっと待っててお願いだから!!!」
「……分かったからさっさと取ってこい!!」
こうして俺は悶々とした気持ちのまま夏祭り会場へと向かうのだった……。
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時刻は17時30分、日も大分傾き、もう少しで太陽も沈む頃、舞鶴第2鎮守府一行は祭り会場に到着。
途中、明石が財布を忘れて取りに帰るというアクシデントはあったが、無事に会場に着くことが出来た。
いや〜、ほんと焦りましたよ〜!道の途中とかに落としてなくて良かった〜!
……忘れただけなら良かったですね、無くしてなくて、とりあえずナレーションに入ってこないでください明石さん、まだ出番あるでしょう?
ほいほーい、お邪魔しました〜。
……ナレーション妖精の身にもなってくださいよ、度々出演者がナレーションとか回想に入り込んでくるとか。特に明石さんは自由過ぎます。報酬の金平糖が減るじゃないですか全く……。
……さて、どんな時でも一悶着起きるのがこの鎮守府の運命。今も何か起こっているみたいですよ?
ではまたいつか。
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やってきましたはお祭り会場、見てくださいこの人集りを。この祭りの為に色んな所から人が集まって来るんですよ。久しぶりに祭りなんて来たけど、この感じ懐かしいな……。
提督、あれを見てみろ!!
えぇーーーっ!?!?
って誰がお祭り男だ。乗らせんなそして回想に入ってくんな明石。
てへぺろ。
後で殴る。
……馬鹿姉はともかく、祭り会場は既に多くの人で賑わっており、右を見れば金魚すくい、くじ引き、左を見ればたこ焼き焼きそば等々……祭りに来たんだなっていう気分になる。
かく言うコイツらもテンション爆上がりな訳でして……
「うわぁ〜!!屋台っぽい!縁日っぽい!風奏ちゃん、綿飴買いに行くっぽい!」
「…夕立ちゃん、走ると危ないよ。」
「あー射的かぁ……一丁やってみますかぁ。」
「きゃ〜っ!!北上さん、頑張って〜!!」
「うは〜!お祭りとか来たのいつぶりだろ〜?お、明石さんたこ焼き食べたいな〜?こうちゃ〜ん、買ってくれてもいいのよ?……チラチラ!そして……こうちゃんのお好みの子はどんな子かな〜?あの子かな?向こうの子かな?」
まぁ、大人しくしてくれたのは隣にいる時雨と叢雲と後ろにいる淀姉さんぐらいだ。
そして、とりあえずたこ焼き買ってやるから明石は黙ってようか。主にせっかく大人しかった隣と後ろにいる奴らの視線が痛いし片方はハイライト消しかけてるし、後ろでは黒いオーラが出てるのが分かる。
ともかく、このままコイツらを自由にさせておくと全員はぐれて大変な事になりそうだ。
さっきからうるさい明石にたこ焼きを買って1個口の中にねじ込んで黙らせ、綿飴を買って食べている夕立と風奏ちゃんを回収し、射的を楽しんでいる北上と大井の元へ向かう。
「いや〜、さすがにあのぬいぐるみは無理があったかぁ〜。まぁ、駄菓子が回収出来ただけでも良しとしましょうかね。」
「北上さんがこんなに頑張ったのに……あの屋台、インチキしてるんじゃないでしょうね?ちょっと一言…。」
「はい、集合〜。」
「お、こうちゃん、いつの間に。あ、こうちゃんにもあげるよ、サメジャーキー。」
サメジャーキーとはこれまたピンポイントに珍しいもの持ってきたな。まぁ結構美味いから貰うけど。
「北上さんとの時間を邪魔するのであれば提督でも容赦しません……。」
お前は言うこと一つ一つが恐ろしいわ。俺、一応提督だぞ?
「はーい!注目〜!」
お、こういう時のリーダーシップに定評のある叢雲さん!!
「とりあえず全員確認よ、はぐれた時の集合場所は祭り会場の入口、後全員携帯電話は持ってるわね?」
そうそう、集合場所の確認と連絡手段の確保は大事だよな。
「そして最後、自由行動もするのはいいけど、私達はこの脱走癖のある提督がいる事を忘れては行けないわ。だから交代で提督の監視をすることにしたわ。」
そうそう、脱走癖のある提督を…………は?
「確かにそうだね。」『叢雲ナイス!』
「まぁ〜今までのパターンならね〜。」『こうちゃんに何してもらおうかな〜?』
「し、仕方ないですね!」『そ、そう!仕方なくです!脱走するのは違反ですからね!』
「夕立と風奏は2人でコイツの監視をお願いね。それと夕立、風奏を連れてあんまり遠くまで行かないこと、いいわね?」
……話が勝手に進んで行ったけど今回脱走するのはパスだな。まぁ監視役がつかないわけないか。それに今回は淀姉さんの件があるしな、気になるし逃げる訳にも行かないか。
「叢雲ちゃ〜ん!順番なら任せて!こんな事もあろうかと明石さんくじを……」
「順番はそこの輪投げの順位で決めるから大丈夫よ。1位から好きな順番を選ぶ。同じ順位はジャンケン。
……後、わたしが言うのもなんだけと明石さんそのくじに細工してたの見たし、そんなの使わないわ。」
「あ、はい……すいません。」
馬鹿な奴め、自分の考えが上手くいかなくて悔しそうな顔してるぜこの姉!!
「おぉ〜、いいねぇ〜。」
「ま、まぁなんでもいいですけど……。」
「とりあえず、それならフェアですね。」
「うん、それで行こう。」
「夕立、負けないっぽい!」
「…私も、頑張る。」
この屋台の輪投げは1人6投、10から100までの棒が立っており、今回景品は関係無いが合計が100点以上で景品が貰えるというものだ。
まぁとりあえず順番は最早関係ないな。誰が来ようと脱走する気が今回は無いから純粋に祭りを楽しむとしよう。
そして種目は輪投げか……叢雲が輪投げをチョイスしたってのも最近のアイツは命中率が高かったからそこを信じてのこれなんだろうな。
まぁ運任せになると時雨とかの方が強いし、輪投げとなれば自身の実力次第だし、ましてやそこらの屋台なら仕込みも出来ない。いつも裏でなにか仕込んであるこいつらにしてはフェアな勝負だな。
……にしてもなんでこんな監視役の順番を勝負してるんだこいつら?
「提督さんと回りたいからですよきっと。」
「うお!?びっくりした……脅かすなよ妖精さん。」
「それはすいません、とりあえず皆さんの順番争いは提督さんとイベントに行く為ですよ。ほらこのチラシに。」
「ほ〜、この祭り中にちょいちょい挟まれてるイベントに行きたいのか。」
なになに?スイカ割り、流しそうめん体験、大食い対決、ビンゴ大会、盆踊り、ラストに花火大会か。はーはーまぁ色々あるなぁ……となるとスイカ割りは昼間やったから多分1番最初が不人気だろうな。
お、輪投げ勝負始まったな……最初は言い出しっぺの叢雲からか。
「なんか分かってそうでわかってない感じですねこれは。私としては皆さん素直になれないからああいう感じになってるけど実際は……って感じがしますけどねぇ」
「はは、そうだったら嬉しいけどその後面倒な事になりそうな予感しかしないな。まぁ無い無い、俺とアイツらは昔っからの腐れ縁みたいなもだからさ。」
「ソウデスネー……はぁ、素直じゃない人達と捻くれ者の仲介は大変です……。」
「ん?なんか言ったかー?」
何か妖精さんが「そうですね」以外にも言ってた気がしたけど祭囃子と参加者の喧騒にかき消されてしまった。
しかも「そうですね」も棒読みだった気がするし、気になるところだがまぁいいか。
お、叢雲の奴は360点か、まぁまぁ高得点だな。
俺も暇だしコイツらの後にやってみますかぁ〜。
因みにこの後提督さんが輪投げをやった結果、180点という微妙な結果に終わりました。提督、飴ちゃんGETおめでとうございます。
『うっさいやい!飴ちゃんが欲しかったんだよ!』
皆さんの順位はまた次回に、では御機嫌よう。
あれは遠い夏の日のシンキロウ〜
こだまする秘書艦の声〜
ほら 馬鹿笑い、道を行く人もみな
かつての提督候補 見違えたろ?
雨上がりの港で〜ぎゅっと目を閉じれば
遥かばかり見た〜あの日の青空〜
そうかあの日の僕は今日を見ていたのかな〜
こんなにも晴れわたってる〜
バーサス同じ空の下で逃げ出しましょう〜
あの少年よ〜こっちも戦ってんだよ〜
「航希は馬鹿何処だ!!航希!出てこい!!」
「キャア!?」
「何!?叢雲ちゃんどうしたの!?」
「吹雪!潮!司令官見なかった!?ちょっと目を離した隙にアイツまた執務ほっぽってどっか行ったのよ!」
「し、司令官なら、ホラーゲームを買うって町に行きましたけど……ほら、門のところ。」
「ありがとっ!こぉらぁー!!止まりなさーい!!」
「げえぇ!?叢雲!?もう来やがった!」
「あんなハリボテとスピーカーで誤魔化そうったってそうは行かないわよ!!さぁ、観念しなさい!今日という今日はきっちり仕事やってもらうわよ!!」
「嫌だっ!あんな書類と睨めっこしてるなんて我慢ならねぇ!あんな所に居られるか!俺はホラーゲーム買って部屋に帰る!」
「アンタそれ、死亡フラグ……あーあ、大人しく戻ってれば良かったものを……」
なんか叢雲が後ろをちょいちょい指さしてるけどなんだトンッ……よ………。か、身体が動かない……。
……この、首をトンッってするやつ、意識を残して行動を不能にするなんて芸当が出来る人は俺の知ってる限りじゃただ1人……。
「こうちゃん、また逃げ出したのね?うーん、あんまりしたくは無いですけど〜、こうも脱走するんであればちょっと考えないといけませんね……。」
勿論、淀姉さんだ。
「な、何をするんです……?」
「妖精さんに頼んで固定器具付きの椅子を作ってもらいましょう!」
「あーバ〇オ7やサイ〇ブレイク、OUT〇ASTにもあったあれね。」
「」
「こうちゃん、ちゃんと執務出来ますか?」
「……します。」
「そしたらそのゲームは私が買ってきておきますからそれまで執務しておいて下さいね。」
「……え?マジすか?」
「ちょっと大淀さん、あんまりコイツを甘やかしちゃダメよ?」
「よっしゃあ!頑張るぜぇ!」
…………その後、淀姉さんがゲームソフトを買ってきてくれた。ただそれは目的のホラーゲームじゃなくて恋愛シュミレーションゲームだった。しかもヒロインの子が妙に淀姉さんに似てた。一応やり切った。割と神ゲーだった。でも、俺がやりたかったのはホラーゲームだったんだけどね……。