就職することが出来る仕事は提督だけでした。   作:狛犬太郎

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相良君、鎮守府生活始まるよ!って前回言ったな?

あれは嘘だ。

えーすんません、次回からとなります。

あ、評価やお気に入りをたくさん頂き、ありがたいことに評価のバーが黄色になりました。

評価やメッセージ、お気に入り励みになります。

読者皆様には感謝の限りです。

投稿の度に誤字報告して下さるCBさんにも感謝を。

改めて見ると誤字めっちゃある事に気付かされる今日この頃。

説明会の時の服装?書いてないから私服でいいや!って乗りで行くとみんなスーツ来ててめっちゃ浮くこともあるので私服ダメってわけでは無いですけど説明会でもスーツの方が変にドキドキしないで済むよ!!参考の1つにでもしてね!!


就活戦争4日目

どうも、軽巡大淀と申します。以後お見知りおきを。

 

時は3月31日

 

今、私が何をしているかと言いますと、書類を捌きつつある人に電話を掛けています。

 

しかしながら電話はなかなか繋がりません。最近は用事があるらしく外出なさってる事が多いようで…。

 

あんまり電話を掛け続けるのもよろしくありませんね。

 

書類を1枚を片付けたら1回連絡を入れましょう…。

 

デスクの端には山積みにされた書類の数々…この回数電話を掛ければいつかは繋がるでしょう。

 

え?その量を1日でやるのかと?

 

そうですね、まぁ年末と比べれば楽なもんですよ。

 

今1時なので4時間…電話を掛けることを考えれば6時前ぐらいには終わるでしょうから。

 

 

はい、そしてただいま5時半になりました。

 

しかしながら、折り返しの電話がかかってくることはありませんでしたね。

 

こいつぁ、グレートですよ。

 

書類も終わらせた事ですし、本日予定していた『突撃!お隣に住んでた幼馴染君を提督にスカウト!』作戦に向かいますか。

 

彼の居場所は彼の周りに居る妖精さん達に賄賂の3連プリンと共に発信機を持って頂いてます。

 

彼は私に言わず引っ越したようですが東京のアパートに住んでいるのはわかっていますので。

 

……あぁ、いけませんね。どうも艦娘になると合成された艦の気が適合者と同調して気が荒くなったり気持ちがストレートになりすぎるらしいので。

私も弱い心を見せないように、と思うと彼に強く当たってしまうのは反省しなくては…。

 

それでも彼にも悪い所はあると思うのです!!

 

この間だってお昼を一緒に食べようと思ったら『あ、淀姉さん?ごめんちょっと忙しくて…また今度!』とか、どこかに出かけようと誘えば『ごめん今日会社説明会!』とか断わられるし。あ、説明会は速攻で止めに行きました。

 

その割にはこの前見かけた時なんか駆逐艦候補の子とご飯を食べているんですよ!!

 

これは流石に怒ってもいいですよね?

 

私だってこうちゃんとアーンってしたりされたりしたいですし!!私がお仕事頑張ったり大変なことあったら頭よしよしされて甘えたいし、甘えさせたい!!!

 

 

……コホン。失礼しました。気持ちが熱盛してしまいました。

 

それはともかく、こうちゃんには提督になってもらわないといけませんので…作戦開始です。

 

あ、そうだ。舞鶴鎮守府までは距離あるし、こうちゃん着いてからお腹空いてるだろうからお弁当作ってあげなきゃ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

綺麗な夕焼け空だった……。

 

ここは何処だろう……?

 

とりあえず公園だって事は分かる。この公園見覚えがあるようなないような……。

 

見える光景は夕焼けと遊具、後は俺ともう1人…女の子だ。女の子は何故か口元までしか見えず誰かは分からない。

 

『〜〜〜〜!』

 

口元が動き何か話している。しかし俺には何も聞こえない。

 

女の子は構わず、話し続けていく。

 

声は聞こえないが彼女は笑ったりしているのは分かる。楽しそうに話しかけているのだ。

 

そうしているうちにだんだん俺の視界が白くなり始めた。

 

公園と女の子の光景が薄れていき、真っ白な世界だけが残った。

 

すると浮遊感と共に暗転

 

なんだなんだ何が起きてんだ!?

 

そう言えばなんか聴こえる……?

 

女の子の声……さっきの娘かな?

 

そんな事を考えていたらまた光が視界を覆った。今度は真っ白な世界なんてレベルではなく眩しくて目が開けられない。

 

光が俺を呑み込んでいく……。

 

「〜〜〜〜〜約束だよ?こうちゃん!!」

 

約束?一体何の………

 

ーーーーーーーーー

 

「2つじゃまだ足りないようですね、もっと探照灯をください」

 

「そんなものでピカピカやるのは無意味です。こんな時の為に用意しておいた96式150cm探照灯を」

 

「流石工廠妖精、良いもの作りますね」

 

何やら騒がしい奴らが居るようだな……ってうぉ!!

めっちゃ眩しい!!!おいバカ!!まじで眩しいって!!!

「おはようございます提督」

 

「どうですか?我々が丹精込めて作った大型探照灯は?

一発で寝起きバッチリ」

 

「やかましいわ!てかそんな手荒い起こし方しなくてもいいじゃん!目覚ましみたいな音の出るものとかさ〜あるじゃん!」

妖精さん達は顔を見合わせると

 

「「「「「あーたーらしい朝が来たーきぼーのあさーだ」」」」」

「お前らが音出すのかよ。てかなんでその歌チョイスしたんだよ。え、何?俺スーツ来て宇宙人と戦えばいいの?100点取ったら人生やり直させてくれるの?」

 

「要望が多いですね」

 

「我々の渾身の力作を」

 

「まだ寝ぼけているようですねもう1発探照灯で」

 

「もうええわ!!どうも、ありがとうございました〜。」

 

「3点ぐらいですね」

 

うるさいよ君達。乗ってあげたんだからそれでいいじゃんもう。……そんで、ここはどこよ?

 

「車の中です。」

 

いや、それは分かる。俺はその車がどこに到着したのか知りたいのよ。まぁ分かってるといえば分かってるけど確認でね。

 

「これから貴方が勤める鎮守府です」

 

はぁ〜〜〜涙が出ちゃう!だって海軍だもん!

 

……遂に来ちゃったかぁ〜。

 

やっぱり夢だったとかいうオチにならない?

 

「お?96式?96式?」

 

もう使わねぇよ。はいもうそれ危ないから没収ー。

 

妖精さんから探照灯を奪い取り車の床に置く。

 

「そう言えば大淀さんから荷物を預かってます。」

 

荷物?契約書と録音機でしょ。これで帰れるわやったね!

 

風呂敷を開くと出てきたのは弁当箱。

 

まぁ、契約書と録音機が出てきたら寧ろ驚きだわな。

 

お、手紙だ。えーと、なになに?

 

『こうちゃんへ

この手紙を読んでいるということは、舞鶴に到着したようですね。と言っても伝え忘れていましたがその鎮守府は正確には舞鶴第2鎮守府です。舞鶴から隣の宮津湾に位置する鎮守府です。有名な天橋立が鎮守府から見えると思います。資材の運用や任務でお困りの時は連絡を下さい。サポート致しますので。これから始まる鎮守府生活を応援しています。』

 

これ見ると提督になっちゃったんだなぁって思う。ん?2枚目?まだ続きがあるのか。

 

『……ここまでは軽巡大淀の話です。ここからはこうちゃんの幼馴染、淀川恵としてお話しします。まずはごめんなさい、私はこうちゃんにかなり強く当たってしまいました…。あなたに辛い思いをさせたと思います。』

………あのプレッシャーはなかなかだったね。

 

『でもこれだけは分かってください。私はあなたに嫌がらせをしたくてこのような事をしている訳ではありません。でも、私が散々お昼に誘ってたのに駆逐艦候補の子と一緒にご飯を食べていた時は少し怒っていました!』

 

それは本当にこっちがごめん。でも犬のようにじゃれついてくるアイツには敵わなかった…。ン?ナンノコトッポイ?

 

『まぁそれはもう水に流しましょう。…何故私がこうちゃんを提督にしようとしたか分かりますか?』

 

……提督の数が足りないから?

 

『それは、答えることは出来ません。どうしてかと思うでしょう。ですが私はこうちゃんに何故提督を勧めるのかその理由を気づいて欲しい、思い出して欲しい…だからここでは教えられません。』

 

思い出す……?

 

『…もし思い出したら、私に教えて下さい。思い出してくれて、それでも一般企業に勤めるというのであればその時、私は止めません。』

 

………。

 

『それまで私はあなたをサポートし続けます。何があろうと私はあなたの味方です。だから……信じて。 恵より』

 

『P.S. お弁当を作ったのでどうぞ食べてください。』

 

淀姉さん……。提督嫌だけど、ちょっとだけやってみようかな……ん?なんかもう1枚メモ書きが…。

 

『あ、書き忘れてたので追加で。こうちゃんの事だから「思い出せば解放されるのであれば、とりあえず適当に提督やってればいいんじゃね?」とか考えているのであれば今すぐ止めましょう。それと1番重要な事が…』

 

ゴクリ…あーこの先見たくない。

 

『も・し・に・げ・た・ら、地の果て、海の底まで追いかけますのでそこの所、覚悟しておいてくださいね?』

 

あぁ、文章なのに淀姉さんのあの笑ってるのに目の奥が笑ってないプレッシャーがひしひしと伝わってくるわ。

 

………………やっぱ、提督辞めよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よっす!少し未来の相良航希だ。ここから先はワレアオバが撮影してた映像、あぁ、はいはいプロローグのとこか。

 

今だから思う俺の心情を入れていくぜ!俺が淀姉さんから貰った弁当を食べ終わったあとの話さ!因みに弁当は半分以上妖精さん達に食われたぜ!!泣けてくるよな!!キョウシュクデス!!

ーーーーーーーーー

 

風が運んでくる磯の香り、聞こえるのはウミネコの鳴き声……をかき消す砲撃の音。

 

 『青葉〜、このボタンでいいの?え何?もう始まってるって?やべぇやべぇ!』

 

頑丈な門の先に見えるは立派な赤煉瓦の建物。

 

 

 

なぜこんな所にいるのかって?

 

 

 

それはこれから俺がここで働くから……いや、働く事になってしまったからである。

 

『そうそう、手紙を書いて俺を送り出したということは淀姉さんはここには来ていない?となれば……って思ってたんだよ俺も』

 

「いや、まだ大丈夫…。引き返して電車乗って、家に帰って、辞表書いたら郵送して……来年第二新卒としてどっかの企業に就職すればいいじゃん!!よっしゃ帰ろウボァー」

 

唐突に首根っこを捕まれ持ち上げられる。この圧倒的なプレッシャー……まさかっ!?

 

『ハハッ、本当に死んだと思ったよあれ。』

 

「帰れると思いますか?ここに印の押された契約書もありますし、茜(あかね)さんと藤太郎(とうたろう)さんの承諾も得てますから帰ってもまた連れてこられるだけですよ。諦めて下さい。て・い・と・く。」

 

 『ですよねぇぇぇーーー!!!いますよねぇぇぇーーー!!!』

 

「淀姉さん!?待って待って!!淀姉さんがいるなんて聞いてないよ!?というか首締まってるから離してくださいお願いします!!」

 

 

 

親父と母さん……信じてたのに!!既に淀姉さんの手が回っていたか!!

 

『うん、今俺は誰を信じたらいいか分からなくなってる。』

 

本当にこのままだと落ちる…っ!!ギブ!!ほんとギブ!!

 

 

 

全くもう…。と離してくれたがそもそも俺はこんな所に来る気なんて

 

 『手紙読んだ時は淀姉さん……。って思ってたけどあの時の絶望って言ったらないよほんと。』

 

「何か言いたそうですが、パイルドライバーとキャメルクラッチのどちらが良いですか?」

 

 『淀姉さん昔っからプロレス好きで良く試合とか見に行ってたのさ。今思えば全力で止めておくべきだったと思ってるよ。もっと違うの勧めてればなぁ。眼鏡とって、エレキベースを淀姉さんに持たせて白露にドラムやらせて、愛宕にキーボード、エレキギターを雪風に持たせてグループ結成すんだよ。け〇おん?知らんな。あず〇ゃん枠どうしよ。』

 

「滅相も御座いません。あの頃の淀姉さんが懐かしいなんて思ってまオガガガすんませんした!!!体が半分こしちゃうぅぅぅぅ!!!」

 

 

 

淀姉さん、昔は優しかったなぁ……。

 

『本当になぁ……。』

 

「あ、いたいた。提督、大淀さん。」

 

 『時雨かぁ、良い娘なんだよ基本、気が利くし大人しくてさ。ただ偶に目のハイライトお仕事しない時あんのよこの娘。その目で笑顔向けてくるのよ。淀姉さんみたいにならないでくれな。』

 

「こーちゃんだ!!楽しそうっぽい!!夕立も交ぜて交ぜて〜!!」

 

 『昔飼ってたゴールデンレトリバーのハナちゃんを彷彿とさせるんだよなぁ夕立は。もうすんごい、褒めて褒めて!!遊んで遊んで!!って感じでさ。お前ハナちゃんの生まれ変わりか……?まぁ冗談よ。』

 

「おぉーこうちゃん、ここの配属になったんだ。これから楽しみだねぇ〜。」

 

 『北上ね。1番取っ付きやすいと思ってる。フレンドリーそしてマイペースな奴で話しやすい。からかってくることもあるのよこいつ。でもからかい返してやると真っ赤になる北上様も面白いぜ。……でだ』

 

「北上さーん!待ってよぉ〜!……げ。」

 

 『北上さん大好き大井こと大井っち。北上からかってたのがバレてグーで殴られた。後北上に被せる感じで大井っちって呼んだらめっちゃ睨まれた。めっちゃ当たり強くて辛いわ。でもたまにしおらしくなる時ちょっと可愛いからどう反応していいかわからなくて困る事あるからこのままでもいいかもしれん。』

 

「アンタ達、ほんとに騒がしいわねぇ……。もう少し静かになさいよ。ほら、退いた退いた。不本意だけど私が初期艦らしいからアイツの提督姿を拝んでやろうじゃない。」

 

 『さぁ初期艦様のお出ましだ。叢雲、優秀かつ周りにも自分にもストイックな奴。このせいか性格がなかなかキツイことキツイこと。酸素魚雷(演習用)でぶんなぐられることもしばしば。意外にも甘いものと可愛い物好き。この前コイツがパフェ食べて幸せそうな顔してたのを目撃した時は12.7cm砲でぶん殴られて、工廠裏の野良猫に猫語で話してるのにかち合った時は装備の槍で突き殺されそうになった。笑ってる時の方が可愛いのに勿体ないやつだよな。』

 

はぁぁ〜揃いも揃ってぞろぞろと……。

 

 

 

時雨、夕立、北上、大井、叢雲とは海軍学校高等部の知り合いだったりする。因みに淀姉さんもお家がお隣で高校の先輩でした。まさか他にも知り合いが……

 

 

 

「ちなみに知り合いの方々は結構ここに居ますよ?私の方で色々手配しましたから。」

 

淀姉さん心を読まないでほんと怖いから

 

 『ゾロゾロいらっしゃいますよ(遠い目)』

 

「では、皆さんをご存知かと思いますが提督、自己紹介の方を」

 

 

 

あぁ、助かった。このままだと体が逆パカしちゃう所だったよ。なんだっけ?自己紹介?そうだなぁ……

 

 

 

「えぇ〜本日付けでここを辞めることになった相良航希(さがらこうき)です。短い間でしたがありがとうございました。これからの皆さんのご活躍を心より願っています。…そして私の右腕が持っていかれないことも願っていますぅぅぅがぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

「禁忌に触れたもの、求めすぎるものにはそれ相応の対価が必要になりますので今回は右腕を頂いていきます。」

 

 

 

俺は自己紹介するだけで人体錬成を行っていた可能性が微レ存……?

 

 『この時、川の向こうで心理が扉越しに手招きしてた。これで俺も国家錬〇術師だぜ!』

 

というか淀姉さんやべぇな…。一瞬で俺を組み伏せ、あまつさえ右腕を持っていこうと…この鎮守府で働く?考えただけでも恐ろしいわ。早いとこどうにかしなければ…。

 

 『あ、脱出の手口、今も随時募集してますのでなにかいい案ありましたら教えてくださいます?』

 

「本当にアンタも懲りないわねぇ……。大淀さん、もういいでしょ。とりあえずコイツを執務室に連れていかないと始まらないし。」

 

 

 

叢雲ぉぉぉ〜〜〜!!!良い奴になったなぁ〜〜!!ちょっと目付きが悪いな〜とか回し蹴りが強烈だなぁ〜とかお尻が3つになりそうだった〜とか色々あったけどやっぱり成長してるんだね!!

 

 

 

「でも胸は……。あ、やべ」

 

 『なんで口に出ちゃったんだろうね?口縫うかって?いやいや、それは面接で鍛えたトーク力で…』

 

いや、まだ間に合う、フォロー出来るはず。俺は数々の企業で数々の面接を受けてきた就活エキスパートだぞこれぐらいの事「釈明の余地は無いわ。合否通知の代わりに酸素魚雷食らわせてやるわ。有難く受け取りなさい!!!」

 

 『やっぱ口縫った方がいいかもしれないわ。でも痛いと思うからジップロックにしてもらってもいいですか?』

 

爆音が響く。死んだと思ったけどどうやら演習弾だったかぁ。ささやかな優しさを感じるけどそれならもう少し手心加えて欲しかったなぁ。いのちはだいじに。

 

 

 

空はこんなにも青いのに…いや、今日結構曇ってたわ。俺の気分はこんなにも青いのに……。

 

 

 

俺はただ、色んな世界が見たかっただけなのに

 

 

 

普通ってものを満喫したかっただけなんだけどなぁ。

 

 

 

どうしてこうなった俺の人生………。

 

 

『そう思うか俺?安心しろ、今でもそう思ってるからさ。』

『あ?なになに?おぉ時間か、おーけおーけ。視聴者皆さん、俺の人生、中々ハードでしょう?そうなんですよ!メンツが濃い連中ばっかでやっていけないですわ。』

 

『もう疲れたよ。一般企業に務めて、趣味の合う彼女作って、ライブや音楽フェス行って、結婚して歳とったら余生を過ごす…こんな生活を送りたかったのよ。本当にどうしてこんなことに……。』

 

『もし、良い脱出の方法があったら教えてくれな!!それじゃ、またいつか!アデュー!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『ん?何青葉?……はぁっ!?妖精さんがマイク入れて全体放送してた!?ふざけんな!!ってこんなことしてる場合じゃない!!衣笠、ドアの鍵閉めろ!!そしたらありったけの物を置いてドアを塞げ!!どっから逃げる?窓からに決まってんだろ!!早くしろ死にたいのか!!まずい淀姉さん達だ!もう来やがった!!行くぞ窓だ!!って叢雲お前ここ3階ぐぁぁぁァァァッーーー!!!ドガーンッ!!!バキーンッ!!!ガラガラガラッ!!!ドガガガガッ!!!チュドーンッ!!!

ツーーーーーーーーーー』

 

この放送は舞鶴第2鎮守府、青葉、衣笠の提供でお送りしました!

 

 

 

 




なぁ〜お前背に〜俺も乗せ〜てくれないか〜?

そ〜し〜て〜1番遠い所で〜置き去りにして、やばい奴らから(特に淀姉さん、叢雲、大井)、遠ざけて〜

君の手で〜鍵をかけて〜躊躇いなど〜無いだ〜ろ〜(近場の部屋に避難、鍵かける。)

間違っても〜二度と開くことの無いよ〜に〜

「さぁ、錠の落ちる音で終わりです。」

「覚悟はいいわね?」

「酸素魚雷って冷たくて素敵ですよね…。」

……救いのな〜い魂は〜締められて〜消え〜ゆ〜く〜

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