就職することが出来る仕事は提督だけでした。   作:狛犬太郎

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ほいほいお待たせしました次のお話です。

ようやく歓迎会の話まで漕ぎ着けられましたわ。

まぁ1話で収まるとは言ってないんですけどね。

何やかんやと話を書いていくと当初予定してたものにどんどんと追加したい内容が出てきてしまいましてね。

だが私は早くお出かけ回が書きたい。

まぁ何話先の事やらか。

ネクタイの色にも意味があって

赤なら「積極的」、「情熱」

青なら「誠実」、「真面目」

黄なら「元気」、「面白い」

などなどあるんだぜ!!!

面接の時間違っても特殊な色のネクタイ付けていくなよ!!!

1番無難なのは青!!!ちょっとカッコよく行きてーなーって奴は赤!!他はあんまり勧めない!!!

白と黒はどうですかって!?冠婚葬祭にとっとけ!!!面接の時に付けてきたらやべーからな!!!



就活戦争8日目

俺は大卒就活生、相良航希。

 

大学の同級生である神谷、大迫と居酒屋の帰り、コンビニへ行ってレジカウンターで会計をすまそうとしていた。

 

財布を取り出すのに夢中になっていた俺は目の前で電話をしている淀姉さんに気づかなかった!

 

俺は淀姉さんに薬を嗅がされ、目が覚めたら……

 

 

提督にさせられていた。

 

 

相良航希が脱出を企んでると淀姉さんにバレたらまた命が狙われ、周りの奴らにも危害が及……いや、そうでもねぇな……。割とみんなグルだったし。

 

 

俺自身の助言で何とかこの場から生きて帰ることにした俺は、淀姉さんにホールドされ、とっさに提督になると答え、脱出の機会を伺う為に海軍が基地を持っている舞鶴第2鎮守府に転がり込んだ。

 

 

たった一つの脱出法を見抜く見た目は提督、実際は就活生、その名は、相良航希!

 

 

…なーんて茶番もやっちゃうぐらい気分の良い俺です。

 

まさか私室がこんなに良い部屋になるとは思いもよらなかったぜ。

 

絶景露天風呂付き客室でしょこれ。

 

今日は疲れることばっかりだったけどこれのおかげで疲れも吹き飛ぶわ。

 

さて、これから何が起こるかと言うと、食堂で俺の歓迎会が行われるらしい。

 

あの間宮さん達の料理が食べられるんだ、楽しみでしょうがない。

 

まぁでも歓迎会って事は自己紹介やら、色んな奴らにも挨拶回りやらなんやらもしなきゃ行けないからまだまだ疲れるなこりゃ。

 

そんで今俺は叢雲、青葉と共に会場である食堂に向かって来た道を引き返しているところだ。

 

叢雲は「一体今日は何が起きてるのよ…歓迎会もほどほどにしてさっさと寝よう、ホントしんどいわ…。」と体を引きずるように歩いている。

 

運動して身体を鍛えてる奴らでも精神的な疲れには敵わないって事だな。

 

対して青葉は「はぁ〜、今日はネタが一杯で記者冥利に尽きるってものですね〜!しかもこれから歓迎会!まだまだスクープが私を待ってるなんて!!!」と目をキラキラさせながら歩いている。

 

確かに次から次へとネタが転がってくる今日はコイツからしたら最高にハッピーな日だろうな。あ、取材料としてカメラの位置教えて貰ってもいいですか?脱出用と観賞用として使いたいんですけど。

 

あ、そうだ……

 

「そういやさ、この鎮守府って艦娘ってどれぐらいいるのさ?」

 

「……青葉、頼んだわ。」

 

「では青葉がお答えしましょう!」

 

ほうほう青葉くん、元気がよろしいね。では青葉くんに聞いてみようか。

 

「うん、頼むわ。」

 

「はいっ!現在、舞鶴第2鎮守府では総勢69名の艦娘達が所属しています!」

 

ふむ、69名ね。そう考えるとそこそこ規模の大きい鎮守府だよな。……全員の名前を覚えるのが大変そうだ。

 

「艦種別に説明すると駆逐艦が24名、潜水艦が4名、軽巡洋艦が10名、重巡洋艦が6名、軽空母5名、正規空母が7名、戦艦10名そして給糧艦の間宮さん、伊良湖さん、工作艦の明石さんの3名ですね!」

 

ふむふむ、戦力は問題なさそう。しかしだな、脱出するにあたってはこの70名の目をかいくぐっていくのは些か厳しいものがある。

 

なんでだよなー淀姉さんももうちょっと逃げやすい鎮守府に送ってくれればよかったのに。

 

「戦力的には十分そうだな、青葉ありがとう。」

 

「いえいえ〜!何か知りたい事がありましたら是非ともこの青葉にお聞きください!明日の献立からお風呂場の覗き穴までお教えしますよ、フフフ…まぁ見返りをちょっとお願いしますがね?」

 

「……青葉、アンタもほどほどにしておきなさいよ?」

 

叢雲は疲れて遂に怒る気力も湧かないようだ。なんかここまで疲れてると案内させた身としても何だか申し訳ない気にもなってくる。まぁ全ては明希姉こと明石のせいなのだが。

 

にしても、何でもとな?そうだな…青葉の実力も知っておきたいし、ここは1つ何か頼んでみるか……。

前を歩く叢雲に聞こえぬようこっそりと青葉に話しかける。

 

「…なぁ青葉、お前の実力がどれほどのものか見せてもらいたい。試しに、そうだな……叢雲の弱みになりそうなを何か見つけてきてくれないか?」

 

「…叢雲さんの弱み、ですか。常日頃からガードの固い叢雲さんの素顔、気になりますねぇ〜!分かりました青葉にお任せください司令官!今回は初回ですし、取材も受けて頂いたのでサービスしますよ。」

 

「おう、助かるぜ。」

 

「いえいえ、今後ともご贔屓に。」

 

「しかしだ、どうやって叢雲から弱みを探るよ?アクション起こせば流石に警戒もするだろ?」

 

「弱みを見せないなら誘い出すまでです。特に疲れてる今はチャンスです。司令官、耳を……」

 

お?ほいほい…え?マジで?それいけるかぁ?というかそれが弱みになるのか?

 

「司令官、女性は多少強引な方が良い時もあるのですよ、叢雲さんのような方なんかは特に!最悪、これが失敗してももう1つぐらいは私が調べておきますので。」

 

まぁやってみないことには分からんか。まぁ失敗してもたんこぶひとつで済ましてもらおう。

 

「では作戦スタートです!……叢雲さ〜ん、ちょっといいですか〜?」

 

お、マジかよもうちょっと心の準備を…と思ったけど面接の方が緊張するだろ。ここはいかにこの役を演じ切るかが勝負、伊達に会社を100社も受けてないぜ!!見てろ俺の演技力!!

 

「何よ青葉?」

 

「いや〜今日取材した事を今度の艦隊新聞に載せようと思ってましてね、そこで1枚写真が欲しいのですよ!よろしければ司令官と初期艦である叢雲さんのツーショット写真を取らせて頂けないかなと思いまして。」

 

お、想像通り嫌そうな顔。

 

「えぇ〜、アンタに写真撮られたらロクでもないことに使われそうで怖いんだけど……。」

 

「使いませんよぉ〜!!司令官が着任して一発目の新聞ですよ?流石に真面目に書きますよいくら私でも!!

なんなら新聞が完成したら叢雲さんにの所に持っていくので確認して頂いて、リテイクがあるならその場で直しますから!」

 

「良いじゃねぇか叢雲、俺も提督になった記念に1枚ぐらい自分の写真が欲しいしさ、頼むよ。」

 

「……はぁ、分かったわよ。1枚だけね?」

 

「ありがとうございますっ!!では撮りますので、お二人共もっと寄って頂いてもいいですか〜?」

 

いきますよ〜という青葉の掛け声と共にカシャというシャッター音。

 

「ありがとうございました〜!この写真も現像したらお二人に渡しますね〜!!私は部屋で一旦このネタをまとめてきますのでまた後ほど、では!!」

 

「歓迎会遅刻すんじゃないわよ〜。」

 

……実を言うと青葉の作戦は青葉本人が離れてからがスタートである。

 

さて、俺も行動開始といきますかな。

 

「…叢雲、お疲れさん。今日はありがとな。」

 

「ホントよ、今日はアンタから幾ら感謝されても足りないくらいだわ。肩もだるいし、足も疲れたわ。」

 

「それは申し訳ないことをしたな…そうだ、そんなに疲れてるなら俺が食堂の前まで抱えてってやろうか?ほら、お姫様抱っこってやつ。…なんだよお前顔赤くなってんぞ〜?」

 

ちょっとおちょくる感じに言ってみるとみるみる叢雲は顔を真っ赤にしてしまった。あーはいはい、夕焼けのせい夕焼けのせい。

 

「ばっ!!夕焼けのせいよ!!そう見えるだけ!!」

 

言うとは思ってたけどそのまんま言ってくるとはな。

 

「し、しかも、お、お、お姫様抱っこなんて恥ずかしくて出来るわけないじゃない!!」

 

「冗談だよ冗談。ほら、おんぶならいいだろ?ほれ。」

 

今俺が何をしているかと言うとビジネス交渉なんかでも使われる技だ。

 

まず相手に断られる前提で予定より高い水準の要求をする。

 

 

当然相手は拒否、そしたらば予定通りの水準で再度交渉を行う。

 

 

そうすると相手は要求が下がったと安心し、OKが貰えるというパターンだ。

 

まぁ相手に有利な状況を作らないというのは大事な交渉スキルだ。

 

お?叢雲さん悩んでらっしゃるね?青葉が多少強引にって言うのはここだろう。この辺からはもうアドリブだから適当に。

 

疲れて頭の回転も鈍ってる今がチャンス。

 

「悩むぐらいならさっさと乗った乗った、そらよっ!」

 

叢雲の側まで寄り、ちゃっちゃとおぶる。考える隙も与えないと。

 

「ちょっ!?きゃっ!!」

 

はいはい、初期艦1名様ごあんなーい。って軽っ!?

 

「馬鹿!!さっさと降ろしなさい!!」

 

「まぁまぁ、落ち着けって叢雲さんよ。そんなにバタバタされたんじゃ落ち着いて話も出来ねぇ、OK?」

 

OK!ズドンッ!!とはならない。なったらヤバい。

 

「そんなこといいから早く降ろしなさいって!!」

 

「はぁ〜、ほら、お前にこれやるよ。」

 

ポケットから1枚の紙切れを取り出し、叢雲に差し出す。

 

「は?何よ急に……これって!」

 

「そ、MVP間宮券。執務室に行った時、封筒の中に入ってたからな、それを持ってきたわけよ。

…俺が思う今日のMVPは間違いなくお前だ叢雲。そしてMVPの艦娘が疲れてるって言うなら何か労いをするもんだろ?ならそのまま食堂前までおぶられてろ。労いの足ぐらいは俺がやるわ。」

 

すると観念したのか叢雲は大人しくなった。

 

……で本題の叢雲の弱みを握ろうってのをみんな忘れてるかもしれないから改めて確認するぜ?

 

実はねこの廊下、青葉特製監視カメラが至る所に仕掛けてありまーーーす!!!

 

叢雲さんのあんな表情やこんな表情もバッチリ激写!

 

おんぶしてるから叢雲の顔は見れんので後で青葉に見せてもらって大笑いしてやるぜ叢雲!!

 

 

そんなこんなで歓迎会会場である食堂に到着しましたとさ。

 

あ?叢雲はどうしたって?食堂が近くなったから降ろしてって暴れるから速攻で降ろした。

 

しかも部屋に用があるからと来た道を引き返して行った。

 

なんだよ、それなら自分の部屋の前で降ろしてくれって言えばいいのによ、ゲンコツのやられ損だわ。

 

何はともあれ歓迎会だとよ。

 

「あ、提督、来てくれたんだね。ちょうど準備も終わったところだよ。」

 

「こうちゃーん!!私も準備頑張ったっぽい!!褒めて褒めてーーー!!!」

 

おうおう、早速現れたな犬っぽい事に定評のある二人組。

 

2人まとめてワシャシャシャーーー!と撫で回す。

 

「お、貴方が新しい提督か?」

 

背後からハキハキとした声が聞こえた、新たな艦娘だな?

 

「そうだ、今日この鎮守府に着任した相良航希だ。よろしくな。そんでお前らは…」

 

「戦艦長門だ。今はここの艦娘達をまとめるリーダー的役割をしている。そしてこっちが妹の…」

「戦艦陸奥よ、よろしくね提督。」

 

ほう、あのビッグ7の長門と陸奥か。この存在感、流石と言うべきか。おかげで脱出の難度がまた上がったよこんちくしょう。

 

「長門と陸奥か、提督としてまだまだ未熟者だがよろしく頼むな。」

 

「…新任の提督にはまるで見えんな。落ち着いた物腰、まるでいくつもの修羅場を潜り抜けてきた奴の目だ期待してるぞ、提督。」

 

 

いくつもの修羅場を潜り抜けてきた…そうだな会社を100社も受けてきたからな。落ち着いた物腰ってのも数々の圧迫面接で鍛えられてきたのよ。ある意味修羅の道でしょ100社も受けてるのって。

 

すると長門は手を差し出してきた。あぁ、握手ね。

 

「あ、提督ちょっと待っ」

 

ギリギリギリッ!!!

 

ぐぁぁぁぁーーーッ!!!手がッ!!手がァァァァーーーッ!!!こ、コイツ…握力ゴリラかよ!?

 

名前ゴ級戦艦長門に改名しろ!!!

 

「長門あなたねぇ、自分の力を考えなさいよ。前任の提督の時もそれやったじゃない……。」

 

「すっ、すまん提督!」

 

流石脳筋……ビッグ7の名前は伊達じゃない……。

 

そして時雨、うずくまってる俺を心配して背中をさすってくれるのはありがたいんだけどな、気持ち悪いわけでも咳き込んでる訳でもないんだ。ただ腕がもげそうなぐらい痛いんだわ……。

 

「い、いや長門大丈夫だ……。」

 

「し、しかし提督!まるで足が産まれたての子鹿のようにガクガクと……ッ!!」

 

「うるせぇーーー!!!武者震いってんだよ!!!」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

まぁそんなこんなあったけど俺の歓迎会が始まった。

 

机の上には美味しそうな料理がずらりと並んでいる。

 

駆逐艦達が美味しそうと目を輝かせているのが微笑ましい。

 

対して大型艦の一部は酒と美味い飯を目の前に、食べ物を取られまいとお互いに牽制し合ってるというカオスな空間と化した。正直怖いわ。

 

席としては、①駆逐艦と潜水艦14名グループ、②駆逐艦と潜水艦14名グループ、③軽巡10名グループ、④重巡、軽空母、正規空母、戦艦ごちゃ混ぜ+明石、⑤④と同じと言った席順だ。

 

間宮、伊良湖らは「皆さんよく食べられるので、私達も後から合流させて頂きますね!」との事。ほんとありがとうございます。

 

「提督も座ってくれ、主役が居なきゃ始まらんぞ。」と長門にも言われたのでどっか座ろう。

さて、俺はどこに座ろうかな〜と辺りを見渡すとわぉびっくり、視線がたくさん集まっている。

 

一部謎の威圧感を放つやつ以外、俺がどこに座るか気になっているようだ。

 

……まぁまずは駆逐艦グループから回って行くかな。

 

いやだって、あからさまに向こうやべーもん。特に何よあの正規食う母、気合が違うわやべーよ絶対。

 

ほとぼりが冷めたあたりに顔を出そう。

 

という訳で駆逐艦席にお邪魔します。

 

「ここはこの長門が進行役を務めよう。それでは主役も席に着いたことだし、そろそろ歓迎会を始めようか。まずはこの舞鶴第2鎮守府に着任した相良提督に一言頂こうと思う。では提督、一言頼む。」

 

イェーーーイ!!!来てくれてありがとうーーー!!!みんな、今日は盛り上がって行こうぜぇぇぇーーー!!!みたいなライブのノリで行く訳には行かないので真面目に行こう。大学の飲み会みたいな感じで?ははっ、知らんな。

 

「いま長門から紹介に預かった相良航希だ。

 つっても俺を知ってる奴もちらほら居るようで

 かなり安心したよ。知らない所は不安でな。けど

 にぎやかな鎮守府のようで楽しみだ。俺も

  げんき良く皆と共にやっていけそうだ。

 るいは友を呼ぶと言うしこれも何かの縁だろう。

 けっかは大事だが君達に無理はして欲しくない。

 どんな些細なことでも俺に言ってくれ。

 よろしく頼む。以上だ。」

 

拍手ありがとう〜!!メッセージは残したからほんとに頼むよ。マジでいつかやるからな俺は。淀姉さんなんざ怖かねぇ!!!L字になんて読むなよ?

 

「相良提督、ありがとう。提督は各テーブルを適当に回っていってくれ。話したい奴はその時に話しかけるといい。まだ話す事があったけどもう赤城を押さえてられそうにないから……乾杯!!」

 

乾杯ーーー!!!

 

……うぶぶ、なんか寒気が……気の所為か?

 

こうして賑やかな歓迎会が始まったのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「ふぅ、こっちでの仕事も片付けましたし、寮の荷物もまとめたと。忘れ物は…無さそうですね。」

 

寮のベランダで春の暖かな夜風を浴びながら一息つく。

 

急な転勤願いだったし大本営や元帥…もとい、お父さんには本当に迷惑をかけたと思う。幸い、お父さんも快く(力)了承してくれて助かりました。

 

彼にも私がそちらに行くことを連絡しておきましょうか。そして連絡したことで脱走する可能性があるので叢雲さん達にも連絡しておいて…これでよしと。

 

さて、今から移動すれば明日の朝には向こうに着くでしょうしそろそろ行きましょうか。

 

また彼と過ごせると思うと楽しみだなぁ〜!

 

「……待っててねこうちゃん、もうすぐ行くからね?」

 

 

 

 

 

 




ポジティブな言葉で褒めてくる淀姉さん〜

頼んでもないのにやたら提督職推す〜

俺はもう十分頑張っているのだけど〜

知らない間に急かされてる

提督になれと迫られ〜

今のま〜まじゃだめかい?

脱出は早足でなきゃ〜

「一体、どちらに行かれるのでしょうか?て・い・と・く・さん?」

……壮大な旅のと〜ちゅうぎゃああああぁぁぁーーー!!!

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