ワザモノ!   作:ハレル家

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 遅くなってすみませんでした!

 fateコラボの深海電脳楽土は最高でした。思わず泣きましたよ……なんでアレが本編じゃないんだ!!

 今回から少しずつギャグになりつつあります……

 ……変態も出る予定があるヤツはアップしてるんで……(ボソッ

 げ、げふんげふん、それではどうぞ!


1劇:望まぬエンカウント

  二ノ宮 咲耶。

 

 マーシャル学園では数少ない学園に在籍する人間の女性。

 文武両道、成績優秀の完璧主義者。

 能力を活用して様々なことに取り組んで行き、努力で全てを乗り越えていく少女。それが彼女の外的イメージである。

 諸事情で他人を信頼しない気質で、人間不信故に誰かを信じることができず、常に相手を疑ってしまう。この気質は自分自身でも嫌っており、努力しているつもりだが、それでも一朝一夕では治せない。

 

 そんな彼女だが、この学園に入学してからやり直したい事ができた。時を戻せるマーシャルアーツがあれば彼女は躊躇なく使うもしくはその技者に頼むが都合よく持っている人なんていない。

 それを話すには、まずは彼女がとある人物に出会う所まで遡らなければいけない。

 

 彼女が、一人の変人(きゅうけつき)に出会ったのが始まりである。

 

 その日の放課後、自身の担任から用事を頼まれていた彼女――二ノ宮は頼まれた仕事をこなした後に職員室へと赴き、教師に報告して教室に置いてあるカバンを取りに行く道中だった。

 すぐに終わると言っていたが完全下校まで残り三十分までかかる仕事の内容に少しだけ愚痴をこぼす二ノ宮。

 

 この後、自分の身に何が起こるのか。

 

 そしてどんな運命に出会うのかなど、この時はまだ知る由もなかった。

 

 とある理由から二ノ宮は少しだけ急ぐ様子を見せ、自身が所属するクラスの扉を開けようと手を伸ばす。

 

『……ん……んんぅぅぅ……いや~羽を伸ばすのは良いねぇ。解放感あって生き返る心地だ』

 

 隣のクラスから声が聞こえた。別に気にする必要が無いハズだが、彼女は聞き覚えの無い声色に耳を傾けた。

 

『やれやれ、目的の為とはいえ肩が凝って仕方がなッ!? ……文句は言えないな』

 

 ……え? さっきの沈黙は何?

 

 突然訪れた沈黙に疑問符をあげる二ノ宮だが、向こうに敵意や悪意が無いことを理解した。気にせず教室の扉に手を伸ばし――

 

『ん? ドラン、そのピンク色のノートはどこから持ってきたんだい?』

 

 ――呼吸と共に止まった。硬直した首を隣のクラスに向ける。心なしかギギギ、という油が切れた機械のような音が聞こえてくる。

 

 ……いやいや、そんなハズない。あれは鞄に入れたし、ピンク色のノートなんて誰でも使ってるし、私の知ってるノートじゃ……

 

『……原案ノートなんて変わったなま』

「それ以上開けるなァァァァァァ!!」

 

 言うが早く二ノ宮は大声で叫びながら隣のクラスに突入した。夕焼けの逆光でノートを持った人物の顔がわからないが、ノートを開けている様子を見た彼女は素早くその人物の懐に潜り込んだ。

 

「殺してやるぅぅぅぅ、うわぁぁぁぁん!」

 

 力強い掌打がその人物の喉に当たりゴキン、と軽くて乾いた音が教室に響くと同時に糸が切れた人形のように膝から崩れ落ちた。

 

「……はぁ……はぁ……はぁ……あ……」

 

 落ち着きを取り戻していく彼女だが、人を殺してしまった事に震え始める。手にはまだ、人に触れた感触が残されている。

 

「……ど……どうしよ……私……」

 

 衝動的に殺ったとはいえ、取り返しのつかない事をしてしまった事実に恐怖で震える二ノ宮。バレてしまったらどうしようもな――

 

「いきなり出てきて一撃を打ち込んで殺してくるなんて、意外にテロリストめいた事をするのだね」

 

 ――声が聞こえた。

 この場にいないハズの声に硬直する二ノ宮。一瞬、誰かが教室に入ってきたのかと思ったが教室の扉は自身が開けた所以外は閉まっており、人影もいない。そもそも声は彼女の後ろから聞こえた。

 後ろには誰もいないハズだと彼女はそう考えながらゆっくりと後ろを振り向く。

 

「……え……」

 

 そこにいたのは、自身が衝動的に殺してしまった人物――スタークだった。彼は二ノ宮に対して殺されたにも関わらずにまるで知ってはいけない事を知ってしまった人を見たような感じのばつが悪い表情で後頭部を掻いている。

 

「……なんで……」

「生きているのか……そう言いたいのだろう? 答えを言ってあげるが、くれぐれも口外しないでくれ」

 

 スタークがそう言うと、教室が急に暗くなった。

 いや、暗くなったのではない……日光を遮断するモノが突然現れたのだ。それは蝙蝠(こうもり)のような羽で、スタークの背中から大きく広げていた。

 その翼がまるで悪魔のように見えて呆然とする二ノ宮にスタークはカラカラとまるでイタズラが成功した子供のように笑って彼女に話しかける。

 

「スターク・アルケイド……“人間”改め“吸血鬼(ヴァンパイア)”さ……その様子から見て、気付けなかったかい? お嬢さん」

 

 二ノ宮の目に映ったのは、小さな子供に対して話すかのように余裕を持ってスタークの不敵に笑う顔だった。

 

 だったので、

 

 

 

 

 

 

 

「せいや!!」

 

 

 

「ブゴファ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 取り敢えず腹を殴った。余裕を持った顔が少しムカついたかどうかは知らなくていい事である。

 

 




 檀黎斗「祝え! 崇め奉りたまえ! かつて全世界を熱狂させた私のゲーム!! 全てを掌握するゲームマスターである私が生み出した最高傑作の一つであり、至高のゲーム……時空を超え、世界に産声を轟かす。その名もマイティアクションX。まさに……アハァ……私の神の才能による復活の瞬間ダァァァァァ!!」

 最近、黒ウォズと白ウォズの継承の儀を見ているとこんなのが流れてくるのですが、どうすればいいですか?
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