ソードアート・オンライン ―― 隻眼の喰種―― 作:クロノヒメ
言い訳は後書きで。
あ、1000UAありがとうございます!
SAOがデスゲームになってから半年の時が経った。
現状から言うと外部からの助けはなく、茅場に言われた通りプレイヤーはゲームをクリアするためにレベリング・・・レベルを上げるために毎日狩りをする日々だ。
助けが来ないと知った時の一層の広場は凄かったらしい。
僕やトーカちゃんは次の村にいて、二人で一緒に狩りをしていたから詳しくは知らないけど、三日三晩怒号が飛び交っていたり、ある人は「この世界を壊してやる」と言って破壊不能オブジェクトである道に向けて武器を振り下ろしていたらしい。
今言っていたことを教えてくれたのはトーカちゃんと仲がいい、顔に鼠のヒゲのペイントをいれている人だった。
そして、もう一つ。
この世界で死ぬと現実でも死ぬ、というのは本当みたいだ。鼠の・・・名前は忘れちゃったけど、その人が言っていた。
最初に死んだ人は、「死んだら現実に戻る」と言うことを言っていて、「はじまりの町」の端にある場所で浮遊城から飛び降りて死んだ。
数分後、
結局、そのプレイヤーがどうなったかは知らないけど、その後自分から死のうとするプレイヤーは居なくなった・・・と鼠の人が言っていた。
最初はみんな「死」の恐怖に怯えていたけど、一ヶ月たってようやく第一層を突破出来た。
順調に攻略が進んでおり、あと1週間あたりで次の層に進めるらしい。
もちろん、攻略には僕やトーカちゃんも参加する。
けど、二人だけだとパーティー人数が足りなくて、毎回ある人達と一緒に攻略しているんだ。まぁ、その二人については後々話すとして。
「おーい、カネキー、こっちだぞーー!」
「分かった!・・・それにしても早いよトーカちゃん!」
「うるさい、あんたが遅いだけだろ」
今僕がいる最前線の層・・・三十二層の街中で僕はトーカちゃんを追いかけていた。
話によると、この街の隠れ家みたいな場所で話し合いをするらしい。まぁ、それはいいんだけど・・・
「トーカちゃん、これ、道じゃないよね!?」
そう。
彼女は突然家の壁の取手に手を掴むと、そのままスルスル登って家の屋根の上を走って行ったり、洗濯物を干す紐の上を器用に伝ってドンドン先に行くのだ。
僕だってトーカちゃん程ではないが
「・・・っと、ここだ、カネキ」
目の前を走っていたトーカちゃんが止まり、僕に言ってくる。
目の前の家はどうみてもボロボロなのだが・・・?
「それじゃ入るぞー」
そういい、無遠慮にドアを開けるトーカちゃん。
僕も中に入るけど、何も無い。
本当に店があるのかと思い、トーカちゃんに聞いてみる。
「ねぇ、トーカちゃん。お店って?」
「んあ?あぁ、ここだ・・・よっと」
そう呟くと、トーカちゃんは壁に掛けてあった時計に触り、何かボタンを押した。
するとゴゴゴゴゴと言う音がなり、床が突然開いたのだ。
「ほら、ぼさっとしてないで行くぞ、カネキ」
「う、うん・・・すごいねこの仕掛け・・・」
「だろ?アタシもアルゴに見せられてビックリしたからなー」
そうだ、アルゴさんだ。思い出した。
さっき言っていた鼠の人だ。僕のことを「カネキチ」と呼びトーカちゃんと同じ、いや、それ以上に足が速い人だ。
コンコン
トーカちゃんが地下室に繋がる階段を降り、扉にノックしてから入る。
「こんにちわ。今来たー」
僕も続いて入り、挨拶をする。
「こ、こんにちわー」
すると、近くの椅子に座っていた人物が振り向き、僕達を向かえる言葉を言ってくる。
「おー遅いゾ、トーカっち、カネキチー」
茶色のフードを被り、頬には鼠のヒゲをペイントがトレードマークのアルゴさんがいた。
「カネキチー。オネーサンを待たせた代金は高いゾー?」
「アルゴ・・・。ったく、変わんないんだから・・・」
「ニッシッシ!」
そう言い合いながら席に座り、僕はアルゴさんに話しかけた。
「あの、二人はまだ来てないんですか?」
「んー?まだ来てないゾー?・・・・・・でも、噂をしたらだナー」
ギィィィ
扉が開き、顔見知りな男性と女性が入ってきた。
「こんにちわ、トーカさん、カネキくん」
「うーす、トーカ、カネキ。昨日ぶりだな」
僕は笑いながら二人に声を掛ける。
「こんにちわ、アスナさん、キリトくん。遅かったけど、どうかしたの?」
この人達がさっき言ってた二人で、敬語で美人とちまたで有名な方がアスナさん、全身真っ黒なくろすけの男の人がキリトくんだ。
「・・・カネキ、今なんか変なこと考えてなかったか?」
「えっ!いや、考えてないよ!」
勘が鋭いな・・・。
「ちょっと道に迷ってしまって・・・。それに、キリト君が急に速く走りだして・・・」
「アスナだろ!?先に走りだしたのは!?」
「私は知らないわよ。でも、そのせいで真っ黒な人が屋根から転びそうになって落ちそうになってたけどね」
「「プ、ハハハッ!!」」
そこでトーカちゃんとアルゴさんが吹き出し、声を上げて笑う。
「ふ、ふふふっ」
それにつられて、ボクも笑う。
元はみんな知り合いではなかったけど、よく僕がここまで仲良くなれたと思う。
今まで仲がよかったのはヒデだけだったから。
「そろそろ本題に入るゾ。この層のボスのことだけどな――」
「「「「・・・・・・」」」」
さっきとは一変して、みんなに真剣な雰囲気が流れる。
僕も含め、ここにいる人達はみんな修羅場をくぐってきた人達だ。
その後話合いは順調に進み、そろそろお開きになるというところで、僕は大事な話を切り出す。
「ごめん、みんな。みんなに大事な話しがあるんだ」
「ん?大事な話ってなんだ、カネキチ?」
「うん。その、ね・・・」
僕は右手を振り下ろし、メニューを出す。
そしてスキル欄まで移動させて、みんなに見えるようにする。
「「「「・・・・・・?」」」」
みんなは最初、疑問の顔を浮かべていたが、直ぐにキリト君が目を見開き喋る。
「これは・・・・・・!」
「ん?どーしたキー坊。特になんともな・・・い」
続々と驚いていくみんな。
それもそうだろう。なぜなら――
「カネキ、なんだよそのスキル・・・!」
僕のスキル欄には新しいスキルがあった。
そこには、「刀基本操作術」の文字が。
「これは《エクストラスキル》か・・・一体、どうやってだしんだ?」
エクストラスキル。
それは、ある一定の条件を満たさなければ扱うことが出来ない、特別なスキルのことである。
「うん・・・えっとね、昨日曲刀の熟練度が五〇〇になったんだよね」
熟練度。
それは自分のスキルスロットにいれたスキルを使うと使う度に上がっていく数値のことである。
これが上がることによって、武器の威力補正が上がったり、新しいソードスキル(必殺技みたいなもの)が使えたりなど、様々なことで便利になるものだ。
「そうしたらメッセージが受信されてて、開いてみると《スキルの使用条件を達成しました》って。そしてスキル欄を開いてみると、気づけばあったんだよね」
「そうなのカ・・・なぁ、カネキチ」
「どうしたのアルゴさん?」
アルゴさんは僕の瞳を真っ直ぐに捉えて言った。
「・・・この
売るというのは、そのまんまの意味だ。
何か欲しい情報・・・この場合だとエクストラスキルのことをコルを払えば教えてくれる。
それがアインクラッドでは《情報屋》と呼ばれている。
アルゴさんはその中でトップと言ってもいいくらいの情報屋だ。
・・・返事?もちろん決まってる。
「いいですよ。有効活用してください」
「そーか。恩に着るぜ、カネキチ」
そういい、頭を下げるアルゴさん。
まだそういうことに慣れてない僕は、少しキョドりながら喋る。
「あ、頭を下げなくていいよ、アルゴさん・・・」
「・・・いいのか、カネキ?俺達しか知らない情報だぞ?」
キリト君がそう言ってくる。
けど、僕は――
「いいんだよ、これで。僕は、みんなの役に立てるんだったらそれでいいんだ」
傷つける人より傷つけられる人に。
みんなが争わないように。
僕は、そうしたいと思ってる。
「・・・そうか。ま、カネキがそう思ったんなら、俺はそれでいいと思うぜ」
「ありがとう、キリト君」
「んで、これからどうする?」
話しが一段落して、トーカちゃんが聞いてくる。
「そうね・・・時間もちょう」
グウ〜〜・・・・・・。
「「「「「・・・・・・」」」」」
えっと・・・その・・・何と言うか・・・。
「そろそろ・・・ご飯食べに行こっか」
「そうだな、カネキ」「そ、そうするか」「そ、そうだナー」
「・・・・・・」
そういい僕が扉を開け、気にしてないトーカちゃん、不意のことでキョドってるキリト君とアルゴさん、最後に顔が赤くそまっているアスナさんを連れて外に出た。
これが今の、僕達の日常である。
すいません、投稿が遅くて・・・。
モチベが上がらないのです(*_ _)ペコリ
これこらも頑張りたいな(絶望)
あ、補足ですがカネキ君には刀を使わせます。分かる人には分かる・・・よね?まだハイ○じゃないけど・・・。