「戦車道の協力?」
杏の言葉に勇樹は答えると彼女は「そうだよ」と答える。
「西住ちゃんは唯一戦車道をしていてね、他とは違って何かのオーラが出ているんだ。そして西住ちゃんの家元から聞いたけどね、どうやら彼女は落ち込んでいるのが大きいからねぇ」
杏の言葉に勇樹は「うんうん」と首を上下に動かす。
「そして明日から戦車を探すんだけど、念のために石川ちゃんたちも手伝ってほしいんだ」
「……無理だと言ったら」
勇樹は頭の中で「消える」というのではないかと思いながら、否定した場合を想定し質問してみることに。すると。
「だめだよそれじゃあ、このままだ――」
小山が何か言いかけようとしたが、杏が「小山―、ストップ」と言われたため彼女は黙った。
「とにかくだよ、明日までに手伝うこと。できればレーダーみたいなのを用意してね」
「レーダー……それでしたら条件があります」
『レーダー』と言う言葉に勇樹は表情を変えて質問すると河嶋が「なんだ、答えれる半であれば構わないぞ」と言うと勇樹はこんな質問をする。
「ガラクタ品はどこにありますか?」
それを聞いた3人は「……え?」と目を丸くして答える、ただ杏だけは「おおっ、これは面白そうだねー」と言いながら干し芋を食べる。
そして小梅は「私は西住さんのところへと行き、安心かどうか確認すると同時に一緒に住みます」と言いみほがいる部屋へと歩いていく。
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「で、レーダーを製作しているのですか?」
夜、勇樹はガラクタ品を持って帰って車両の中にある研究室で何かを作っている。
それを見た太田は質問すると「そうだよ」と勇樹は答える。
「レーダーと言われても結構設計や時間にエネルギーなどがあるから時間はかかるけど、こんな時にあろうかと専用の工具箱で何とか作れると思うよ」
勇樹はそう言うと、工具箱からドリルを出してギュィイイイイッ!! とガラクタ品を何かに作り始める。
それを見た太田は「生徒会の人、結構ヤラカスね」と苦笑いで答える。
すると勇樹は「あ、そうだ。太田、受け取れ」とカバンから設計紙を出すとそれを太田に渡した。
「っと、勇樹君これは?」
「万が一のことを考えて用意した設計紙だ、戦車を見つけ次第連絡をしてくれ」
勇樹の答える太田は理解すると「ああ、それがあったんだ」と言うと「わかったよ」と答えて部屋へと帰っていく。
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次の日、勇樹たちは杏からの連絡で戦車道に参加するみんながいるところへと集まる。
お気づきかもしれないが勇樹が今しているリュックにはアンテナが付いた棒が複数出ている。
「杏会長! お待たせしましたぁ~~!!」
勇樹は急いでみんながいるところへと走っていくと、杏が「お、来た来た」と反応する。
「そんじゃーみんな紹介するよ、今日から転校してきた。石川ちゃん……およ?」
「なっ、そんなことは………っ?!」
「う、ウソですよね……?」
杏は驚きはしないが意外だなと反応をして、河島は顔を青ざめながら後ろに下がり小山は口に手を押さえて驚いている。
杏たちだけではない、歴女だと思われるメンバーにバレー部の服装をしているメンバー、そして1年生であろうか背が低い少女たちも驚いている。
それを見た勇樹は「ん、何かありましたか」と河嶋に質問すると、彼女はこう答える。
「お、おい石川っ。な、なんで私たちとおにゃじ者がいるんだ!?」
それを聞いた勇樹たちは「え?」とあたりを見渡して数分後、理解したのか「なるほど」とこう答える。
「簡単ですよ、ちょっとした偶然です」
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「それじゃああなたは岩田一史君なの?」
「はい、岩田一史。こう見えてあなたたちと同じ1年生です。よろしくお願いします澤梓!」
「こ、こちらこそよろしくお願いします、岩田一史君」
「同じく私は一史君と幼馴染の福島二葉~。よろしくね優季ちゃん」
「よろしくね~、二葉ちゃん」
「えっと、ボ、ボクも一史君と二葉ちゃんと同じ友達の福岡三太郎だよ……よろしくねあやちゃん」
「うん、よろしくね三太郎君!」
「あたしが長野四音だよ、よろしくねあゆみちゃん」
「こっちもよろしくね四音!」
「僕は新潟五郎。よろしくな佳利奈さん」
「アイッ、こっちもよろしく。ゴロー!」
「あたしは~岐阜六巳~、よろしく~紗希~」
「………」
「私がサッカー部の部長の部長である庭田圭太です、よろしくお願いします典子さん!」
「はい! 私もバレー部をやっているので、同じ部同士頑張りましょう圭太さん!」
「同じく、オレはサッカー部の部員の白井天だ、よろしくな。近藤さん!」
「こちらもよろしくお願いします、天さん!」
「あきちも同じくサッカー部の部員である黒井玉子だ。よろしくな河西」
「こちらこそ、よろしくな玉子さん!」
「わたしが灰原穂希、よろしくねあけびさん」
「はい、よろしくお願いします穂希さん!」
「私はアイヌだ、よろしくなカエサル」
「こちらこそよろしく、私は彼女たちのリーダーのカエサルだ」
「わたくしはロンドンですわ、よろしくねエルヴィンさん」
「そうだな、よろしくなロンドン」
「僕はベトナムだよ~、よろしくね左衛門佐」
「ああ、こちらこそよろしくなベトナム」
「マドリードどす、よろしゅうお願いしますおりょうはん」
「うむ、こちらこそよろしく、マドリード」
「あたしが甘井ココア、よろしくね~」
「こっちこそ、アタシは角谷杏だよ」
「紅・烏龍ヨ、桃よろしくネ」
「ふむ、私と同じところがあるがよろしくな烏龍、私は河島桃だ」
「ジャスミン・デリーですぅ、よろしくね柚子さぁん」
「はい、私は小山柚子です。デリーさんよろしくお願いします」
各自自己紹介をしている光景を見た勇樹たちは「ナニコレ」とジト目で見ている。
すると太田は「あの角谷会長? 少しいいですか?」と言うと彼女は「ん、何?」と振り向く。
「昨日勇樹君に頼んで作った道具の件ですが、一体何か?」
「お、そうだったね。じゃあみんなしゅーごー」
会長の言葉にみんなは整列すると、彼女は言い出す。
「じゃあ今からだけど石川ちゃんが作った道具で探すけど、それじゃあ石川ちゃん」
「わかりました! では」
勇樹はそう言うと、カバンからある道具を取り出した。
それはショルダーバックにアンテナが付いた棒と一緒に出ていて、その棒にはバックからコードが出ている。
よく見ると、スイッチが3つ付いている。
「この私が発明した道具『特定物体探知機』で戦車を探すことが出来ます。まだできたばかりで旨く行けるかどうかわかりません」
「でも、範囲はこの学園艦内であればわかるだろ?」
「そうですね、会長の言う通り。この学園艦内であれば範囲は限られますし見つかる可能性はあります」
「そうか! それだったら勇樹の道具を使おう! では各自、勇樹の道具を使え。以上だ!」
河嶋はそう言うと、みんなは道具を手にして探し始める。
みほは「大丈夫かな?」と心配する。
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「えっと、それじゃあ道具によれば山にあるの?」
そう言ったのは、薄茶色のセミロングをした女子、武部沙織は勇樹に向けて言うと彼は「そうですね、このレーダーですと山の中にあることが分かります」と答える。
彼は今、百合子と幹子。みほと武部と(武部沙織の)同級生である五十鈴華と一緒に山に向けて歩いている。すると幹子は何かに気づいたのか「およ?」と後ろを振り向くと、茶色のショートボブのくせ毛が少女がついて来ていることに気づく。
「そうだ勇樹君とみほ君、後方に何かあるよ?」
「「え、後ろ?」」
2人は何かと思い後ろに振り向くと、例の少女と目が合う。少女は合われて近くの電柱に隠れる。
それを見た勇樹は「なるへそ、そう言う意味か」と理解したのか、彼はみほにあることを言うと彼女も「そうですね」とにっこりと笑う。
「あの、よかったら一緒に探さない?」
それを聞いた少女は「いいんですか!?」と目を光らせる。すると百合子は「あれ、あの子って確か」と何か思い出したのか、こう言いだす。
「確かあの子、普通2科2年C組の秋山優花里さん?」
少女基秋山は目を丸くして「どうして知っているのですか?!」と、目を丸くして驚く。
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一方の梓たちと一史たちは………
彼らは今、この学園艦にある大きな図書室にいる。どうやら本で戦車を探すようだ。
「戦車のせの字もないよ……」
「こ、ここの本も。な、にゃいね」
「うちの学校が戦車道をやめた時期からさっぱり!」
「そうだね、でもどこかに戦車があるはず……」
あやと三太郎、佳利奈と五郎は本を見ながら言うと、優季が「なんで突然戦車道をやめちゃったのかな~?」と疑問に思う。
それを聞いた二葉は「わからない~と言いたいけど、何か原因があったりして」と言いながら本を探している。
それを聞いていたあゆみは何か思い出したのか「やっぱ人気無くなったんでしょう?」と言い出す。
「昔っぽいから」
「そっか~」
優木の反応に二葉と四音は『それはないと思うよ』と心でそう思うのであった。
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ビビビビビビビビビビ!
勇樹たちは今、山の中にいるがレーダーから警報音がすると同時にランプがチカチカと点灯している
「これって勇樹君、まさか」
「ああ、そうだな。どうやら近くにあるはず!」
百合子は勇樹の道具に向けて言うと彼は答える。それを見た武部は「なにそれ?!」と目を丸くして驚く。
すると突然、華の動きが停まったため。それを見た幹子は「おや?」と気付いた。
「華君、どうしたんだい立ち止まって」
「いえ、草木の臭い以外に鉄と油の臭いが……こちらの方からします」
「ええっ!? ええっ華さんわかるのですか?!」
百合子の言葉に「ええ」と彼女は答える。
「華道をやっているから少々匂いには敏感です――わたくしだけかもしれませんが」
「そうですね、それは」
百合子はツッコミを入れるのであった。
数分後
華の言う通り、彼女が導いた先はなんと38(t)戦車B/C型、それを見た優花里は「おおおっ!」と言いながら目を光らせている。
「こんなところに戦車が……古いですね」
戦車を見た百合子は目を丸くして言うと、優花里が「そうでもありません!」と意外な反応を見せる。
「これは38(t)戦車B/C型でして、第二次世界大戦前にチェコのCKD社が開発・制作した軽戦車です! さらのtとは重さではなくチェコ製であることを示しているのです!」
それを聞いた百合子は「え、重さじゃないの?!」と驚く。すると。
プルルルルルッ
「ん、電話?」
勇樹は電話を取り出すと、そこには「磯部典子」と表示されている。
「典子さんからだ、一体なんだろう?」
彼はそう思いながら電話に出て数分後、戦車は見つかった。
さらに典子からだけではない、梓と左衛門佐から電話が鳴り戦車は見つかった。
典子率いるバレー部は崖にある穴の中、梓率いる1年組はウサギ小屋の中、そして左衛門佐率いる歴女チームは湖の中で発見した。
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早速その戦車を生徒会がいるところまで移動して、清掃することにした。
なぜ清掃をするか、それは長い間使われていないため錆びていたり汚れているところがあるからだ。
~~数分後~~
戦車が見事にきれいなり新品みたいに輝いている。だが、本日は夕方なので練習は出来ず、河島の判断で「訓練は明日する!」と言われたので本日は帰ることになった。
その日、みんなは解散していったが、一史たちと圭太たち、そしてココアたちは中を深めるため各自梓たちの寮へ泊ることになった。
もちろん、その話は勇樹たちに話した。初めは驚いていたがよりよく仲良くするために寮に住むことを許可するのであった(本来はココアから許可が無ければいけないが、仮会長として勇樹がやることになっている)。
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「戦車をくれる?」
夜中、勇樹はしほからの電話にでると、彼女から戦車をくれる話になっている。
「でもいいですか、戦車をかr……じゃなくて、どの戦車になるのか分かりませんが」
『大丈夫よ、その戦車はみほが助けたプラウダの隊長『カチューシャ』からあげることになったの』
「カチューシャ……? そうですか、わかりました」
話を聞いた勇樹は同意するとしほは『それじゃあ戦車は明日か明後日あたりにそちらに届くと思うわ』と言い電話を切った。
「明日か明後日」と言う言葉に勇樹は「どういう意味?」と頭を傾けて言うのであった。
伊江が言っていた『空中のクジラ』とは?
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