ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

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第90話『作り終えたらすぐに出動』

 真夜中、普通の人や学生はもう寝ている時間帯。それに対し西住邸の倉庫では例の弾丸型の飛行機を分解していた。

 分解した部品は他の生徒が運んでいき、それを自動車部と黒森峰が装甲にしたり電子機器類を操縦と思われるところに付けている。

 

「そこをN30に、装甲を2枚重ねにして装甲を頑丈にしてくださいまし!」

 

 円は生徒に指示を出しながら作っている。手慣れているのかよそ見をしながら鉄骨の上を歩いている。

 

「これをここに付ければいいんすね」

「お、重いっす…」

「それを重ねればいいべな」

「もう少し下げて、そうそこだ」

「もう少しで完成する…あ、間違えた」

 

 オレンジペコとペパロニ、アリーナとナオミ、そしてアキはそう言いながらメカを作っているが、慣れない手つきで戸惑っている。

 

「装甲は…3枚だっけ?」

「違う違う、4枚だよ4枚」

「2枚よ2枚!!

 

 小嶋と山郷は装甲の枚数を確認していたが、彼女たちのボケにそど子は突っ込みながら装甲を付けていく。

 

「この電子機器を付ければいいな…これは」

「あ、これ壊れているわ…これで行けるかしら?」

「納得します…あ、これで出来ました」

 

 ムラカミとケイ、ノンナは操縦席を設置してインパクトドライバーで固定していた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「円さん、少し質問してもいいですか?」

「あら、どうしたんですのみほさん?」

 

 制作中、みほからの質問に円は反応し、彼女に向く。

 

「これが完成したらどうしますか、勇樹さんのこともありますし…」

「そうですわね」

 

 みほの言葉に円は悩むように考え込む。そして彼女は考えが付いたのかこう答える。

 

 

 

「明日の夜明け、太陽が昇ってすぐに行動しますわ」

 

 

 

 それを聞いたみほは「え、明日の朝ですか!?」と驚くと、円は「あら、そう言えばそう言いますわね」と答える。

 

「会長にすぐに伝えてくださいまし、わたくしは急いで皆さんに指示を出して行動する指示しますわ」

「わ、わかりました!」

 

 円の言葉にみほは慌てて外に出ると、彼女はそのまま設計図を見てこう呟いた。

 

 

 

「間に合って、助けて見せますわ」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 次の日、倉庫から大型メカ『ラッセルタンカー』が出てきて日が昇る方向へと向いていた。

 

「何とか間に合った…それで行けるかな」

「そうだね、戦車は全て乗せたからいつでも出動が可能だよ」

 

 沙織とスズキは息を吐きながら言うが、ネトゲ部は「少しは鍛えれたなりー!」「強くなったのはうれしいっちゃ!」と喜んでいた。

 

「和葉さんは私が運んでおきました! 寝袋の中で寝ていますからご心配なく!」

「すっかり寝ているのね、ま今は休んでおいていつでも起きるようにしておかないとね」

 

 初の報告にエリカは呆れながら納得すると、天井に付いているスピーカーから円の声がした。

 

 

『もしもしー、テスト中ですわ。聞こえていますか?』

 

 

「円さんからだ」

「スピーカーがあるってことは、どこかにマイクが…あった」

 

 天井に付いているスピーカーにみほは驚きながら反応し、沙織は近くにあったマイクを見つけると起動して応答する。

 

「はいこちら武部沙織です、聞こえていますよ」

『あら沙織さん、聞こえていますか…操縦者はどうですの?』

「麻子とおりょうさん、小山先輩が今操縦確認している。そっちは大丈夫ですか?」

『こちらは大丈夫ですわ、皆さんのおかげで思った以上に出来上がりましたわね』

 

 沙織と円の言葉にみほは「さすが沙織さん」と言うと、華と優花里は首を上下に動かす。

 まほはラッセルタンカーの外を見て隣にある何かを見る。

 

 

 

 その何かとは、ロケットエンジンが付いたSL型のメカで、エンジンには砲台と思われる武装が付いていた。

 

 

「しかしあれでよかったのか? SLとはいえ車輪は普通のタイヤで石炭車は外したし…」

「本人からの要望で設計道理に書きましたので問題はないよ、それに今回は少し場所が激しいからね」

「ホシノー、言葉がややこしいよ」

 

 まほの質問にホシノが答えるが、彼女が言った言葉に違和感があったためナカジマが冷静に突っ込む。

 

「それじゃあ急いでいきましょう、麻子さんおりょうさん、小山先輩。どうですか?」

「メインのは少しややこしいが、マニュアルがあるだけでもわかりやすい」

「こっちもぜよ、後方のあまり使わない部分とは言え重要ぜよ」

「私も同じく、でも前の方だから少し大変だと思う」

 

 麻子とおりょう、柚子の言葉にまほは「そうか」と答える。そして彼女はみほに向けてこう言った。

 

「みほ、そろそろ行くか」

「うん、私も思っていたよお姉ちゃん」

 

 みほはそう答えると、円が『では、そろそろあれを言いますのね』と言うと、彼女は「はい」と答える。そして。

 

 

 

 

「『金魚すくい作戦』開始です!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 その頃外では、粟口田の仲間である井ノ原がメカを見ていた。

 

「あいつら、これを完成しやがって…彼女に連絡は?」

「いま通信班がやっておりますので少々お待ちを…」

 

 井ノ原の質問に生徒は答えながらも後ろにいる生徒に向ける。通信班である生徒は、通信機を使って通信していた。

 

「それにしてもあの人たちが作ったメカ…すごく大きいですね」

「ラッセル車だから少しは分かったが、まさかここまでとはな」

 

 生徒の言葉に彼女は答えていると、突然蒸気機関車の煙突から白い蒸気が放たれる。

 

「動き出した…どうやら出動するな」

「動き出した情報も伝えておきましたのでご安心してください」

「そうか、伝えていたなら安心した…なに!?」

 

 井ノ原はそう言いながらメカを見ていると、ラッセルタンカーと蒸気機関車型のメカが突然パズルのように消えて行き、気づいたときには2体のメカは消えていた。

 

「…こ、これは予想外ですね」

「っ!! すぐに伝えろ、彼女たちは急いで例のあれを用意しろ!」

「わ、わかりました!!」

 

 井ノ原の言葉に生徒は慌てて他の生徒らに伝えると、その生徒らもあわてて用意や通信をし始める。

 井ノ原は消えたと思うメカの方へと向くと同時ににらみつける、そしてこうつぶやいた。

 

 

「今に見とけよ…西住みほ」

 

 

番外編を作ったほうが良いでしょうか?

  • 構いません
  • そこは自由で
  • いいじゃないですか?
  • どうでもいい
  • 普通
  • 微妙
  • アウト
  • NG
  • もう少し先でいいかな?
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