ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

102 / 105
第92話『廃墟で敵遭遇! 探索開始!』

 ここは、チリにある世界遺産の1つ『ナスカの地上絵』から20キロ東にある大都会…しかし今は廃墟化となって誰も使われていない廃都市。

 その近くにある公園に謎の裂け目が出てくると、SL型のメカとラッセルタンカーが出てきてその場で停止した。

 

「やっと着いた、ここであっているのか?」

「Dー20はここしかありませんから、合っていると思いますが…」

 

 沙市音の言葉に円は答えると、吹雪は「あたたた」と目を回している。

 

「まずは外に出てみましょうか? そしたら電波は使えませんがどこかに手掛かりが」

「卓也の言う通りだな、ここは外に出て手掛かりを探すか」

 

 沙市音はそう言いながら外に出ようとすると、円が「沙市音様」と彼女に話し出す。

 

「ん、どうしたんだ円?」

「一応ですがみほさまに連絡を入れますわ、もしかしたらけがをしているかもしれませんし」

 

 円の言葉に彼女は「そうだな」と答えると「それじゃあ頼んだ」と言いながら外に出る。

 

「わかりましたわ沙市音様、連絡を入れてきますか」

 

 円はそう言いながら通信機を起動し、みほたちに連絡を入れる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「私たちは大丈夫です、勇樹さんの設計図をみながら作りましたのでけがは少なく済みました」

『そうですの、それは安心しましたわ』

「そっちは大丈夫ですか?」

『わたくしたちは特別な訓練を受けていますのよ、これぐらいは安心してくださいまし』

 

 円の連絡に沙織は「特別な訓練って」と言いながらジト目をすると、麻子が「落ち着け」と押さえつける。

 

『それよりも、いったん外に出ましょうか? この機械で行くと流石にばれてしまいますし』

「そうですね…会長、お姉ちゃんは?」

 

 みほはそう言って杏とまほに向けて言うと、彼女たちは「問題ない」と答える。

 

「自動車部と乗り物部のおかげで修理は終わったし、こっちは大丈夫だよー」

「私もだ、エリカも怪我は治ってきているから問題はない」

「だから西住ちゃん、連絡をお願いねー」

 

 杏の言葉にみほは「わかりました」と答えると、通信機で連絡をする。

 

「円さん、こちらは大丈夫です」

『わかりましたわ、それじゃあわたくしたちも準備を』

 

 円はそう言いながら通信機を切ると、優花里は「いきなりですね」と驚くように答える。

 

「それじゃあ準備するか。小山―」

「わかりました!」

「私もいく、一応他のみんなにも連絡をする」

 

 杏は小梅と一緒に、そしてまほはそのまま言いながら部屋から出ると、おりょうも「左衛門佐に連絡を入れてくるぜよ」と慌てて外に出る。

 

「西住殿」

「うん私も同じだよ秋山さん」

 

 心配する優花里にみほは答えると、沙織は「それじゃあみぽりん」と言うと彼女はこう答える。

 

 

「私たちも行きましょう、ここからは皆さん団体行動で行きましょう!」

 

 

 みほはそう言うと、みんなは「おー!!」と一斉に答える。

 

「それじゃあみんなに連絡をしないとね!」

「砲弾は準備していますから、万が一のことを考えて食料を!」

「レーダーとかを用意しないと…西住さん、そうだよな」

 

 麻子はそう言うとみほは「そうですね」と真剣に答たえる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 SL型のメカから沙市音が外に出ると、物陰に隠れながらあたりを見渡す。廃都市なため人はおらず、近くにあった遊具は錆びて動きは鈍く草木は枯れて建物は崩壊寸前になっていた。

 

「まぁ、長い時間かけていたらこうなるな」

 

 沙市音はそう言いながら近くの建物へと行き、壁に触れる。

 壁はもろくて崩れやすくなっており、まるで古いクッキーを触れたかのような触感をした。

 

「この様子だとあいつらはまだ来ていないな…一応みんなに知らせるか」

 

 沙市音はそう言いながら壁からSL型のメカに向けて走っていく。すると。

 

 

 ドガアアアアアアアッ!!

 

 

「おわっ!?」

 

 突然地面が揺れると同時に地面にはひびが入っていく。それを見た彼女は「おわっ!?」と驚き、急いで地面のひびから離れる。

 

「なんだこれ、地面が割れた!?」

 

 沙市音は驚いていると、Ⅳ号H型にのってきたみほたちがやってきた。

 

「沙市音さん、これは一体!?」

「オレも初めてだ! ただ、地面に何かがいる可能性が!!」

 

 沙市音はそう言っていると、地面から機械音がしてきて徐々に上へと近づいていいる。

 

「この音…機械音だな」

「そうだね、それにこっちに近づいている…」

 

 沙市音と沙織はそう言っていると、徐々に音は大きくなっていき何かが削る音も響いてきた。

 

「おまえら! しっかり戦車につかまっとけ!!」

 

 沙市音はそう言いながら戦車に体当たりをし、後へと動かす。突然の動きに彼女たちは「うわああっ!?」と驚いている。

 すると、地面から巨大なドリルが出てきて沙市音に刺そうとする。だが彼女は急いで腰からハンドが付いた銃を出してSLの煙突に放つと、ハンドはそれにつかむと同時に彼女はSLへと移動して攻撃をかわす。

 

「なんだあれは?!」

 

 ドリルを見て彼女は驚くと、ドリルと一緒に何かが地面から出てきた。そのなにかとは。

 

 

「こ、鯉のぼり?!」

 

 

 金色に輝く巨大なこいのぼり型のメカが出てくると、ドリルは中にしまうと同時に方向をラッセルタンカーの方へと変える。

 

『沙市音様! あの機械は!』

「知っているのか円?!」

『ええ知っていますわ!』

 

 円の言葉に沙市音は驚くと、優花里は「その人は一体誰でありますか?!」と質問する。

 

「私も初めて聞きます! その人物って?!」

「円! 教えてくれ!!」

『粟口田の仲間で幹部に1員、名前は…』

 

 円はそう言っているとこいのぼり型のメカの頭のハッチが開くと、銀色に輝く髪色にどくろの腕輪をしている少女が出てきた。

 

 

『彼女の名前は、花田(はなだ)滝恵(たきえ)ですわ!』

 

 

 円はそう言うと滝恵は「そのとーりなのだ!」と答える。

 

「私は花田滝恵だ! この粟口田の仲間であり幹部の一人だ! 未来の時に襲撃失敗したが、ここですぐに攻撃を!!」

「あ、もしかして捕まった仲間の?」

「そーですよ! って、捕まっていなーい!」

 

 沙織の言葉に滝恵は答えると、麻子は「声が大きいな」とジト目てみる。

 

「それよりも! ここから先は私が妨害だ、とーぜんぼーだ、道筋変更だー!!」

 

 彼女の言葉に、外に出てきた白井は「おいおい」とジト目で見る。

 

「しゃーねーな…みほ、お前らは先に行ってくれ」

「え、白井さん?」

「おねーさんも一緒にいるよ!」

「ナワジマさん!?」

 

 白井とナワジマの言葉にみほと沙織は驚き、沙市音は「お前ら」と反応する。

 

「おい滝恵、お前のそのこいのぼり型のメカと戦おうか?」

「お姉さんたちはこう見えて強いからねー」

 

 2人の言葉に滝恵は「お?」と反応する。

 

「なーんだ…こいつらの相手は流石に飽きるよ。相手はそっちにいる―」

 

 彼女はそう言いながらラッセルタンカーに向けて言うと、SL型のメカがラッセルタンカーに入ると同時にみほが「前進!」と言うと、Ⅳ号H型は発進すると同時にラッセルタンカーは発進していく。

 

 

「あ…あー!!」

 

 それを見た彼女は青ざめると、急いで中に入り『全速全身で急いで追えー!!』と声がすると同時に、こいのぼり型のメカは前に進んでいく…が。

 

「だから進ませないよー!!」

 

 ナワジマはそう言いながら腰にしている鞭を使って近くにあった電柱に投げる。

 

 ピシピシッ… バギイイッ!!

 

 脆くなっていた電柱は鞭の力で折れると、そのままメカのエンジンである胴体に刺さると、メカはその場で停止し口から煙が出てくる。

 

『にゃああああっ! エンジン故障したああああ!!』

 

 彼女の声に白井は「やるじゃん、ナワジマさん」と言うと、彼女は「にひひっ!」と喜ぶ。

 

「沙市音、ここから先は」

「私たちがやっておくよー!!」

 

 2人はそう言うと、白井は足にしている鉄球を出しナワジマは足に付いているスイッチを押すと車輪が出てきてモーターが起動する。

 それと同時にこいのぼり型のメカの背中から風船が出てきて浮かぶとプロペラが出てきて回転し、ナワジマたちに向ける。

 

『こうなったら、アンタたちを先に倒してやるー!!』

 

 滝恵の声がすると同時に口からドリルとハンマーが出てきて2人に向けて攻撃していく。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「沙市音さんあの二人は大丈夫ですか?!」

『大丈夫に決まっているさ! 白糸ナワジマはこう見えて力は強いからな』

 

 通信機から聞こえる沙市音の声に沙織は「ほ、ほんと?」と目を丸くしている。

 

『だけど、問題は石川ちゃんがどこにいるかだよね…』

「そうですね会長、私たちの力でできる限りのことをしましょう…」

「ですが、どうやって石川殿を探すか問題であります。電波妨害で通信機は使用範囲が限られてしまいますし」

「煙みたいなのを出してくれたらすぐにわかるけどな」

 

 みほの言葉に優花里と麻子は悩んでいると、通信機から『そう言えば』とカエサルの声がする。

 

『通信と言えば、勇樹は道具があったな』

『えー、それ本当ですかー?』

『私も初めて聞きます! 道具はたくさんあったのは分かりますが…』

「道具…」

 

 カエサルに続いて優季と典子は答え、みほは何かに気づいたのか考え込む。

 

『確か、カエル型目覚まし時計にじゃんけんボックス、ダジャレドリンク…一番あたらいい道具を聞いたら『煙幕警報花火』と言っていたな』

「あ、みほさん!」

 

 カエサルの言葉に華は何かに気づいたのかみほに向けて言うと、彼女も「私も同じことを考えていました!」と答える。

 

「空砲を放ちましょう! そしたら勇樹さんはその音に!」

『それいいねぇ、甘井ちゃんは?』

『同じく賛成! みんなも準備は万端らしいよ?』

 

 通信機から杏とココアの声がすると、みほは「それじゃあ!」と言うと同時にラッセルタンカーから各戦車が出てきて着地と同時にⅣ号H型の後ろに続いて移動する。

 そして一史と梓がハッチから出てくると『準備できました!』と声がする、それを聞いたみほは「ありがとうございます!」と言うと同時に、みんなに向けてこう言った。

 

 

 

『鶴の一声作戦、開始です!!』

 

 

 

 ウィイイイン…… ドガアアアアアアアッ!!!

 

 

 

 みほがそう言うと同時に、砲台は上へと向くと空砲が放たれ。音だけが当たりを響かせた。

 

番外編を作ったほうが良いでしょうか?

  • 構いません
  • そこは自由で
  • いいじゃないですか?
  • どうでもいい
  • 普通
  • 微妙
  • アウト
  • NG
  • もう少し先でいいかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。