その頃、沙市音たちはみほの作戦で空砲を放って勇樹たちを探している。
「空砲で築くと思っていましたが…」
「反応がないな」
華と麻子の言葉に優花里は「妙ですね」と言いながらあたりを見渡す。
「優花里さん、妙って?」
「はい西住殿、おかしなことに粟口田殿にその仲間が見えないのです」
「そう言えば…姿が見えないね」
みほの質問に優花里は答えると、沙織は優花里の言葉に何か気づいたのかそう答える。
沙織の言う通り、ここは廃都市なのに粟口田や彼女の仲間が乗っているメカや戦車が現れていない。地下にいるとしてもドリル音や地響きがする。
『円ちゃーん、ここでなんだけど質問してもいい?』
『あら珍しいですわね、えっと…角谷さん?』
『杏でいいよ、んで質問だけど…包囲されているんじゃない?』
杏の言葉にまほは『しまった、これは罠か!』と反応する。
みほもまほの言葉に気づくと麻子に「麻子さん、ブレーキを!」と指示をすると彼女は急いでブレーキをする。
ギギィィィイイイイイッ!!
各戦車以外にラッセルタンカーもブレーキをして加速を急速に減速させる、
「西住殿!? これは一体!!」
「粟口田さんは私たちの行動をどこかで知っていた! でも地上には戦車や機械がなかったから違和感があったけど、会長とお姉ちゃんの言葉で気づいた!」
優花里とみほの言葉に麻子は「そうか。それで相手は見つからなかったんだ!!」と反応しながらレバーを動かしている。
「え、どういう意味麻子!?」
『私たちにも分かるように説明しなさいよ!』
『まさか、西住さん!!』
沙織に続いてみどり子は慌てているに対しアキは西住の言葉に気づいたのか答えると、麻子は「粟口田たちは地上や建物にいるんじゃない!」と言いながらこう答えた。
「粟口田たちは地面にいる! あのこいのぼり型のメカが地面から出てきたということは、地面にあいつらがいるんだ!!」
麻子がそう言った瞬間、目の前に無数のコンセントとマジックハンドが出てきて彼女たちを捕まえようとしていた。
『ば、バックだべー!!』
『退避するわよ、急いで!!』
『撤退よ、急いで!!』
みんなはそれを見て慌てて戦車を後退すると、アーム等は戦車があった場所に攻撃していく。
「音で気づいている…麻子さん、急いでラッセルタンカーに!」
「わかった!」
「沙織さん、皆さんに連絡を! このままだと」
「わかったよみぽりん!」
みほの指示に麻子はレバーを動かして戦車をラッセルタンカーに向けて行く、沙織は急いで通信機でみんなに知らせていく。
そうしている間に、各戦車は慌ててラッセルタンカーに乗り込んでいき。アームはラッセルタンカーに攻撃していくが、頑丈になっているため攻撃しても装甲は曲がっていない。
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ドガアアッ! ドガドガアアアッ!!
「くっ! これは少し想定外だな!」
「まさか地面に敵が隠れていたとは…予想外ですわ!!」
ラッセルタンカーの操縦席には円と沙市音が外の様子を見ながら操縦機を動かしていた。それと同時に書く学園艦のリーダーたちが入ってきて「沙市音さん!」と声をかける。
「これって一体!?」
「わからねえ、ただ粟口田の仲間が作った特殊な装置でオレたちを捕まえようとしている!!」
「和葉さんを狙うと同時に、西住流を破滅にするようですわね!」
沙市音と円はそう言っていると、操縦席にいた月詠が「報告入ってきたよー!」と言いだした。
「今白井っちとナワジマちゃんから報告! 相手はやられたが発信機はつけたから心配無用! 今そっちに向かっているからって!」
「やられたか…だが発信機を付けただけでも結構いいぞ」
「そうですわね…ですがまずはこれをどうにかしませんとね!」
月詠の報告に、沙市音と円は答えると。まほも「そうだな」と言いながら操縦席に座る。
「沙市音、この触手は一体なんだ?」
「初めて見るが…黒薔薇のメカだとしたら接続装置『オクトパー』だな。戦車の電力であれば使用が可能だ」
沙市音の言葉にまほは「そうか」と答えると、ダージリンが「それよりも」と言いだした。
「このままですとわたくしたちもやられてしまいますわ、少し策を考えませんと」
「そうよ! このままつぶされるのは嫌よ!」
ダージリンに続いてカチューシャも言うと、ケイは「そうね、何とかしないと」と真剣な言葉で答える。
「それだとしたらこの触手をどうにかしないといけないわ、でも」
「頑丈だね…鉄に鉄は少し難しいよね」
「ですが、これ以外に私たちは助かる方法が!」
ケイに続いてミカと西は慌てて言うと、ココアは「ちょっとやばいなのは事実だね」と答える。すると。
『それでしたらこちらの指示に少しお願いします!』
通信機から和葉の声がしたためみんなは急いで向くと、天井からモニターが出てきて和葉と初が映し出される。
彼女たちの後ろには巨大なコンピューターが付いている機械と歯車が映っていた。
「和葉さん!? どうしてそこに」
『初さんから話を聞きました! あと鶴来さんからも』
「あいつら…それで、何だ話は?」
『あ、はい! 実はこのメカはドリルが付いていますが。先ほどの衝撃で一部の装置が故障してしまって動くことが出来なくなったのです』
「ドリル?! あ、でもあの設計図に乗っていたなら納得できるわ」
沙織は設計図を思い出しながら言うと、和葉は『あ、ありがとうございます』と照れる。
すると、猫田は何かに気づいたのか「も、もしかしてですが」と慌てて質問する。
「もしかして、ボクたちもその作業に手伝うことになるのですか…」
『はいそうです! 皆さんのご協力がないと修理が不可能ですので!!』
「それは大変じゃない! どうやったらいいの!?」
「私たちは大丈夫だけど、これはいくら何でも難しそうだよ?」
『そう来ると思って、実は専用の道具を綺羅さんたちがそっちに持っていってます』
和葉の言葉にみどり子とナカジマは戸惑う中、和葉の言葉に梓は「え、道具を?」と言うと後の扉から、工具箱を持った綺羅たちが入ってきた。
「お待たせしました皆さん!」
「綺羅さん! 月光さんに月奈さんも!」
綺羅たちの登場にみほは驚くと、月光が「例の道具をどうぞどうぞ!」と急ぎでみんなに青色の工具箱を配る。
「え、これってなんの工具箱!?」
『『製造用工具箱・修理機能と自動装置機能搭載』です! 初心者でも手先が不器用な人でも修理・改造・製造が可能の道具です!』
「おお、これを使えば私たちも!」
「便利な道具ね」
「改めて道具を見るが、さすが勇樹と和葉」
道具の説明にエルヴィンとダージリン、そして帆立はそう言うと。まほは「和葉、ありがとう」とお礼を言う。
「それでどこを修理すればいいんだ?」
『操縦席の下にあります。私は設計図を見ながら支持をしますので皆さんはそれを!』
『まほさんの真下にあるマンホール型のハッチがそれでーす!』
初の言葉にエリカは「真下?!」と急いでまほの真下を見ると、『エンジン用出入口』と書かれていた。
エルは「急いで開けましょう!」とパールを出して。祭里と一緒に蓋を動かすと、梯子とその奥から歯車音が響いている。
「歯車音が響きますね! これがもしかして」
「だが、この先は機械の音が響く。下手したら命を落とすかもしれない」
「光さえあればいいが…」
音に驚く絹代に対し、押田と安藤は暗く長い通路に悩んでいると。和葉が『ヘッドライト型フラッシュライトが入っています!』と言うとマリーが「これかしら」と海と魚の模様が描かれたヘッドライトを取り出す。
『それなら半径10メートル以内であれば光は照らすことが出来ます』
「ワォ! これはすごいわね!」
「ですが、このライトは10個しかありませんわね。使用する数に制限が出ますわ」
「だったら、私たちが行こうかな? 電子機器は使っていないところだからいけるかもしれないし」
「あたしたちも同じだよ、ナカジマがやるならこっちも手伝ってあげる」
ナカジマと前田の言葉にまほは「そうだな」と考え込み、そして彼女は「それでは頼んだ」と言いながら道具を渡す。
「分かった! それじゃあ行こう!」
「オッケー!」
ナカジマたちと前田達は例のホールから入っていき、梯子を伝って動力源がある場所へと降りていく。
「私たちは何をすればいいんだ?」
『それでしたら、操縦機にある『メイン装置復元機器』を開けてください。もし歯車が動かないとしたらそこの基盤に』
和葉の言葉に押田は「それを付けていたのか」と驚きながら探していると、福田が「発見しました!」と言ったためみんなは急いでいくと、壁に『メイン装置復元機器』と書かれた箱が壁についていた。
「ありました! 壁に付いておりますがこれを外すのですか?!」
『いえ西さん、その箱は先ほど言っていた機械に電気を伝えるために必要なコードが生まれていまして、基盤とかもそこに埋めています』
和葉の言葉にルミは「どうなってんだよ」と言いながら蓋を開けると、プラスチックの取っ手が付いた基盤と赤・青・黄のコードが付いている。
「これってもしかして例の!?」
「す、すごい種類ぜよ」
「爆弾解除ゲームよりすごいぴよ!」
中身を見た小山、おりょう、そしてぴよたんは驚くと沙市音は「ま、これくらい予想していた」とジト目で見る。
「それで和葉、これをどうすればいいんだ?」
『テスターを使ってください、反応がなければそれを抜くだけで行けます!』
「意外と簡単っすね。それじゃあテスターで…テスター?」
ペパロニの言葉に円「え、テスター知りませんの!?」と驚くと、カルパッチョも「私も、初めて聞きます」と戸惑いながら答える。
それを聞いた沙市音は「知らない奴いるんだ」と感心していると、沙織は「そこですか!?」とツッコミをしながら驚く。
「テスターはわたくしが話しておきます、沙市音様は」
「修理しておく、それじゃあやるか」
沙市音はそう言いながら道具を手にすると、まほも「そうだな」と答える。
「このままだといつ壊れるか分からない、急いで修理を使用」
「頼んだぞ」
まほの言葉に沙市音は答えると、みんなは急いで修理をし始めた。
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「粟口田さん、この調子ですと彼らを捕まえることが出来ます」
『分かった、私は少しけがをしたから休む』
「いいですよそれくらい…アイツぶっ倒してやるからな」」
緑色のポニーテールをした少女は通信機で言うと、粟口田は『その調子』と答える。
『あいつらを倒して西住流を破滅、そして新たな私が未来を変える…粟口田と言う人生を変えてやるんだ!』
粟口田の言葉に彼女は「その調子です!」と目を光らせている。
「他の皆さんも、粟口田さんのために精一杯働いていますよ。未来を変えるためであれば!」
『さすが私たちの僕、と言ったほうが良いかしら? みほたちが乗っているあれは?』
「上から聞きましたが、今圧力をかけて出来る限り逃がさないようにしています。あのメカの部品は結構強いですから簡単には―」
少女がそう言っていると、1名の生徒が急いで入ってきた。
「た、大変です!」
「どうしたんですか? 今粟口田さんと連絡をしていますよ」
「逃げました! 突然ドリルと刀でアームを切って地面に逃げました!」
「そうですか…って逃げた?!」
彼女は急いで操縦席があるほうへと走っていく、後から来た生徒も急いで彼女の後を追っていく。
操縦席に着いた彼女はメイン画面と思われる大型の画面を見たのは、ちぎれたり切れたアームと地面に大きな穴が映っていた。
「
「地面には無数の地下施設があり、その中には日本やアメリカ、オーストラリア行きの地下鉄もあります!」
「今から追いましょうか?!」
多くの生徒に、鹿島と呼ばれた生徒は「お、落ち着いて…落ち着くんだ」と言いながらポケットから手乗りサイズのケースを出して中から青色の錠剤を数個口にする。
「ふぅ…直ちに
鹿島の指示に生徒らは「わかりました!」と答えると、飛揚と陸奥と巻雲は多くの生徒らと一緒に『戦車保管庫』と書かれたところへと入っていき、残りは操縦や機械整備などをし始める。
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「何とか逃げ切れたっす…」
「2つとも異常があったのは予想外でした」
ペパロニと色刃はそう言うと、ナカジマも「たしかにそれは驚いたよ」と苦笑いする。
「ま、その分落ちる前にドリルが出てきて穴を掘ることが出来たし。あとは」
「モリリアーティと勇樹たちを救って、どこかへと隠れるのね!」
「そうと決まれば、急いでいきましょう」
のんびり話すアイヌにづ付き、ケイとダージリンが言うとココアは「そうだね」と言いながらトランシーバーを出して起動する。
「こちら、ココア。ちょうど終わったところで今上に行ってもいいかな?」
「全ての装置に故障個所はなし、煙幕発生なしなのが正常」
「そーそー、そっちはどう?」
ココアと色刃の報告にトランシーバーから『ありがとうございます、こちらも操縦に異常はありません。白井さんとナワジマさんももうすぐ来ると連絡が―』と言いかけた。その時。
ドガアアアアアアアッ!!
「おわっ!?」
「きゃっ!!」
「っと!」
「何今の衝撃は!?」
突然の衝撃にココアたちは驚いていると、色刃は「衝撃、原因は何かが追っている」と冷静に答えている。
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「後からついて来ている? いったいどういう意味色刃ちゃん」
シーバーからの連絡を聞いた沙織が言うと、色刃は『その名の通り、後方画面を見ている人がいたら報告を』と答える。
沙織は「どういう意味かもう少し話してよ」と文句を言いながらも、彼女はエリカに「エリカさん、色刃ちゃんから」と連絡する。
「後方から追っている? 今エミから聞いてみるわ。エミ」
「エリカさん大変です! 後方にM4中戦車を5両とM7中戦車を3両が追ってきています!」
「なんですって?! 沙織聞いた、今彼女の仲間が追ってきているわ! 色刃の予測通り!!」
エリカの報告に沙織は「了解!」と答えると、みんなに知らせていく。
「大変なことになったな、まさか相手も用意していたとは」
「隊長、そうですね。これは予想外でした」
「いつも勇樹が言っていた『巨大メカ』で行くと思っていたが、戦車とはな」
まほの言葉にエリカは「そうですね」と言いながら画面を見ている。
「まほ、そっちはどうだ?」
「我狼院、少し事態が変わった。彼女の仲間が襲い始めたようだ」
「襲い始めたか、まさかだと思うが実弾の可能性があるのか」
「その可能性はある…戦車で追うのは知っていたのか?」
「可能性として言ったが、当たるのは予想外だ…小春田め」
まほと我狼院の言葉にエリカは「専門用語並みにすごい」と言いながら画面を見ていた。すると。
『あーあー、マイクのテスト中。アタシ、白井とナワジマは今地下鉄の駅内にいる』
白井の話を聞いたエリカは「ちょっと、こんな時に!」とイラつきながら、近くにあった受話器を手にする。
「こんな時になんて話をするの! 今それどころじゃないわよ!」
『ん、そっかごめんごめん…それよりもちょっと面白い情報があったぞ。メモをしてくれ』
「情報ぅ? くだらない情報だったら容赦しないわよ。早く言いなさい、こっちも今大変なことに―」
イラつくエリカはそう言いながらメモの準備をすると、白井は『わかった、言うぞ』と真剣にことを言いだした。
『いまいる地下鉄駅内だけど、どうやら他の国につながる国際駅だと分かった。これを利用して相手を巻くことが出来るぞ』
白井の言葉にエリカは「先ほどの言葉は撤回する、今隊長に知らせるわ」と言いながら先ほどの内容をメモをすると、それをまほに渡す。
「なるほど、これをみんなに知らせたほうが良いか?」
「隊長からの言葉にアンタは?」
『一応知らせてくれ、こっちは少し勇樹たちを探してく。もしかしたらこの駅の地下で入り口付近にあいつらがいる可能性が高いからな』
白井の言葉にまほは「わかった、探してくれ」と言うと白井は『りょーかい』と同時に通話を終える。
「我狼院、お前たちの仲間にも」
「わかった、みほたちはまほにお願いする」
「ああ」
我狼院とまほはそう言うとすぐに行動し、エリカは「国際駅ね…」と言いながらメモをし、近くにあった眼鏡ケースに入れる。
それと同時にM4中戦車から砲弾が放たれてラッセルタンカーに当たる。
番外編を作ったほうが良いでしょうか?
-
構いません
-
そこは自由で
-
いいじゃないですか?
-
どうでもいい
-
普通
-
微妙
-
アウト
-
NG
-
もう少し先でいいかな?