ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

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第94話『作戦・成功か失敗不明?!』

 

 ドガアアアアッ! ドガドガアアアッ!!

 

「撃て撃て撃てえええっ!! あの乗り物に当てるんだあああああっ!!」

 

 M4中戦車に乗っている飛揚の言葉に生徒らは「わかりました!」と答えながら砲弾を装填し、それを放っていく。

 

 ドガアアアアアアアッ!!

 

「相手が動きながら逃げているため、攻撃は流石に難しいです…当たるのでしょうか?」

「当たるかあたらないかは何度も打てば分かる! 急いで攻撃をするんだ!!」

「はひいいっ!!」

 

 飛揚の言葉に生徒は怯えながら装填していると、1名の生徒が「報告です!」と飛揚に知らせる。

 

「たった今、地上へとつなぐ地下鉄の出入り口から白井とナワジマが出てきました!」

「なんだと…いや、あいつらは放っておけ。どうせ逃げている可能性が高い」

「わかりました!」

 

 生徒はそう答えると、飛揚は「そのまま撃てえええっ!」と指示を出すのであった。途中。

 

 

 ガゴッ!!

 

 

「アブなっ!」

 

 巨大な球体がラッセルタンカーから落ちてきたため、戦車はそれ避けると球体は後ろへと転がっていきどこかへと消えて行った。

 飛揚は「危ないだろー!」と叫んでいるが、最後尾のM7中戦車に乗っているある生徒は球体が通っていた方へとずっと向いていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『こちら白井、今のところ敵は見当たらない。警戒している可能性があるが念のため身長に行く』

「わかった、今地理部とカモさんチーム、モモンガチームそしてBC自由学園が乗って移動している」

『了解!』

「そして、仲間である綺羅も一緒にいる。何かあったら彼女が持っている通信機で知らせてくれ、トランシーバーだと電池に制限があるからな」

『分かった』

 

 我狼院は通信機で白井の応答を聞くと、エルは「厄介なことになったわね」と真剣に言う。

 

「それにしても、粟口田の仲間は流石と言ったほうが良いだろうか」

「動くも砲弾を装填する時間も無駄がない、よけるのも上手ねぇ」

「さすがですわね、ですが今は逃げるが優先ね」

 

 後ろに入っている7両の戦車を見て雅緋と歩美、そして剣がそう言うとまほは「確かにそうだな」と答える。

 

「黒森峰もこのように素早く動きが軽やかな者はいない、学びたいものだ」

「へー、黒森峰の隊長さんも感心するんだ。意外だ」

 

 まほの言葉に祭梨は答えると、響子は「そうだねぇ~」とのんきに答える。すると。

 

「…そ、逸れました」

「え、何が?」

 

 則都が言った言葉にケイは反応すると、彼は「ひっ!」と怯えたため月詠は「よしよし」と彼の頭をなでる。

 

「ごめんごめん、則都は人見知りで」

「あ、そうなんだ。ソーリー、こっちもごめんね」

「う…うん」

 

 怯える則都に月詠は「そう言えば、何を言っていたの?」と言うと彼は「実は」と話し始める。

 

 

 

「戦車、6両になったよ」

 

 

 

 則都の言葉にみんなは急いで画面を見ると、後から追っていたM4中戦車とM7中戦車は追っていたが、なぜか1両少なかった。

 

「まさか、あの作戦を知ったの?!」

「それはないっす! うちが考えた作戦なんでそんなにすぐには!」

「ペパロニさんの言う通りだべ、おらたちもそんな作戦は思いつかなかっただ」

「んだんだ!」

「だとしらたどうやって行ったんだ!?」

「それよりも前にどこから聞いたんですの!?」

 

 それを見たみんなは慌てていると、色刃が「球体」とつぶやく。色刃の言葉を聞いた沙希は何かに気づいたのか、梓の肩をたたく。

 

「沙希どうしたの? 今は事態が!」

「…球体」

 

 沙希の言葉を聞いた彼女は「え…あ!」と何かに気づくと急いでまほに知らせる。

 

「まほさん、もしかしたら落とした球体に違和感があったのでは?!」

「そうか、さっきので相手は違和感が…不覚だ」

 

 まほはそう言うと月光は「少し厄介なことになったね」と冷静に答える。

 

「そうだ、沙織さん出来る限りでいいですからマリーさんに連絡を」

「あ、そうか白井さんたちは地上にいて、電波つながらなくてもマリーさんたちなら!」

「チャンスはあるってことか」

 

 月奈の言葉に沙織とナオミは答えると彼女は「正解」とほほ笑む。

 

「わかった、出来る限りやってみるよ!」

「通信機は…和葉、通信機どこに?」

「そちらの壁にダイヤルと受話器が付いた通信機でお願いします!」

 

 和葉の言葉にまほは「壁か!」とあたりを見渡すと、壁に『通信機』と書かれた箱があるのを発見し急いで開けると、黒電話に2つのダイヤルとスピーカーが付いているのを発見した。

 沙織は「ありがとう!」と急いで使用し、マリーたちに連絡をする。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 その頃、白井とナワジマは博物館と思われる場所に入っていた。

 

「勇樹君のことを考えるとしたら、まずはここだね」

「電子機器は持っているとして、問題の装甲とかはここで補えばいいからな」

 

 2人はそう言いながら物陰に隠れつつ移動していると、ナワジマが「あ、連絡が」と持っていた携帯が光っていることに気づく。

 

「連絡って、もしかして」

「わからないけど、見てみよっか」

 

 白井とナワジマはそう言いながら携帯を出して見ると、『メール1通』と表示されていてその内容を見てみる。

 メールの見たナワジマは「少し急ごう」と言うと、彼女が履いている靴に付いているスイッチを入れる。

 

「急がないと彼らが危ない!」

「わかった!」

 

 ナワジマの言葉に白井は答えると、彼女は「これにつかまって!」とポケットから紐が付いたベルトを出すと白井は「わかった!」とベルトをする。そして。

 

「GO!」

 

 

 

 ギュィイイイイッ!!

 

 

 

 ナワジマが走ると同時にモーターは起動し、スケートのように滑っていく。白井は近くにあった楯を取るとそれをそりのようにして滑っていく。

 

「この先にホールは!?」

「パンフレットを持ってきたから…この先に行ったら左に直進! 化石コーナーを右に曲がっていけばホールがある! でもどうして?!」

「メールにこれが!」

 

 ナワジマはそう言いながら携帯を白井に見せると、そこには『助けて、ピンチ』と書かれていた。

 

「この携帯は近くに電子機器がないと受信できないタイプでね、使用範囲は約1500メートル以内だよ!」

「なるほど、敵のも受信すれば味方も…って矛盾しているような?」

「細かいことはいいのっ!」

 

 ナワジマはそう言いながら左右に曲がっていきホールと思われる場所の前に行くと、無数の生徒らが大木を使って扉に攻撃していた。

 

「さっさと開けろー!! って、急ぐんだ!」

「井ノ原さんも手伝ってください! これ重いですから!」

「それを使って頭に攻撃しますよ!」

 

 2名の言葉に井ノ原は「あ、わかった」と慌てて大木を持つのを手伝うと、勢いよく扉に攻撃する。

 

「意外とシンプルな攻撃だね」

「出来る限り費用を抑えるためにしているからな…人件費と体力費が別なのは嫌だが」

 

 白井の話を聞いたナワジマは「あ、そう」と目をそらしてパンフレットを見ていると彼女は「ねえこれはどう」と白井に話す。

 それを見た彼女は「なるほど、その案があったな」と言うと腰から巨大なハンマーを出す。

 

「チャンスは何度か行けるけど、1度しかないね」

「こいつらをやっつけるなら、行けるかもな!」

 

 白井はそう言いながらハンマーを近くの化石にぶつける、その衝撃で化石は崩れて瓦礫となりその音を聞いた生徒らは後ろを振り向く。

 

「なっ! お前たちは新ブン・ボーグの白井とナワジマ!!」

「やーい、こっちにこいよーだ」

 

 白井はそう言うとナワジマは「逃げる!」と言いながら白井を連れて逃げる。

 

「おい、追いかけるぞ! 扉は後でするぞ!」

『『『了解!!』』』

 

 井ノ原の指示に生徒らは答えると、彼女たちは武器を手にして中島たちを追いかけ始めた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「収まった…?」

 

 その頃、勇樹たちは博物館内にある道具や機材などを使って扉を塞いでいた。扉を塞いだ理由は、先ほどの井ノ原たちが入ってくるのを防ぐためだ。

 

「音が引いているからそうだね。それよりも」

「窓から出ようとしても窓は防弾で簡単には壊れないっす」

「床も頑丈にされていますし、熱伝導のため銅が何重にもしております」

「しかも、その銅を一枚刃がしてみたら熱を通す専用の機材があるから壊せませんわ」

「天井も、強化プラスチックを使用しているから壊れないぞ」

 

 太田たちの言葉に百合子は「おまけに道具が」と言いながら道具の山を見る。

 

「文、道具はどうなの?」

「どれもダメだ、雷によってすべてショート状態となっているから壊れかけている」

「修理するにせよ、ここでやるとしたら十分な工具が必要…ですよね、勇樹さん」

 

 文と天女はそう言うと勇樹は「そうだな」と頭を抱えながら道具の山を見る。

 

「使えるのはカバンの中に入っているのがすべてだから、安心したが。問題は使えるかどうかだ」

「うん、薪ツボは大丈夫だったけどこれらは…」

 

 勇樹と福音はそう言いながらカバンの中に入っている道具を見ると、伊江は「確かに」と頭を抱える。すると。

 

 

 ガタガタガタッ!

 

 

「っ!?」

 

 突然扉が大きく揺れ機材も崩れてきたため、伊江は「あいつらか?!」と言うとみんなは武器を手にして構える。

 

「太田、伊江! 急いでバリゲートを!」

「わかった!」

「おうよ!」

 

 勇樹の言葉に2人は急いで機材を手にしてバリゲートを修復していく。だが音は徐々に大きくなっていき扉に使用されているバリゲートが徐々に落ちていき。そして。

 

 

 ドガアアアアアアアッ!!

 

 

 

 機材はあたりに散らばり扉は壊され2名の人物が入っていく、それを見たみんなは緊張が走る…が。

 

「やっほー!」

「大丈夫か?」

 

 ナワジマと白井を見て勇樹ア「ナワジマさん、白井!?」と驚く。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「なるほど、それでここにいたんだね」

 

 白井は勇樹たちの話を聞いて彼女は納得すると、百合子が「そうなんです」と答える。

 

「落ちた先が湖なのが幸いでしたが」

「あいつらの仲間がすぐにやってきて大変だった」

「何とか陸地に出て街中に行きますが」

「そこはもう廃墟かとなった都市で逃げるのに苦労したっす」

「それにあのメカから放たれた雷で勇樹の道具の9割は故障だ」

 

 百合子に続いて、伊江とアレン、霊華と蓮華はそう言いながら道具の山を見る。文が道具の一つを修理をしていた。

 

「ですが、町が廃墟の中急いでスーパーマーケットやホームセンターで必要な物を集めて」

「この廃墟となった博物館に隠れて皆さんが来るのを待っていました」

「うんうん! 粟口田の仲間がいないときにお兄ちゃんが携帯を使って特殊電波が届かないところに行って通信したんだよ!」

 

 奈々と天女、福音を聞いた白井は「それでここに隠れていたんだ」と言いながら、カップ麺やインスタント食品の山を見て答える。

 

「そう言えば、真莉愛さんは?」

「それが少し具合が悪く横になっていまして…」

 

 ナワジマの言葉に奈々は反対方へと向くと、顔が青くなって寝袋で横になっている真莉愛を見つける。

 

「文に一応調べたら『時空酔い』と分かったから安心したよ」

「しかし、ここにいつまでもいたら流石にな」

 

 百合子と勇樹はそう言うと白井は「それもそうだな」と納得する。

 

「一応扉はさらに頑丈にしたから問題はないが…」

 

 白井の言葉に桜は「そうね」と言いながら扉を見ると、セメントや鉄筋などを使って扉を頑丈にして入れないようにしていた。

 

「そう言えば、さっきまほさんから連絡来たんだけど『今仲間をそちらに送った』と」

「仲間?」

 

 ナワジマの言葉にアレンは反応すると、太田は「仲間っていったい誰だろう」と言った、その時。

 

 

 ドゴオンッ!!

 

 

「うわっ! なんだ!?」

 

 突然壁から何か爆発がしたのに文は慌てて振り向くと、壁の一部が崩れてルノーB1bisとモグラメカと九四式系装甲車TK、ソミュアS35とARL-44そしてルノーFT-17が入ってきた。

 それと同時にモグラメカのドリルから大きな風船が放たれて壁に当たると一気に膨らむ。

 

「あ、あれってまさか!」

 

 伊江が驚いているとルノーB1bisからそど子が出てきて「助けに来たわよ!」と言いだした。

 

「みどり子さん! どうしてここに!?」

「ナワジマさんが地面にチョークで『博物館に行ってく』と書かれていたんだよ」

「それで私茜はそれを調べて」

「私葵は、みんなが隠れそうなところを調べたってことです」

 

 驚く京子にモヨ子と茜、葵はそう言うとナワジマは「手掛かりが役に立った」とほほ笑む。

 

「それよりも、ここから出たほうが良いぞ。外には粟口田の仲間がここにやってきていた」

「それは大変っすよ! 文さん道具は!?」

「全部ではないが1割は出来た、今はカバンに入れた」

 

 アイヌの報告に霊華は慌てていると文は道具を入れたことに言うと、桜は「それじゃあ急いで」と優木に向けて言う…が。

 

「あー…それなんだけどメカが」

 

 目線をそらして困った表情で言う勇樹に伊江は「あ、しまった!」と思い出す。

 

「そう言えばメカの部品がないんだ!」

「そうですね、資金もありませんし鉄の部品が少ないですし…」

「電子機器はあっても、さすがに無理だ…ああ貧血が」

 

 太田と奈々に続き文も言うが、彼女は貧血を起こして地面に倒れる。それを見た穂多留は「よっと」と言いながら彼女を姫様抱っこする。

 

「どうやってここから逃げれば…」

「お姉さんのローラースケートでならいけるんだけど。さすがに人数が2人以上だと流石にねぇ」

 

 百合子は外を見て言うが、ナワジマはローラースケートを見て言うと白井は「確かにそうだな」と答えた。するとみどり子が。

 

 

 

「だったら、風紀を破ってみない?」

 

 

 

 それを聞いたみんなはみどり子を見ると、彼女の後ろにはバッドや竹刀に大量のペイント弾が入った空気銃を持っていた。

 

番外編を作ったほうが良いでしょうか?

  • 構いません
  • そこは自由で
  • いいじゃないですか?
  • どうでもいい
  • 普通
  • 微妙
  • アウト
  • NG
  • もう少し先でいいかな?
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