ドガアアアアアアアッ!! ドガアアアアアアアッ!!
「固っ! どんだけ固めたんだあいつらは?!」
「何かテープのようなもので固定している…だが何度もやれば壊れるはずだ!」
「もっとやるぞー!!」
その頃井ノ原たちは、元の場所に戻って丸太を使って扉を壊していた。なぜこうなったか、それは先ほどナワジマと白井を追いかけていた時だ。
確かに彼女たちは2人を追っていた、逃げないように。しかしナワジマが履いているのはローラースケートで彼女は元ローラースケート選手、陸上選手でも追いつくことが困難だ。
そうしていると徐々に距離を取られてしまい、気づいたときには見失っていた彼女たちだ。しかしナワジマたちは博物館の構造を利用して回り込み、勇樹たちがいるホールへと戻っていった。
だが、何度もしていると扉にひびは入っていきいつ壊れてもおかしくない状態へと変化していた。そして。
「やれええええっ!!」
井ノ原の言葉に生徒らは「おりゃあああ!!!」と叫びながら一気に叩こうとした…その時。
ドガアアアアッ!! バギャアアッ!!!
「な、なんだ!?」
突然扉が壊れると同時に、5両の戦車とメカが出てきて前に進んできた。
それを見た井ノ原は驚いていると生徒の1名が「に、逃げましょう。潰れますよ!」と慌てて言うと彼女は「て、撤退だ!」と左右にある通路へと入っていく。
他の生徒らも急いで左右の通路に入ると戦車とメカは進んでいき、壁を徐々に壊して外へ無理やり出て行った。
「な、何だあれは…!?」
その光景を井ノ原は驚くだけしかできない。
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「どいたどいたどいたー!!」
「風紀員が通るっすよー!!」
外では、B1bisのカモさんチームが先頭で前に進んでおり。行き行き先にいる黒薔薇の生徒が乗っている戦車を無理やりどかしながら進んでいた。
「だ、大丈夫ですかあんなことをして?!」
「さすがに心配です」
「私も同感する」
ソミュアS35に乗っている百合子と天女、そして安藤が言うと通信機から『大丈夫です』とまりあのこえがきこえる。
「真莉愛さん?!」
「大丈夫ですか!?」
『ええ、戦車の揺れで少しは…』
「どういう理論だ…」
真莉愛の言葉に安藤が突っ込むと、乗っていた伊江が「落ち着け、現実で考えるな」と安藤を落ち着かせる。
「それよりも、そど子さんが大丈夫って?」
『みどり子ちゃん、ああ見えて真面目で少し外してしまうところはあるけど。なんだかあの子に似ていて』
「あの子??」
百合子の質問に真莉愛は答えていると安藤が「あの子」と反応すると伊江が「あー、なるほど」と納得する。
「あの子か…確かにそうだな」
「え、伊江も七日!?」
「ん、そうだな。お前も一度会ったことあるぞ」
「私もあったのか?!」
伊江の言葉に安藤は驚く中、『通信中すみません!』と通信機から京子の声がした。
『あ、京子ちゃんから出すね。それじゃあ私はここまでで』
「あ、わかりました。京子さんどーぞ」
『この先地下鉄に行く入り口がありました! 白井さんから話がありましたが、ここであっているのですか!?』
「あー、言われてみれば…ってなんで私たちに?」
百合子の言葉に京子は『あ、えっと』と戸惑う声がした。何かあったのだろうかとみんなは確信する。
「はぁ…京子に通信だ、そのままっ進めと」
「あ、はい。京子さんこのまま進んでください」
安藤の言葉に百合子は通信すると、通信機の向こうから「わ、わかりました!」と慌てる声がする。
そうしていると速度は徐々に増していき、戦車と目からは地下へと行く階段に無理やり入っていくのであった。
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その頃、粟口田は近くにあった住宅街の一部を取り壊し、専用のテントを立てていた。
テントの周りには生徒らがコンクリートでレンガをつくり、そのレンガで何かを作っていた。
「逃がした。それは本当ですの?」
「はい、井ノ原の報告によりますと『勇樹の仲間が来た』ときまして」
夕霧の報告に粟口田は「なるほど」と言いながら、カップに注いだ紅茶を飲む。
「それで、妨害とかはどうでしたか?」
「一応しましたが、相手はあの大洗のカモさんチームです。風紀ならば簡単に」
「それ以外に豆戦車に中戦車軍、そしてあの珍等師学園都市高等部の地理部もいます。強敵軍です」
夕霧に続いて初春が答えると、粟口田は「ふむ」と答える。そして。
「すぐに建築の速度を速めてください。そしたら至急例の5台メカと強力戦車を起動してくださいまし」
それを聞いた初春たちは「ええ?!」と驚く。
「そ、それは事実ですか?! いくら何でも早すぎだと!」
「私も同じです! それに戦車ならともかく5台のあれは!!」
「同意するっす!」
3名の生徒はそう言っていると、粟口田は「心配しないでくださいまし」と言いながら画面を起動する。
「5台のメカは、もう安心してくださいまし。向こうから許可が来ましたからすぐに向かっていますわ」
「向かっている…まさか!」
夕霧の言葉に生徒はざわつき始める。そうしていると1名の生徒が「報告します!」と言いながら入ってきた。
「たった今、
それを聞いた初春は「いくら何でも早いわい!」とツッコミを入れる。
だが、夕霧は「急いで迎えに行くぞ!」と慌てていくと、生徒らも「は、はい!」と慌てて彼女の後を追っていくのであった。それを見た粟口田は紅茶を飲むと同時にこう言った。
「決戦は、近いね」
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「地下に入ったのはいいけど」
「問題はあいつらだな…あの戦車やメカニック、人数が多いからな」
パゾ美と伊江は地下鉄内の駅構内で地図を見ながら言っている。それを見た押田は「あの机は何だ」と、勇樹に向けて机型の道具を言う。
「あれは机型マップマシン『地図円卓』だ」
「2500年までの地図情報に地下鉄や空港状態、災害予測などを調べることが出来るっす」
勇樹と一緒に霊華が言うと、安藤は「なるほど、これは便利そうだ」と言いながらジト目で道具を見て言う。
「それよりも勇樹、あの井ノ原は一体何者なんだ」
「黒薔薇幹部の1人…と言ってもあいつは中幹部と言った言いレベルだな」
「中幹部?」
勇樹の言葉に安藤は違和感があるような反応すると、伊江は「あ、オレが説明する」とカバンからホワイトボードを出す。
「幹部は簡単に言うと選抜隊でな、まぁお前たちが考えている幹部はその1部、あいつらの幹部は並、中、上の3つがある。井ノ原はその幹部の一員でまだ誰も知られていないんだ」
「その幹部は分かりましたが、どうしてその情報を?」
「和葉さんからの情報、彼女は元敵であっても黒薔薇の元生徒。敵とはいえ彼女は私たちと同じ人間、助けてあげないとね」
桜の言葉にみどり子は「確かにそうね」と真剣に答える。
「それよりも先輩、ここからどうやって出ればいいんすか?」
「それなんだが…いいものがあったぞ」
霊華の言葉に勇樹はそう言いながら駅の中に入っていくと、アイヌは「おい勇樹?」と彼の後を追っていく。
「あ、待ってくれ勇樹!」
「先輩どうしたんすか!?」
それを見た押田と霊華は慌てて後を追っていくと、百合子は「え、ええ?!」と慌てる。
「あの、突然行動していいのですか!?」
『葵と茜が行くよ! みんなはここにいといて!』
茜と葵はそう言いながら急いで追うと、伊江は「いいのかよ」とジト目で2人を見て言う。
「だが、ここで待つのは流石に時間がかかる、どうする?」
連華の言葉に太田は「今それ話す?」と言うと天女は「確かにそうですね」と同意する。
「蓮華さん、少し体調面のことも考えてください」
「天女さん少し違うけど!?」
天女の言葉に太田は突っ込むと、小森が「太田、少しいいか?」と言ってきた。
それを聞いた太田は「なんですか」と言うと、祖父江と砂辺とマリーが円卓を見ていた。
「どうしたの小森? 何か大変なことがあったの?」
「あったというより、この地図を見てくれ」
小森の言葉に太田は円卓を見る、円卓には地下鉄の路線が描かれていた。
「チリの地下鉄…それがどうしたの?」
「わからないのですか? これを見て」
祖父江の言葉に彼は「ちょっとそれは」と言いながら見ていると、赤い線の一部が時計へと延びていた。
「これって…まさか!」
「チリ語で書かれているけど…小森さんわかる?」
「地球反転専用トンネル出入り口専用門…細かい文字は分からないがこれだけは分かるな」
小森の言葉に太田は「本当だ、確かに書いている」と反応する。
「って、それと何が関係あるの?」
「それなんだが、今この装置から黒薔薇の反応があった、まぁボクたちがここにいるってことがわかったてことだが」
「ああ、なるほど」
小森の話を聞いていた天女は何かに気づくと円卓に何かを描き始めた。
「この出入り口は、電波で開くようになっている。しかし今は廃都市となっているため専用の電波を発する装置はない…ですが」
「ああ、何かに反応すると装置はそれを信号と見なされて起動する。わかりやすく言うと盗聴器の電波にラジコンが反応するってことだ」
天女と小森はそう言うと砂辺は「だとしたら、範囲は」と言いながら円卓に書き込んでいく。
「装置が大きければ大きいほど電波の使用範囲は広くなる。だが粟口田が落ちたときには」
「その装置がなく専用の装置も落ちていった、それに大きさからしてもあの乗り物だと半径30キロ以内」
「だけど、あいつらの本体…つまり核が来たら例の装置を持ってくる可能性は高い」
「半径も更に広くなり都市を封じ込めることが出来る」
小森たちの言葉に太田は「あ、そうか!」と気付いた。
「太田、気づいたか…先ほどの機械は壊れているが一部がまだ起動している。あの様子だと半径50から70キロ以内にいる」
「大きさからして結構広いな…都会にいる可能性は引くね。だとしたら」
「金銀鉱山が最も多いところでしょうか? もしくは」
「住宅街だな、ちょうどこの装置がある場所は海側ではなく陸地が辺り、しかも山が少ない方面だね」
小森たちの話に伊江は「すごい速いな言葉で言うな」と驚いていた。
番外編を作ったほうが良いでしょうか?
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構いません
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そこは自由で
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いいじゃないですか?
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どうでもいい
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普通
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微妙
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アウト
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NG
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もう少し先でいいかな?