「カンガルーですか」
百合子の言う通り、彼が選んだのはボクサースタイルのカンガルーであった。
小梅は「わかりました、早速みほさんに知らせます」と言いながらみほの処へと行くのであった。
「ボクサーですか、なんだか強いイメージがします」
「そうだな、しかもカンガルーだからそう思うな」
百合子と伊江はそう言っていると。「おーい、みんなー」と福音がやってきた。
「ん、福音君。どうしたんだい?」
「あ、幹子ちゃん。実は戦車道に入りたいという人がいたんだ」
「そうか、戦車道に入りたい人がいる……いるの!?」
福音の言葉を聞いた小森は驚くと、彼女は「いるよ」と答える。
彼女の声が大きかったのか、みほたちにも彼女の声が聞こえて集まってきた。
「福音さん、その話本当ですか?」
「本当だよ、ちょうど『戦車道に入りたい』と言う人がいたよ」
「その方たちはいったい誰でありますか!?」
「えっと、名前は忘れたけど。部活名は覚えているよ」
「部活名ですか?」
「うん、確か……あ、『お祭り発見部』だよ!」
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福音が言ったお祭り発見部を探しに、杏に聞いたところ。会長は「あー
「日向ちゃんって、まさか会長さん」
「そーだよー。まぁ冬にしかあっていないから久しぶりだなぁ」
それを聞いた伊江は「へぇ、そいつは久しぶりだな」と答える。
会長は「日向ちゃんたちは確かここにいるよ」と言いながら住所が書かれた紙を渡した。
「えっとここは……シェアハウスか」
「ですがこの艦内にあるシェアハウスですね、私が行ってみましょうか」
「いや、西住さんだけじゃ少し不安だ。ここはオレたちも一緒に」
「そうですね、ですが勇樹君。私はちょっと用事が」
「オレもだ、少し調べたいものがあるし」
「僕は大丈夫だよ、小森君は?」
「操縦を覚えるため無理だ」
「そっか、小梅さんは?」
「皆さんに戦車の操縦などを教えることがありますので」
勇樹は百合子、伊江、小森、小梅がいけないことを確認すると「そっか、ごめんな」と答える。
「あ、そう言えば。左衛門佐ちゃんと知り合いがいたから彼女も誘ったらどう?」
「左衛門佐さんですか? それはいいですけど」
「なんで彼女なんでしょうか?」
会長の言葉に、2人は疑問を抱くのであった。
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次の日、勇樹と幹子はみほと左衛門佐と一緒にお祭り発見部があるシェアハウスへと向かっていく。
「えっと確か場所は……あ、あった」
そう言って見つけた場所は、新築の様に見える一軒家で。ネームプレートが5人分もあった。
「シェアハウスなのに名前が5人ってすごいね」
「そうだな」
「しかし、3本の矢みたいに1人ではなく5人で支えているように思うでござる」
「そうですね、では」
みほはそう言いながらインターホンを押す、すると「はーい」と4人の声が聞こえると扉が開いた。
「お、左衛門佐。久しぶりだな」
「
祭里と呼ばれた法被を着た女性は左衛門佐と仲良くしていたのに3人はポケーっと見ていると、祭里は「入ってもいいよ」と言ったためみほたちは「お邪魔します」とシェアハウスの中に入る。
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「戦車道に入るのは本当だ、杏会長もやる気だからな」
みほたちはリビングでお茶を飲みながら戦車道に入る理由を聞いてみると、祭里は「会長が本気でやることは何か面白いことがある」と言う事。
「はぁ、そうですか」
「しっかしあの会長が何か隠しているってことか。そうは見えないぞ?」
「そうだね」
祭りの言葉に3人はうなずくと、祭里は「まぁそうだな」と言う。
「あいつはイタズラ心と真面目心が混ざったやつだからな、まあオレよりも日向の方が結構詳しいが」
彼女はそう言いながら上を向く。どうやら彼女は何か事情があるようだ。
「それじゃあ祭里さんたちも戦車道に入るってことでいいですね」
「ああ、詳しい話はオレが話しておく」
祭里はそう言うと、幹子が「わかった」と答えるのであった。
そして、新たなメンバーであるお祭り発見部が入道するのであった。
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「ところで、お祭り発見部のエンブレムはどうするんだい?」
帰り道、幹子はふとエンブレムのことを言うと。みほは「そうですね」と考えて数秒後、「これはどうでしょうか」とある動物を言う。
「金魚さんチームはどうでしょうか、祭と言って連想するのは金魚すくいがありますし」
「おお、さすが西住隊長」
「悪くないな」
「僕もだよ勇樹君」
3人の意見に、みほは「それじゃあ、祭里さんたちは金魚さんチームにしましょう」とお祭り発見部のエンブレムが決まったのであった。
ちなみに、戦車はパンターG型に決定した。
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「なになに、この情報は……」
次の日、勇樹はしほから送られてきた黒百合学園の資料を見ていた。
「どうやら女子が多い学園は分かったが、いったい誰がリーダーでこの装置を作ったのは誰だ?」
勇樹は頭を抱えていると、扉が開いて「勇樹君」と声がしたため振り向くと。百合子がいたため彼は「百合子さん」と答える。
「どうですか、例の装置と学園の情報は?」
「まだまだ、非常に難しいから調べるのに時間がかかりそうだ」
勇樹はそう言うと彼女は「そうですか」と苦笑いで答える。
「そう言えば、西住さんたちは?」
「はい、アンコウチームの皆さんと小梅さんと生徒会長と一緒に、抽選会に行きましたよ」
「あそうか、抽選会か」
勇樹はそう言いながらカレンダーを見る。
日付はまだ5、6月ごろ。もう夏に入る手前だ。
「もうすぐ戦車道が始まるか」
「そうですね……しかし、その黒百合学園が」
百合子はそう言いながら資料を手にすると勇樹は「そうだな」と心配そうに答える。
なぜなら、その黒由利学園とは。一体相手はどんな奴かまだ未確定だからだ。
福音が思い出せそうで思い出せない戦車はいったい何?
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C.V.33
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