ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

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第9話『攻略方法と反撃』

「なるほど、伊江が言っていた空飛ぶクジラはあれか」

 

 勇樹はそう言いながら見上げながらそう言う、理由は簡単。

 上空には通信傍受機という、無線を傍受する装置があるからだ。

 

「あ、勇樹さん」

「お、みほさん」

 

 移動している途中、あんこうチームであるみほたちに出会った彼ら。どうやら例の装置のことはみほも気づいたようだ。

 

「なるほど、あれを使用するのはグレーゾーンか」

「ですけど、これじゃあこっちの話していることは」

「筒抜けだな」

 

 伊江、百合子、麻子はそう言っていると。みほと勇樹は「あ」と何か思いついた。

 

「みほさん、いい方法がありましたか?」

「はい、あれを使用しましょう」

 

 勇樹とみほはそう言っていると、彼は「確かどこかに」とある物を出した。それは……。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『全車、098の道路を南進。ジャンクションまで移動して。敵はジャンクションを北上してくるはずなので、通り過ぎたところを左右から狙って!』

 

 通信授記からみほの声が聞こえると『了解です』『こっちも了解!』と味方が反応する。

 アリサはそれを聞くと「バカめ」とほほ笑む。

 

「目標はジャンクション、左右に伏せてるわ。おとりを北上させて、本体はその左右から包囲!」

 

 アリサは通信機でケイに伝えると、彼女は『オーケオーケ』と答える。だが『でも、なんでそんなことまでわかっちゃうわけ?』とアリサに質問する。

 さすがのケイも、アリサの通信に違和感を持ったのか、彼女に質問する。すると彼女は冷静にこう答える。

 

「女の感です」

 

 それを聞いたケイは『アハハハハッ! そりゃ頼もしい!』と笑いながら答える。

 

 だが、この時アリサは罠にはまっていることを知らずに相手に指示を伝えていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 一方みほと勇樹は、途中で合流したウサギさんチームと金魚チームと出会い、一面がよく見える場所へと移動していた。

 キューポラからみほは出て双眼鏡で確認すると、「よし」と彼女は通信機で話し始めた。

 

「囲まれた! 戦車後退!」

 

 それを聞いたアヒルさんチームは、すべての戦車……ではなく、勇樹から借りた『ねん土化道具セット』の斧とのこぎりを使って倒木を切り、それを『頑丈ロープ』で縛り上げて。89式中戦車に付けて、そのまま発進する。

 すると、戦車によって引きずられた丸太は煙を上げながら移動していっている。

 

 

 まるで、そこに私たちはいますよとあらわすかのように。

 

 

 シャーマンA175mはそれを見かけると、その煙が発生しているところへと移動している。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『見つかった、みんなバラバラになって退避。38(t)は、C0124R地点に隠れてください』

 

 それを聞いた彼女は、38(t)がフラッグ車と気付くと「38t、敵のフラッグ車ね。もらった」と再度にやける。

 

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「お、来た来た」

 

 何かを確認した伊江は、急いで草むらから出てT-34/85に乗り込むと、百合子に「カバ・アンコウ・ウサギに連絡だ」と言うと、彼女は「了解」とあるものを出して通信していく。

 

「美樹、準備はいいか?」

「もちろんだ、久々にかましてやるぞー!」

 

 美樹はそう言うと、伊江は「そんじゃあ」と砲弾を装填する。そしてシャーマンA175m2両はそこに隠れていると思いやってきた。

 

 だが、どこにいるか分からずあたりを回して数秒後。百合子が「今です!!」と掛け声をする。そして。

 

 

「くらええっ!!!」

 

 

 カチッ

 

 

 

 ドガアアアッ!!

 

 

 

 美樹が引き金を引いた瞬間。砲台から勢いよく砲弾が放たれて、2両のうち1両がキャタピラにエンジン部分などに当たるとそのまま爆発し、白旗が出現した。

 それを見たもう1両は、急いで逃げていく。だがウサギさんチームはそれを逃さないかのように放つが、初心者なのでそう簡単には当たらなかった。

 

「しゃああっ!!」

「当たったー!!」

「さすが美樹姉だ」

「そうですね、美樹さんはすごいです」

 

 勇樹と伊江、子守と百合子はそう言うと。美樹は「そうでもないよ」と照れる。

 

「でも、一番は勇樹君です。こんな時に作っておいた『伝書バト・テレビ』が大活躍です」

 

 百合子はそう言いながら通信機を見る、そこには鳩の形をしたテレビで、胴体がテレビ画面になっている。

 その画面には『河島桃』『宇津木優季』『おりょうさん』『近藤妙子』などと言った大洗の生徒が乗っている。

 

「安全な人物であれば、このテレビは一種の通信電波を放つことが出来る。しかも電波は普通の電波ではなく2進数型だから解読するのは難しいです」

 

 百合子はそう言うと、勇樹は「それじゃあ行こうか!」と答えると、みんなは「おおー!!」と答える。

 

 この時、史上最高であり秘策である戦車道が始まったのであった。




道具解説↓
『ねん土道具セット』
 斧・のこぎり・スコップ・つるはしなどが揃っていて、これを使うと年度のように柔らかく掘ったり切ったり削ることが出来る。

『頑丈ロープ』
 一見麻ひも風に見えるが、一本一本、非常に頑丈なワイヤーをしているためハサミを使っても簡単には切れない。

『伝書バト・テレビ』
 鳩型をしたテレビ型の道具で。安全な人物であれば、このテレビは一種の通信電波を放つことが出来る。しかも電波は普通の電波ではなく2進数型だから解読するのは困難。

勇樹が出した道具はいったい何?

  • 導機
  • サーモグラフィ眼鏡
  • チャッチャカリン
  • マジック・マグネット・ハンド
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