ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

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第14話『アンツィオと先取り』☆

 当日、勇樹たちはみほたちと一緒に会場へと行き戦車の点検をしていた。

 

「異常はなし、これでいいか」

「そうですね、小梅さんは?」

「私のチームも異常ありません」

 

 勇樹、みほ、小梅はそう言うと、杏が「西住ちゃーん」と言ってきた。彼女は「はい、今行きます」と言いながら杏のところへと行く。

 

「……西住さん、このところどうですか?」

「前より安定しています、正式には明るくなっています」

 

 その瞬間を狙ってなのか、勇樹は小梅に彼女の行動を聞いている。

 それを聞いた彼は安心いたのか「そっか、ありがと」と答える。すると。

 

 

 

 

 

ガーー―ァッ……

 

 

 

 

「「ん?」」

 

 車の音がしたため何かとみてみると、1台の車にアンチョビと黄色のロングヘアーをした少女がやってきた。アンチョビは「たのもー!!」と大洗に向けて言う。

 

「おー、チョビ子」

「チョビ子?」

 

 杏の言葉に伊江は反応すると、アンチョビは車から降りながら「チョビ子と呼ぶな、アンチョビだ!」と訂正される。が。

 

「で、何しに来たんだ安斎?」

 

 河島が彼女の名字を言うとアンチョビは「アンチョビ!」と再度訂正される。

 

「試合前のあいさつに決まっているだろ」

「あー、なるほど」

 

 

「私はアンツィオの、統師アンチョビ。そっちの隊長は!」

 

 

 アンチョビはそう言うと河島が「おい、西住」と彼女を呼ぶ、西住は「はい」と言いながらやってくる。

 それを見たアンチョビは「ほー、アンタがあの西住流か」と彼女を見ながら言った。

 

「西住みほです」

 

「ふっ、相手が西住流だろうが島田流だろうが、私たちは負けない」

 

 彼女はそう言うが、言葉に訂正箇所があったのか「じゃなかった、勝つ!」と再度言うのであった。

 

「今日は正々堂々の勝負だ」

「はい、こちらこそよろしくお願いします」

 

 アンチョビはそう言いながら手を出すと、彼女は握手するのであった。

 

 

「アンチョビはどんな方法で仕掛けてくるのかな?」

「さあ、でも気を付けたほうがいいのは言えるな」

 

 

 それを見ながら、百合子と美樹は小さく言うのであった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ひなちゃん?」

 

「たかちゃん! 久しぶり!」

 

 カエサル……基本名、鈴木貴子はカルパッチョ……基本名赤井比奈(あかいひな)と再会したことに喜んでいるのか、2人は駆け寄って行った。

 

「ひなちゃん、久しぶり!」

「たかちゃん、本当に戦車道始めたんだねビックリ! ね、どの戦車に乗っているの?」

「秘密―っ」

「ええー、まぁそうだよね。私たち、敵どうしたもんね」

 

 それを見た伊江は「たかちゃんって誰だ?」と左衛門佐たちに質問据える。

 

「私もわからんぜよ」

「カエサルのことだろ」

「いつもとキャラが違う」

 

 おりょう、左衛門佐、エルヴィンはそう言うと伊江は「ああ、だからか」と何か納得した。

 

 

「でも、今日は敵でも私たちの友情は不滅だからね」

「うん、今日は正々堂々と戦おうね。」

「試合の前に合えてよかった、もう行くね。バイバイ」

 

 カルパッチョはそう言うとカエサルは「バイバイ」と笑顔で手を振る、そして歴女を見ると彼女らはニヤニヤとカエサルを見る。

 

「たーかちゃん」

「カエサルの知られざる一面」

「ひゅーひゅー」

「あついなーもう!」

 

 おりょう、エルヴィン、左衛門佐、伊江はそう言うと彼女は顔を赤くして「な、なんだ。何がおかしいっ!」と照れるのであった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そして、戦車道開始時刻。

 西住達基大洗の戦車は、右からアヒル、カモ、カバ、カメ、あんこう、カンガルー、金魚、ウサギに並んでいてエンジンは起動している。

 

「今度はイタリアか、どんな戦略で攻めてくるんだ?」

「そうですね」

 

 勇樹の言葉に百合子は答えると、伊江が「だが」と言い始める。

 

「相手はイタリアだがカルロベローチェとセモヴェンテ、そしてP40だけだ」

「そうだな、だが伊江。カルロベローチェは快速戦車だからそう簡単にはいけないぞ」

「うっ、それもそうだな」

 小森の指摘に伊江が苦虫を?み潰したように答えると、上空からポンッと空砲がした。

 

「パンツァーフォー!」

 

 みほの言葉にみんなは戦車を前進させる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「さて、今回は勇樹君。何か道具ありますか?」

 

 百合子は勇樹に向けて言うと、彼はなぜか「それが」と目をそらしていた、

 それを見た伊江は「どうしたんだ?」と言うと、彼は「実は」とカバンを出して言い出した。

 

「ココアさんあからだけど『せっかく戦車道をしているから、少し道具の使用制限をかけてやるよ』と道具をがっぽり持ってかれた」

 

 それを聞いたみんなは「あー」と納得した。「自分たちだけ楽をしているのは理不尽」とココアは言っているようだ。

 

「だけど、『すべてだと少しかわいそうだから、あたしたちが厳選して10個ほど入れておくよ』と道具が入っているはずだけど……あ、あった」

 

 勇樹はそう言いながらカバンから出したのは、赤色の虫眼鏡にピンク色の液が入ったスプレー、チーズパッドとねん土化道具セットと虫の知らせ、磁石が付いたマジックハンドとペンを出した。

 

「えっと、3つは分かるが、このメガネはサーモグラフィ眼鏡、このスプレーはチャッチャカリンか、このマジックハンドはマジック・マグネット・ハンドとこのペンは導機か」

 

 勇樹はそう言っていると、伊江が「それでもすごい道具だな」とつぶやいた。すると。

 

『先行するアヒルさん、状況を教えてください』

『十字路まであと一キロほどです』

『十分注意しながら、街道の様子を教えてください。開けた場所に出ないよう注意してください』

『了解しました!』

 

 通信機から声がしたため、百合子は「早速ですね」と言うと、彼女は通信機で話始めた。

 

「こちら百合子、私たちも同じく十字路の一部に出てきます」

『わかりました、ではカンガルーさんもアヒルさんと一緒にお願いします』

「了解です!」

 

 百合子はそう言うと小森に「小森ちゃん、スピードを」と言うと彼女は「わかった」と言いながら加速していく。そして。

 

「っと、ここでいいだろう」

 

 目的の場所に付いたのか、子守はブレーキを踏むとT-34/85は停止した。美樹は勇樹に「ほい」と双眼鏡を渡しすと彼はそれを受け取り、キューポラから身を乗り出して偵察をし始める。

 

「さて、あの速度だと少し時間がかかりそうだが?」

 

 勇樹はそう言いながら双眼鏡を除くが、そこに目にしたのは。

 

「げっ!! なんでセモヴェンテとカルロベローチェが!?」

 

 なぜかセモヴェンテとカルロベローチェが一番乗りで止まっていた。

 

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「百合子さん、通信。典子さんに通信!」

「そ、それがこちらもですよ!」

『セモヴェンテ2両、カルロベローチェ3両。もうすでに十字路配置!』

『十字路の北柄だね』

 

 通信機から声がしたため、勇樹は「もう知られているのか」とつぶやいた。

 

『それなら南から突撃だ』

『でも、全集警戒の可能性があります』

『アンツィオだぞ、ありえん! ここは速攻だ!』

 

 それを聞いた勇樹は「お言葉ですが」と通信する。

 

「相手はアンツィオとはいえ、強豪であるマジノ女学院を倒した相手です。きっと河島さんが考えている作戦をすぐに実行するかもしれませんよ」

 

 勇樹の言葉に彼女は『そ、それもそうだな』と理解するかのように答えた。

 

『よし、西住。今は偵察をしながら十字路へと向かおう。他のチームに何かあったら勇樹か私たちに教えてくれ』

『分かりました、十字路へ向かいましょう。ただし、進出ルートは今のまま行きます』

『勇樹さん、なかなかやるわね』

 

 みどり子の言葉に勇樹は「そ、そんなことありませんよ」と照れるのであった。

 

『ウサギさん、金魚さん。十分気を付けてください』

『がんばります!』

『了解でーす』

 

 通信機から声がすると、勇樹は「それじゃあ」とキューポラから身を引さめる。

 

「勇樹、何か役に立ちそうな道具あるのか?」

「それがあったはずなんだが、少し偵察をっと」

 

 伊江の言葉に勇樹はそう言って外に出て戦車の確認をし始めた。

 

 

「えっと、今のところ変化なしか……あ」

 

 すると、彼らの十メートル離れたところにアヒルチームがいた、あけびは彼がいたことに気づいたのか、手を振ると彼は手を振って返事をした。

 

「アヒルさん、そちらはどうですか?」

「はい、こちらは変化なしです。そちらもですか?」

「そちらもって、まあそうだけど?」

 

 勇樹はジト目で見ながらも相手の戦車を再度偵察する。

 

「うーん、動きがないな」

「エンジンも切ってますね」

「そう言えばそうだな」

 

 典子は観察しあけびはそれを言うと、勇樹は同感するかのように答える。すると。

 

「勇樹君、ウサギさんチームから連絡です。『街道南側、敵発見。すみません、見られてしまった可能性があります』と言ってきました」

 

 百合子の知らせに勇樹は「ん、妙だな」と言い始める。

 

「何が妙ですか、勇樹さん?」

「相手がウサギさんチームが見られたことだ、いくら相手が停車しているとはいえ、敵が来たら気づくはずだ。仮に寝ていたとしても相手は音か振動で気づくはずだよ」

「「なるほど」」

 

 勇樹の言葉に2人は理解する、すると百合子が「追伸でーす」と言ってきた。

 

 

「カルロベローチェ4両、セモヴェンテ2両が陣取っていますよ」

 

 

 それを聞いた瞬間、勇樹は「やっぱりそうか」と立ち上がると、そのままT-34/85に乗り込む。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「勇樹どうしたんだ戦車に戻ってきて?」

 

 伊江が突然言うと彼は「あれを出すんだ」と言ってきた。それを聞いた4人は「あれ?」と一斉に言うと。カバンからあるものを出した。それは……。

 

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道具解説↓
『メガネはサーモグラフィ眼鏡』
 虫眼鏡型の道具で、これを除くと人や生物がいるところには赤色に変色し、それ以外は青色に変色する。

『チャッチャカリン』
 スプレー型の道具で、このスプレーを吹きかけると行動が素早くなる。

『マジック・マグネット・ハンド』
 マジックハンドのつかみが磁石になっていて、最大10キロまで持ち上げることが出来る。

『導機』
 相手を導かせることが出来るペン型の道具で、一種の誘導装置が付いている。
 誘導したい相手に向けてスイッチを押せば起動するようになっている。


キャラクター説明↓
赤井比奈…カルパッチョの本名、名前を考えていたところ。イタリアの国旗を見て緑・白・赤なので真ん中が白=アンチョビ(本名:安齋千代美)だとしたら、赤色をカルパッチョの名前にしようとしました。ひなちゃんなので、下の名前を比奈にして上の名前を赤井にしました。

サメさんチームをこの時期から参加したほうがいいですか?

  • OK
  • NG
  • そちらに任せます。
  • 微妙(汗)
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