西住達は黒百合の戦車と共にHSに入ると、レオポンは入ってきた入り口の前にふさがる。
なぜそれをするかと言うと。それはこれをするため。
ドガアアアッ!!
敵を入れないように塞いでいるからだ。
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「我狼院、どういうことだ」
「簡単だ、私の相手は貴様だ石川…フラッグ者同士だと私は飽きるからな」
「っ!」
我狼院の言葉に勇樹は理解した。こいつはただただ戦うのは好きだが強い者同士だとつまらない、弱い者と戦うのが面白い。
「弱肉強食…」
それを聞いていた伊江は彼女をにらむと、百合子は「ちょちょっと待ってください!」とある事に気づいたのか、勇樹に向けてこう言った。
「私たちが戦うのが我狼院だとしたら…西住さんが戦う相手は!?」
それを聞いた勇樹たちは「確かに!!」と反応すると、彼女は「ああ」と答える。
「彼女の相手は…小春田だ。なぜか戦いたいと言っていたからな」
それを聞いた勇樹たちは「なんだって?!」と驚く。それは、深海にすむ水タコとあんこうが1対1で戦い、結果がどうなるか怖さを知るほどだ。
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「ふふふ…西住さぁん、これであたくしと戦うことが出来ますわね」
「……そうだね小春田さん」
その頃、西住と小春田は、HSの中に入りお互い見つめあい、タイマンをする体制となった。
「ふふふ、そうですわね(それにしても、援軍は一体どこに? ついて来ていたのに)」
不気味な笑みを浮かばせる一方、追い詰めるために多くの援軍を用意したがまだ来ていないことに疑問を抱いていた小春田だが、その頃援軍らは。
ドガアアアッ!!! バガアアァァァァァ!!
「ここから行かせないよー?」
ドガアアアッ!!! バガアアアン!!
レオポンが入り口をふさいで相手を入れないようにしていた。それにイラついていた車長が「何しているんだ!!」と怒鳴る。
「あの大型相撲戦車を相手にしてどうするんだ! 早くしなければ、お前たちの訓練時間を5倍に増す!!」
『『『は、はい!!』』』
他の隊員にせかすように脅すと、彼女たちは急いで装填して放つようにしていた。かわいそう。
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その頃、勇樹と我狼院は。風音がする廃墟のショッピングモール内にいた。お互い、ケガをしないように車内に入り。にらみ合っている。
「……」
「……」
互い向かい合いながら、無言でにらみ合い。恐怖と真剣が辺りを響かせている…、それが数分続いたとき、壊れかけていた壁の瓦礫が壊れて地面にぶつかる。
ゴトッ…。
「行動」
「開始!!」
我狼院と勇樹は、一斉に言うと操縦手はエンジンを入れて円を描くかのように移動していく。
ただ単に円を描いているわけではない、あるものを狙ってわざと移動している。それのあるものとは。
「砲手! エンジンに向けて攻撃を―」
「美樹姉、ガラスを狙え!!」
我狼院より先に勇樹はガラス向けて放つように指示をした。それを聞いた幹子は「わかった!」とガラスに向けて放った。
ドガアアアッ! ガッシャアアアアッ!!
砲弾に当たったガラスは、多くの破片が辺りに散らばり光が曲がっていった。そして。
「装填し終えしだい、ガラスを壊すんだ!!」
「おう!!」
「わかった!!」
勇樹の指示に、伊江は装填し幹子はガラスに放っていく。我狼院は「何をしているんだ」と頭を傾けるが。
「相手の動きが止まり次第攻撃開始! 今は放つのをやめろ!!」
今は放つのをやめて、勇樹の動きが止まると同時に攻撃をするように指示する。砲弾の無駄と同時に燃料の使用を抑えるように。
「何が目的かわからんが…、面白いな石川…!!」
その行動に彼女は喜ぶ、恐怖があふれてくるように体を震わせて。
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ドガアアアッ!!! ドガアアアッ!!
「このこのっ!! 放てですわ!!」
逃げ回るあんこうチームの戦車に小春田は砲弾を放つ、彼女は先に砲弾を放っていく。
だが、その数発はⅣ号H型の装甲をはがす程度しかできなかった。
「くっ! 砲弾威力を上げ次第、すぐに放て!!」
「なっ! それをすれば相手にけがを負わせてしまいます!」
「うるさい!! 相手にけがを負わせるかどうかは後にして、急いで用意をしろ! ですわ!!」
彼女の気迫に砲手は「は、はい!!」と慌てて準備をする。砲手は黒色の砲弾を装填すると、標的を西住に向ける。そして。
「放てっ!!」
主砲に砲撃の指示を出した。
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ドガアアアッ!!
その頃、勇樹はすべてのガラスを割り終え、移動を一時停止て方向を変える。そのすきを狙って我狼院は「撃て!」と指示を出す。
放たれた砲弾はそのままT34/85に進んでいくが、それに気づいた勇樹は「後退、よけろ!」と小森に指示を出して後ろに移動し、砲弾からよけた。
「ふふ、さすがだな…だが砲弾と燃料はほんの僅かしか残っていないだろ。少しはあたまにいれておけ」
我狼院の言う通り、勇樹たちの燃料はほんの僅か。砲弾は5発しか残っていない。
攻撃しようにせよ、このまま戦うと勝ち目はない。我狼院は勝ちと確信した…が。
「…負けだ、オレたちの…余計な動きをしなければな」
手を挙げた勇樹が冷静に我狼院は「余計な動き?」と質問すると、彼は「ああ」と答える。
「対決の場だが、どうしてここにしたか知っているか?」
「どうしてって…確か」
勇樹の言葉に彼女は思い出すかのように頭を抱える。確か…。
『対決の場は、廃墟となったショッピングモール』
『ふむ…確かあの建物は、戦車道の決勝前は欠陥建築が建てたと聞いたが』
『窓ガラス以外はな、ま。どうせ崩してやる可能性があるから、どうだ?』
『……ふふ、まぁ私もどこで戦うかはそちらに任せる…』
『分かった、それじゃあ行こう』
「…まさか、巻き添えを考えて?!」
「そう、わざとオレは巻き添えを作った…」
勇樹は冷静に笑いながら言い、続けて「大洗を襲うと同時に西住と黒森峰を襲うとは、なかなかだな」と答えるが。彼女は「襲う?」と疑問を浮かぶ。
「おい待て、襲うとは一体?」
「ん? 師範であるしほと黒森峰の隊長であるまほ、そして大洗のみほだ。黒森峰はプラウダとの戦いで川底に」
「待て、私は師範にあったこともないし黒森峰を知っていてもどこにあるかわからん」
「…え、それじゃあ。犯人はお前じゃあ?」
勇樹が戸惑っていると百合子が「勇樹君!」と電話で連絡してきた。
「百合子さんどうした、電話を出して」
「陽君からメールが、今送ります!!」
それを聞いた勇樹は電話を出して書くんんすると、メールには例の写真と文字が出てきた。
「これって…まさか!!」
それを見た勇樹は驚いていると、我狼院は「なんだ、なにが?」と戸惑っていると、彼は彼女に向けて質問する。
「我狼院、昨年の戦車道に参加したことあるか?」
「さ、参加はしたが…その時私は確か参加していない」
「その時、誰が参加していた!! 塩化水素は!?」
「参加していた人物、塩化水素はたしか…はっ!!」
勇樹の言葉に彼女は築くと彼は「お前も知らないのか」と冷静に言う。
「お前が犯人だと思っていたが、どうやら違っていたな」
「私はあいつから進めていた…確かあいつの特技は変装。まさか!」
勇樹と我狼院の話に彼女たちは「え。ええ?」と戸惑っている。そして。
『予定変更、急いで西住のところに行く(ぞ)んだ。早くしろ!!』
2人の指示に彼女たちは「は、はい!!」と慌てて起動し、西住達の方へと進んでいく。
そして勇樹は伊江に「風紀委員のそど子に連絡!」と言うと、彼女は「わかった!」と答えて、連絡する。
我狼院は「あいつのキャタピラを狙え! 大洗の隊長にもだ!」と指示を出して予備の装填準備をする。
真犯人を止めに。