ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

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これにて、ガルパンストーリー(アニメ版)第1章を終わらせていただ来ます!

話を書くのに時間がかかってしまい、申し訳ありませんでした。ストーリーがおかしい所があったわ、大変失礼いたしました。



次回は映画版(第2章)&番外編を書く予定です。
   もしかしたら、キャラクターが増える可能性がありますので、ご領主下さい。


第25話(最終話)『最終試合開始と終了、そして犯人発見』

「……」

「っく!!」

 

 両者、砲撃により壊れて装甲がはがれた戦車に乗り、互いをにらんでいる。

 残りの本数が限りがある、どちらの球が尽きるか。両者気にしていた。そして。

 

『前進!!』

 

 

 ガガガガガガガガ!!!!

 

 

 隊長の言葉に操縦手はエンジン全開で進んでいった。

 

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「ああああ…」

「あ、あと一両」

「西住ちゃん、勇樹ちゃん…」

 

 続々とやられる戦車を見ていた、そど子、祝井、会長は画然としており、会長は西住と石川が最後の希望だと信じていた。

 いつどこでやられてもおかしくない、エンジンがやられたらそこでおしまい。みんながそう思っていた…その時。

 

 

「あ、あれって!!」

 

 

 桂里奈が画面に何か映ったことに気づき、指をさすとみんなは「え」と一斉に画面を向けると。

 

 

 

「勇樹さん!? それにあの戦車って」

「く、黒百合の戦車?! しかもフラッグだあああ!!」

 

 

 葵と猫田の言葉にみんなは「えええええ?!」と驚く。これを見ていた聖グロは目を見開き、サンダースは持っていたドリンクを落とし、プラウダは茫然としていた。

 アンツィオは…どこにいるか分からないが、太田たちも目を丸くして固まっていた。

 

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「どけどけええええっ!!」

「さっさとどくんだあああっ!!」

 

 黒百合の生徒らは、急いで倒したレオポンのわずかな隙間から入っていこうと無理やり動かすが、あまりの狭さや戦車の大きさにより入ることはできない。

 レオポンチームは「ゆっくりでいいよー」「でも車体は傷つけないで―」とのんきに言っていた。すると。

 

 

 

ガアアアアアアアアアアアアッ!!!!

 

 

 

「ん、あー! 黒百合のフラッグ車!!」

「隊長…ってなんで相手の戦車まで…」

 

 

 それを見たナワジマが驚き、他の隊長は勇樹の戦車を見てジト目で反応する。

 

「ナカジマぁああっ!! 急いでそこからどけえええっ!」

「各戦車銭湯中止だ!! 彼の言うことを聞けええっ!!」

 

 

 各隊長の言葉にみんなは「ええええ?!」と驚く。せっかくの作戦が水の泡だ。

 

「そんな! 西住さんの作戦なのに!!」

「た、隊長。どうしてそんなことを?!」

 

『いいから従ええええええっ!! 緊急事態だあああっ!!』

 

 

 通信機から出る叫び声に、2人は「はmはいいいっ!!」と青ざめて急いで動かす、が。

 

 

 ガガガガ…ガゴッ!!

「あ、あれ。動けない?」

 

 ガキッ、ガキッ、ガキッ

 

「ん? ハッチが開くはずなのに?」

 

 

 ポルシェティーガーのハッチが開かず、黒百合の戦車は突然動けなくなった。各車長は通信機で知らせる。

 

「こちらレオポン、なんだかポルシェが開かないんだけど」

「隊長! 戦車が突然動きません!」

 

「な…勇樹まさか」

「奴の仲間の仕業…相違してくることを考えてか」

 

 我狼院の言葉に勇樹は納得すると、伊江が「どうするんだ!?」と勇樹に向けて言う。彼は「どうすれば」とあたりを見渡して西住達に行く手段を考えていた…その時。

 

「車長!! あれはどうですか?!」

 

 我狼院の仲間である、金色のお団子ツインの少女の『白馬黄金』が近くにあった板を見て言うと、勇樹と我狼院は「それだ!!」と一斉に言う。

 

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「あれ、何しているんだ?」

 

 観客は画面に映っている勇樹と我狼院を見て違和感を感じたのか不審なことを言うと、みんなもそれを見て不信感を感じた。

 

「なにしているんだろう?」

「板を運んでいるな」

「板をどうするんだ?」

 

 観客は徐々に挫わず気を増していき、太田たちも「何をしているんだろう」と思ってみていると、天女の電話からメールが届く。

 

 

「メール…勇樹さんから出すね』

 

 

 天女の言葉にみんなは「え、勇樹から?!」と反応すると彼女は「はい」と答える。そしてメールを開くと。

 

 

『黒百合は正式な学園艦、オレが間違っていた!! 敵はもうすでに黒百合にいる』

 

 

 それを見た太田は「え、どういう意味?」と目を丸くする。

 

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ガガガガガガガガ!!

 

 

 両者戦車を動かしていき、円を描くかのようにしていくが。小春田は「停止して、後に来たら砲撃を!!」と指示を出すと、戦車は停止して主砲だけはⅣ号H型を追うかのように動いていく。

 Ⅳ号H型はそのまま回るかのように動いていく…と思いきや、突然戦車をドリフトするかのように動きを変えていき、無理やり移動している。そして。

 

「撃て!!」

 

 ドガアアアッ! ガンッ!!

 

「くっ!!」

 

 西住の指示に放った砲弾は、AMX-30に被弾するが。幸い掠ったためすぐには敗北しなかった。

 だが、小春田は「あったまに来ましたわ!!」と額に青筋を浮かべ、西住をにらみつける。そして、Ⅳ号H型に異常が。

 

 

 

 ギギギギギギギギギ…バギッ!! ガラガラガラガラッ!!

 

 

 無理なドリフトにキャタピラは外れて歯車などが壊れて装甲不能状態に、そしてそのまま真後ろへと行き両者の砲台はお互い前と後ろに停止したその時。

 

 

『チェックメイト』

 

 

 小春田はそう言って砲手にサインを送ると同時に引き金を引いた。

 

 

 ドガアアアア!!!!

 

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「あ、あああああ……」

「ま、間に合わなかったか…」

 

 立ち上がる黒煙に勇樹とが我狼院は驚いてみていると、煙は晴れて姿があらわに。

 

 小春田が乗っているAMX-30は傷一つなく代わりに装甲の一部が壊れていた、そして西住が乗っているⅣ号H型は右側の装甲が外れて壊れはしなかった。

 小春田は「止めを」と指示を出そうとした…その時。

 

 

『黒百合フラッグ車、走行不能』

 

 

『…そ、走行不能?!』

 

 

 それを聞いたみんなは急いであたりを見渡すと、我狼院のAMX-30のキャタピラが壊れて装甲が不可能になっていた。

 これを見た彼女は「いつの間にと驚いている。その結果。

 

 

 

『大洗学園の勝利!!』

 

 

 

 

『『『『うわあああああ!!』』』』

『やったー!!』

 

 

「よ、よかったぁ…」

「何があったか分からねえが、あの隊長が何かに気づいて行動したのか」

 

 太田も安心したのか、息を吐くと同時に後ろに倒れる。

 

 

 そしてこの日、大洗の勝ちと認められた。

 

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 試合終了後、回収車によってⅣ号H型はまだ動けるT34・58と一緒に生徒らが待っている場所へと移動してきた。

 

「あ、先輩!!」

「やりましたね!

「すごいです!」

「おかえりなさい!!」

「よかったです!!」

「ビットマン級だ!」

「さすがの大逆転だな!」

「やるじゃないの!」

「ワールドカップクラスです!」

「いい走りだね!」

「やっふぅー!」

 

 試合によって負けたてしまった大洗の生徒が集まってみんなは、あんこうチームに大歓迎していた。

 沙織は「あれ、どうしたのみぽりん」と言うと、彼女は「えっと、力が入らなくて」と苦笑いする。それを見た彼女たちは西住を抱えて戦車から降ろした。

 西住達は照れたり喜んでいたが、勇樹は「いや」と答える。それを聞いたみんなは「え?」と反応すると彼はこう答えた。

 

「戦車道は勝てたが、また俺たちは買ってない…事件の真相を」

『『『『『『事件の、真相?』』』』』

 

 彼の言葉に勇樹は「ああ」と答えると、太田たちがやってきて真剣な目つきをすると同時にこう言った。

 

 

 

 

「西住をこの世から消そうとした人物が…だろ、我狼院さん」

 

 勇樹はそう言って 振り向くと。小春田を連れてきた我狼院が出てきて「ああ」と答える。

 

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「ちょっと、なんであたくしを連れてきたんですの?!」

 

 突然連れてこられたことに不満を抱えたのか、小春田は勇樹に詰めて言うと。勇樹は「落ち着け」と押さえつける。

 

「お前のことは知っているんだよ…犯罪者基黒薔薇の生徒さん」

「っ!!!」

 

 その頃場を聞いた小春田は顔を強張らせる、西住達は「え、ええ。えええ?」と戸惑っている。一体何があったかのか。

 

「西住達には内緒にしていたが、実はお前が安心しているかどうか師範に頼んでいてな。あの子はどうしているかどうか」

「お、お母さんから?!」

 

 勇樹の言葉に西住は驚いていると、伊江が「まぁ、初めはオレたちだけど」と苦笑いしている。

 

「事件の発端はちょうど1年前の戦車道、話はあらかた聞いていたからわかっていたが謎があったからね。当時のライバルであったプラウダと真保さんたちに協力をして」

「原因などを調べたんです」

 

 蓮華と百合子の言葉に秋山が「そう言えば」と戦車を思い出す。彼らが用意したとはいえ、見たことある車体だからだ。

 

「そしたら、師範さんが襲われたり黒森峰に爆発事件が起きたんだ。あまりの異常だったのでオレたちは急いでいったけどな」

 

 伊江の言葉に華は「まぁ、事件が?!」と驚き、西住は「え、もしかして!」と主出すかのように反応をする。

 

「幸い師範と黒森峰の車長は軽傷で済んだが、エリカは意識不明でな。太田からの連絡で目を覚ましたと連絡が」

 

 太田の言葉を聞いたみんなは「よかった」と安心する。

 

「そして、プラウダから送られてきた資料には『塩化水素』と写真」

 

 天女はそう言って写真を出すと、沙織は「なに、この機械は」と言うと彼女は答える。

 

「この機械だが、当時の決勝戦の川底に沈んでいてな、この装置は技術が非常に高く。黒森峰とプラウダ高校が作ったんじゃないんだ」

「それに、しほさんが襲われる数日前、おかしなことに勇樹君との話を盗聴していた人がいたのです」

 

 小森と百合子が言っていると、みんなは「え、盗聴?!」と驚く。

 

「そして…黒森峰が襲われた時、こっそりとまほに『写真を』とお願いしたら結構来てな。事件現場に生徒名簿を」

「太田に送るように下から気づかなかったが、文字も送られて聞いたんだ…これを」

 

 勇樹位と伊江はそう言いなあらメールを見せると、『羽曳大里夜子』と爆発したと思われる場所と文字を見せると、麻子は「なんだこれは、特に文字がわからん」と目を細める。

 

「もー!! いったい誰がみぽりんを襲った犯人なの!?」

「いったい誰が先輩を!」

「私もです勇樹殿!!」

「これは気になるねぇ」

 

 沙織たちは勇樹に詰めて言うと、伊江が「お、落ち着け」と彼女たちを抑える付ける。

 

「この事件の犯人…みほを転校して黒森峰を襲ったのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 小春田日和、アンタだよ

 

 

 勇樹の言葉を聞いたみんなは「え、ええええ?!」と驚く。我狼院は「やはりお前か」と彼女をにらみつける。

 

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「ちょ、ちょっと! どうしてあたくしが襲うのよ!! そして、その月子さんはあたくしと同じとは思いませんわ!!」

 

 戸惑う小春田に勇樹は「いや、見た目ではそうとは限らない」と冷静に答える。

 

「太田がまほからメールが送られたんだけど。文字は『すはやがよだこぱのひでのた、りいがしせあきいているうか ↑ホールの重さ』」

「これが一体どういうことだ?」

 

 麻子はジト目でメールを見て言うと伊江が「簡単だ」と答える。

 

 

 

 

 

「アナグラム、バラバラの文字でも入れ替えれば何が書いているか分かる。この場合は『小春田日和が怪しい、スパイの可能性が出てきた』だ」

「そして、アナグラムということを考えてみると、「羽曳大里月子」を日本語にして入れ替えると、「こはるだびより」と読めます」

 

 太田と小森はそう言うと沙織が紙を出して書き始めると「あ、本当だ! 確かに読める」と驚く。

 西住は「それじゃあ、私を狙う理由は」と勇樹に向けて言うと、彼は「これはオレの推測だが」と解説する。

 

 

 

「西住流を破滅して新たな流儀を作ろうとしているんだ…黒百合を利用して」

 

 

 それを聞いた西住は「…!!」と小春田をにらみつける。

 

「坂道の爆発に至っては軽量だが地面をわずかに爆発する程度の威力が出てきて、電磁波は爆発音で起動して少しずつ増すようになっているんだ」

「だけど、ここで事態が発生。プラウダも巻き添えになったこと。そしてみほさんがにげるかのように転校したことです」

「西住は責任感があるからな…姉と母に負担をかけないようにしたんだろうな」

 

 伊江と百合子、小森の言葉に秋山は「西住殿」と心配するように見る。そして彼は小春田を追い詰めるかのようにこういった。

 

「あと、黒森峰の爆発だが。エリカは意識を取り戻したぞ。爆発の火薬の量が少なかったから軽傷で済んだ」

 

 勇樹はそう言いながら携帯電話を出すと「まほ、起動して」と言うと百合子の電話が鳴り始めた。

 

「あ、おっとと」

 

 百合子は携帯を出して電話に出ると、ビデオ電話に変更するとまほが映りだす。

 

 

「まほ、そっちの情報を」

『分かった、私たち黒森峰は。訓練している最中、整備士と残った生徒らと協力して新たに入った生徒を調べたらお前が出てきたんだ』

 

 まほはそう言いながら小島に向けて『小島』と言うと彼女は『はい!』とあるものを見せる。

 

『生徒手帳だがおかしなことに、この生徒手帳の写真には液体ではがした跡があった』

『調べてみましたらこの液体は薬品ではなくこめ油を使用したのです』

 

「え、こめ油? どうして?」

 

 沙織の言葉に伊江は「生地の型を取りやすくする以外に、シールなどをはがしやすくする効果がある」と言うと、麻子は「それでか」と納得する。

 

「そして、あの音だが。生徒なのはわかったがこの時間帯に聖とはいたか不思議でな…園みどり子さん」

「だから私はそど子…あ、間違っていない」

 

 訂正しようとしていたが、正式な名前に彼女は気づき咳払いをする。

 

「その翠子さん、例の話は」

「し、調べてみたけど。どうやら私が知っている生徒ではないわ。私こう見えて生徒をすべて覚えているから自信はあるのよ」

 

 戸惑うそど子に霊華は「さすが園さんっす!」と答える。

 

「ここまで証拠が出てきても、とぼける気か? まだ探せば出てくるぞ…お前の事件の動機も」

 

 

 勇樹がそう言って彼女を見ていると、彼女は「ふっ」と息を吐くと同時にこう言った。

 

 

 

「嫌だったんだよ…あたくしは西住流が」

 

 

 

「どうして西住流が嫌だったんだ?」

 

 伊江の言葉に日和は「正確にはみほだよ」と彼女をにらみつけると、みほは「わ、私?!」と驚く。

 

「そうですわよ。あんたは次女なのにどうして別のに行かないの!? あんたが別のに行けばあたくしは戦車道に行って副隊長に行っていたのに…行っていたのに!!!」

 

 叫ぶ彼女に伊江は「完全な逆恨みと自己中心的な動機だな」とあきれる。

 

「そこで黒森峰が敗北する何かをすればみほはあたくしにに譲り受けるのではないかと思って、過去に向かって例の装置を用意したけど、まさか転校するのは予想外…」

 

 それを聞いた秋山は「そのためにあんな事件を!?」と憤ると、彼女は「あんな事故じゃない!!」と叫ぶ。

 

「あんなのは事件として処理してほしかったのに、あんたらが来たからあたくしは急いで黒百合に…そして名前も変えて化けて妨害するようにしたんだけど…水に泡立ったんだね」

 

 日和の言葉に我狼院は「小春田」と言うと、彼女の顔を殴る。

 

「っ!! れ、怜雄様…?!」

「貴様はどうして卑怯なことをして勝とうとしている? 私は卑怯なことと悪いことが一番嫌いだ」

「で、ですが…あたくしは戦車を支持するのが夢で、過去に戻ってきたんですが」

 

 戸惑う一人の言葉に彼女は「馬鹿者!!」と叫ぶ、それを聞いたみんなは緊張が走る。

 

 

「卑怯なことをして相手を勝つ行為は、犯罪を作るのと同じだ! 私は、実力で戦っていくのが正しい正義だ…黒森峰を見習ってだ」

 

 我狼院の言葉にみんなは驚いていると、勇樹は「あ、それで」と先ほどの対戦を思い出す。

 あれは、相手に勝たせるためにわざとやっていたのではないかと。

 

「貴様はこの日持って退学処分を受けてやる、もちろん戦車道の夢もあきらめろ」

「そ、そんな…!!」

 

 我狼院の言葉に彼女は「う、うううっ!」と涙を流す。

 そして我狼院は「すまない」と西住に謝る。

 

 

「私の管理不足が原因でこんなことに」

「い、いえ! そこまで誤らなくても」

 

 謝る我狼院に西住は驚いていると、彼女は「いや」と否定する。

 

「次からはこのようなことが起こらないように管理を厳重化する、それは約束するだから」

「まーまー我狼院ちゃん」

 

 謝る我狼院に会長が出てきてなだめる。

 

「謝るのはいいけどねー、少しは柔らかくしたら? 西住ちゃんだって考えてみると真面目なのもいれば照れ屋なのもいるし」

「…真面目な物いれば照れ屋…確かに」

 

 我狼院は何か理解すると、会長に「わかった」と訂正すると同時に小春田を連れて立ち去っていく。

 

 そして西住は「なんだか、凄い事だったね」と目を丸くする。そのすきを狙って勇樹たちは立ち去ろうとする。

 

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「あの! この話をどうして皆さんに話しておかなかったんですか!?」

 

 が、小梅が勇樹に向けて言ったためみんなは「え、言っていなかった!?」と反応すると、彼は滝のように汗を拭きだした。

 

「ゆ、勇樹君…まさか」

「えっと…伝えると気まずい雰囲気を出すから…ごめんね」

 

 勇樹はそう言ってベロを出して謝るが、みんなは「許すかアアアアッ!!」と彼をぼこぼこにした。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「全く、私たちに少しは話せばいいのに」

「そうです! 西住先輩の力になりたかったのです!」

「そしたらバレー部は…いや、友情が芽生えてくるはずです!」

「協力し合うのも、一つの手段だ」

「風紀は違反していないけど、伝えていないのはいけないことよ!!」

「ど、同感…」

「全く、アタシもあきれるよ」

「アタイもだ」

「「そーだそーだー」」

 

 各車長に勇樹は「ご、ごめんなさい」と頭を下げて謝ることになった。これを見ていた太田たちは「自業自得」とあきれる。すると。

 

 

 

「そうね、それは私も同感するわ」

 

 

 どこかで聞いたことがある声がしたためみんなはあたりを見渡すと、夕日の方から松葉杖で体を支え、銀髪をしたショートロングの女性が出てきた。

 

「エリカさん! どうして?!」

「内緒で来たのよ、けがが治ったのは事実だけどまたあいつにやられる可能性があるから…」

 

 エリカはそう言うと同時に西住をにらむと「それよりも!」と彼女を怒鳴る。

 

 

「責任をとって転校するって、アンタはどうして臆病なのよ!! 少しは私や小梅、隊長に頼りなさいよ!!」

「え、でも…そしたらお母さんたちに迷惑が」

「師範は迷惑掛かると思うけど少しは話しなさい! 戸惑ってばっかりだとアンタは病気になる、それだけは嫌よ」

 

 エリカの言葉に西住は「エリカさん」と彼女を見ると「だから!」とエリカは西住に向けてこう言った。

 

 

「今度は私たちを倒しなさい! 私は隊長になっても絶対待っているから、絶対に!!」

「……はい、私も負けません!」

 

 2人はそう言って手を合わせると伊江は「感動するな」と言葉を漏らす。

 

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『おいエリカ、少しは体を休めと言ったのに』

 

「げっ隊長…!!」

 

 すると画面からまほの声がしたためエリカはびっくりすると、伊江が「あ、勇樹の電話切るの忘れた」と手にしていた画面を彼女に見せる。

 

『体はまだ痛むところがあるのに、どうして無理するんだ…帰ったら処罰を考えてやるから』

「ひっ!!」

 

 まほの頃場にエリカは顔を青ざめていると伊江は「おっかねー」と冷や汗をかく。

 

 

『そしてだが…みほ』

「お姉ちゃん…」

 

 そしてまほは妹であるみほに向けると、彼女もまほに向ける。

 

 

『お前が家出したことは私とお母様は怒っている…だが、無事だという報告を受けたら安心した』

「う、うん。でも迷惑は脚気たくなかったんだ」

『わかっている。話はお母様に伝えとくから安心しろ…そして小梅』

「はい」

『みほと一緒にいてくれてありがとう、何かあったら電話を』

「わかっています」

 

 まほと小梅の言葉に太田は「すごい信頼関係だね」と苦笑いする。

 

 

 

 

 そしてここでも信頼関係が。

 

 そど子はを出して生徒のデータを起動すると、出席一覧の『遅刻』と『欠席』をマークすると削除して『0』にした。

 

「あんたの遅刻データ、消したわよ冷泉さん」

「おおおお…!!」

 

 彼女の行動に麻子は驚きと感動を受け、そして「ありがとうそど子!!」と抱き着く、彼女は「ちょっと離れてよ!!」と困った顔をするが、少し照れているように見えた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 大洗の生徒らは、会場である場所へと移動すると『戦車道全国高校生大会』の優勝旗を受け止めて、大きく掲げた。

 

『優勝。大洗女子学園!』

 

 アナウンサーの言葉に観客らは拍手の嵐と歓迎の言葉で大きく広がっていった。

 それだけではない、聖グロ、サンダース、プラウダも拍手と歓迎の言葉を送っていた。

 

 

 

「ふ…おめでとう、みほ」

 

 観戦を見て立ち去ろうとしていたしほも、次女を歓迎するかのように拍手をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そう言えばオレたちはどうやって元の世界に戻ればいいんだ?!」

 

 

 

『『『『『『『………あ!!』』』』』』

 

 

 

 

 元の世界に戻る手段を忘れていた勇樹たちとアブ引き部のメンバーは、冷や汗をかいて顔を青ざめた。

 

 

 

 

 

 

第1章 終

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