ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

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第30話『作戦会議と通信と学園十色…いえ、他学園百様です!!』

 決戦の場である北海道にさんふらわぁで移動して、専用のトラックで移動して十数時間後…。苫小牧市に到着した。

 大洗の戦車道のみんなはそこに着くと、かまぼこ型宿舎へと案内される。

 

「ここが宿舎…なんだかどこかで」

「かまぼこみたいだね…」

「日本語ではかまぼこ兵舎とも言いますよ。これがあるのは驚きました!」

 

 勇樹と沙織は宿舎を見たまんま言うと、優花里は興奮しながら解説する。

 それを言っている間に、伊江が「おーい、早く来い」と言われたため3人は急いで入っていき、あんこうチームを先頭に全チームが揃い、作戦会議を始める。

 

「では会議をします、勇樹さん」

「わかった、役員から対戦相手の情報と挑戦状の詳細が届いた。これだ」

 

 みほは勇樹に向けて言うと、彼は資料と手紙を広げてみんなに見せる。

 

「黒薔薇…これは私たちのところではない学園だな…」

「これって勇樹さんの?」

「ああ、黒薔薇女学園と言う闇の学園でな、最も過酷な学園ブラック入りとして有名だ」

 

 河嶋と小梅は彼に向けて言うと、勇樹は黒薔薇のことを解説すると、みどり子が「ブラック入りするほど、危険ね」とつぶやく。

 

「それで勇樹ちゃん、相手をどうやって倒すの?」

「あいつらはセコイ事と汚いことをするのが得意だからな…今のところは…」

 

 杏の質問に彼は答えると、みんなはうなだれるかのように黙る…すると。

 

「だけど、相手は黒薔薇だろ…聞いた話によるとどうやらどうやら相手は見えないところでやるだろ…だったら」

「こっちは見えるようにすればいいってことか」

 

 お銀と祝井の言葉に勇樹は「確かに…」とつぶやくと、みほも「そうですね」と答える。そして。

 

「今は勇樹さんとこの資料の情報で作戦を各自考えましょう」

「同感だ、オレもどうにかしないと…」

 

 2人がそう言っていると、伊江が「突然だが」と言いだした。

 

 

「オレたちもできる限り手伝いをする。みほ、勇樹」

 

 

 伊江の言葉に2人は見つめると、「そうだね」と答える。

 

 

「伊江、お前たちに少し手伝いたいことがある…それとだけど」

「みなさんもできる限り無理のない練習と対策をしてください」

 

 

 2人の言葉にみんなは「わかりました!」と答える…すると百合子が。

 

 

「あの、奈々ちゃんと天女さんがいませんが」

「あ、あの2人なら―」

 

 彼女の言葉に杏が答えようとしたところ、扉が開くと同時に奈々と天女が入ってきた。

 

 

「遅れてすみませんでした」

「事情により集合する時間がずれてしまいまして」

 

 

 奈々と天女がそう言うと、みほは「あ、気にしないでください」と答える。

 

「奈々と天女も、伊江と手伝って欲しい。明日の件で」

「はい、わかりました」

「ええ、もちろんです」

 

 勇樹の言葉に2人は答えると、杏は「それじゃあ、本日は解散。みんな個別訓練等しよう」と同時に、みんなは個人練習と対策をし始める。

 

 バレー部は戦車のミニチュアを使い相手の戦車をどうするか対策をし、歴女は戦車のゲームで相手の行動を出来る限り叩き込み。オンライン戦車ゲームは基礎体力を鍛え、風紀委員は服を畳んで明日の準備などをしている。

 1年生は戦車の映画を見てそこから知識を学び、自動車部はポルシェティーガーを修理と同時に何かを改造し、船舶科は燻製を作り明日に備えて食料を作っていた。

 登山部は山や平原などを調べて移動しやすさなどを解析し、お祭り部は戦車の資料を見て相手はどんな戦車を用意しているか勉強をしていた。

 

 そして、あんこうチームと生徒会は…、戦車を修理しつつ無理のない行動をしていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 大洗のみんなが訓練している頃、隣のかまぼこ宿舎には大量のガラクタ品と球体上のタイヤが付いた機械が揃っていた。

 

「壊れていないのはこれぐらいだよ。でもどうやって」

「時間はないから今回は夜漬けになる可能性が非常に高い。前田さんたちにも手を貸してもらうが、これは厄介だ」

 

 太田の言葉に勇樹は答えると同時に、彼がしているカバンから設計図を出す。それを見た太田は。

 

「え゛、これをまさか一晩で!?」

「ああ…だがオレたちでだ」

 

 勇樹はそう言うと、前田達に「準備はいいですか!?」と言うと彼女たちは「もちろんだよー!」と答える。そして。

 

 

「それじゃあ…メカ改造開始だ!!」

 

 

 勇樹はそう言うと同時に、カバンから工具を大量に出してメカを修理し始めた。

 それを見た太田は「全くもう」と苦笑いする。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 彼らがそうしている中、海洋沖では1隻の学園艦が北海道に向けて移動していた。その学園艦は。

 

「ペコ、情報を」

「はい、今送信しています」

 

 聖グロの戦車道リーダーであるダージリンと装填手のオレンジペコ、彼女はオレンジペコにモールス信号で他の戦車道に伝えている。

 

「秋の日のヴィオロンのため息」

 

 

 

 ところ同じく、上空ではサンダースのC-5M が飛んでおり、アリサがペコからの情報を解析していた。

 

「ひたぶるも身に染みて」

 

 それ以外にも、 海面ではプラウダのオバークラフトが北海道に向けて発進している。中にはノンナがペコからの情報を解析しつつカチューシャに伝えている。カチューシャはボルシチをおいしく食べていた。

 

「北の地にて飲み交わすべき」

 

 上空では黒森峰の飛行船が潰瘍を超えて移動している。エリカは舵を握って操縦をしており、まほはペコからの情報を読み上げていた。

 

「熱い紅茶ですね」

 

 上陸では、知波単のマークが付いたK-2型の蒸気機関車が走っていた。ペコからの情報が書かれる電文を彼女は読んでいた。

 

「紅茶…飲んだことないんだよなぁ」

 

 西は一度は飲んでみたいかのように呟いた。

 

 ソシテ、野原の中では継続高校であるミカ、ミッコ、アキが暖を取っていて、ペコからの情報が書かれている電文をアキが呼んでいた。

 

「刹那主義には賛同できないね」

 

 電文を読み上げたアキに、ミカは文句を言うかのように言うと同時に、カンテレを鳴らした。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 それと同時に、海中ではある学園艦が北に向けて移動していた。その潜水艦には六角形の形をしていて、真ん中に切れるが入っており。右は青色とBで左は赤色とCが描かれている、

 

「それが、例の情報なの砂辺」

「はい、なおこれは嘘の情報による可能性がありますが、ここに毎回来られる彼女によると事実です」

 

 砂辺の言葉にクリーム色の縦巻きロングヘアーの少女は「そう」と答えると同時に、モンブランを食べる。

 

「それじゃあ、急いでいきましょう。これ以上めんどいことは多くしないでほしいわ」

「わかりました」

 

 少女の言葉に砂辺は部屋から立ち去っていく。それと同時に少女は目線を空に向けると同時にこう言った。

 

 

「奈々、あなたは一体何者かしら?」

 

 

 潜水艦が移動すると同時に、地上では複数のトラックが移動していた。そのトラックには青い円の中に赤色の楯が書かれており、中央には黒色の太い線にロシア語が書かれていた。

 そのトラックに1台には、青色の制服に胸が目立つ生徒がいた。

 

「エル隊長、聖グロリアーナからの電文は子のようになっておりましたが、信じてもいいでしょうか?」

「事実かどうかわからないけど、あの大洗がピンチになっているのよ。誰が助けなければいけないのよ」

 

 エルという少女がそう言うと、生徒は「確かにそうですね…わかりました」と答える。

 

 

「さて、今年優勝した大洗さん。この現状、手伝ってやるわよ」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 当日、みほの目の前には対戦相手である小春田と1人の少女がいた。その少女は。

 

「(あの人は、資料に乗っていた生徒…でも黒薔薇の生徒ではなく早乙女流の生徒…名前は早乙女一行)」

 

 みほは困惑しながらも、昨日見た資料を思い出しながら進んでいく。しかし今回の試合は困惑を超えるほど厄介なことが起きていた。それは。

 

 

 

「結局、勇樹さんたち来なかったね…」

 

 

 沙織の言う通り、今回参加するはずの石川勇樹率いるカンガルーチームが来なかったからだ。

 河嶋は怒るどころか逆に心配している、彼がおらず美保だけで行けるかどうか…正直そこが心配しているからだ。

 

「(山地におびき寄せて攻撃する方法もある…でも相手は私たちよりも多い戦車。分割していくのもあるけどどうやって…)」

 

 みほは対策を考えながら前に進み、小春田と一行の前に止まる。

 それを確認した蝶野教官は彼らに声をかける。

 

「それでは大洗女子学園対黒薔薇女学園の試合を始めます。礼」

 

 蝶野教官の言葉に、みほは決心したのか、キッと顔を上げ声を出す。

 

「よろ―」

 

 「よろしくお願いします」と声を出そうとした…その時。

 

 

 

 

 

 

『待ったあああああっ!!』

 

 

 

 突然、まほの声があたりに響いたため、何かとあたりを見渡すと。ティーガーⅠ、Ⅱ。パンター2両がやってきた。

 

「あれは…お姉ちゃん?」

 

 みほは突然現れた戦車に驚いていると、戦車は停止しまほとエリカらが下りてきた。その二人が来ている服は黒森峰の制服ではなく、大洗女子学園の制服を着ていた。

 

「大洗女子学園、西住まほ」

「同じく逸見エリカ」

「以下18名、試合に参加する」

 

 2人はそう言うと同時に、ある紙を見せた。その紙には『交換留学のため、短期転校』『日本戦車道連盟 特別許可証』と書かれていた。

 

「短期転校の手続きは済ませてきた」

「日本戦車道連盟の許可も取り付けているわ」

 

 2名はそう言うと、みほは驚きながらも笑顔に変わる。

 

「お姉ちゃん、エリカさん…ありがとう」

 

 

 黒森峰が参戦したことに小春田は驚き反論する。

 

「戦車を持ってくるのは反則ですわ!! 卑怯ですわ!!」

 

 小春田がそう言っていると一行は「いいじゃないか」と言いだす。

 

「オレらだけ有利なのは不利だからな…少しは平等にするのも悪くないな」

「って、えええええ…」

 

 一行はそう言いながら微笑み、それを見た小春田はあきれるのであった。

 だが、来たのは黒森峰だけではない。

 

 

 

 ガガガガガガガガ……

 

 

「この音は!!」

 

 特徴のあるエンジン音に、優花里は反応しある方向に向くと、M4シャーマンとM4A1、そしてシャーマン・フライが現れた。

 この所有している戦車がもちろん、サンダース大学付属高校が所有している戦車だ。

 

『私たちも転校してきたわよ!』

『今からチームメイトだから』

『覚悟していなさい黒薔薇女学園!!』

 

 ケイ、ナオミ、アリサの声がスピーカーから聞こえると、典子は「サンダースが来た」と大喜び。

 

「黒森峰とサンダースの皆さんが参加して下さるなんて!」

「鬼に金棒ね!」

「または虎に翼だ…む」

 

 優花里は目を光らせて、沙織の言葉に麻子が付け加えて言うと。今度は反対方向から音がしたためみんなは音がしたほうに向く。

 そこに現れたのは、T-34/85が2両とKV-2、ISーⅡが現れた。これはプラウダ校が所有している戦車だ。

 

「もう、一番乗り逃したじゃない!」

「それは分かります、ですがカチューシャが寝坊するからです」

 

 カチューシャが起こる中、ノンナが言った言葉に彼女は「うぐっ!」と図星を指される。

 

「まぁ、来たくて来たわけじゃないからね」

「でも一番乗りして、かっこいい所を彼女たちに見せたかったんですよね?」

 

 照れるカチューシャにノンナが追い打ちをかけるかのように言うと、カチューシャは顔を真っ赤にして「ノンナうるさい!」と答える。

 そしてプラウダと並ぶかのようにやってきたのは、チャーチルを中心にやってきたクレセイダーとマルチダⅡ。これはもちろん聖グロが所有している戦車だ。

 クレセイダーに関してだが、スピードを上げたり下げたりして進んでいるため、落ち着きがない状態になっている。

 

「やっぱり、試合にはいつものタンクジャケットで挑みますか」

「じゃあなんで大洗の制服揃えたんですか?」

 

 ペコの質問にダージリンは「簡単よ」と答える。

 

「皆着てみたかったんだって」

 

 それを聞いたペコは「そ、そうですか」と返答する。

 

「プラウダと聖グロリアーナのも!」

 

 みほは驚くかのように言うと、今度は小さな音が鳴り響いてくる音がしたため、あたりを見渡すと、CV-33が高速でやってきた。これはアンツィオ高校の所有する戦車だ。

 

『大洗諸君! 祝詞勢いとパスタの国からドゥーチェ参戦だ! 恐れ入れ!!』

『いやー、今度は間に合ってよかったっすねー』

 

 CV-33に搭載しているスピーカーから、アンチョビとペパロニの声が響いた。

 

『カバさんチームの貴ちゃーん、助けに来たわよー』

 

 すると今度はカルパッチョの声がしたため、貴ちゃん基カエサルは「ひなちゃん!」と反応する。

 だが、それを見ていたエルヴィンたちはにやにやとカエサルを見ていたため、彼女はそれに気づき目線をそらす。

 

「か、カエサルだ!」

 

 カエサルがそう言うと、今度はBT-42がゆっくりとやってきた。

 

 

「こんにちは、継続高校から転校してきました」

 

 マイクを使ってアキはそう言っているとミカはカンテレをしていた。彼女たちも大洗の制服を着ていた。

 

「なんだかんだ言って、、助けてあげるんだね」

「違うよ、、風と一緒に流れてきたのさ」

 

 ミカはそう言うと、今度は大量のエンジン音が響いたため、一斉に向くと。知波単の戦車が22両現れた。

 

 

『お待たせしました!! 昨日の敵は今日の盟友、勇敢なる鉄獅子二十二両。推参であります!!』

 

 知波単の隊長である西絹代がそう言っていると、聖グロからダージリンの声がした。

 

『増援は私たち全部で二十二両だって言ったわよ、あなたのところは六両』

「すみません、心得違いましたー!!」

 

 ダージリンの言葉に、絹代は答えると。後方車両に向けてこう言った。

 

「十六両は待機してくれ!!」

 

 

「これで勝てるかも…」

「私たちに勝利の風が」

 

 それを見ていた河嶋と小屋は喜びの笑顔で見ていると、小春田は「ふふふふ…」と不気味な声を漏らす。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「わたくしたちだって…それぐらいの想定は分かりますわよ!!」

 

 小春田はそう言うと同時にポケットからリモコンを出してスイッチを押した。すると。

 

 

 ドガアアアアアッ!!

 

 

「な、なに!?」

「爆発!?」

 

 

 驚くみほたちや一行たちは、あたりを見渡すと、黒薔薇の生徒の後ろにある丘から爆発音がすると同時に、数種類のも何かが現れてきた。

 それは、鹿型のメカに海亀型のメカ、豚型や時計型に宝石箱型のメカが現れた。それらのメカの足にはキャタピラが付いている。

 

「増援してくるならば、こちらも増援を用意しておきましたわ!」

「…いいのか、それをして?」

「いいですわよ? 相手が増援するなら少しぐらいなら増援しますわ」

 

 小春田の言葉に、一行は「そ、そうか」と戸惑いながら納得する。

 それを見た河嶋は「ああ、今度こそ終わった」と体が白色に変色し、小山は「も、桃ちゃん!」と慌てて支える。

 これで、すべてが決まる。そう思ったみほ……だが。

 

 

 

 

 

「ちょっと待ったーーーー!!!」

 

 

 

 

 開始を遮るかのように、突然男性の大音が辺りに響いた。

 後ろから聞こえた声に、みほは思わず振り向くと。そこには戦車……いや、戦車と何かがやってきた。

 その何かとは、大型のマンモス型をしたロボットと、射器型の姿をしたメカとケーキの姿をしたメカがやってきた。

 

 

 それを見たみんなは、いったい何者か分からず騒然している。

 するとマンモスの頭が開くと、そこから見覚えのある人物が出てきた。それは。

 

 

「ゆ、勇樹君!?」

 

 

 大洗の制服を着た青年、石川勇樹がマンモスの頭から出てきた。

 

「勇樹君がどうしてここに~?」

「もしかして、助けに来てくれた!?」

 

 桂里奈がそう言うと、みんなは「なるほど」と納得する。

 

「でも、あれなんだろう?」

「マンモスかなぁ? でもあの車って」

「注射器と、ケーキ?」

 

 とうぜん、勇樹たちが乗ってきたメカみんなは疑問を抱いている。

 そして、マンモスが停止すると注射器型のメカとケーキ型のメカそれに合わせるように停止する。マンモスから勇樹と百合子が降りる。

 

「大洗女子学園、石川勇樹」

「同じく、佐々木桜」

「同じく、太田陽」

「以下約20名、試合に参戦する」

「もちろん、このメカは官公庁からの許可が出ている」

 

 勇樹と百合子はそう言っていると、彼女の懐から1枚の紙を出した。

 その紙には『試合のために用意した許可書』と書かれている。

 

「で、でもどうして?」

 

 みほは理由を言うと、伊江が出てきて「理由は簡単だ」と解説する。

 

「相手がみほたちにかなわないほどの強力な物が用意しているからな、それに勇樹は「お前を許さない」と怒っているからな」

「なっ!?」

 

 それを聞いた小春田は驚いている。そして伊江が「今度は戦車だけじゃなく、オレらも戦うぞ!」と応戦する。

 

「え、オレらって。もしかして?」

「そうだ、もうすぐ来るぞ」

 

 勇樹はそう言いながら右に向くと、みんなはそのほうに向く。そしてやってきたのは。

 

 

 大型の文具型の車メカにカモノハシ型の車メカとトノサマバッタ型の変わったメカ、そしてモグラ型の戦車メカがやってきた

 

『やっほー、久しぶりだねぇ』

『大洗は僕たちが救って見せます』

『助け合いましょう!!』

『見ておけよ、黒薔薇の奴ら!』

 

 甘井ココアに岩田一史、庭田圭太とアイヌがメカから声がする。

 

「お、ココアちゃんじゃん!」

「一史君、みんなも!」

「圭太さん!!」

「アイヌ、私たちを助けに!!」

 

 それを見た杏たちは反応するが、勇樹は「彼らだけじゃありません」と別の方に向く。

 

 

 そこからやってきたのは、サボテン型の3輪車に西洋の仮面型の戦車。ウサギ型のレース車メカに海賊坊をしたクジラ型の戦車。

 後ろには青師団の戦車であるⅡ号戦車F型とCV33、ベルデハ2がやってきた。

 

『風紀と正義を見せつけに来たわ。みどり子!!』

『た、タスケニキタゾー!!』

『相手にぎゃふんとしに来たよー!』

『相手が大波や渦潮であろうが、あたしは見捨てないで来たよ!』

『大洗がやられたら、私たちは誰と戦えばいいんだ。助けに来たからね!』

 

 桃にアイコン、前田にホタテの声がメカと、Ⅱ号戦車F型から声がした。

 

「桃さん! あなたっ!!」

「あ、ありがとう…!」

「ありがとう!! そして、ぎゃふんとしてやろ!」

「ははっ、こいつは驚いたよ!」

 

 それを見たみどり子たちは反応すると、みほが「まさかこんなに」というが、百合子は「まだですよ」と答える。

 

 

 今度は、キャタピラが付いたティーポットと如雨露型の戦車メカに大型のタイヤが付いた海老がやってくる。

 その後ろにはBC自由学園の戦車であるルノーFT、ソミュアS35とARL44が2両ずつやってきた。

 

『ふふふ、ダージリンちゃん。助太刀しに来ましたぁ~」

『ケイさーん! 私たちもでーす!!」

『ちょっと、いきなり……こほん、皆さんごきげんよう。そして祝井さん、わたくしたちも来ましたわ』

『私も大洗と戦うためにやって来ましたのよ』

 

 それを見た勇樹は「ティーポットは薔薇野乙女学園で、植木鉢は四季七十二期高校学園、海老は私たちの先輩の階段部の皆さんです」と解説する。

 

 更に、野原をかけてきたのは。3輪のタイヤが付いたサザエで、後ろにはブースターが2つ付いている。

 それと同時に3両のCV33と2両のM41型セモヴェンテ、P40型重戦車が現れた。

 

『お待たせしました! 遅れてきましたが、わたくしたち『聖ゾディアック天文学園』、アンツィオと共に参戦しに来ました』

『全く、麗様。正直に話したらいいのに…登山部の皆さん、助太刀に来ましたわ』

『ドゥーチェの助っ人として、増援しに来たっすー!!』

 

 2人の女性の声にみんなは戸惑っているが、勇樹は「先ほど言ったとおりです」と手短に話す。

 なお、アンチョビは先ほどやってきた戦車を見て、彼女は「な、どうして?!」目を丸くして驚く。

 

 今度は足がタイヤになっている狸型の巨大な機械とT-26がやってきた。

 

『こんにちは、ボクはSNSの一寸です。継続の皆さん、よろしくお願いいたします……これでいいかな?』

『いいと思うぞ、オレは正義を表すあいつに感心するほどだからな』

『そうかな…あ、ちなみに隣の戦車祈っているのは。同じ継続高校の砲手、ヨウコさんです』

 

 一寸と名乗った少年と男性の声にみんなは戸惑っていると、伊江が「SNS基私立御伽花高校のみんなだ」と解説する。

 

 

『ぬははははっ!! 我がエリマ様がお主らを助けに来たぞ、知波単のみんな。ありがたく思え!!』

『勇樹のためであれば、私らは命をかけて助けるぞ!』

『みんなー、私たちが助けに来たよー!!』

 

 そして上空からは、3つの頭をしたわ詩型のメカとカメ型のメカにカラス型のメカが空から着陸しに来ている。

 それを勇樹は『漆黒野館学園と忍ヶ丘女学館と軽音部のみんなだ』と解説する。

 

「すごい数……でも、数が」

 

 みほはそう言いながら相手のメカと戦車を見る。彼女の言う通り、いくら勇樹たちのメカが多くても、車両としては少ない。

 だが勇樹は「大丈夫」とある方向に目を向ける。

 すると、丘からA41センチュリオンとM26パーシングなど4両とルノーFT-17、ソミュアS35とARL-44がやってきた。

 

「これって……大学選抜の!?」

「そ、福音がな「あの子に頼んだら協力するって答えたよ!」と言ったからな。ちなみに残りの3両はその親に頼んだ」

 

 勇樹はそう言っていると、センチュリオンのハッチが開くとある人物が現れた。それは。

 

 

「あ、あの子は…」

「ボコミュージアムで会った方ですね」

 

 

 沙織と華がそう言っていると、伊江が「島田愛里寿だ」と答える。

 

「愛里寿さん、どうして?」

「あなたは私の敵、でもいまは違う。あなたが優勝したことは彼から聞いている」

 

 愛里寿はそう言いながら勇樹を見る。

 

「もし大洗がなくなったら、どこと戦うかは私にはわからない」

「そうか……ありがとう」

 

 みほはそう言いながら微笑むと、彼女は顔を赤くする。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「そして…彼女たちも」

 

 勇樹はそう言って丘を見ると、黒百合の所有している戦車である、オチキスH35が2両、AMX-30とAMX-13が1両ずつやってきた。

 

「あれは黒百合の! でもどうして」

「助けに来てくれたのかな?」

「ありえるかも~」

 

 それを見た梓は驚いていると、あゆみはなぜ来たのか考え優季は彼女の言葉が当たるかのように答える。

 そして戦車は勇樹の隣に止まると、隊長の我狼院怜雄が出て、戦車に立ち上がる。

 

「あら、黒百合の怜雄がどうしてここに…助太刀にしてはカッコ悪いですわねぇ」

 

 怜雄の姿を見て小春田はあざ笑うかのように答える。それを見た怜雄は「確かにそうだな」と答える。だが。

 

「しかしそれは昔の私だ、ケガらしい姿をしてみんなのことをよく知らない…だが今の私は…今のは私は違う!!」

 

 グッ…シュルルルッ! バッ!!

 

 怜雄はそう言いながらパンツァージャケットを握るとそれを一気に脱いだ。そして今彼女が来ている服は…。

 

 

 白色のナポレオン・カラーと緑色のチノ・パンツをしており、右肩から手首までは銀色に輝く甲冑をしており右胸には白色の薔薇を付けている。

 

 

 それを見たみんなは「え、ナニコレ…」「パンツカージャケットが、変わっている」「でもどうして」とざわついていると、怜雄は「本日付けて」と言いだした。

 

 

「本日付けて私たち学園は、黒百合学園から白薔薇学園へと変える! 闇のように包む黒い百合を、閃光に輝く白い薔薇へと。私たちは進みだす!」

 

 

 怜雄がそう言うと、戦車のに施されている黒百合のマークははがれて、白色の薔薇へと変わると。他の生徒も怜雄と同じ姿へと変えていく。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「てことだ、オレらはお前らより負けないほど最強のメカと最強の仲間を用意した!」

 

 勇樹はそう言うと、小春田は勇樹に向けて「このっ!!」と睨むが、一行は「いいじゃないか」と言い始めた。

 

「そうだな、確かこれは私たちが銅弾で行動したことだな。にこのままだと大洗は負けてしまうし…よし、それを受け入れよう!」

 

 彼はそう言うと大洗連合のみんなは「よっしゃー!!」と歓喜する。だが、喜ぶのはまだ早い。

 

 

 

 この時、試合は始まったからだ。

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