勇樹は現在、パソコンを使って『暴走した場合の対処』のデータを開いて、安全な方法はないか調べている。
「このデータは…ってなんで『食品保存方法』が!?」
「このデータは違いますわね」
「見方を変えたらどうかな? 例えばウィルスを開いてみるとか」
「それやったらまずは中がパーになるよ!!」
アンチョビ、ダージリン、ミカはそう言っていると勇樹はツッコミを入れる。それを見たまほは「何しているんだ」とジト目で見ている。
「それをしている暇はないだろ…何か対処は」
「えっと、確かどこかに…あった!」
我狼院の言葉に勇樹は慌てながら探していると、『暴走状態 コワスゾウの壊し方』が発見した。
「コワスゾウの壊し方…これなら」
「何か乗っているのか?」
「それでしたらわかると思います」
勇樹の言葉にまほとみほは言うと、彼は「今調べてみます」とキーボードをカタカタッと叩く。すると。
ドガアアアッ! ドガドガアアッ!!
「っ! まだいたか!!」
「間に合うの勇樹?!」
「もうすぐ出ますが…あった、これだ!!」
外から何か物音がした、その物音は虫型メカ『虹色芋虫メカ』が扉を突き破ろうとしていた。
それを聞いたまほとケイは、彼に向けて言うと勇樹は焦りながら探していた。そして『一番の弱点』を見つけ、それを開こうとした…その時。
ドガアアアアアア!! バギバギ!!
『ガラガラアアアアアッ!!』
「なっ! 扉が!!」
扉が壊れると同時に虹色芋虫メカが入ってきて勇樹をにらみつける。
それを見たまほは「まさか!」と彼を見ると、パソコンには例の情報が。もしかしたらそれを消しに来たのではと確信する。
「みほ、この虫は勇樹を狙っている! 私たちが妨害するから彼を守ってくれ!」
「う、うん!」
まほの言葉にみほは急いで彼の所へと夜と、勇樹はそれに気づいて道具をしまい彼女のとこに行くが。虹色芋虫メカはお口を大きく開けて一気に食べようとした…が。
「撃てえええ!!」
ドガアアアアアア!! バギイイッ!!
『ガラガラアアアアアッ!?』
まほが戦車に乗ると砲台をメカに合わせて砲弾を放ち、彼がにげる時間を稼いでいる。
「今のうちに急げ!」
「ありがとうまほ!!」
勇樹は彼女に礼を言うと、みほと一緒にⅣ号に乗り込む。
「沙織、急いで百合子さんに!」
「わかった! 百合子さん聞こえますか?!」
『聞こえています! 勇樹君は!?』
「オレは大丈夫だ! それよりも情報を!」
勇樹は沙織に通信機を起動し、百合子と話をしていると、Ⅳ号は扉から出ていくとマンモスタンクⅢとチャーチル、M4はⅣ号を囲むかのように移動すると。その後ろからはティーガーG型とP40、BT-42とⅡ号戦車、ルノーFTとM4シャーマンと旧砲塔チハは、後から追ってきている虹色芋虫メカに向けて攻撃している。
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砲撃している間、大洗の学園艦が保存している倉庫前では多くの生徒が扉を開けようとしていた。
「壊して、急いで時間が!」
「黒薔薇めー! 扉を頑丈にしているだ!」
「こっちは空いていないか…そっちは?!」
「開いていないっす!」
多くの生徒は扉を開けていくが、内側から鍵をしているため簡単には空かなかった。すると。
ガガガガガガガ!!
『どけどけー! これで開けてやるー!!』
倉庫前に現れたのは、黒森峰が所有してい重戦車『マウス』がやってきて。車長である『
「入れえええっ!!」
「「「おおおおおおっ!!!」」」
マウスから出てきた根津子の合図に、他校の生徒らは一気に入っていくが、黒薔薇の生徒は外に出てM13/14に乗り込んでいる。
「急げ! あいつらに見つかる前に!!」
「わかっている!!」
生徒はそう言いながら大きな袋を戦車に入れている、すると後ろから「あ、こちらにいました!」とニルギルが発見した。
それを見た生徒は「やっば!!」と急いで袋を入れると、戦車に乗り込んで。その場から逃走。
「こちらニルギル! ただいまM13/14が逃走、黒薔薇の可能性があります!」
『了解! サンダースとプラウダがそちらに向かっています!』
「私も急いで乗っていきますので!」
『了解!』
ニルギルはそう言うと急いで自分の戦車に乗り込んでいくために、走っていくのであった。
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その頃、コワスゾウでは4両の戦車が出てきて海中へと落下…いや飛行低下している。
水面まで行くと、梓たちが出てきてごてを水面に当ててから一気に引くと、海水は水あめのように伸びてきた。
「うわっ! 本当にこの道具はこのようになるんだ」
『それよりも、これを例の場所に』
「あ、わかりました。桂里奈、行ける?」
「は、初めてやるけど。行ってみるぞー!!」
桂里奈はそう言いながら操縦かんを動かすと、M3リーは空を飛んでいきセモヴェンテと合流し何かをし始める。
すると、それに合わせるかのように水は伸びていき、M3リーとセモヴェンテと合体すると水玉が出来る。
『作戦成功ね、それじゃあ行きましょうか。『絡まり作戦』開始!』
「はい!」
『『はい!!』』
桜の言葉に、梓たちは答えうとそのまま上昇し、水柱はメカの手足背中を交差するように飛んでいく。
『コワァアアス?』
コワスゾウもその様子に気づいていたが、それは手足背中だけでなく、プロペラやアトラクションに絡ませるように移動している。
アトラクションは観覧車だけではなく、海賊船や回転ゴンドラにジェットコースターの線路にまで飛んでいった…その時。
「よーし! 今のうちに固め開始っす!」
『『『おおー!!』』』
霊華の言葉にみんなは答えうと、スプレーを出してアトラクションについている水柱に向けて放つ。
すると水は水色から灰色に変色し、金属同士がこすれる音がしてきた。
ギギギギギギギギギッ…!!
動きは徐々に鈍くなっていき、少しずつだが煙と電気が漏れてきている。
「おっし! 成功っすね蓮華さん!」
「ふむ、そうだな…流石霊華」
「いやいや、偶然っすよ」
霊華たちはそう言っていると、M3リーとセモヴェンテとクルセイダーとルノーが着陸すると、ハッチから車長たちが下りてきた。
「梓、なかなかやるじゃん!」
「あ、いえ。初めてですので…桂里奈も」
「いや、それがすごい。初めてなのに成功するのは初めてだし」
梓と桂里奈の運転能力に、霊華と文褒めると。彼女は顔を真っ赤にして照れる。
「やったよたかちゃん!」
「すごいよひなちゃん!」
「なぁ…あいつらいつもこうなのか?」
「いや、初めて見る…このような光景は」
アイヌはカエサルとカルパッチョの光景にエルヴィンに質問すると、彼女は半分呆れながら答える。
「やっとできましたわー! これでダージリン様に」
「褒められるか」
「少し落ち着け」
興奮するローズヒップに、ルクリリとアレンは頭をたたいてツッコミをする。
「安藤…」
「押田…」
「今回はなかなかだ、褒めてやる」
「ふん、こっちもだ」
押田と安藤は、いつの間にか友好関係(?)が生まれて、手を組んでいた。すると。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
城の方から何かが揺れてやってくる音がしてきて、振動と共に徐々に大きくなってきている。
「な、なんですか?」
「初めて聞く…振動も」
「でもこの音って結構近くに来ているねぇ」
太田、ナオミ、杏はそう言っているとお城は崩れ、Ⅳ号を含むすべての隊長戦車とマンモスタンクⅢが出てきて、着陸する。
「うわっ、何があった!?」
それを見たアリサは驚くと、Ⅳ号からみほと勇樹が出てきた。
「勇樹君、一体何が?!」
「今説明している暇はない!! 急がないと!」
太田は彼に向けて言うと、勇樹は何か焦っていた。彼の言葉にみんなは「は?」と目を丸くして頭を傾けていた…その時。
ゴゴゴゴゴゴゴ… ドガアアッ!
『ガラガラアアアアアッ!!』
城は崩れて中から虹色芋虫メカが出てきた。