「すっごーい!!」
「これは勇樹さんたちの住んでいるお屋敷ですか?!」
「いくらなんでも大きすぎでしょ!」
リビングだと思われる場所を見て、桂里奈、華、アリサは驚いていると。勇樹は「いや、これは」と何かか忘れていたのを思い出したのか、言おうとするが。
まほが「勇樹、ちょっといいか」と言ってきたため、彼は「っと、何ですか」と反応すると。彼女の手には見取り図を手にしていた。
「この見取り図は、もしかしてここの屋敷のか?」
「え、まぁそうですけど?」
「ふむ、やはりか」
まほは何か理解すると勇樹は「え?」と目を丸くしていた。するとみほが「あの、勇樹さん」と言ってきたため彼は「え、何ですか」と反応する。
「あの、もしかしてですが…この屋敷って…あれですか?」
「……当たりみほ、お前がいてくれてありがとう」
みほの言葉に彼は涙を流しながら頷くと、みほは「え、ええっ?」と慌てている。すると。
ガチャッ
「勇樹さん、準備が…あら?」
正面の扉が開くと、中から七星奈々が現れた。彼女の服装は普段着ではなく大洗の服装をしていた。
「あ、奈々さん…っと。準備は出来ましたか?」
「はい! 皆さんの情報はもう入れておきましたし、あとは名前を入力して送ればよろしいですのよ」
勇樹は奈々に向けて言うと、彼女はそれに答える。そして彼は「やった!」と腕を上下に動かして喜びを表す。
「えっと、勇樹さん…情報って?」
「え…あごめんごめん、これは重要なことだからみんなに話すよ。奈々さん」
「わたくしに任してください、こう見えてわたくしの方が長くいますから」
勇樹の言葉に奈々は答えると、彼女は肩から掛けているカバンからマイクを取り出すとこう言いだした。
『みなさーん、これより『個人情報仮登録』を行わせていただきます』
奈々の言葉にみんなは「個人情報仮登録?」と声を合わせて言う。
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「奈々さん、その個人情報仮登録って何ですか?」
「はい、個人情報仮登録とは。この珍等師学園都市に住むときに必要な個人情報を登録することですが、住み始めてから1ヶ月は登録に時間がかかるため仮登録、つまり予約した証明書みたいなのをもらえるのです」
沙織の言葉に奈々は答えると、麻子は「なるほど、わかりやすく言うと許可書みたいなものか」と理解する。
「皆さんは他の世界、つまり外の世界から来たと想定しております。もし何らかの事情でこちらに来られたことを考えて、わたくしたちは仮登録の用意をしました」
「ふーん、それでその登録は何が必要なのよ?」
「登録に必要なのは生年月日と出身地、そして性別と学校名を入れれば大丈夫です。あとは名前を登録すれば仮登録が出てきて登録が起動するようになります」
「なるほど、意外とわかりやすい登録方法ですな」
エリカの質問に奈々は答えると、絹代は分かりやすい解説に安心する。それを聞いたアキは「大丈夫かな、あたしたち」と心配する。
「それでですが…皆さんの本名を書いてくれませんか?」
奈々はみんなに向けて言うと、みほは「あ、そう言えばまだ登録していなかったんだね」と納得する。
「ここからはわたくしたちがやっておきますから、勇樹さんは」
「わかった。それじゃああとはお願いします」
奈々の言葉に勇樹は答え、その場から離れたある行動をしていく。
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「えっと、これを書けば…できた!」
「名前を書くのは授業以外で初めてです」
「そうですね、ですがこれをするってことは!」
「筆跡鑑定をすることもあるか」
「なんだか、本人を確認する証明としては、うれしいかな?」
名前を書くあんこうチームは、照れたり喜んだり話し合ってうれしいことがある。
考えてみればそうだ、学校で名前を書くのはテスト以外あまりない。こういうことで名前を書くのは新鮮で、何より話があると少し心が軽くなるからだ。
「失礼します、回収しに来ました」
「おお、天女殿! もしかして名前の?」
「ええ、奈々様に頼まれましたので」
天女の登場に優花里は反応すると、彼女は微笑み名前が書かれた紙を回収していく。
「これで全員…ありがとうございます」
「いえ、わたくしたちは構いませんでしたよ」
「ふふ…ではそろそろ準備が…できましたね」
華の言葉に彼女は微笑みながら懐中時計を出して何かを確認すると「それではみなさん、こちらに」と案内される。
「なんだろう?」
「案内されていますね」
「もしかして、私たちの部屋だったりして!」
「まぁ、それは嬉しいですね」
「野宿は少し苦手だからな」
あんこうチームはそう言いながら天女に付いていくと、扉を開けた先には『あんこうチームの皆様』と書かれたトロッコが用意されていた。
「ここからは少し傾斜がありますので『傾斜用・移動トロッコ』で行きます」
「傾斜用?」
「傾いている用のトロッコナノは分かるが、どうしてだ?」
トロッコを見て沙織と麻子は頭を傾けていると、天女は「ふふ、それは乗ってからのお楽しみに」と言いながらみんなをトロッコに乗せていく。
「部屋は普通ですね」
「モノレールと同じだな…」
「あれ、でも操縦席はないね」
内装に華と麻子は驚きながらも見渡していると、沙織は操縦する席がないことに気づいて言うと、天女は「これですよ」と壁についているスイッチを押した。すると。
プシュー…ガタン!
トロッコの扉が閉まると同時に車体は動き始め、何事もなかったかのように微妙な揺れを出しながら進んでいた。
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「意外と揺れは少ないですね」
「はい、少し激しい方だと思いますが」
「ゆかりん、華。言い方言い方!」
「だが、どこが傾斜用なんだ?」
優花里と華はトロッコの揺れが少ないことを言うが、沙織は違う意味を言っていると思い2人に訂正を促す。
麻子はトロッコの揺れが少ないことを言うと、彼女は微笑みながら「外を見てください」と言う。
「窓の外?」
「麻子さん、これです」
みほはそう言いながら後ろにある水色の窓を上に動かすと、外の様子があらわになる。彼女たちがそこで目にしたのは。
イルミネーションのように光り輝く街並みが辺りに見渡せるところを通っていたからだ。
「わぁ、きれい!」
「すごいです! これは初めて見ますよ!!」
「うわっ! た、高い…」
「麻子ったら…それにしてもきれいねぇ」
「はい、わたくしも始めてみます」
輝く都会を見て、彼女たちは驚くが、高所恐怖症の麻子はそれを怖がっていたのを沙織はあきれるのであった。
「あれ、ですがこの電車は斜めになっていたら気づくのになぜ普通に?」
優花里は乗っているトロッコはケーブルカーの様に斜めになっていないことに気づくと、天女は「原理はこれです」とモニターのスイッチを押すとトロッコの様子があらわになる。
トロッコは現在、前を短くして後を伸ばして移動しており、車体を斜めにしないように進んでいた。
「部品の性能を使用して、このようにしております」
「すごいっ!!」
「驚きました!」
それを見た沙織と華は驚いていると、電子音が鳴ったため天女は「そろそろ着きますね」と言うと、トロッコはスピードを落とすと同時にトンネルに入り。そのまま停車すると扉が開いた。
そしてその先には『屋敷駅』と看板と扉が用意していた。
「えっと…これは?」
「駅ですね」
「確かに…看板があるからわかるな」
「ですがどうして扉が目の前に?」
「うーん…?」
あんこうチームはそれを見て考えていると、天女が「簡単です」といいながらトロッコの扉を閉める、前に進むと同時にこう言った。
「この先は、私たちが住み本当の屋敷…シェアハウスとなります」
天女はそう言って扉を開くと、その先に目にしたのは。ドラマの一部のように豪華なソファーやテーブルに暖炉などが用意しており。テーブルには『あんこうチームの皆様』と書かれた鍵が用意されている。
「時間がなかったので急ぎましたが。どうでしょうか…あら?」
天女は振り向いて言うと、華を除くみほたちは目を丸くして固まっていた。
「全く…初めてなので驚いていますね」
それを見た彼女はあきれながらも、微笑むのであった。
番外編を作ったほうが良いでしょうか?
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構いません
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そこは自由で
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いいじゃないですか?
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どうでもいい
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普通
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微妙
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アウト
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NG
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もう少し先でいいかな?