珍等師学園の鉄道は、東京と大阪と同じ鉄道路線がある。その内の3割は地上にある鉄道で残りの7割は地下鉄がある。
なぜこの割合になっているかと言うと、学園の生徒が不正を行わせないようにしているためであり、キセルと言った偽装行為が学生でも増えているためだと言われている。
地下には専用の通路が2つあり学生用と一般用の2つ、学生町で区別しているため不正を行わせにくいようにしている。
そんな中、地上の鉄道では勇樹が用意したモグドンが地下鉄に入っている。
「ここ掘っていいのか?」
「そうですね、鉄道会社に怒られそうな…」
「その心配なはいよ、鉄道学園が作ったこの線路は、モグドン用だから安心してくれ」
麻子と華の言葉に勇樹は答えると、沙織は「作ってくれたの?!」と驚く。沙織の言葉を聞いた百合子は「はい、そうですよ沙織さん」と解説してくれる。
「この鉄道の電車は、勇樹君が独自に開発した特殊な金属で使用されているため、鉄道学園は感謝のお礼として専用の鉄道を用意してくれました!」
「へぇ、凄いじゃん石川ちゃん」
百合子の解説に会長は驚きながら彼を見ていると、勇樹は「そんなに自慢することじゃないですよ」と苦笑いした。すると。
『この先、鉄道学園です。停止してください』
「っと、もう着くか」
コンピューターに勇樹は急いでレバーを動かすと、モグドンは厳重な門の前に停止した。
「おおっ! これはすごい扉ですね!」
「意外と厳重になっているじゃない、どうして?」
目を光らせて興奮している優花里に対して、落ち着いて冷静に言うみどり子が言うと勇樹は「鉄道だからだよ」と答える。
「電車に使っている材質はすべて国産でな。一般的に使う材質とは桁が違うんだ」
「そのため、それを狙いに来ている窃盗団や盗賊などがやってくるから、この扉はわざと厳重にしているのです」
勇樹と百合子の解説に、みんなは「へー」と納得する。そしてメカから出た勇樹は扉の前に行くとインターホンを押すと声が響く。
『はい、こちら鉄道学園警備員です…そちらは?』
「珍等師学園高等の石川勇樹です」
「同じく暗山伊江」
「中弐小森」
「美樹幹子」
「百合子・ビューティー」
「あ、私たちは転校してきた…西住みほです」
「武部沙織!」
「五十鈴華です」
「私は秋山優花里であります!」
「冷泉麻子…」
「園みどり子よ!」
「角谷杏だよー」
みほたちはそう言うと、インターホンからは『わかりました』と言うと同時に扉から歯車音が響き、扉が自動でで開く。
『こちらにどうぞ』
「わかりました、では」
勇樹はそう言いながらモグドンに乗り込む、そして操縦席に座るとエンジンを入れ、前に進み始める。
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「薄暗い…眠りそう」
「麻子起きてよ…でも本当に暗いね」
「どうなっているのよ」
眠りそうな麻子を起こす沙織だが、あたりを見渡しながら沙織とみどり子はつぶやくと、伊江が答える。
「それなんだが、オレもよく知らないんだ」
「知らないって、どういう意味!?」
「みどり子落ち着け…実はな」
「鉄道を作るに酸素が必要で、酸素を取り入れる専用のダクトがあるんだ」
「ですが、地下鉄や水道管に排水管などと言ったパイプなどを取り付けていました」
伊江と百合子の言葉に優花里は「絡まったひものようなものですか?」と言うと小森は「その通り」と答える。
「もともと上には光を地下に届かせる空間があったが、設計ミスでダクトがそこを貫いてしまい」
「光が届か亡くなったてことだよ…これはあくまで仮設の一つ、本当はどういう事かは不明だよ」
幹子がそう言うと、麻子は「真相は謎か」とつぶやいた。すると勇樹は「あ、目的っと」とレバーを動かすとメカは停止した。その場所は。
『廃車類』
「廃車類…?」
「どういう意味?」
華とみほは頭を傾けていると、勇樹は「その名の通り」と言いながらメカから外に出る。
「ここは元々、治安が悪い場所でな。事故が起きればすぐに捨てるところ…まぁ墓場みたいなものだ」
「そして、ここはいつか『鉄道界のヨハネスブルク』と言われている」
「ま、それはもう昔で今は一部しかヨハネスブルクはないんだ、ここは廃車扱いとなった電車に飛行機などの乗り物を入れる倉庫だ」
勇樹に続いて百合子と小森はそう言うと、メカから出て扉まで行くと暗証番号を入れて扉を開く用意をしている。
すると沙織が「でも、そんなことしてもいいの?」と彼らに聞こえる程度で言う。
「ん、何がだ?」
「ほら、勝手にごみを持っていったら違反とかになるし…起訴されるわよ」
「確かに! 沙織さんの言う通り! 少しは反省を―」
みどり子も一緒に言うと小森は「あ、それは大丈夫」と答える。
「実は違反されるどころか、逆に感謝されてな。巨大メカを作るために必要な部品などは粗大ごみや廃車などから作っているからな」
「そのため、ごみを上げる代わりに新商品のアイデアなどを渡すようにしているんだ」
「それはすごいです! リサイクルの目的であれば納得ですね!」
小森と幹子の言葉に優花里は答えると、勇樹は「ありがと」と言いながらパスワードを入力していく。そして。
ガゴンッ… ガガガガガガ……
扉が自動で開くと中から部品である鉄屑が落ちていく。そして彼は「結構な量だな」と苦笑いしながらも、カバンから鉄製の掃除機を出していく。そして。
「掃除開始ー!!」
電源を入れると同時に勇樹は鉄屑を吸い込み始めて行く、それを見た百合子は「すごい張り切っていますね!」と目を光らせている。
そして数時間後…、鉄屑を吸い込んで満タンになった掃除機をカバンにしまい、メカに乗り込む。百合子たちも急いでメカに乗り込むとハッチを閉じて操縦席に移動する。
「てなわけで、さっそくメカづくり開始だー!!」
勇樹はそう言ってメカを動かし、鉄道学園から出て行き地上へと出るとそのまま屋敷へと発進していく。
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メカを作り始めて数十分後…勇樹が完成したメカは巨大な楽器型のメカで、胴体はティンパニーでキャタピラとなっている軸は太鼓で履帯はフルート型、キャタピラを付けているのはピアノでマフラーがトランペットとホルン。
砲台がクラリネット型とピッコロ型になっていて、コックピットとなっている顔が音符型になっている。
「というわけで、残っている部品を使って出来上がったメカは『楽器タンク』だ。何とか予算内に出来上がった…ふぅ」
勇樹はそう言いながらメカに体を預けると、百合子が「お見事」と答えると、杏が「それでなんだけど」と言いだした。
「今回は誰と行くんだい?」
「そうですね…百合子さんたちは…」
「あ、少し用事が。小森ちゃんと幹子ちゃんに伊江ちゃんも」
百合子の言葉に彼は「あ、そう」と言うと、アレンが「私が行こうか」と答える。
「操縦なら何とかいける…他には」
「わたくしは行けます、通信は少しですが」
「ボクに任してよ、この穂多瑠ったんならいけるし!」
「うちは射撃がいけるっすよ!」
アレン、京子、穂多瑠、霊華はそう言っていると、勇樹は「すごい準備」と苦笑いする。
「あ、それでしたら場所は…イギリスだから聖グロの皆さんと一緒にどう?」
「それはいいですわね、賛成よ」
「わかりました…でしたら」
「バレー部のみんなと…あ、登山部の皆さんと一緒に」
ペコと勇樹はそう言っていると、伊江は「みほはどうする」と言うと、我狼院が「私たちが守っておく」と答える。
「恩があるからな、みほは私たちが守っておく。後は」
「わかった、じゃあ我狼院はみほを守っておくとして…あれ、アッサムは?」
勇樹はアッサムがいないことに気づきダージリンに向けて言うと、彼女は「アッサムならもうすぐ来ると思うわ」と答える。
すると、天井からエレベータがやってきて、パソコンを持ったアッサムがやってきた。
「遅れてすみません、少し調べ物がありまして」
「それはいいわ…熱心にしていると気づかないことはあるからね」
「はぁ…?」
ダージリンの言葉に彼女は目を丸くしていると、勇樹は「とにかく」と言いだす。
「今はあいつらからの行動によると、イギリスに向かっている可能性がある。そしてこの先には『クリスタル女学院』があることがわかった」
「クリスタル…女学院?」
「あ、今で言うとお嬢様学校なんすよ。宝石のように輝いているからそう言われていたり」
典子の言葉に霊華は答えていると、ダージリンは「学院が狙われているのね」と答える。そして。
「では行きましょう、一刻も早く小春田さんたちの計画を止めに」
『『『わかりました!!』』』
「こっちも行くぞー!!」
『『『はい、キャプテン!』』』
「「やるぞー!!」」
みんなはそう言っていると、文が「あ、そうだ」と何か思い出したかのようにみほたちに向けて言いだした。
「報告―、戦車だが修復可能範囲でできたのは八九式とチャーチルとクレセイダーとマルチダ、そして九四式の修理完了、M3リーも完了しているよー」
それを聞いたみんなは「え、修理していたの?!」と驚く。
「そ、まあ修理していたのは自動車部とメカニック部、そして勇樹だけどね」
「資金は別にして正解だったよ」
「そうそう、戦車の修理は何度もやっているから!」
「機械系は強いよ!」
ナカジマたちはそう言っていると、まほは「器用だな」と答える。アンチョビも「うちにもほしい」とつぶやく。
そうしていると霊華が出てきて「とにかくっす」とみんなに話をする。
「今はその戦車とメカで行くっすよ! 小春田さんたちはみほさんを狙っているっすからきっとこのメカを」
「そうだな…勇樹、ここは私たちに」
まほがそう言うと勇樹は「わかりました」と答えると、ダージリンは「では」と道具を彼に渡す…。
「あの、ダージリンさん……これカバンに入れてください」
「あら失礼」
ちゃっかり訂正する勇樹であった。
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メカを発進させてから数時間後、勇樹たちは現在イギリスにある霧の都、ロンドンに来ていた。
「おおー!! これがロンドンっすか!!」
「きれいですね…」
窓からロンドンの町並みを見ている霊華と京子は目を光らせていると、勇樹は「驚くのは早いよ」と言いながら操縦かんを動かす。
「それにしても驚きました…まさか機械で行けたとは」
「私たちは黒薔薇を捕まえるためであれば、世界を超えてもいい…上からの許可も出ている」
ペコの言葉にアレンは答えると、パソコンで何かを知らべていたアッサムは「そうですか?!」と驚くと、穂多留は「そうだね」と言いだす。
「黒薔薇は世界を股にかけるほど恐ろしい学園だから、対処できるのはボクたちしかいない」
「警察相手でも軍隊でもどう対応するか不明っす」
穂多留と京子の言葉にアッサムは「驚きました…」と目を丸くしている。すると。
『ダージリン様ー!! 大変ですわ! ダイヤモンドの形をした建物が見つかりましたの!!』
通信機からローズヒップの声がしたため、勇樹は「見つけたか」と反応する。
そして京子は「失礼します」と通信機を手にすると、対応をする。
「ローズヒップさん、その建物はもしかして上から見た光景ですか?」
『そうですわね! 上から見れば確かにダイヤに似ていますわ!』
通信機から聞いた勇樹たちは「やっと着いたか」と言うとダージリンたちに向けてこう言った。
「ここが、イギリス・グロスターにある学園、クリスタル女学院だ」
そう言ってアレンがスイッチを押すと、例の学園の映像が映し出される。
その映像には巨大なダイヤモンドの形をした学園が映っていた。
番外編を作ったほうが良いでしょうか?
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構いません
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そこは自由で
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いいじゃないですか?
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どうでもいい
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普通
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微妙
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アウト
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NG
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もう少し先でいいかな?