ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

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第70話『事件の手掛かりと掃除開始』

 屋敷内部、勇樹たちは例の研究所から帰ってきて京子からの連絡を受け急いでくると、リビングには京子と文がソファーに座っていた。

 

「あ、おかえりなさい勇樹さん」

「おかえり」

「ただいま帰りました。それよりも本の解析は」

 

 勇樹はそう言うと京子は「こちらです」と『生徒名簿解析結果』の資料を渡してきた。

 

「ありがとうございます」

 

 勇樹はそれを受け取り答えると、中身をめくって敗れた本汚結果を見る。

 

「えっと…『このページが破られた名簿は、他の紙に付着していたインクなどを解析した結果。名前は……『粟田口(あわたぐち)如月(きさらぎ)』?」

 

 彼女の名前に勇樹は意外な反応をすると、優花里も「初めて聞く名前ですね」と答える。

 

「石川殿、これは確かにおかしいですね」

「ああ、如月ならともかく粟田口は初めて聞く名前だ」

 

 勇樹はそう言うと、沙織も「そう言えばそうだね」と納得する。

 

「それに、妙な部分があるな」

「妙とは?」

「まずは彼女の年齢だ。この本は今から約20年前でこの生徒は推定年齢はここについているインク、スタンプ状態になっているから読み取れる範囲は…18歳あたりか」

「それがどこだ? 年齢は関係ないだろ」

 

 勇樹は麻子に「落ちつけ」と言うと話すを続ける。

 

「次は、彼女はなぜ黒百合に入学したのか、入学するなら資金難を利用するアンツィオや青師団か、お金持ちであるサンダースか聖グロ、厳しさで行けるとしたら知波単かプラウダ…おかしくないか?」

「確かにおかしいですね、黒百合は確かに戦車道をやっていましたがそれほど貧富の格差はありませんのに」

「華の言う通り、なぜ戦車道をしている学園の中でそれを選んだか…そして最後はこれだ」

 

 勇樹はそう言って紙を見せると、みんなは「ん?」とそれを凝視する。文字は水で滲んでいるため読めず逆になっていたためわかりにくいが、『生没年』には意外な数字が描かれていた。

 

「えっと…2050年…あれ、確かこの本は20年前」

 

 みほの言葉に沙織は「ちょっと待って」と反応する。

 

「生没年って確か亡くなった年と言う意味だよね…この資料には20年前に乗っていたのにどうして…?!」

 

 沙織の言葉に優花里も「確かに!」と驚く。

 

「もしこの生徒名簿が本当だったら…小春田殿は?!」

「幽霊でしょうか?」

「ひぃっ!」

 

 優花里と華の言葉に麻子は顔を青ざめて驚くと、京子は「それはありません」と答える。

 

「もし幽霊で設楽、相手は戦車に乗ることはできません。まれに足まである幽霊だとしても足は数センチほど浮きますよ」

「あ、それもそうでしたね」

 

 京子と沙織の話を聞いた麻子は「よかった」と安堵をしたのか、息を吐く。だが文は「だが」と頭を抱えながらこう言った。

 

「小春田が幽霊じゃないとしたら、一体何者なんだ?」

「確かに! でも度したら…」

 

 沙織は悩むように言いながら考え込むと、みんなも「どうしよう」と頭を抱えて考え込む…そして。

 

 

「……あいつに聞くか」

 

 勇樹の言葉にみんなは「あいつ?」と言うと彼は「ああ」と答える。

 

「小春田…黒薔薇のかかわりがある唯一の人物…少しややこしいからみんなを呼んできてほしい」

 

 勇樹の言葉に沙織は慌てて「わ、わかった」と答えると、カバンから電話を出して急いで会長たちに連絡をする。

 

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「んで、ここに例の人物がいるのか」

 

 杏は扉を見ながら言うと、伊江は「ああ」と答える。

 その扉は他の扉と色は同じだが扉には『KeepOut』と書かれた看板がつるされていた。

 

「これは…一体何が」

KeepOut(立ち入り禁止)…心が病んでいるのかしら?」

 

 看板を見たダージリンとケイは驚きつつ冷静に保っているが、アンチョビは「にしてもだな」と扉付近にある食材などを見てあきれる。

 扉付近にあったのは、大量のピザや寿司桶にコンビニの弁当やお菓子のが入っていた袋などがビニール袋に入れていたりそのままの状態で置かれていた。

 

「こいつちゃんとした食事取っているのか?」

「カチューシャのように立派衣に慣れないわよ!」

「そこかな…でも彼女の言う通りに」

 

 袋の中身を見てアンチョビとカチューシャは言うが、カチューシャの言葉にミカはそっとツッコミを入れた。

 

「引きこもっていると聞いていましたが…どうして?」

「勇樹からもらった資料、基手紙からは『もともとオレたちと同じ敵だけど、訳有って脱退して今はオレたちのところに居候している』と」

「ざっくりしすぎだな」

 

 梓の言葉にエルヴィンは手紙を見ながら言うと、それを聞いていた祭梨はあきれる用の答える。

 

「それにしてはちゃんとしているね。この寿司桶は大きさが違うから高く積むのは不可能だけど、わずかなずれで積んでいるよ」

「確かにそうね…でもどうして?」

「開けてみればわかるじゃない? よいしょ」

 

 寿司桶タワーを見てナカジマは答えながら見ていると、ナカジマの言葉に園は同意するように言いながら、扉を見て詰めて言う。

 するとマリーはとんでもないことを言うと同時に、扉を勢い良く開けた。が、扉の奥つまり中から異臭が放たれてみんなは「うっ!!」と急いで扉を閉める。

 

「な、なんだ今のにおいは?!」

「異臭…それを超えるほどだね」

「天国に行きかけていたわ…」

 

 部屋から漂う異臭の異常さにアンチョビとミカ、エルは顔を青ざめて言うと、まほは「しかし問題だな」と言いながら扉を見る。

 

「勇樹は『彼女は少し異常がある…友好関係ではなく狙われている意味で』と言っていたが…」

「どこが問題なのかしら?」

 

 勇樹の言葉を思い出しながらまほとダージリンはそう言うと、ある部屋の表札を見る。

 

 

 その名前は『優木(ゆうき)和葉(かずは)』と書かれていた。

 

 

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「和葉さんが、問題があったのですか?」

「あったというか、まぁそうだな」

 

 リビングにみんなは勇樹たちの話を聞いていた、勇樹が言っていた『優木和葉』とは一体何者か。そしてどうして部屋にいるのか。

 梓はそれが気になっていたのか、彼に聞くと。勇樹は顔をゆがめながらココアを飲むと同時にこう言った。

 

「和葉はな…実はオレたちの敵である黒薔薇の元生徒なんだ…」

 

「「え…」」

 

 元敵だという言葉にみんなは驚愕し、河嶋は「ちょっと待った!」と彼に質問する。

 

「その、和葉はなぜお前たちのところにいるんだ!? いくら何でもおかしいだろ!」

「それなんだけど…黒薔薇のことで少し話をするよ」

 

 勇樹はそう言いながら天井からホワイトボードを出して黒薔薇の説明をする。

 

「黒薔薇はどこにあるか正直不明だ、手掛かりは生徒だがその生徒も退学・卒業と共に記憶の一部が変化されている」

「変換されている? 消えているってこと?」

「あけびさんそうです、一部の記憶を他の記憶に入れ替えることです」

 

 あけびの言葉に勇樹は答えると、桂里奈は「他の記録に入れ替える?」と頭を傾ける。

 

「簡単に言うと、パソコンのデーターの一部を他のデーターに入れる。特撮のテレビの録画の容量を入れ替えるのと同じ原理だと思えばいいよ」

「あー」

 

 勇樹の言葉に桂里奈は納得すると、ナカジマは「なるほど」と何か理解する。

 

「それじゃあその和葉さんは、その黒薔薇から逃げてきたってこと?」

「そうだね、まぁ彼女は黒薔薇でD型の生徒だからな」

「D型? 血液方かしら?」

「そど子違うと思うぞ」

 

 そど子の言葉に麻子は突っ込むと、彼女は「そど子と言わないで!」と反論する。

 

「ちなみに、D型は劣等生の意味があって。仕事で言うと土木工事レベル。またC型は普通生で仕事は軽作業、B型は優等生で仕事はサラリーマン、A型は優秀生で仕事はカニ漁。そしてS型は最高優秀生で仕事は石油王だ」

 

 勇樹はそう言いながらホワイトボードに書き込でいくと、お銀は「ほぅ、これが意外だな」と驚きながらホワイトボードを見る。

 

「それで、そのDやCはレベルだけで判別しているのか?

「いえ、それだけではありません。学園から支給されるお金の量に待遇度や給食などもレベルが違う。どこかの監獄も恐れる内容なんだ」

「確かに…怖そうだな」

「んだんだ」

 

 勇樹はお銀の質問に答えると、それを聞いたニーナとアリーナは同意するのであった。

 しかし、エリカは「それにしては妙ね」と考え込む。

 

「ねえ勇樹、その和葉はさっき狙われているって言っていたけど…まさか」

「選抜や暗殺専門などの生徒に、命を狙われている」

 

 エリカの言葉に勇樹は答えると、みんなはざわつく。

 

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「うーん…これだけやっても無理なのね」

 

 ケイとダージリンは扉を開けようとしても、内側から鍵をかけられていたためみんなで引っ張手も空くことが出来ない。

 アンチョビが「料理で誘うぞ!」と言いながら鉄板ナポリタンを置くが、地面にもぐりこむと同時に鉄板ナポリタンの器だけが帰って来たため出ることはできない。

 一度まほが「戦車を用意して空砲で脅すか?」と言ったが、みほや愛里寿が止めたため不発となった。

 

「でも…どうやって彼女を」

「無理やりでもお食事でも…無理ですね」

 

 扉を見てダージリンとみほはそう言うが、カチューシャは「だったら」と彼女は考え込む…そして。

 

 

「ここは少し、部屋の清掃をするのはどうかしら?」

 

 

 カチューシャの言葉に、我狼院とエルは「は?」と反応する。

 

「カチューシャ…すまないがそれは無理あるぞ。いくらなんでも」

「私も同じく、ちょっと同じね。それで引っかかるとは…」

 

 エルがそう言っていると、ダージリンが「可能だと、思いますわ」と答える。

 

「1人では無理ですが、やり方を変えれば可能。見方を変えれば可能ね」

「そうだな、私も同じことを考えていた…みほ」

 

 まほはみほに向けて言うと彼女は「え」と反応する。

 

「うん…私も思っていた…それだったらまずは誰から」

 

 みほはそう言っていると、アンチョビは「それだったら」と言いだした。

 

「ここはうちのペパロニと恋愛マエスロトに任せよう!」

 

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 部屋内部…薄暗く洞窟内にいるような雰囲気をしており、大量の家電製品や資料などが集まっているなか一番大きな画面がついていた。

 黒色のロングヘアで右目が赤色で左目が青色のオッドアイをしており、目の下には隈が出来ている。

 彼女は画面を見ていた…その画面には『新型のメカ』の設計図が映っていた。まだ未完成なのか和葉はキーボードを打ちながらマウスを操作している。

 

 

「まだ…まだ『未完成』…」

 

 

 壊れたレコーダーのように彼女はそう言いながらパソコンをしながら茶色の瓶に入った液体を飲んでいく。その瓶を近くに置くとそのままパソコンをいじっていく。

 もう少ししたら…完成する、彼女はそう思いながら設計を描いていく…その時。

 

 

 ドガアァァ!!

 

「はいはーい! 清掃しまーっす!」

 

 

 扉が勢い良く開けると同時に、ガスマスクをした沙織とペパロニに、そして風紀委員のみんなと三船とアリサ、アッサムが入ってきた。

 

「え、ええ。あなたたちは?!」

「掃除しに来たに決まっているっす!」

「さ、外に出た出た! そのまま風呂に行くよー!」

 

 沙織はそう言いながら風紀委員のみんなと一緒に和葉を持ち上げると、そのまま部屋から出て風呂場へと行き一年生のみんなとローズヒップに自動車部のみんなが服を脱がせると、そのまま風呂へと入れていく。

 

「ああっ! な、何をするのですか?!」

「大丈夫大丈夫! うわー福汚れているじゃん!」

「あ、私たちがやっておきますので!」

「ありがとう、それじゃあ」

 

 自動車部はそのまま数はそのまま風呂に入ると、ローズヒップが「洗いますわー!!」と彼女をごしごしと洗う。

 ウサギさんチームは、特殊洗濯機に服を入れるとスイッチを押し。洗剤と漂白剤などを入れて洗濯を開始した。

 

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「さて、次は洋服ね! これで全部かしら」

 

 和葉が風呂に入っている間、カチューシャは福音と奈々が持ってきた服を用意し、それをハンガーに飾っている。

 

「相手は高校生ですので身長は高めです。それも考えませんと」

「問題は…あの子は一体何が好きなのかだね」

 

 ノンナとあんずはそういいながら服を見て言うと、伊江は「そうだな」と困ったかのように答える。

 

「あいつは少し個性があるが、ジャージなどと言ったどこにでもある地味なのを切るからな」

「女子力少ないじゃん!」

「私と同じだな」

「んだんだ」

「私もよく来ているけど、普通着になっているんだね」

 

 伊江の言葉を聞いたにルミと麻子は反応し、アリーナも同意するが、普段からジャージを着ているミカたちはなぜか同感する。

 

「下着と靴下に靴は葵と茜に任せるが…いいか?」

「任せてくださーい」

「これなら私たちは行けますよー!」

 

 伊江は彼女の下着と靴下に靴を選ぶのを任せると、彼女たちは喜びそのまま選んでいく。

 

「それにしてはすごい量っすね…沙織さんどうっすか?」

「ゴミが多すぎて大変! 1日で終わるのは難しいと思うよ!」

「そうっすね、ホコリまみれのものもありますので少し時間かかるっす」

「コンセントにたくさんついているわね、火事になってもおかしくないわ」

 

 伊江は沙織たちに向けて言うと、彼女たちは答えながらコツコツと掃除をしていく。途中ゴモ代とパゾ美が外に出て袋持ってきまーす」と急いで袋を持ってくる。

 ただ伊江は「ところで」と風呂場に向けて言うと、奥から「ひぃいいっ!」と彼女の悲鳴が聞こえる。

 

「なぁペコ、あいつお風呂の担当にしてもいいのか?」

「私も少し心配していましたが…ナカジマさんたちと一緒ならまだ大丈夫だと」

「そ、そうか…」

 

 ペコの言葉に彼女は答えると、洗濯場から「失礼します」と梓が出てきた。

 

「あ、澤どうした?」

「はい、洗濯は終わりましたが…問題は服が」

 

 梓はそう言いながら洗濯場を見たため、伊江は何かと洗濯場へと行くと、ボロボロになって切れに状態になった服が置いていた。

 

「あー、これはすごいことになったな…」

「ここまでボロボロになっているね…これじゃあ切れないよ」

「古かったのかな~?」

「あ、これ1年ほど前に売っていた服だよ。タグもついているし」

 

 ボロボロになった服を見て伊江は驚いている中、あやと優季、あゆみは服を見ながら言っていたため伊江は「結構言うな」と苦笑いするのであった。

 

番外編を作ったほうが良いでしょうか?

  • 構いません
  • そこは自由で
  • いいじゃないですか?
  • どうでもいい
  • 普通
  • 微妙
  • アウト
  • NG
  • もう少し先でいいかな?
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