「てなわけで、今回は大人数で移動することを考えて太田が特注で用意した専用車両で行くぞー」
『『『おおー!』』』
当日、勇樹たちは屋敷からギアステーションへと行き、専用の線路へと集合した。
その場所には無数のコンテナ車が20近くあり、先端車車両にはM250系電車が付いている。
「それにしてもすごいですね…僅か数十日で用意したのは」
「太田ちゃんに感謝しないとねー」
「ああ、しかしこれを乗せることが出来るのは予想外だな」
コンテナ車に戦車を乗せる光景をみほは驚いている中、杏はのんきなことを言いながら干し芋を食べていた。まほは戦車を移動させるために使う用意したことに感心していた。
そう言っていると、アブ引き部専用のメカを持ってきたココアたちがやってきた。
「やっほー、少し時間はかかったけど何とか修理は終わったよー」
「会長! 大丈夫でしたか?」
「大丈夫大丈夫、こう言うのは新鮮でうれしいし」
ココアはそう言いながら微笑むと、勇樹は苦笑いで「そ、そうですか」と答える。
「それよりも、コンテナ車に乗せることになりますけどオレたちこの国鉄24系客室で行きますけど」
「いいよ、運用中のは乗れるのが難しいけどまさかこれで乗れるとはねぇ」
ココアはそう言うと、一史も「私もです!」と興奮するように答える。
「カメラも持っていましたので活躍できるとは思いませんでしたよ!」
「そうだね、一応だけど素のカメラって?」
「高画質で撮れる大容量の一眼レフが2つあります! あ、もちろん予備ですよ」
「さすがカメラ名人、中学の頃は確か壁新聞部にいたからやれる腕前」
一史が持っているカメラを見て勇樹は感心すると、まほが「勇樹」と言いながらやってくる。
「そろそろ乗せていいか、みんなが少し」
「あ、わかった今行く。一史、じゃあ写真をお願いな。現地に着いたらで」
「わかりました、では!」
一史はそう言うと同時に、メカをコンテナ車に乗せる手伝いをしに行く。
勇樹も一緒にメカを乗せる手伝いをしていく、途中ふざけている人もいればしっかりする帆とがいる者もいる。
全て載せ終えると、そのままみんなは車両に乗り、目的地であるキャップ場へと発進した。
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車両に乗って数時間後、彼らが着た場所は富士山のふもとから約2キロほど離れた山梨県にいる。
「ここは一体…初めて見るけど」
「このキャンプ場は、太田が所有する一つでな。調べてみたところ、ここはサバイバルゲームが使用可能の特殊キャンプ場なんだ」
「今回は戦車道のために1週間ほど借りることが出来たんだ」
勇樹と太田はみほの驚きに答えると、麻子は「大規模だな」とあきれて答える。
「それで、一日目はどうするんだ?」
「まほさん、そうっすね…まずはテントを用意するっすか」
霊華の言葉を聞いたまほは「そうだな」と答えると、伊江は「テントの道具持ってきたぞー」とテントの機材を持ってくる。
「さて、まずはテントの組み立てだが。ここは優花里に少し学ぶか」
「おお、それは嬉しいですね!」
伊江の言葉に優花里は目を輝やかせると、彼女は「では早速!」と説明し始める。
「今回使用するテントはワンポール型のテントで、このテントは中央に1本の柱を立てるだけでいいんですよ!」
「確か、このテントを建てたときの形が円錐に似ているから『モノポールテント』や『ティピーテント』と言うよね」
「おおっ! さすが美樹殿、詳しいですね!」
「少しだけど本に乗っていたからね、手伝おうか?」
「ありがとうございます! では早速」
美樹と優花里は息が合うように話しながらコツコツとテントを立てていく。それを見ていたエルヴィンと百合子は「いい相手がいるな」と羨ましいのかジト目で見ていた。
「ところで、勇樹たちも?」
「同じく優花里と同じテントを使うよ。せっかくだしみんなと一緒にしたほうが良いしな」
勇樹はそう言うと道具を手にしてみんなはテントを組み立て始めた。
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「戦車道の練習試合は終わり、夜ご飯も食べたっと」
「後は寝るだけですね」
「疲れた…明日は早く起きそう」
「麻子ったら…あれ、和葉は?」
和葉がいないことに沙織は気づき、みほたちはあたりを見渡すとアルパインダウンという高級寝袋に入っていた。
「和葉殿! その寝袋は?!」
「沙織さんと一緒に行ったとき…購入しまして…マウントベルと言うアウトドアで」
「あ、そう言えば言っていたね」
和葉の言葉に沙織は思い出すように言うと、華は「意外なところに行っていましたね」と驚く。
「和葉、その豚の目覚まし時計は?」
「『目覚ましトンケイ』です、名前がよかったので作りました。それよりも、麻子さんの隣に」
和葉はそう言いながら寝袋手にして麻子の横に行くと、寝袋を敷いて目覚まし時計を置き横になる。
「麻子さんは低血圧なので私が先に起きたらすぐに動かしますのでご心配なく」
「いや、和葉がやらなくてもいいけど」
「これくらいは恩返しです! 一応道具も持ってきましたので、安心してください沙織さん!」
和葉はそう言いながら道具が入ったリュックを置くと、そのまま横になって睡眠をとる。
「麻子より早い!」
「そこか…それよりも横になった瞬間に寝たな」
「よっぽど疲れたのでしょうか?」
「外に出ることはあまりありませんですからね、仕方ありませんね」
「そうだね…私たちも寝よう」
みほはそう言うとみんなは「はい」と答えると同時にランタンを消し、寝ることになった。
その夜中、地面から巨大な掃除機型のメカが出てきてあんこうチームの方へと移動している。その掃除機型のメカには、ドクロのマークがついている。
メカはそのままあんこうチームが寝ているテントへと行くと、吸い込み口からマジックハンドを出して捕まえようと動いだした…だが。
「むぅ…なんだ?」
麻子が突然目を覚まし外を見てみると、掃除機型のメカの吸い込み口からマジックハンドが出てきてが和葉をさらおうとしていた。
それを見た彼女は「さささ、沙織、沙織!!」と彼女を起こす。
「何麻子…いきなり慌てて」
「ど、ドクロが…掃除機が。く、黒薔薇が!!」
「ああ、黒薔薇…黒薔薇?!」
沙織は麻子の言葉に反応し驚くと、華たちも起きたため急いで説明すると、メカのハンドは吸い込み口に入り吸引機が起動し始めた。
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「んんん…これはどら焼きだな…たい焼きもいいが、やっぱりこっちだな」
夜中、勇樹は睡眠用の耳栓をしてねている中。誰かに起こされるように体を動かしている。
「ん、何だこんな時に…太田?」
顔を青ざめた太田が彼を起こしたため、勇樹は不機嫌な表情をしながら起き上がり耳栓を外す。
「太田どうしたんだ? 夜中に」
「黒薔薇が来たよ! 和葉を誘拐しに」
「ああ、黒薔薇か…黒薔薇が!?」
連呼するように彼は目を覚まし急いで外を見ると、みほたちが和葉を連れて掃除機型のメカから逃げている。
「大変だ…そうだ、みほ! 戦車に乗って逃げるんだ。急げ!」
勇樹は急いでみほに向けて言うと、彼女は「わかりました!」と急いであんこうチームの戦車であるⅣ号H型に向けていく。
「こっちも行こう、念のためメカを用意していたからな!」
「わかった、攻撃許可は?」
「まだだ、今は逃がすようにするのが優先だ」
「うん、急ごう!」
勇樹たちは急いでアブ引き部専用のメカがある駐車場へと向けて走っていく。
その頃、みほたちは急いでⅣ号H型に乗り込み、麻子はエンジンを入れる。
「麻子さん、急いで逃げましょう!」
「わかった!」
みほの指示に麻子は急いでレバーを動かすと、メカは戦車を吸い込もうと追うが、戦車が移動しているため吸い込むことが簡単にできない。
「何あれ!? どうしてここにいるのがわかったの?!」
「きっと、わたくしたちが立てているところを外部から見てのでは? 優花里さんのように望遠鏡型の道具がないと分かりませんし」
「あり得ますね、富士山からでしたらギリギリですが見えます。ですが今は」
「逃げるが優先、和葉さんを守りましょう!」
みほはそう言うと、麻子は突然「ブレーキをする、気を付けろ!」と急いでブレーキを踏み速度を落とす。
「麻子何するの?!」
「この先に崖があった! 夜だから見えなかったが、前に崖があった! 急いでブレーキを!」
麻子の言葉にみんなは急いで外に出て前を見ると、10メートル以上もある大きな崖に落ちていくように戦車は進んでいる。
坂道なのかブレーキを踏んでも速度は落ちず、ただただ進んでいる。そして。
「だめだ、もう止まらないっ!!」
麻子がそう叫んだその時、Ⅳ号H型は崖から落ちて谷底へと落ちていく。掃除機型のメカもあんこうチームと共に谷底へと落ちていく。もうだめだと思った…その時。
『超時空間、通称『タイムホール』を探知しました。ただいまからタイムワープ開始します』
「「「「え?!」」」」
「なんだ!?」
突然通信機から声がすると同時に、上空から赤色と黄色の雷が落ちてきて戦車に当たるとⅣ号は突然光となってどこかへと消えて行った。
掃除機型のメカは、そのまま谷底へと落ちていき地面にぶつかると大爆発した。
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ビビビビビビビビビ!!!
「この警告、時空探知!?」
「おかしいですよ、この地域に『カミガクレ現象』は勇樹君が探知したばかりですよ!?」
「2色の雷が落ちたな、あれは確か『小森!』っ、なんだ?」
「この先に崖がある! 緊急ブレーキを!」
勇樹の指示に小森は「わかった!」と急いで赤色のスイッチを押すと、マンモスタンクⅢの胴体からジェットエンジンが出てきて逆噴射する。
メカはジェットエンジンの力により速度は低下していき、崖の手前で停止した。後ろから来ていた他のみんなも急ブレーキや逆噴射で停止した。
そして外に出てがけ下を見ると、掃除機メカの残骸が落ちているだけでそれ以外は何も変化はなかった。
「石川ちゃん、もしかしてあの残骸に」
「いえ、先ほどの雷で当たっただけで爆発はしません…調べてみなければわかりませんが、時空を超えた可能性が」
「そうか」
杏と勇樹はそう言っていると、太田は「まほさん」と彼女に連絡を入れる。
「すみませんが、訓練は中止で」
「ああ、まずはみほたちを探さないといけないな…」
まほはそう言ってあたりを見渡していると、がけ下を除いていた伊江は「ん」と何かを見つける。
「あれは…なんだ?」
伊江が見つけたのは、泣いている人の顔をしたバッチが落ちていた。
番外編を作ったほうが良いでしょうか?
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構いません
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そこは自由で
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いいじゃないですか?
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どうでもいい
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普通
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微妙
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アウト
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NG
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もう少し先でいいかな?