ガールズ&パンツァー 時空を超えた機械と協力者   作:水岸薫

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第76話『宇宙の救出と時空保護、そして目的』

「「「「「うわっ!!」」」」」

 

 ドサッ!

 

 みほたちは宇宙船の一室へと無理やり入れられて何があったのかあたりを見渡している。

 彼女たちがいるところは銀色の部屋の中にいており、扉は厳重な鉄で窓は鉄格子はついていない。

 

「一体何が?」

「わたくしたちは確か、部屋にいましたが…」

「突然巨大なドリルで部屋を突き破ってきて」

「私たちを誘拐した…あ!」

「誘拐されたってこと!?」

 

 みほたちは状況がわかったのか急いで扉を開けようとするが、頑丈な扉なので簡単に開くことはできない。

 

「かった! どうしてなの?!」

「隙間がありませんね…」

「簡単に私たちを逃がすことはしないようにしていますね」

 

 扉が開かないことに沙織と華は驚くが、優花里は冷静に考えながらあたりを見渡していた。

 するとみほは「あ」と何か気づいたのか、ある人を探し始めた。

 

「みぽりんどうしたの?」

「何を探している?」

「和葉さん…和葉さんがいない!」

 

 みほの言葉に優花里は「そう言えば…」とあたりを見渡すが、和葉の姿はいない。

 

「しまった! 優木殿が!!」

「つかまった…!」

 

 優花里とみほは急いで扉を開けようとするが、開くことはできない。

 

「そうしよう…和葉さんが!」

「急いで開けるぞ!」

「わたくしも!」

 

 沙織たちも急いで扉を開けようとしていると、わずかだが少しずつ扉が動き始める。

 みほたちは「動いた?!」と力を増していき開けていき、近くに某があったため麻子が「あった!」と急いでそれを掴んで扉に挟み、てこの原理でいきおよく開けた。

 

「「「「「そぉっれ!!」」」」」

 

 ドガアアアッ!!

 

 そのまま行きおよく扉は開き、彼女たちは廊下に倒れる。沙織とみほは「お、重い…」と目を回し、華は「ごめんなさい」と慌ててどく。

 麻子は「すまん」と言いながら立ち上がると優花里が「大丈夫ですか!」と慌てて心配する。

 

「優花里さん、ありがとう」

「それにしても重かったぁ」

「そうですね…そしてここは?」

 

 華はそう言いながらあたりを見渡すと、そこには巨大なエンジンやブースターに燃料タンクらしき容器などが置かれていた。

 それを見たみんなは「まさか…ここは」と思いながら上を向くと、そこには看板が付いていた。看板には『エンジンルーム』と書かれていた。

 

「ここって…ロケットの中?!」

 

 沙織は驚くように叫ぶと後ろから「その通り」と声がしたため振り向くと、武器を構えた白山たちがいた

 

「あなたは!」

「小春田さんと同じ仲間の!?」

「ああ、そうだ」

 

 彼女を見た華と沙織は驚くと、彼女は冷静に答えると同時に「改めて言おう」と自己紹介をする。

 

「私の名前は白山(しろやま)沙耶音(さやね)だ、小春田とは知り合い程度だが元戦車道仲間だ」

「同じくこっちは塩崎(しおざき)豊美(とよみ)っす」

「わたくしは奈村(なむら)美代子(みよこ)ですわ」

岡本(おかもと)信子(のぶこ)だ」

 

 4名はそう言うと、みほは「小春田と同じ仲間、なの」とおびえながら言うと白山は「ああ」と答える。

 

「お前たちを捕まえるのは小春田からの指示…まぁ計画だけどな」

「計画…それはなんだ?」

「麻子さん、それは言えませんわよ? わたくしたちの計画は簡単に崩せないから…ですわ」

「うわぁ、嫌味がある言葉遣い」

 

 白山の言葉に麻子は質問するが、奈村がそれを止めると同時に嫌味を表す言葉を言ったため沙織はジト目で答える。

 

「まぁ、まずはみほから行ったから成功した…お前たちはそのそれを使うために捕まえた」

「利用する?!」

「どういう意味でありますか?!」

 

 信子の言葉に華と優花里は驚くと、麻子は「もしかして…髪の毛をか」と真剣に言うと塩崎は「鋭いっすねー」とのんきに驚く。

 

「まぁ、少し知られても安心する程度だから気にはしないけど…黒薔薇の情報を知っている和葉は別っす、ですよね白山さん?」

「そうだなぁ、あいつはすぐに消してもらおうか」

 

 白山の言葉に麻子は「おい、消すってまさか!!」と言うと彼女は「そうだな」と言いながらコントロールパネルを取り出す。

 

「どこにいるからは分からないが…すぐに消えるかもな」

「そんな!」

 

 強打くするようにみほは驚くが、白山は冷静に答えながらパネルに『開始します』と表示されており、それを押そうとした…その時。

 

 

 

ドガアアアァァァッ!!

 

 

『『『『『うわっ!?』』』』』

 

 突然メカが爆発すると同時に大きな揺れが発生し、みんなは驚き床に倒れたり壁にぶつかったりしている。

 そんな中、白山が持っていたコントロールパネルを落としてしまい、彼女は「しまった!」と急いで伸ばすがメカの一部に引っかかる。

 

「今のうちに和葉さんを!」

「わかりました!」

「何が爆発したのかはわからんが、急ごう」

「そうだよ! 急いでいこうよ!」

「まだ中にいるの可能性があります!」

 

 みほたちは急いで和葉を探すために彼女たちがいる場所とは反対方向へと走っていく、それを見た塩崎は「お、追い待てっす!」と走るが、揺れが激しいため早く走れなかった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 その頃宇宙では、黒薔薇の宇宙船が飛んでいる後ろからコウモリの羽根が付いたモグラ型のメカが飛んできた。

 そのメカは勇樹が作ったモグラ型メカ『モグドン』で、羽が付いているのは空を飛ぶことが出来る一種の翼、後にはブースターが付いている。

 

「うひょおっ! すっげー、このメカ戦車と同じ速度で出せるじゃん!」

「そりゃそうっす! このメカは先輩が作った『スーパーモグドン』っす! 簡単に空を飛ぶことが出来るっすよ!」

 

 操縦機を動かして感動するミッコに霊華は自慢げに言うが、それを見たカエサルエルと小梅は「自慢になるのか(な)」とジト目で2人を見る。

 

 なぜこの4人が乗っているのか、その理由は簡単。このメカはいくら勇樹が作ったメカとはいえ宇宙に行くと酸素に限りはあるため人数は最大でも4名しか乗れないことになった。

 それを聞いた伊江は「じゃあみんなの誰かが4名だけメカに乗るのはどうだ」と言うと、みんなと話した結果。操縦の腕がある継続高のミッコと装填手のカエサル、通信の腕がある小梅と指示と砲手の腕がある霊華が乗ることになった。ただ、霊華は砲手の才能があるかどうかは不明だ。

 

「もうすぐ見つかると思うっすけど…どうっすかカエサルさん?」

「いや、探知機には反応がない。それよりもこの先は流星群があると」

「そうっすか…ん?」

 

 霊華はコックピットの画面を見ていると、一部が点滅していたため何かと思い、機械をいじっていると、点滅している部分を映像化しそこを拡大すると。

 そこに映っていたのは黒色の薔薇のマークをしたスペースシャトルが流星群に当たって飛んでいた。

 

「いたー! いたっす!」

「「なに!?」」

 

 霊華の言葉にミッコとカエサルは驚くと小梅は「いま勇樹さんに通信します!」と通信機を起動する。

 

「いやーまさかここまで馬鹿なのは初めてっす…大丈夫っスかね」

「バカって…どれくらいなんだ?」

 

 カエサルの質問に霊華は「そうっすねー」と悩んで数分後…彼女は「例えるなら」と言い始めた。

 

 

 

 

「カエルが生んだのはオタマジャクシじゃなくてカエル」

 

 

 

 

 霊華の言葉にみんなは「あー」と納得する。

 

「とにかく、今は確保優先っす! 確保したら急いで先輩たちがいる場所へと!」

「あいよ!」

 

 ミッコはそう言いながらレバーを動かすとブースターは起動し、モグドンは黒薔薇のメカに向けて発進していく。

 モグドンはそのまま宇宙船へと行きミッコは「ブレーキ」と急いで踏もうとした…が。

 

「このまま突っ込むっす!」

「早々突っ込む…突っ込むぅ?!」

 

 彼女の言葉にミッコは驚くと、霊華は「そうっす!」と答える。

 

「いくら相手が宇宙船でも所詮は巨大メカ、このモグドンだと押せるのはドリルだけっす! 先端だけ入った後戦車があれば無理やり持ち出してあんこうチームと和葉さんを!」

「あ、なるほど」

「なるほど、じゃない! 勇樹に知られたらどうする『勇樹さんから許可出ました』いいのか?!」

 

 霊華の言葉にミッコは納得するが、カエサルは慌てて訂正するように言ったが小梅から許可が出てため彼女は驚く。そして。

 

「それじゃあ、いっくぞおおおっ!!」

 

 ミッコはそう言いアンガラレバーを倒すと、モグドンは徐々に加速していき。ドリルの回転速度も増していく。そしてモグドンはそのまま宇宙船を貫くが、ドリルだけ入って胴体は外にいる。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ドガアアアッ!!

 

「うわっ! こんどはなに?!」

 

 突然の爆発に沙織は驚くと、麻子は「今度は爆発か…?」と冷静に言いながら走っていく。

 

「爆発にしては大きいですね、隕石がぶつかったのでは?」

「そうですね、窓から見ましたが流星群が大量に落ちてきています」

 

 優花里と華はそう言うと、沙織は「それで保てるのはすごくない?!」と驚く。

 すると、みほが「いました!」と声がしたため急いでいくと、窓が付いている扉で中を見ていたみほがいたためみんなも急いで見ると、Ⅳ号H型につかまっている和葉がいた。

 和葉は頭から血を流して服が破れており、相当相手にひどいことをしていたと分かる。

 

「和葉さん!」

「おい、扉が開かないぞ?!」

「向こうから塞がれていると思われます! 急いで開けないと!」

 

 華たちは急いで扉を開けようとしていると、生徒が「いました!」と発見される。それを聞いた優花里は「急ぎましょう!」と近くにあった掃除用具からモップを出して扉の隙間に入れててこの原理で開けようとしていた。

 

 ギギギギギギ…

 

「固い…です!」

「開けにくいな、そっちは」

「固い! どうしてここまで硬いのよー!!!」

 

 先ほどのように開くことは出来ず、みんなは力を増していくがまだ開かない。

 扉を開けている間に生徒が徐々に集まっていき、その内の一名が「観念しろ―!」と言いながら武器を放とうとした…その時。

 

 

 

ドガアアアアッ!!

 

 

『『『『『『うわあああっ!?』』』』』』

 

 突然目の前に巨大なドリルが出てきて生徒とみほたちの間に割り込んで壁が出来上がった。そして、ドリルの一部が外れて霊華が現れた。

 

「みなさん、急いで乗るっす!」

「霊華さん?! どうしてドリルの中に!」

「説明している暇はないっす! 和葉さんは…いたっす!」

 

 霊華はそう言いながら通信機を出して「ドリルの左に和葉と戦車発見、救出をお願いっす!」と言うとシャベルのアームが出てきて戦車と和葉はそのまま飲み込まれる。

 

「和葉さんは無事ですから急いで乗ってくださいっす!」

「…わかりました! みなさん!」

 

 みほは優花里たちに言うと彼女たちも頭を楯に動かしドリルに乗り込む、そして霊華が扉を閉めるとドリルは外に動き外にいるモグドンと合体すると、そのまま方向を変えて飛んでいった。

 ちなみに、生徒たちは宇宙に放りだされそうになったが、急いで壁にフックを付けて外に出ることなく無事に済んだ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 黒薔薇の宇宙船から出てモグドンは地球へと向かっている、理由は時空管理局の本部からの指令で『地球へ向かえ、富士山の近くにいる』が出たため霊華たちは地上へと向かっていた。

 幸い、モグドンは飛行でも行けるように加工しているのと同時に熱対応の金属を使用しているため、溶けずに着陸することが出来る。

 そしてモグドンは富士山の麓まで行き、研究所である建物の前に着くと建物から勇樹たちが出てきた。

 

「霊華、みんな大丈夫か!」

「みほたちはどうだ!?」

 

 勇樹とまほがそう言うとハッチが開き、霊華が出てきた。

 

「みんなは無事っす! それと医療班を、和葉さんが大けがを!」

「わかった、太田、文!」

 

 勇樹の指示に太田と文は「わかった!」と急いでモグドンに入り、和葉をグリーンストレッチャーに乗せて施設の中に入っていく。真莉愛たちはみほたちに怪我がないか一応検査している。

 

「みんな、大丈夫か?!」

「柳さん! 私たちは大丈夫です!」

 

 すると、柳を含む捜査一課がやってきてみんなの心配をしている。それに勇樹は答えると彼女は「そうか」と安心する。

 

「話は聞いた、念のためだがみんなは過去に一旦戻ることを禁ずる。万が一黒薔薇が戻ってくる可能性を考えて」

「ええ!? どうしてですか!?」

 

 柳の言葉に柚子は驚くと、みんなも「ええー!!」「そんなー!」「ひどいべ!」と不満声が叫んでいく。

 

「それよりも、ここにいつまでもいると過去の時間がずれていく…いつ戻れるかわからんな」

 

 アンチョビが時間のことを心配していると、勇樹が「それなら大丈夫」と答える。

 

「この場合は多少時間がかかっても、時空間の性能を利用してわずかな時間にすればいいよ」

「わずかな時間…?」

「なによそれは?」

 

 勇樹の言葉にエリカとアリサは頭を描開けて質問すると、福音が「解説するよ!」とホワイトボードを持ってくる。

 

「時間には進むというのがあったけど、タイムマシンという道具があれば時間の調節が出来るんだよ!」

「ふむ、それをどうやってわずかな時間にすればいいんだ福音?」

「うん、例えば今いる時間から過去に戻って1時間いるとする、そして未来に戻って今から約5分の時間をずらしたら…行けるんだよ!」

 

 福音の言葉にまほは「なるほど」と納得する、柳も「彼女の言う通りだ」と答える。

 

「時間はわずかなずれが発生するが私たちが保証する、黒薔薇はそれを狙っている可能性が高い」

「ありがとうございます…」

「気にしなくてもいいよ…しかし、黒薔薇は…いや粟口田はなぜみほを狙ったんだ、それに和葉も」

 

 柳は粟口田のことを考えていると、みほは「もしかして」とある事を思いだす。

 

「あの、柳さん…私たちを狙うのはもしかして…私たちの中身を使うために狙われているのでは?」

 

 みほの言葉にみんなは「え、中身?」と目を丸くする。

 

番外編を作ったほうが良いでしょうか?

  • 構いません
  • そこは自由で
  • いいじゃないですか?
  • どうでもいい
  • 普通
  • 微妙
  • アウト
  • NG
  • もう少し先でいいかな?
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