倉庫内では何かが作る音が響く、金属がぶつかり合う音が何度も響く。
ガンガンガンッ!!
「ふぅ、和葉。これで良いかな?」
「はい! これをその装置に付けてください」
「りょうかーい!」
和葉の指示にナカジマは答えると、装置に付けてバーナーで固定していく。
「和葉さん、これは一体どこに付ければいいの?」
「そのパーツは『第10型』に、簡単に言いますとエンジンの一部なので」
「エンジン…あ、あそこね」
和葉の言葉にそど子は答えると、パゾ美とゴモ代に指示を出していく。
「間に合うかな、少し時間がかかりそう」
「そうですね…でも」
「うん、勇樹さんを助けるためにだね」
みほはそう言うと、スパナを持ってメカを作り始めた。
今回作っているメカは今までとは違って大きく、装甲などを考えると完成するのに時間がかかる。
だがそれは1人の場合での話、今は和葉だけではなく、大洗のみんなや黒森峰、サンダースや聖グロにアンツィオ、プラウダに継続に大学選抜、知波単や青師団にBC地涌学園、そして白薔薇の力を合わせてメカを作っている。そのため通常の約4分の1は完成する可能性が高い。
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ガガガガガガガガ!!
「オーライ!! オーライ!!」
「ゆっくりだべー!」
アキとアリーナがそう言って巨大な歯車を装置にはめているのは、設計図に乗っている部分で言うとエンジンと車輪につなぐ重要な部品。
歯車ははめるのは簡単だが今回作っているのは直径3メートルほどある巨大な歯車、頑丈な金属を使用しているためはめるのにダンプカーやショベルカーなどで使用している。なお、操縦しているのは例のごとく操縦手のみんなであった。
ジジジジジッ! ジジジジジッ!!
「熱いねぇ…そっちは?」
「少し熱いです、防火服を着ているため少し重いですが」
「それを脱ぐと、さらに熱くなるからやめといたほうが良いよー」
エルと押田、前田の3人は防護服を着てバーナーを使用して装甲となる鉄板をつなげたいたのは、メカのブースターの周辺の金属を熱で溶けないように耐熱の金属を溶接していた。
ギュィイイインッ!!
「そこを繋げたらそっちか…結構多いね」
「これぐらい大きと、少し大変ね…でも」
「勇樹さんがこのようなメカを作ることを考えれば」
「納得するな」
お銀とエリカ、オレンジペコとナオミは操縦席を設置してインパクトドライバーで固定していた。後ろから一史たちがやってきて「コード付けておきます」と言いながら電子機器にメモリーなどを付けている。
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「どうですか会長、勇樹さんからの連絡は?」
「そうだねぇ…武部ちゃん、どうだい?」
和葉の言葉に杏は武部に言うと、彼女は「難しそうだね…」と頭を抱えながら通信機のメモリを変えている。
「時空の中に落ちて、その勇樹たちがどこに行ったか通信機で探すなんて…いくら何でも無理だよー!!」
「そうっすね…だけど」
「どこかに勇樹さんは見つかるはずです」
沙織は半泣きで言うが、ペパロニと華が励ますように言うと彼女は「ううう」と言いながらメーターを見つめる。
「どうやって探せばいいのかな…通信機は声しか聞こえないからつながるかどうか心配だし…」
「そうですね、せめて道具に反応してくれればいいですが」
沙織と華の言葉に我狼院は「そうだな」と答えて言うと、みほも「通信機届くのか心配です」と答える。
「通信機は通信機同士から放つ電波を掴んで聞く、魚釣りの原理と同じですから」
「それが勇樹のかどうかは正直不明…か」
みほとまほはそう言うと、ケイが「何かいい案があればいいけど」と言いながら道具を広げる。
「おいケイ、何をしているんだ?」
「ん、道具で何か反応しないかなーと思って」
アンチョビの質問にケイは答えると、優花里は「そう言えば」と何か思い出したかのように言いだした。
「この前私たちが行ったとき道具が消えましたね」
「そうそう! 確かに消えたね!」
「わずかだが、私たちが時空移動らしい現象に巻き込まれたとき、石川さんが用意した道具は消えたな」
優花里に続いて沙織と麻子はそう言うと、我狼院は「それは初めてだ」と反応する。
「それはどうしてだ? 初めて聞くが」
「石川殿に少し聞きましたが、どうやら国際時空管理局の『時空変換許可』が下りていないと言われていまして。私たちの場合は戦車なので」
「登録する必要はない、改善点がある可能性が低いと言われていたな」
優花里に続いてアンチョビは答えると、彼女は「なるほど」と納得する。
すると沙織は「あ」と何かに気づいたのか、和葉に聞いてくる。
「和葉、もしかしてだけど電話らしい道具とかは無いよね?」
「電話…あ、ありましたよ!」
沙織の言葉に和葉は答え、カバンから何かを取り出す。
それは細長いカプセル型の道具で、そこには『Yuki Kazuha』と名前が書かれていた。
「この『電子電話』ならいけるかもしれません、通信機につなげます!」
「うん、やってみようよ!」
和葉と沙織はそう言って電話を通信機に付け、再び通信機を起動して勇樹たちを探し始めた。すると、通信機を起動して1分後…。
ビビビビビビビッ!!!
「いたあああっ!! 勇樹たちがいたよ!!」
「場所はジャングル都市…そこって確か南アメリカ大陸ですね! 場所はブラジルの森林部ですね!!」
沙織と和葉の言葉にみんなは「やったぁ!!」と歓喜の声がする。
「よし、みんな急いで作る速度を上げろ! 協力していくんだいいか!!」
『『『『わかりました!!』』』』
我狼院の指示に聖とは答えると、まほたちもみんなに伝えメカを作る速度を速めることになった。
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メカを作り始めて1日後…、倉庫内ではあるものが完成していた。
それは巨大なラッセル型のメカで装甲には大洗の『大』の文字をかたどったマークが描かれている。
「これが設計図に乗っていた…巨大輸送型メカ。『ラッセルタンカー』」
みほはそう言うと、和葉は「そうですね」と答える。
「設計図を見ながら作るのに、約3日はかかるのを皆さんのおかげで1日で出来上がりました…ありがとう、ございます!!」
和葉はそう言いながらみんなに頭を下げるとココアは「気にしなくてもいいよー」と答える。
「勇樹ちゃんにいろいろと頼んだからね、御礼としたら簡単だよ。ね、まほちゃん」
「そうだな、前に一度助けたことがあったからな」
「うん、大洗を2回も助けたことからお姉ちゃんの気持ちわかるよ」
「それじゃあ、準備をするか。まだ完全にデータは転送していないし」
ココアに続いて、まほとみほそして杏はそう言う。杏は言うと同時にメカの一部を見ると、白薔薇のみんなが管みたいなのを付けていた。
「ココア会長の言う通りだ、少し休憩をとりつつ出動準備するか。幸い道具はまだあるしみんなには睡眠をとっている」
「そうだな、私たちも少し休むとしよう」
我狼院とまほはそう言うと、杏は「そうだねぇ」と同意するように答える。
「ま、休むとするか。優木ちゃんは西住ちゃんと一緒に休んでもいいかな?」
「はい、和葉さんいいですか?」
「私はいいですよ」
和葉はそう答えると、まほは「よし、それじゃあ睡眠をとろう」と言った。その時。
『電話、電話』
「あれ電話?」
和葉の携帯から電話がしたため出てみると、彼女は「え?!」と目を丸くすると、みほに何かを話した。
それを聞いたみほは「え、出れますか!?」と言うと彼女は「出ます!」と電話に出ると同時にスピーカーモードに変える。
『和葉、聞こえるか!? 聞こえたら応答をしてくれ!!』
「勇樹さん聞こえてますよ! 答えてください!!」
『…聞こえている、やった聞こえている!! みんな聞こえている、成功したよ!!』
勇樹に続いて電話越しから他の生徒の声がしたため、みほは「みんな無事なんだ!」と反応する。
『電子機器を壊すほどの特殊電磁波を放っているからぎりぎりの範囲でやってみたが行けた!』
「さすが発明家…それで今はどこにいるんだ?」
『場所は未来だからわかりにくい…あ、ただ廃墟となった都市がある。地図は変わっていないよ』
「それ以外に情報は?」
『未来だ、暗雲が続いている場所だから少し周りがわからない…それにメカがあればいいがアブ引き部専用のメカに付いている装置は半壊だから修理しにくいな…どうすれば』
勇樹はそう言っていると、我狼院が「それなら心配ないぞ」と答える。
「いまちょうど和葉と私たちみんなが協力して作り上げたところだ」
『作った!? まだ設計図がそっちにはないと思うが…あ!』
「ふふ、どうやら気づいたな。そうだお前が置いた設計図があったんだ、角谷会長の中にしまっていた例のあれでな」
まほの言葉に勇樹は『さすがです!』と答える。
『和葉だけだから心配かと思ったが、どうしてなんだ…?』
「わたし、いやみんなが協力したおかげだ。そして」
まほはそう言って和葉を見ると、泣いている和葉をなだめるみほがいた。
『訳は分からないが、急いで方が良い。急がないと和葉とみほを―』
勇樹はそう言っていると突然砂嵐が発生し、声が聞こえなくなった。まほは「砂嵐?」と反応する。
「まほどうしたんだ? いきなり砂嵐が発生したが…」
「どうやら特殊電磁波に引っかかったかもしれない。それにしてもみほと和葉を狙うと言った。気を付けるぞ」
まほの言葉に我狼院は「ああ」と答える。
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真夜中、倉庫街に設置しているテントの中には多くの生徒が寝ていた。その多くのテントの中に、3名の生徒が入ってきてあるテントの中に入っていく。
そのテントの中には、大洗のあんこうチームと和葉が寝ていた。
「ここだな…」
「それじゃあ運ぶわよ」
2名の生徒はそう言うと、1名の生徒がキャリーケースを2つ持ってくるとふたを開けてナイフとロープを出して2名に渡す。
その生徒はナイフを手にし1名はロープを手にして彼女の後を追っていき、1名が寝袋に向けて刺さろうとした…が。
ドガアッ!!
「ぶっ!?」
突然寝袋から誰に蹴られ生徒は後ろに倒れると、生徒の1名が「なんだ?!」と驚く。
だが後ろから「それー!」と声がすると同時に6名がビニールシートで上から覆いかぶさると彼女は「ひえっ!?」と驚き、逃げようとするが「させるか!」とカエサルたちがロープで固定して逃げないようにしていく。
さらに外に待っていた生徒は、アンツィオとプラウダの生徒たちが抑えて逃げないようにしていた。
「やはり狙っていたとはな…同じテントを大量に用意して正解だ」
「ああ、お前たちがこのマークを頼りに探していたのは想定済みだ」
我狼院とまほはそう言って、アンコウのマークが付いたテントを見ていうと、生徒の1名は「知っていたのか?!」と言うとエリカが「ええ、知っていたわよ」と答える。
「あんたたちは白薔薇のスパイで活動していたことは知っていたから、念のため変えたのよ」
「意外と警戒すると思ったが、まさか引っかかったとは意外ですね」
エリカに続いて一史も答えると、そど子が「はいどいて」と言いながら粟口田の仲間に手錠をする。
「手錠は道具に入っていたから使用できるわ」
「では連行します」
そど子に続いて最上と一緒にて売れていくと、それを見ていたまほは「しかし問題発生だ」と答える。
「今回はたまたまだからいいが、もしかしたら…」
まほの言葉に我狼院は「いつ起きてもおかしくはない…か」と答える。
「確かにそうだな…みほ、もう少し和葉を」
「はい、こちらも和葉さんと一緒にいるようにします」
みほはそう言って和葉を見ると、彼女は怯えながら沙織の後ろに隠れて「わ、わかりました」と小さな声で言う。
そして、真剣に言うまほの言葉は、いずれ実現することとは知らず。
番外編を作ったほうが良いでしょうか?
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構いません
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そこは自由で
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いいじゃないですか?
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どうでもいい
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普通
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微妙
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アウト
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NG
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もう少し先でいいかな?