個性じゃなくて、波紋と幽波紋ですが、何か? 作:サンバガラス
数日後、昼 〜0:50〜
〜掾哉side〜
「今日のヒーロ基礎学だが、・・・俺とオールマイト。そしてもう1人の3人体制で見ることになった」
なった・・・か。たぶんこの前のアレだろ。瀬呂が質問した。
「ハーイ!なにするんですか!?」
「災害水難なんでもござれ、人命救助訓練だ!!」
今日は、人命救助訓練か。
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には、活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は、少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上準備開始」
そして自分達のコスチュームを着て、バスが止まっている場所に集まった。すると簪は、出久に言った。
「あれ?出久、体操服だ。コスチュームは?」
「この前の戦闘訓練でちょっとボロボロになっちゃたから、修復をサポート会社がしてくれるらしいから、それ待ちなんだ」
「そうなんだ」
そして俺たちは、バスの中に乗った。移動している最中、個性の話になった。
「しかし、増強型のシンプルな“個性”は、いいな!派手で出来る事が多い!俺の“硬化”は、対人じゃ、強いけどいかんせん地味なんだよなー」
「僕は、そんな事ないと思うよ。それに凄くカッコいいし、プロにも十分通用する“個性”だよ」
「出久の言う通りだぞ、もっと自分に自信を持っていいと思うぜ」
「おお、ありがとな、緑谷、ジョジョ。しかしプロなー!やっぱヒーローも人気商売みてえなとこあるぜ!?」
「僕のネビルレーザーは、派手さも強さもプロ並み」
「でもよ、腹壊すのは、よくないな」
青山にそう言うと黙った。
「派手で強えっつったらやっぱ、轟とジョジョと爆豪だな」
「でも爆豪ちゃんはキレてばっかだから、人気出なさそう」
蛙吹がそう言うと勝己が少しキレた。
「んだとコラ出すわ!!」
「ホラ」
「この付き合いの浅さで既に、クソを下水で煮込んだような性格と、認識されるってすげぇよ」
「てめぇのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ!!」
上鳴が、勝己をイジっていた。そしてこの時俺と出久は、思った。
((“かっちゃん/勝己”が、イジられている・・・!!))
そして話しているうちに訓練場についた。そこは、まるでUSJみたいな場所だった。そしてなんか宇宙服を着た人が言った。
「水難事故、土砂災害、火事・・・・etc.あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った、演習場です。その名も・・・ウソの災害や事故ルーム!!略して、USJ!!」
((((USJだった!!))))
いや、あんたが作ったんかい!!俺は、名前とは別で驚いた。訓練が始まる前に13号先生から話があった。
「皆さん、ご存知だとは思いますが、僕の“個性”はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その“個性”でどんな災害からも人を救いあげるんでよね」
出久がそう言うと、麗日と簪が、首を振っていた。13号先生が好きだったんかい。
「ええ・・・しかし簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう“個性”がいるでしょう。この超人社会は、“個性”の使用を資格制にし、厳しく規制する事で一見成り立っているようには見えます。しかし一歩間違えれば、容易に人を殺せる“いきすぎた個性”を個々が持っている事を忘れないで下さい。この授業では・・・心機一転!人命の為に“個性”をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は、人を傷つける為にあるのではない、救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。以上!ご静聴ありがとうございました」
・・・・13号!!カッコイイ!!13号先生の話が終わると皆が、拍手した。
「そんじゃあまずは・・・」
相澤先生が言ようとした時、噴水の前に、小さい黒色の渦が突然出来た。その渦は、徐々に広がっていき、中から人が現れた。だが俺と出久は感じた、このドス黒い悪意の塊が。
「詩乃、俺の後ろに」
「どうしたの掾哉?」
「いいから早く!」
「え、ええ」
俺は、詩乃を守るようにする為後ろに付かせた。当然出久も簪を後ろに付かせた。
「ひとかたまりになって動くな!!」
『『『え?』』』
「13号!!生徒を守れ!」
そして渦が大きく広がって、多くの人が出てきた。
「何だアリャ!?また入試ん時みたいな、もう始まったんぞパターン?」
「違うぜ、切島」
「そうだよ、切島くん」
「は?」
そうだあれは、
「「敵だ!!!」」
多分、黒い渦を作った奴が話してきた。
「13号に・・・イレイザーヘッドですか・・・この前“頂いた”教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが・・・」
やっぱりこの前のは、アイツらの仕業だったか・・・すると今度は、顔に手を付けた奴が話した。
「どこだよ・・・せっかくこんなに大衆を引き連れて来たのにさ・・・オールマイト・・・平和の象徴・・・いないなんて・・・もしかして、子供を殺せば来るのかな?」
敵との戦いが、始まった。
〜掾哉side out〜
小ネタ
〜4時間半前。朝の登校時〜
「ねえ、ジョジョ」
「どうした出久?」
「あのね、今日の放課後」
「放課後?」
「うん。僕、か、簪さんに告白するんだ!!」
「・・・そうか。頑張れよ(なんだろ、何かのフラグが立ったような気がする。・・・まっいいか)」