というわけでどうも、花弁です。
もう評価バーに色が付いててビックリした。
前回約4000文字の中で今回まさかの約7600文字。
ここまで増えるとは思ってなかった。
※なお、最後の方が駄文なもよう。
※3/11日 加筆修正
リーニャが生まれてから1年と少し。リーニャが「ねーね」と笑顔を浮かべて抱き着いてくるのが可愛い今日この頃。私達はグレイルの家にお世話になっていた。その理由は、母が他界したからだ。
母は、妹が乳飲み子でなくなったのと、私が妹の世話に慣れたのを見てから、眠る様に息を引き取った。母が亡くなってから村医者のおじさんに聞かされた話だが、曰く、リーニャが生まれた時点でいつ死んでもおかしくない状況だったらしい。何もせず、この世を去る訳にはいかないという、母としての根性だろう、と彼は言っていた。
この世で一番の苦痛は暇である。では逆に、この世で一番の幸福は何か。そう問われた時、苦痛の時と違って、私はそれに対して明確な答えを出すことが出来ない。何せこれに関しては、「人による」という言葉がそのまま当てはまるからだ。
アインズが仲間との再会を望むように、ガゼフが国の平和を願うように。
私の母は、私とリーニャの幸福こそを自らの幸福としたのだ。
それは、何と美しい心だろう。
幾千幾万ある物語には、愛に生き、愛に死ぬ者を追った物語が幾つもある。この世界で本はかなり高価な物な為、そういった物を読める人間はかなり限られる。だが辺境の村の小娘に過ぎない私であっても知っているような、例えば十三英雄の1人にもそういう存在はいたという。
では似たような問いを繰り返すが、この世で一番の愛に生き、死んでゆくのはなんだろう。
それはきっと、「母」だ。
母の愛。それはあまりにもありふれていて、誰もが知っている愛だ。それ故に物語の題材にされず、しかし誰もが思い知る愛の極致。
長々と語ったが、つまり私は―――
―――愛の極致の、その一つを見たのだ。
◇
拳を構え、放ち、引く。そしてまた構え、放つ。
私は今、村の近くの森の木の一つに向かって、一心不乱に拳を放っている。リーニャが産まれて以来、日常的な仕事を全て終わらせた後に行っている習慣だ。何故こんな事をしているのか、理由は単純、強くなる為だ。愛しの妹たるリーニャをあのクソッタレのクレなんとかから守るには、まず遭遇させなければ良い。そうなるとリーニャが冒険者にならないようにしなければならず、結果的にあの子が冒険者になるきっかけそのものを無くしてしまえば良いという結論に至った、というわけだ。
そう、元から私が攫われたりしなければ、あんな悲劇は起こらないはずなのだ。
私が攫われなかった場合、原作の流れは確実に変わるだろうが、そんなものは知った事ではない。私は原作が始まるよりも前にこの世界に生まれた正真正銘
ところで、鍛錬を始めてから気がついた事がある。強くなろうとしていただけだが、その過程で気づいたのは重畳だった。
それはこの身体に関する事だ。
なんとも都合のいい事に、神様特典なのか何なのかは分からないが、私は
この世界での強さは、ユグドラシルから来るプレイヤー以外知らない事だが、レベルによって決まってくる。このレベルは経験値によって上昇し、そしてその経験値の獲得方法はいくつかある。モンスターの討伐、対人戦闘はもちろん、自己鍛錬等でも経験値の獲得は可能だった。
正確な事は分からないが、私のタレントはその経験値の獲得量を爆発的に増加させるものだと推測している。今でこそだいぶ落ち着いたが、鍛錬を始めた当初は半日で拳の威力が倍近く上がるという異常事態が起こっていたのも、これなら納得がいくだろう。
「はぁっ!!」
全力で放った拳が、目の前の木に大きな亀裂を走らせる。明らかに5歳そこらの幼女が出せる威力ではないが、十三英雄の中にはもっと若くして巨岩を叩き割った者もいたらしい。
ところで、私はこの1年の間この世界の「強者」について調べていた。現存する英雄級と称される者や、今は亡き過去の英雄について、たまにこの村に来る冒険者や商人に聴き込んでいた。
そういった話を聞いているうちに、私の中にある仮説が生まれた。
私の持つタレントは、周りには「戦闘適性」、自分では「経験値ボーナス」と呼んでいるのだが、このタレントを、時の英雄達が持っていたのではないか、というものだ。
道筋を立てて説明しよう。
まず、今を生きる英雄達に関してはよく分からないが、過去の英雄達はその全てとは言わないまでもほとんどが何かしらのきっかけがあってから、その力に目覚めている。ここまで聞いた限りでは私のタレントとの関係が無いように思われる。そこで私が思い至ったのは、一口に「経験値ボーナス」と言っても、その内容は変わってくるのではないか、という仮説だ。
例えとしては良くないのだが、私の場合、今までの事からして恐らく経験値の獲得そのものに対してボーナスが付いている。加算か乗算かといった疑問はあるが、経験値獲得に関する行動を起こした時点で私のタレントは発動しているように見受けられたのだ。
では、英雄達が私と全く同じであるかと言えば、それは違うだろう。というか全員が全員私と同じ仕様のタレント持ちだったのなら、何人かレベル100に到達する化け物が現れても不思議ではないはずだ。
それはともかく、ここでこの仮説のキーになるのが、先程言った"きっかけ"だ。
当然だが、きっかけは英雄によって異なる。
村を襲う魔物を倒すため、愛する者を野盗から助け出すため、洞窟の秘宝を守るガーディアンと戦ったためなどだ。彼等に共通するのは、そういった窮地において劇的にその実力を上げているという事だ。
つまり、彼等の「経験値ボーナス」のタレントが発動したのだ。対魔物、対人、対物。そういった限定的な状況で発動するタレントを、彼等は持っていたのではないか。
とまぁ、長々と語ったが、これが私の仮説だ。
鍛錬中に何考えてんだ、と自分でも思うが、なまじ適当に拳を振り回しているだけで強くなるというズルいタレントなので色々と考える余裕が生まれてしまうのである。
「せいっ!!」
再度全力で拳を叩き付ける。すると、立派な幹を持つ木はミシミシと音を立て始めた。それを確認してから、私は踵を返し村へと向かう。
「359発か……少し成長具合いが落ちてきたな………」
汗を拭いながら村へ帰る私の足に、振動が伝わる。
それは、私の背後の木が倒れた余波だった。
◇
村へ帰った時には、空は既に茜色に染まっていた。グレイルの家へとのんびり歩いていると、目の前から村大工のおじさんがこちらに向かって来ていた。
「おう、ツアレちゃん。鍛錬帰りか?」
「うん。また殴り倒したからお願いします」
そう言うと、おじさんは呆れたように苦笑する。このおじさんは、この村で唯一私が習慣として木を殴っているのを知っている人だ。1ヶ月前、丁度1週間に一本ペースで殴り倒せる様になった時に、木こりに来たおじさんに木を殴っているのを見られたのだ。
「また早くなったな」
「うん、もう少しで5日に1本ペースでいけそう」
「それはやり過ぎだからな!?」
おじさんには、倒した木の回収をお願いしている。万が一グレイルの父やグレイルにバレれば間違いなく雷が落ちるだろう。初めはおじさんもグレイル達に伝えようとしていたのだが、必死のお願い(金的のフリ)の末に黙っていてくれる事になった。
「しかしなぁ、ツアレちゃん。やっぱり危ないぞ?最近じゃあ魔物も結構浅い所に出てくるらしいしよ。ラルウォートんとこに伝えた方が………」
「拳で」
「おう、なんでもねぇぜ!!」
私が拳を収めると、おじさんは深いため息をついた。
「全く、誰かに手合わせでも頼みゃ良いのによ」
「それはそれで面倒になるから。同い年かちょっと年上位じゃもう相手にならないだろうし」
「なんでそんなに強くなろうとしてんだ?英雄にでもなりたいのか?」
おじさんの質問に、思わず口篭る。
英雄になりたいかどうか。その質問に、私は上手く答えられない。なるに越した事は無いのだ。英雄、この世界では人外の領域と言われる存在になれば、リーニャを守るのに苦労はしないだろう。その領域に踏み入るだけの才にも恵まれている。しかし英雄になってしまえば、リーニャは私の事をどう思うだろうか。
疎ましく思うだろうか、妬ましく思うだろうか、それとも憎く思うだろうか。
いやきっと、誇らしく思ってくれるだろう。羨望の眼差しを私に向け、自慢の姉だと喜んでくれるだろう。今でも、十三英雄の四振りの漆黒の剣を持つ英雄の話をする度、その宝石のような瞳を更にキラキラと光らせているのだから。
そして、私に憧れてくれるのだろう。
しかしそれは懸念すべき事だ。私への憧れは、そのまま強さへの憧れに直結する。そうなれば、あの子は冒険者になりたがるだろう。その時に、彼女は私がついて行く事を是とするだろうか。するわけがない。あの子ならば、久しぶりに合間みえた時に、自身の成長を見せたがるはずだ。誕生日に、必ず私に隠れてプレゼントを用意してくれるような子なのだ。
これら全ては憶測に過ぎない。そうなるとは限らない。考え過ぎかもしれない。でも、もしかしたら、そんな考えに頭を支配される。
「ツアレちゃん?どうした?」
どうやら考え込んでしまっていたようだ。おじさんに声をかけられ、我に返る。質問されていた事を思い出した私は、
「分からない、かな………」
そう、曖昧に答えた。
◇
段々実力が伸び悩んできた今日この頃。今日も今日とて私は木を殴っている。森の入り口付近の木だと2日に一本ペースで殴り倒してしまうようになったので、最近では少し森の中に入っていって幹の太めなものを選んでいる。危険ではあるが、街道がギリギリ見える位の場所なのでモンスターもそう強いものは現れないはずだ。
「せあぁぁっ!!!!」
全力の拳を叩き込むと、例の如く木はミシミシと音を立て始めた。しばらくして、他の木々の枝を巻き込みながらその木は倒れた。
今回選んだ木は相当太く、放った拳は計167発だが、その全てが全力で打ち込んだものだった。かかった日数も8日と、結構な時間が経過している。私は額の汗を拭いながら、満足感にググッと身体を伸ばした。
「疲れたー!!」
思わず、かなり大きな声でそんな事を叫ぶ。早く帰って水浴びをしようと踵を返したところで、視界にキノコが映り込んだ。軽く黄色味を帯びた赤いかさを持ったキノコだ。色鮮やかな為に毒キノコと間違えられやすいがこれは……
「タマゴタケ!?」
それは絶品と名高いタマゴタケだった。数える程しか食べた事はないが、あの味は一度食べたら忘れられないものだった。恐らくは鍛錬に夢中で今まで気付かなかったのだろう。私は嬉々としてタマゴタケを収穫しようと近寄ろうとする。
しかし、タマゴタケから数mのところで、近くの茂みから何かがこちらに飛び出してきた。咄嗟にバックステップでそれを避けると、飛び出してきた
「
普通の狼よりも一回り大きく、知性を持った魔獣だ。本来はこんな森でも
(私の声につられたか……!)
森の中で、迂闊に大声を上げた数分前の自分を思わず恨む。万全な状態であれば、逃げる事も出来るだろうが、鍛錬の疲労が残っている今では、目の前魔獣から逃げるのは至難の業だ。
「グルアァァ!!」
魔狼が、大口を開けて迫ってくる。私は落ち着いてサイドステップし、魔狼の側頭部に向かって拳を放った。クリーンヒットした事によって、魔狼は軽く悲鳴を上げてたたらを踏んだ。しかし私はそれを見届けることなくすぐさま森を出るために走り出した。転びそうになってもどうにか立て直し、我武者羅に走る。
「ガアァッ!!」
背後から、明らかに怒気を孕んだ唸り声が聞こえ、私は咄嗟に横に転がる。魔狼が着地した振動がこちらに伝わってくるが、全て無視して前へ前へととにかく走る。背後からの攻撃をギリギリで避け続け、前世で言うところのパルクールのような動きでただひたすらに、全身に擦り傷を作りながら進む。
だが、
「わっ!?」
疲労のせいか、一歩間違えれば死ぬという極限状態故か、私は何も無い所でつまずいてしまったのだ。
そしてそれは、あまりにも致命的だった。
「グルァァッ!!!!」
魔狼の凶爪が、私の背中に三本の大きな切り傷を付ける。背中が熱を持ち、激痛が走る。人間というエンジンを動かす為に必要な血液が流れ出ていく感触が、私の脳に鮮明に伝えられた。
「あ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?!!??!」
今世に前世を含めても、経験した事のない激痛に、私は叫ぶ。それでも生きなければという本能からか、魔狼の追撃を避ける為にゴロゴロと転がり、その勢いで魔狼と向かい合うように立ち上がった。
「グルルルル……………」
魔狼はこちらの隙を窺うかのように、喉を鳴らしながらゆっくりと私の周りを歩く。既に街道は背後にある。しかしこの状況では、それはあまりにも遠かった。
(どうする!?どうする!?)
背を向ければ死に、立ち向かっても死ぬ。そんな絶望的な状況で、更に激痛が私の思考能力を奪っていく。考えがまとまらず、パニックに陥っていく。今更目の前の存在に大きな恐怖を抱き始め、足がガタガタと震え始めた。
(死ぬ………)
涙が浮かんでは、落ちる。逃れようのない死が迫ってくる。自業自得だと分かっていても、己の運命を呪わずにはいられなかった。
転生すれば悲劇の少女として生まれ落ち、母はまだ幼い私達姉妹を置いて逝ってしまった。悲劇を避ける為に本当ならやりたくもなかった鍛錬を始め、終いにはこの有様だ。
「は、ははっ………」
思わず自嘲の笑みを浮かべる。私の心は完全に折れていた。その場にへたり込めば、魔狼は待っていたと言わんばかりに飛び掛ってくる。走馬灯が流れ、今世の短すぎる人生を映していく。後数秒もせずに、その大きな
しかし、その時になって走馬灯が映し出したのは、
◇
ある村へ続く街道を、3人の女が乗った馬が駆けていた。彼女達のチーム名は『蒼の薔薇』。いずれ王国が誇る二つあるアダマンタイト級冒険者となるチームの一つだ。
「なあラキュース、本当にあのダンジョンに異常なんてあんのかよ?」
「それを調査する為に行くんでしょうが………」
一目見るだけでは男と勘違いしそうな程筋骨隆々の女、ガガーランに、金髪の美女、ラキュースが呆れたように答える。しかし、だがなぁ、と納得のいかない様子のガガーランに、仮面を付けた少女が口を開いた。
「実際、最近あのダンジョンに向かった冒険者の生還率が下がってはいるが、正直異常事態とまでは言えないだろうな。まぁ、今回の依頼主が貴族派閥の人間である時点でお察しだが」
「はぁ………全く嫌になるわね!十中八九国王派閥寄りの私達が、何かの計画に邪魔だったんでしょうけど、正規の依頼である以上断る訳にもいかないし………」
少女、イビルアイの言葉に、ラキュースはそんな愚痴を零す。
実際、貴族の、それも正規の依頼を断るというのは、彼女達の冒険者としての信頼に関わる話だ。彼女達は現在でも上位の冒険者だ。それ故断ろうにも断れない。そこを貴族派閥の人間は利用してきたというわけだ。
リ・エスティーゼ王国は今、国王派閥と、六大貴族の内の三家率いる貴族派閥に分かれている。バハルス帝国との戦争を代表とする様々な問題が存在する中で、貴族派閥の人間は自身の利益を考える者ばかりであり、更には王国の裏組織「八本指」と繋がり不正が横行しているという事態だ。
そんな中で、冒険者であり元貴族でもあるラキュースの発言力は高く、彼女を疎ましく思う貴族は少なくない。今回の依頼は、そういった者達によるものであろう事は容易く想像出来た。
「大丈夫なのかそれ?帰ったら面倒な事になってないといいけどよ………」
「ラナーを信じるしかないわね………」
ラナーというのは、リ・エスティーゼ王国の第3王女の名だ。ラキュース達は彼女と個人的な交流があり、よく頼み事などを請け負っているのだ。
この第3王女、実は相当の切れ者であり、その頭脳は間違いなく王国一のものだ。コネ作り、根回しといった事が下手な為に彼女の政策が通る事は少ないが、通った政策はその全てが良い結果を生み出している。
閑話休題。
ラキュース達は現状への苛立ちからか黙々と馬を走らせる。沈黙が場を支配し、馬の蹄が地面を蹴る音だけが響く。
そんな中、その沈黙を破ったのはイビルアイだった。
「おいラキュース!子供だ!子供が魔狼に襲われているぞ!!」
他2人は知らない事だが、イビルアイは数百年生きる吸血鬼であり、五感は人間に比べて遥かに勝っている。彼女はその五感を用いて知った情報を2人に叫んだ。馬の蹄の音をかき消して伝えられた彼女の言葉に、ラキュース達は驚愕し、一層速く馬を走らせる。しばらくして、森の入り口付近に少女が1人地面にへたり込んでいるのがラキュース達の目に映った。
「逃げて!!」
魔狼が、少女の喉元へ噛み付こうと迫る。もう間に合わないと、ラキュース達は残酷な光景を覚悟する。
しかし、
「あああああ!!!!」
少女が咆哮する。あまりの気迫に、魔狼が立ち止まる。そんな中、ラキュース達は少女の
「武技だと!?」
再び大口を開け迫る魔狼を、少女は拳を構え迎え撃つ。その気迫は、10にも届いていないであろう幼子が出せるものとは思えなかった。
少女は迫る魔狼の口に右手を突っ込み、直ぐに何かを引っ張るように腕を引き抜く。魔狼の牙に切り傷を付けられた右手には、肉の塊が握られていた。少女が手を引き抜いた瞬間魔狼が血反吐を吐き出した事から、それが魔狼の肉である事がわかる。激痛に怯む魔狼に少女は腕を引いた勢いそのままに回転し、肘を延髄に打ち込む。
今度は、魔狼が地面に平伏した。
「死ィィィィイねェェェェェェエ!!!!!」
少女は魔狼に馬乗りになり、その頭蓋へ何度も拳を打ち下ろす。程なくして魔狼が絶命するが、少女は尚も拳を叩き込む。やがて、魔狼の頭部が完全に原型を失った所で、少女はようやく殴るのを止めた。それと同時に気を失って倒れる少女を、ガガーランが優しく抱きとめた。
「ラキュース!治療出来るか!?」
「え、ええ……《
ラキュースが治療魔法を唱えると、少女の傷はみるみるうちに塞がっていく。ラキュース達は安らかに寝息を立てる少女に、一先ず安堵の息を漏らした。
「凄ぇもんを見たな………」
ガガーランの呟きに、蒼の薔薇の面々は首肯する。その視線は、ガガーランの腕の中で眠る少女に向けられていた。
後に彼女達は、それを"英雄の始まり"と言った。
一体あの武技は何王色の覇気なんだぁ………()
追記
幾つかご指摘があったので加筆しました。
そのご指摘というのが要約すると
「蒼の薔薇のメンバーがかの時期に揃ってんのはおかしいだろうがオラァン!?」
というものでして、私自身そこら辺の事を調べきれていなかった事に気付きまして今回の加筆修正に繋がりました。
原作との変更点としては、
・ラキュースの歳が原作より少し上
・イビルアイ、ティナティアの加入時期の逆転。
と現状ではこんな感じです。
実は原作はまだ4巻までしか把握していないので、おかしな点があれば随時修正していきます。
ここがおかしい、という所があった時はよろしければ感想欄に送っていただければありがたいです。