問題児たちととある魔剣使いが異世界から来るそうですよ。 作:稲荷きらら
ロルリアンレット図書館内
俺はロールお嬢様に呼ばれこの図書館に来た。今度は何を言われるかドキドキしている。
「遅かったじゃない、魔剣使い」
声がした方向を見る。この図書館の主ロルリアンレットだ。
「すみません、ところで呼ばれた理由を知りたいのですが・・・」
「まぁ、そんなに畏まる話でもないわ、とりあえず座ってお茶を飲みながら話しましょ?」
俺は座って紅茶を飲む。うん、うまい。
「じゃあ、本題に入るわ。魔剣使い、あなた異世界に行きなさい」
「すみません、ちょっと何言ってるのかわかりません」
「はぁ~、あなたの脳みそは石でできているのかしら?文字通りあなたには異世界に行ってもらって本を収集してきてほしいの。大丈夫よ、行く世界は一応平和だから」
一応?なんか聞いてはいけない単語が・・・まぁいろいろな幻獣や神を相手にすることより危険な世界があるのなら行ってみたいが・・・
「分かりました、行きます。でも、いくつか質問いいですか?」
「わかる範囲なら答えるわ。」
「その世界に魔剣使いは居るんですか?」
「いいえ、私の知る限り・・・いえ、見る限りは居ないわね」
「そうですか・・・じゃあ、魔剣が破損してしまった場合どうすれば?異世界に直せる人は居るんですか?」
「いないわ、だから魔剣修理についてはこれをあげるわ
」
そういうと緑色の宝石がついたペンダントを出してきた
「これは魔剣修理に使うエメラルドの成分を凝縮して作ったペンダントよ。それを身に着けてれば魔剣を具現化してない状態であれば自動で修理されるわ」
「ありがとうございます。いいんですか?こんなにいいものいただいて」
「いいのよ、だって今日はく、く、クリs・・・何でもないわ!!」
クリ?あぁ・・・今日はクリスマスか。ペンダントを首につける。
「ありがとうございます。大切にしますね。このクリスマスプレゼント」
「た、大切にしなさいよ///」
すると、メイドが近づいてくる。ロールお嬢様のメイド:マリーだ
「ロールお嬢様、転送準備ができました。」
「そう、すぐに行かせるわ、マリー」
そういわれるとマリーは部屋を後にしていった。
「じゃあ準備ができたみたいだし、そろそろ行きなさい。」
「はい、では行ってきます。・・・あっ、そうだ。魔剣はどうすればいいですか?宿屋に置いてきてしまって・・・」
「はぁ・・・あなたそれでも魔剣使い?普通持ってくるでしょ?」
「すみません・・・まさか異世界に行くとは思ってなかったので・・・」
「いいわ、マリーに取りに行かせるから、どの魔剣を連れてくの?」
「では、バハムート・ミラ、イザナギとジエンドでお願いします。」
「分かったわ、マリー」
どこからともなくマリーが現れ、1分もしないうちに持ってきた。
「マリーさん、ありがとうございます。あのリディには・・・」
「はい、だれにも目を付けられず持ってきましたので」
さすが最強のメイドさん・・・恐るべし
「大丈夫よ、あの娘には黙っといてあげるわ。言ったら私も行くとか言うでしょうしね。」
「ありがとうございます。じゃあ、行ってきます。」
「えぇ、気を付けて」
そういうとマリーと一緒に転送装置のある部屋に行く。
「では、この上に乗ってください。すぐに転送します。」
転送装置が大きな音を立て始め、魔剣使いは転送装置の上から消えた。