問題児たちととある魔剣使いが異世界から来るそうですよ。 作:稲荷きらら
今回からブレブレらしくほかのアニメのセリフやネタなどを取り入れていきます。
探してみてくださいね。後書きにネタ解説してます。
「あ、あり得ない。あり得ないですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も費やしてしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないデス」
うむ、確かに黒ウサギの耳の感触は素晴らしかった。
「いいからさっさと進めろ。」
半ば本気の涙をひとみに浮かばせながらも説明を始める黒ウサギ。
「それではいいですか、御四人様。定例文で言いますよ?言いますよ?さぁ、言います!ようこそ、〝箱庭の世界〟へ!我々は御四人様にギフトを与えられた者達が参加できるギフトゲームへの参加資格をプレゼントさせていただこうと召喚いたしました!」
(う~ん、本探しに来たはずがよくわからん状況に・・・まぁ何とかなるか?・・・これ)
ギフトゲームについて黒ウサギが説明してくれる。どうやらギフトゲームとは悪魔や、神や、星などから与えられた恩恵を用いて競い合う為のゲームらしい。そして、この世界で活動するためにはコミュニティに入らなければならないらしい。
(コミュニティ・・・ギルドみたいなものか・・・)
ギフトゲームの勝者はホストの提示した賞品をゲットできるらしい。
(なるほど、すぐに本が集まりそうだ。)
「・・・・ホストって誰?」
「様々ですね。暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と称して開催されるゲームもあれば、コミュニティの力を誇示するために独自参加するグループもございます・・・」
まぁ、要約すると神様でも魔剣使いでも問題児でもホストになれるそうだ、そして神の与える試練は鬼畜なものが多いらしい。そして、ギフトゲームに参加されるにはチップがいるらしい、チップには金品、土地、名誉、人間、そしてギフトも賭けられるらしい。
「なぁ~、本もチップとして賭けられることってあるか?」
「本でございますか?まぁ、一応ありますが・・・なかなか本を賞品として開かれるギフトゲームなんてあまり聞きませんが・・・・」
「そうか・・・わかった。」
レンは少し考え返事をする。だったら自分がホストとして開くしかないと結論に至った。
黒ウサギが話を終え自分たちのコミュニティについて話そうとすると。
「まだ、俺が質問してないだろ。」
十六夜が威圧的な声をだして言う。黒ウサギは構えるように聞き返した。
「どういった質問ですか?ルールですか?ゲームそのものですか?」
「この世界は・・・面白いか?」
「YES。ギフトゲームは人を超えた者たちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」
そして、黒ウサギは街へと歩き出す。問題児とレンはついていく。しばらく歩くと十六夜が話しかけてくる。
「おい、この世界の果てに行ってみないか?」
「いや、まずはこの世界についての情報が必要だ。何の地理もなくうろつくのは魔剣たちも危険にさらすことになる。」
「はぁ~ノリ悪いな・・・魔剣たち?・・・まぁいいや、じゃあな」
十六夜は行ってしまう。黒ウサギに言おうと思ったが、面倒だったためやめた。
「ジン坊ちゃーン!新しい方を連れてきましたよー!」
小さな子供が見える。自分よりも年下がコミュニティのマスターか・・・
「お帰り、黒ウサギ。そちらの女性二人と男性一人が?」
「はいな、こちらの御四人様が-----」
くるりと振り返り、カチンっと固まる黒ウサギ。どうやら十六夜がいないのに気付いたらしい。
「あぁ、あいつなら世界の果てに行くとか言ってたぞ、この辺の地理も知らないのに行くなといったんだがな・・・」
「な、なんで黒ウサギに教えてくれなかったのですか!?」
「いや、教えたら面倒なことになりそうだったから黙ってた」
レンはすぐに答えた。
「「うん」」
二人も同調して答える。
「た、大変です!世界の果てにはギフトゲームのために野放しになってる幻獣が」
「幻獣?」
「は、はい。ギフトを持った獣を指す言葉で、特に世界の果て付近には強力なギフトを持った者がいます。出くわせば最後、とても人間では太刀打ちできません!」
「あら、それは残念。もう彼はゲームオーバー?」
「ゲーム参加前にゲームオーバー?・・・・・・・・斬新?」
「冗談を言ってる場合じゃありません!」
「だが、俺が見る限り十六夜はめちゃくちゃ強いと思うぞ、心配する必要はないと思う。弱かったら全力で止めてるし・・・」
「そんなわけにはいきません!ジン坊っちゃん申し訳ありませんが、御三人様のご案内をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「わかった。黒ウサギはどうするの?」
「問題児を捕まえに参ります。事のついでに箱庭の貴族と謳われるこのウサギを馬鹿にしたことを、骨の髄まで後悔させてやります」
黒ウサギの黒い髪が緋色になっていく。
(おぉ~きれいな色だなぁ~)
黒ウサギは十六夜が向かった方向に向かって飛んで行った。
ジンと呼ばれる男の子が自己紹介をはじめ、各々名乗り始める。
「俺はレン、魔剣使いだ。以後よろしく」
女子二人が冷ややかな目を向ける、まぁ、普通に聞けば厨二発言だもんな。
「それじゃあ、箱庭に入りましょう。まずはそうね。軽い食事でもしながら話を聞かせてくれると嬉しいわ」
四人は街に入っていった。
街に入るとにぎやかな風景が広がっていた。どうやらこの街にはいろいろな種族が住んでいるらしい、吸血鬼もいるとか・・・
四人は飛鳥が選んだ六本傷の旗を掲げるカフェテラスに座る。すると、猫耳の少女が出てくる・・・彼女を見てると魔界に置いてきたベルフェネスを思い出す。
「いらっしゃいませー!ご注文はどうしますか?」
「えーと、紅茶を二つと緑茶を一つとコーヒーを一つ。あと軽食にコレとコレと」
「ティーセット四つとネコマンマですね」
・・・ん?おい、ネコマンマなんて頼んだか?・・・あぁ~なるほどそこの三毛猫か・・・
「三毛猫の言葉分かるの?」
「そりゃー分かりますよー私は猫族なんですから。お歳の割にずいぶんときれいな毛並みの旦那さんですし、ここはちょっぴりサービスをさせてもらいますよ。」
その後姿を見送った耀は嬉しそうに笑って三毛猫を撫でた。
「・・・・箱庭ってすごいね、三毛猫。私以外に三毛猫の言葉がわかる人がいたよ」
どうやら耀は動物を会話ができる能力があるらしい。飛鳥も自分の能力を話そうとするが、品の無い上品ぶった声が会話を遮る。
「おんやぁ?誰かと思えば東区画の最底辺コミュノーネームのリーダー、ジン君じゃないですか。今日はオモリ役の黒ウサギは一緒じゃないんですか?」
この男はガルドと言うらしい。フォレス・ガロのリーダーだそうだ。俺たちを勧誘しに来たそうだが、見るからに下種そうな男についていく気はない。そして、いつの間にか話は進み、ジンは自分たちのコミュニティに置かれている状況について話す。
どうやら、前まではこの辺りを仕切っていたコミュニティだったが、魔王が現れ潰されたらしい。
「考えてもみてくださいよ。名乗ることを禁じられたコミュニティに、いったいどんな活動ができます?商売ですか?ホストですか?しかし名もなき組織など信頼されません。ではギフトゲームの参加ですか?ええ、それなら可能でしょう。では優秀なギフトを持つ人材が、名誉も誇りも失墜させたコミュニティに集まるでしょうか?」
「そうね・・・誰も加入したいと思わないでしょうね」
ガルドはにんまりと笑いノーネームを罵倒しながら会話を進める。そして勧誘してきた。
「結構よ。だってジン君のコミュニティで私は間に合ってるもの」
どうやら飛鳥は断ったようだ、耀の目的はこの箱庭で友達を作ることらしく飛鳥と耀が友達になったようだ。
「なぁ、俺もその友達に入りたいんだがいいかな?」
「・・・・・うん、レンは私の知ってる男の子と違うから大丈夫かも」
よし、友達認定が下りた。友達認定が下りたところでガルドがイライラした様子で話しかける。
「お言葉ですが・・・レデ
「黙りなさい」
ガチン!とガルドは不自然な形で、勢いよく口を閉じて黙り込む。
(っ!?これが飛鳥の能力・・・言ったことを実行させる能力か・・・)
そして、飛鳥はガルドに質問に答えるように命令する。どうやらガルドの話を要約するとコミュニティを大きくするためにコミュニティを賭けたゲームを挑み、拒否されないようにそのギルドから女子供を拉致してきたらしい。まぁ、下種だな。
そして飛鳥はガルドに子供をどこに監禁しているか聞く。飛鳥、耀、レン、ジンと周りはガルドの発言に凍り付く。
「もう殺した」
そして、ガルドは最初に殺した子供について話し出すも、飛鳥に命令され話すのをやめる。
「素晴らしいわ。ここまで絵に描いたような外道とはそうそう出会えなくてよ。さすが人外魔境の箱庭の世界といったところかしら・・・・ねぇ、ジン君?」
飛鳥がジンと話している中レンはサクラ街道に居た女の子を思い出す・・・断片的に再生される記憶・・・空を飛ぶモンスター・・・女の子の腕・・・・すると魔剣使いの目は下種を見る目から獲物を狩るハンターのような殺気の籠った目に代わる。
飛鳥は質問が終わったのか、指を鳴らし、拘束を解く。するとガルドが獣の姿に代わり剛腕を飛鳥に向かって振り上げるが飛鳥に振り下ろされることはなかった・・・いや、振り下ろそうにも振り下ろせなかったのだ。
「ぐ・・・・なぜだ・・・・なぜ体が動かん!?」
「飛鳥、まだ拘束してるの?」
「いいえ、してないわ、指を鳴らしたときにとけてるはずよ」
すると、レンは立ち上がり
「では、そろそろ答え合わせと行こうか」
すると、レンの後ろからとても布面積が少ない黒と赤の配色の服、手にチェーンを持った女の子がいた。
「こいつは魔剣ジエンド・・・俺の持つ魔剣の一つだ。こいつのチェーンは便利でな、見えなくして、拘束したりできる。もちろん絞め殺すこともね。」
すると、透明化されていたチェーンがガルドの体を拘束してるのが視認できるようになる。
「まさか、獣ごときが我が主に立てつこうとは・・・愚かなり」
ジエンドは首にもチェーンを伸ばす。
「クソが!いったい何が起こってやがる!?」
ガルドは焦る。今にも殺されそうなこの状況に。
「おいおい、まだ気づかないのか?お前への質問の時間は拷問の時間に変わってるんだぜ?」
そう言うと、ジエンドはガルドの首を絞める。
「が・・・・・・ぐ・・・・・・じぬ・・・・・」
「おい、ジン、やっぱ殺しはまずいか?」
ジンはハッとし答える。
「ダメです。殺してしまえばレンさんが犯罪者に」
「分かった」
ガルドの意識が飛ぶ前にチェーンを緩める。
「あらら、もうすぐこの獣に終焉を迎えさせられたのに。」
女の子はそういうと残念そうに首のチェーンを外す。そして、拘束されたガルドに向かってレンは右人差し指を立てて言い放つ。
「ガルド、俺達とギフトゲームだ。お前は俺達に言ったよな?ノーネームには何もないって、だがな俺達には残ってるぜ?誇りと魂がな。」
ジエンドのチェーン拘束は作者の魔剣ならこれくらいできるよねという妄想です。
今回のネタ
「では、答え合わせといこうか」
オーバーロードよりクレマンティーヌ戦でのアインズのセリフ
「俺達には残ってるぜ?誇りと魂がな。」
スペースコブラよりクリスタルボーイ戦でのコブラのセリフの改変。本当は
「残ってるさ、俺の魂がな」
「おいおい、まだ気づかないのか?お前への質問の時間は拷問の時間に変わってるんだぜ?」
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風よりブチャラティがジョルノに言ったセリフ
以上が今回のネタです。