「はぁ〜〜、嘘だろ……」
自分は、泉から少し離れたところで黄昏ていた。(太陽はないが)
それはそうだろう。
今自分がなっているのは、あの最低最悪の魔王(の予定)になろうとしているあの仮面ライダージオウだぞ?
劇中では、冒頭で多くの人間を念力(?)で無双して、謎の力で多くの人間を消し去ったあの最低最悪の魔王だぞ?
まぁ、まだオーマジオウの姿ではないから、まだどうなるかは判らない。
取り敢えず、先ほど念のために、変身解除しようとしたけど、駄目だった。
ドライバーに付いている「ジオウライドウォッチ」を外したりしたけど、変身解除は出来なかった。
おまけにドライバーを外そうとしても、接着剤でも着いているのか外れない。
それに関節部分を一度引っ張ってみたら激痛が走った。
先ほどの感覚からして、このジオウの姿が今の素肌だと思う。
つまり俺はに〜んげん!じゃなくなったのだ。
うぅっ!!(涙)
こんな姿ではお婿さんに行けな……じゃなくて、ご飯を食べることが出来ない(涙)
人間は、ご飯を食べることで生きる力を得ている。
それを取り上げるなんて、この俺に生き地獄を味わせようとしているのかよぉぉ
まぁ、それは後で何とか解決できるようにしていかないと。
とにかく今はここは何処なのかを知っておく必要がある。
でも、何処を見ても『岩』『岩』『岩』ばかり。
そして所々に光る水晶のようなものがある。
とにかくここは何処かの洞窟だということは確認できる。
問題はここは日本か何処かの国なのかだが……
まぁ、もしかしたらここは何かパワースポット的なところかもしれないし、幸い人がいるかもしれない。
と歩き始めたところまでは良かった。
しかし、とても暗い。
泉で姿を確認してから、すでに約90日ぐらい経ったけどずっと暗い中を歩いていた。
あの時に居た泉辺りは明るいっていうのに、そこから離れると漆黒の世界になっている。
しかも、所々で生き物を見るのだが、何故か黒い靄のようなもので覆われて、姿が見えない。
まぁ、見えなくても襲ってきたから、すぐに駆除してやったけど。
それにしても、やっぱりライダーの力はとても強いな…
一発のパンチを与えただけで、すぐに死んじゃう。
まぁ、どんな感じで死んでいるのかはあまり思い出したくはない。
そして、これによりライダーの力はとても強力だってことが、すぐにわかった。
小さい頃からライダーを見てきて、怪人との戦いも多く見てきたけど、怪人もライダーに負けないほど力を持っているから、一発のパンチなどではすぐに倒せない。
しかし、普通の生き物からしたらジオウのパンチなんて8.2tという凄まじい衝撃だからすぐに死んでしまう。
もし、人にあったら人殺しだけはなんとか避けないと。
ライダーは正義の味方ではあるが、元を辿れば怪人と同類の力。
最初のライダーである1号こと本郷さんも悪の組織「ショッカー」によって誕生するはずだったショッカー怪人。
あの人はその悪の力を正義のために使っているから、仮面ライダーとして英雄になれたんだ。
俺もこの力は正義のために使ってやる。
正義の味方として、人々を守ってみせる。
とここまで、良いことを言ったと思うが今の俺は失禁していた。(体がアレの為漏らしてはいないが)
俺の目の前に、黒い靄に包まれた巨大な生き物のような存在が目の前にいた。
あれ?こんな生き物地球にいたっけ?(汗)
海ならこれぐらいの大きい鯨がいるけど、ここは地上(の洞窟)だと思われる。
そんな場所に、おそらく象を超えるほどの巨体を持った生き物はいない。
これには流石の俺さえも恐怖を覚えるほどだった。
(聞こえるか?小さき者
いきなり頭の中で声が聞こえた。
え?まさかこの生き物から?
(おい!聞こえているだろう?返事をするが良い!)
こいつ直接脳内に・・・!
(お主は一体何を言っているのだ?)
あっ……俺の考えたことを読み取っているよこいつ。
しかし、こいつが声を出しているとなると、おそらく知性がある生き物だと思う。
(・・・ほ、ほほぅ! そこのお主、我の事をハゲ呼ばわりするか…いい度胸ではないか!!!久方ぶりの客人だと思って下手に出てやったが、お主はどうやら死にたいらしいな!)
えっ!?俺ハゲと思っていないんだけど!?
……あれ?そういえばさっきこの生き物は(小さき者
セリフからして、俺の他にもう一人いることになる。
そして、ハゲといったのはそいつだと思う。
俺は周りを見てみたが、どこにもそれらしき人物はいない。
まさか……と思い、足元を見てみると……。
居たわ。
俺とは完全に人間とはかけ離れた体系した丸っこい生き物。
そして先ほどの生き物のセリフを言ったことからして、こいつも知性がある生き物だと思う。
※以降は内容が長い為、略させてもらいます。
その後、巨大な生き物からこの場所、そしてこの世界に関してのことを聞かされた。
どうやらここは地球ではないようだ。
そう思う理由は、この生き物の話から聞き取れた。
この世界には、魔物や魔人といったモンスター的なものが存在しており、この世界には他の世界から来た異世界人がいること。そしてその目の前の生き物は『暴風竜ヴェルドラ』と名乗った。
……まぁ、その話を聞いた時は流石に信じなかった。
その時は、『こいつ……もしかして中二病かな?』と思っていた。(もちろんその時相手さんに殺されそうになった)
そこで、足元にいる生き物とともに周りにある『魔素』とかいうものを感知する『魔力感知』というスキルを習得した(簡単そうで難しかった)
もちろんヴェルドラさん(仮)に少し指導されて。
その結果、先ほどまで真っ暗だった洞窟は、まるで某ブロック建築ゲームの暗視を使ったかのように、周りが綺麗に見えた。
(おぉ!凄い!周りがとても綺麗に見えるぞ!)
そう思い、ヴェルドラさん(仮)にお礼を言おうと振り向いた。
モノホンのドラゴンが目の前にいた。
その姿はまさに邪竜とも言えるほど凄まじいものだった。
(げええっ! ドラゴン!!!!!!)
と先ほどまでとは違った声が脳内に響いた。
まさか足元にいるやつか?と思い、見ると……
居たのはスライムだった。
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ボクわるいスライムじゃないよ
とスライムはこんなものだと想像していたが、意外と丸っこいんだな……