仮面ライダーレイブン   作:JOKER1011

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2話

うそやん‥人間じゃねえし。

 

そう思ってるとガチャっとドアが開く。

 

「いやーごめんごめん。あんたのノート間違えて持って帰ってたみ‥た‥い。」と由紀は俺たちを見て固まった。

 

そりゃそうだ。

 

客観的に見ると俺が服がはだけた見知らぬ女を部屋に連れ込み、抑えつけてるようにしか見えないだろう。

 

「お、お邪魔しました!」

 

「ま、待て!由紀!」と止めるが遅かった。

 

「む?誰だ?今の女子は?」

 

「お前のせいだ!!!」

 

 

由紀side

 

「何よ‥女性なんか連れ込んで‥」

 

翼とは幼馴染であって、それ以上の関係じゃない。

 

なのに、どうして私は泣きそうなのよ‥

 

「翼なんか‥翼なんか大嫌い‥」

 

ー なら僕が愛してあげるよ ー

 

「え!誰?」

 

由紀はキョロキョロと辺りを見渡す。

 

今のが空耳だと思った瞬間、頭を殴られたような鈍痛が走り、そのまま意識を手放してしまった。

 

由紀side end

 

「つまり誤解してしまったわけか。」

 

「そういうことだ。俺明日からどんな顔して会えばいいんだよ!」

 

さっきから電話かけてんのに出ないし‥明日から気まずいだろうが!

 

すると電話が鳴った。

 

由紀からだ。

 

「由紀!さっきのことなんだが!」

 

「由紀ちゃんは預かった。」

 

!?

 

「お前は誰だ。」

 

「君の質問に答える義務はない。今すぐ廃墟に来い。以上だ。」と電話が切れた。

 

「くそがっ!」とすぐに上着を着て外に出ようとする。

 

「私も行く。奴らが動き出した。」

 

「なんだか分からねえけど、元はと言えばお前のせいだ。来い。」と俺たちはバイクに乗り廃墟に向かった。

 

このあたりで廃墟といえば一箇所だ。

 

廃墟にたどり着き、中に入ろうとする。

 

しかしレイに止められた。

 

「待って。戦う前に契約しないと。」

 

「契約?くだらない事言ってないで行くぞ。」

 

「十中八九、由紀さんを攫ったのは人間じゃない。」

 

「つまり、お前と契約しないと戦えない訳だな?やってくれ。」

 

 

「じゃあ目を閉じて。」

 

契約で目を閉じろ?は!まさかたまにラノベであるあれか!

 

レイの白い手がおれの頬に添えられる。

 

そしてレイの吐息が俺の顔を撫でる。

 

そのままレイは俺の顔に近づき‥

 

 

 

 

ゴスッ!

 

頭突きした。

 

「痛ってエエエエ!!!」

 

石頭かよ、こいつは!

 

すると俺の右手に烏の羽を模した紋章が現れ、消えた。

 

「契約完了。」とだけ言うと頭を抑えてうずくまってる俺を一瞥しレイは進んでいった。

 

あいつ‥普通の人間だったらただじゃおかねえからな。

 

そう心に決め、俺は慌てて後をついて行った。

 

中にはひとりの男が立っており、近くに縄で縛られた由紀が転がされていた。

 

「由紀!」

 

「やっと来たね、彼女なら無事さ。私の妻になるのだからな。」

 

「彼女の事は中学生の頃から見ていた。そして16歳という結婚できる年齢になった今!妻として迎えようというわけだ!」

 

「翼、私が神界で習った知識が間違ってなかったら、あれはストーカーでいいんだね?」

 

「正解だ。レイ。」

 

「だが貴様が彼女を妻に迎える為の障害となるのなら!俺と彼女の未来の為ならば!俺はなんでもしよう。来い!ソード!」

 

その男が何かを呼ぶと横に奇妙な生命体が現れた。

 

それは剣を持って甲冑を着た足がない騎士みたいなやつだった。

 

「フハハハハ!俺の力を貸そうか?」

 

「ああ!頼む。」と男が言うとその騎士はトランプのカードみたいになり男の体に刺さった。

 

するとその男の立っている地面から青いオーラが吹き出して男を包み込んだ。

 

オーラがなくなると右手から剣が生えている騎士が現れた。

 

「さあ!死ぬがよいわ!」と剣を構えて突進してきた。

 

そこから俺はひたすら攻撃を避け続けた。

 

「おい!レイ!どうすんだよ!」

 

「これを使って!」と何かを投げてきた。

 

俺はそれを受け取り見る。

 

「バックル?」どう見てもベルトのバックルみたいだ。

 

「それを腰に当てて!」

 

「こうか?」と当てる。

 

するとバックルからバンドが飛び出して腰に巻きついた。

 

おお!なんかカッコいい!

 

あれだ!マスクドヒーローみたいだ!

 

そうひとりで感動しているとレイがカード化して俺の右手に収まる。

 

「それを右のバンドについているスキャナーに!」

 

俺は言われた通りにスキャンした。

 

そして俺はいつかヒーローになった時に絶対言おうと思っていたセリフを叫ぶ。

 

「変身!」

 

スキャン!OK! レイブン!

 

バックルから烏の羽根が飛びだし俺の体を包む。

 

そして一人の神の戦士が誕生した。

 

これって‥俺が送り続けたマスクドヒーローに似てる‥

 

テンション上がってきた!

 

「ほう、その姿‥そうかお前が‥面白い!行け!お前ら!」

 

その声に呼応して地面から剣を携えた兵士が5体出てきた。

 

俺は腰の後ろに付いていた双刀を抜く。

 

それを合図に兵士が突っ込んでくる。

 

俺は手始めに目の前の敵を切り裂く。

 

そして後ろから迫ってきたのを見て後ろ蹴りを入れる。

 

そのまま回し蹴りに持ち込み、全部倒した。

 

「面白い!受けてたとう!」と突っ込んでくる。

 

俺はそれを双刀で受け止めて鍔迫り合いにする。

 

そのまま弾かれ追撃による突きがくる。

 

俺はスライディングで敵の股下をすり抜け、背中を袈裟斬りにする。

 

「ちょこまかと!」

 

そして俺は隙をついて飛び蹴りで吹っ飛ばす。

 

俺は右の腰のカードホルダーからカードを一枚出して左のスキャナーに通す。

 

ファイナルアクション! レイブン!

 

俺が構えると右足に黒いエネルギーがたまる。

 

俺はそのまま飛び上がり、俺がずっと考えていた必殺技の名前を叫ぶ!

 

「ジェットブラックキーック!!」

 

右足が敵に炸裂する。

 

「ぐ‥ウオオオオ!」

 

断末魔の叫びをあげ爆散した。

 

剣の怪人が倒れていた場所にはストーカー男が倒れていた。

 

そしてその上から先ほどのカードが降ってきて空中で燃えて灰になった。

 

俺は変身を解き、由紀のもとへ駆け寄る。

 

「大丈夫か!由紀!」

 

「うん、大丈夫‥でも‥」とだんだん涙声に変わる。

 

「怖かったよ〜!」と泣き出した。

 

俺の胸で泣き続けて、ようやく泣き止んだ由紀が口を開いた。

 

「あれって昔私に見せてくれたレイブンに似てた。」

 

「ああ、似てたな。」

 

「よかったね。翼。」

 

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