死した若き人間は神の慈悲によって、その魂を世界、或いは時代を超えて転生する。転生する際に、創作物の能力や武器を持って。
転生すべき若き魂を管理するために神々は『転生省』と呼ばれる組織を立ち上げた。特典を持った多くの魂は転生者と呼ばれ、時に世界の物語に干渉し、時に元の運命から大きく狂わせる。
善意を持つ者もいれば、悪意を持つ者もいる。そして悪意を持つ転生者を重要視した神々は特典を使い害をなす転生者の魂と特典を回収するために『特典犯罪制圧課』を立ち上げた。この物語はその特典犯罪を解決する者の活動記録である。
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神々によってもっとも転生者を狩る素質が高いとして選ばれた少年『白神 蒼兎(しらかみ あおと)』
彼はこれまでいくつもの転生者と特典を回収してきた転生者狩りのエキスパートである。黒い髪と蒼い目をしたその少年は悪意ある転生者が蔓延る世界から魂と特典を回収し、神々が住まう天国とも呼ばれる場所に帰還した。
淡い光が世界全体を包みまるで雲の上に立っているかのような地面だが蒼兎の目の前には現代の高層ビルのような建造物が建っていた。
天国のような場所に建つ高層ビルというギャップにいつ見ても違和感が拭いされないと考えながらも、迷わずビルに入ると、頭に光る輪を浮かべる天使達が忙しなく動き回っていた。
蒼兎はそれを掻い潜りながら、エレベーターに入って自身の上司がいる階へ向かった。
目的の階へ到着し自動ドアが開く。少しの廊下を挟んで堅牢そうなデザインをした扉を3回叩く。
「どうぞ」
一言、鈴のような声で入るよう促されて彼は扉を開ける。
目の前には大きな社長机に座る人物が大量の書類やファイルに埋もれつつも真ん中を開けて顔を見えるようにしていた。
「今回の任務、ご苦労さまです」
蒼兎に労いの言葉をかけるのは背中まである赤い長髪と腰から生やした白い翼をたたみ、頭に先程見かけた天使よりも輝く光の輪を浮かべた女性だった。
蒼兎は名も知らぬ自身の上司からの労いの言葉に反応しつつも珍しく直接呼ばれた訳を聞く。
「仕事なので、当然です」
「それで、なぜ俺を直接呼んだのです?普段であれば電話などの連絡だけでは?」
「今回貴方を呼んだのは特典開発部が新しく作り上げた特典を新しく貴方に差し上げるためです」
「俺にですか?」
「ええ、日々転生者狩りに勤しむ貴方の業務に少なからず貢献できるようにと能力、汎用性共に高い高性能な装備です」
「光栄です」
「では、こちらを」
上司は社長机の横にあったアタッシュケースを机に置き、開いて蒼兎の方へ向ける。
アタッシュケースの中には、窪みの付いた緑のレバーがある黒いバックルと、横には青く『ライダー』の文字、黒い時計の針を思わせる角か描かれたデバイスが仕舞われていた。
蒼兎は近づいて手に取ってよく見てみる。
「『ビヨンドライバー』とこれは……ミライドウォッチですか?」
上司が蒼兎の質問に頷いて答える。緑のレバーに黒いバックル、これは蒼兎がよく知る戦士が腰に巻いていたベルトである。
もう1つは描かれている柄は違うがデバイスの形はよく知るものと完全に一致していた。柄についても先程のよく知る戦士のものと似ている箇所がある。
「このウォッチには一体なんの力が?」
「少し長くなりますが、宜しいですか?」
そう言って上司は、ミライドウォッチが秘めている力を説明し始めた。
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とある世界において我々と同じ現代科学で証明できない異常な存在、物品、現象があった。しかしその異常存在が公にされる事は無い。その世界では『財団』と呼ばれる組織が一般人から秘匿しているからである。
財団の理念は
異常存在を『確保』(Secure)
人々の目に届かない場所へ『収容』(Contain)
それらが逃げ出さないように『保護』(Protect)
財団の活動を知る別世界ではこれらの理念の頭文字を取り『SCP財団』と呼ばれた。
SCP財団が秘匿している存在は数多くいる。本部はアメリカだが、全世界に支部が存在し、日本以外にも韓国やフランスなど、様々な国々で異常存在が収容されている。本部だけでもその数は5000を超える。
そんな収容されている異常存在の能力は凄まじく、例を挙げるなら
人間の瞬きという一瞬の間に高速移動し目を離した隙に首をへし折る石像。
頭を撃ち抜かれても空気がなくとも止まらない異空間から剣を取りだし人間の殺戮を至上の喜びとし、死亡しても石棺から復活する悪魔のような男。
4ピクセルの写真だろうと顔を見られただけでその対象を例え深海だろうと殺害する怪物。
この他にも様々に危険な存在がおり、そのどれもが辛うじてSCP財団によって収容されていたりする。
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このまるで人間を殺すことに特化したかのような異常存在の能力を利用することはできないかとそう考えた特典開発部が神々の協力によって生み出されたのが、蒼兎の持つドライバーとウォッチである。
説明を終えた上司は最後に付け加えるように蒼兎に言う。
「貴方がよく知る仮面ライダーという器に異常存在の能力をつぎ込んで使いやすいようにしました、きっと役に立つでしょう」
「ありがとうございます」
礼を言ってお辞儀をして蒼兎はアタッシュケースにドライバーとウォッチを仕舞う。
「これから貴方にはまた悪意ある転生者の特典と魂の回収に向かって頂きます」
「よろしいですね?」
「了解しました」
上司の確認に返答し、蒼兎はアタッシュケースを持って上司の部屋をあとにする。携帯を確認して次なる仕事場は向かうため、蒼兎はビルの地下一階まで降りる。
自動ドアの先には人が入れそうなカプセル型の装置と、その横に操作パネルが取り付けられていた。パネルをいじりながら、装置に乗り込み蒼兎は次なる世界へ向かうために意識を手放した。
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新しい世界へ転生する形で訪れた蒼兎。どうやら小さなマンションの屋上に出現したように転生したので街を散策するために飛び降りる。
一般人以上の身体能力と耐久力を持つため、屋屋上で睡眠に似た感覚から目覚めた蒼兎。しかしそこで違和感を覚えた。
「(なんだ……体が前に重い?)」
自身の体を見てみる。腕や足が白く細い。
「胸元が膨れ………ん?」
いつも聞いている自身の声も高くなっており、まさかと思いつつもマンションのフロントの中に入り鏡を見つける。
自分自身の姿をよく思い出す。まず、いつもの自分は黒い髪に蒼い目した15、6才程の少年の姿のはずであるが
しかし鏡に映った自分は蒼い目こそ変わっていないものの髪はオレンジ色でセミショートヘア。そしてあるものが消えてないものが増えた。
「…な……な……なんじゃこりゃぁぁ!!?」
女体化した蒼兎の悲痛な叫びがフロントに響き渡った。
女体化蒼兎ははっきり言うと目を蒼くしたぐだ子です。リメイクした後もそこはかわってないです。
次の次にクロスする作品、何がいいですか?(やるのはアニメ一期まで)
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デート・ア・ライブ
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この素晴らしい世界に祝福を!
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異世界はスマートフォンとともに
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ソードアート・オンライン
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東方Project(アニメでは無いですが一応。)