『仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー』
歴代ライダーの中でも最強クラスのスペックを誇り、最も特徴的なのはその能力。端的に言ってしまえばムテキであると言う点。ありとあらゆる物理攻撃をノックバックするが無効化し、瞬間移動を可能にし、自身の裁量次第で攻撃を多段ヒットすることが出来る。しかし蒼兎は動揺せずに対処する。蒼兎は『1009』と入力しSCIPマグナムに『-JP』のキーを差し込む。
「ムテキゲーマーですか……」
『Keter!』
「(明確なダメージは与えられない……でもノックバック程度は!)」
蒼兎は零夢の周辺に弾丸を撃ち込む。零夢はそんな物には怯まず蒼兎へ向かっていく。しかし撃たれた場所からフードを被った楽器を持った集団が現れる。
一人の指揮者と16人の奏者が現れチャイコフスキーの「序曲:1812年」の演奏が始まる。楽曲第五部のクライマックスが演奏され始め突如零夢の周辺が爆発する。その爆発は零夢の周辺にだけ起こり零夢はダメージは負わないものの後退せざるを得なかった。
「うわッ!この野郎!」
爆発によって少し怯む零夢だったがドライバーのハイパームテキのボタンを押して高速移動する。
『キメワザ!』
零夢の足に黄金のエネルギーが纏われ瞬間的に蒼兎の前に現れる。
『HYPER!CRITICAL SPARKING!』
エネルギーを纏った足で蒼兎に蹴りを何発も打ち込む。蹴り終わり着地すると蒼兎にヒット表示が幾つも現れ仮面ライダーSCIPの装甲にスパークが走る。
「ウグゥ………!」
「あれを食らったのにまだ戦えるのか?」
零夢が少し動揺しているその隙に蒼兎は別のSCPの番号を入力する。キーを差し込んだまま『120』と入力し、弾丸を爆発の中心に撃ち込む。
『Euclid!』
すると高さ約8m全幅約30mほどの5対10本の脚を持った、黒褐色の巨大なカニのような巨大生物が零夢を襲う。1対2本はハサミが付いていてそのハサミを零夢に振り下ろす。爆発も続いていて零夢は2つのSCPオブジェクトに攻撃されても傷一つ付かなかった。
「ウザってぇ!!」
零夢は巨大生物を殴りその一発から多段ヒットさせる。爆発を止めようと集団を襲うも奏者の体はすり抜けて攻撃を与えられなかった。
「(ノックバックさせても倒せないんじゃあ意味がない……!)」
口の中の鉄の味を噛み締めながらどうにかしようと思案する。そこで蒼兎はエグゼイドの攻略法を思い付く。その攻略法に一番適任のSCPオブジェクトについても思い出し、マグナムからキーを抜いて番号を入力する。番号は『106』
『Keter!』
ドライバーのレバーを開閉させ蒼兎は爆発と巨大生物に襲われている零夢に向けて銃口を向ける。
『SCIPエクスプロージョン!』
零夢の周辺の爆発が止み、楽団と巨大生物は煙のように消える。そしてい粘液のような弾丸が零夢のドライバーを襲う。蒼兎が狙っていたのはゲーマドライバー。そして黒い粘液はどんどん腐食を開始していく。
「なっ……これはッ!?」
ドライバーの腐食はかなり侵食しており変身も解除され生身の人間となってしまった。
「何をしたッ!?」
「『SCP-106 オールドマン』ありとあらゆる物を腐食させて捕食するSCPオブジェクト、その能力を貸してもらったまでです。」
「これで貴方は変身できない、しかし罪を犯していないので命までは取りません、というよりは取れません」
「………」
そう言い残し、SCIPマグナムを地面に撃って土煙を起こして姿を消した。その後、当然大会は中止され、零夢の処分はライダーの力を失ったがISにも適正がある為、学園が保護する事になった。
しかしそれよりも蒼兎が危険視されている仮面ライダーだったと言う真実がクラスの者達を驚愕させ、世界は再び蒼兎について捜索した。
その最中、この世界で仕事を終えた蒼兎。IS学園の島から少し離れたビルが立ち並ぶ都市にて零夢に受けた必殺技で頭や腕から血を流しながらもかなり高いビルの最上階で風に当たりながら上司に連絡する。
「もしもし、仕事は終了しました。」
『ご苦労さまです……声、変わりました?』
「機材の不具合で性別が変わってます、次に死んで転生するまでこのままだと思いますけどね。」
『そうですか……不便でなければ次の世界へ向かって下さい、そして貴方の仮面ライダーSCIPのデメリットについて言っておきます。』
「デメリットがあるのですか?」
『あれ程の性能を持ったライダーシステムをノーリスクで使える訳が無いでしょう?』
『次の世界へ向う途中のオーロラカーテンでそれ相応の対価を受けます、覚悟しておいてください。』
そう言って上司は通話を切る。
「そう言うのは先に言ってもらいたいものだなぁ……」
蒼兎は上司に悪態を付きながら屋上の真ん中に行く。すると灰色のカーテンのような物、あらゆる世界を行き来できる『オーロラカーテン』が現れ、その中に入っていく。
少し歩くと蒼兎は顔に何かついている気がして顔をさする。鼻あたりに液体がついており、触って確認すると血だった。地面にも垂れてくるが明らかにその量はおかしかった。。
「………?」
蒼兎は咳き込みそうになって口を抑える。手を見てみるとかなりの血がべったりとついていた。
「…ゴフッ……ゴホッ……!」
目眩がして地面に膝を付き、体内から込み上げてくるものを抑えられず口から吐き出す。全て自身の鮮血だった。かなりの量で出血している蒼兎は目眩が酷くなる。
これまで転生者に与えられてきたダメージ。零夢の必殺技。数多のSCPオブジェクトの使用とその代償。それらを受けて身体にダメージが無い訳がなく、こうして鼻血、吐血等でそのダメージが現れていた。
「こういう……グフッ……事………。」
しかし蒼兎は歩みを止めない。また次の世界へ向けて歩き出し転生者を狩る為に、蒼兎に信念や想いは無い。しかしそれでも転生者を狩り続けるのは過去の自分と同じ境遇の存在を生み出したく無いからか。その真相はまだ分からない。
次回『エピローグ』
次の次にクロスする作品、何がいいですか?(やるのはアニメ一期まで)
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デート・ア・ライブ
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この素晴らしい世界に祝福を!
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異世界はスマートフォンとともに
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ソードアート・オンライン
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東方Project(アニメでは無いですが一応。)