報告書1-1 調査
蒼兎(女になった)はとりあえず落ち着きを取り戻し建物の近くにあったカフェで状況を確認していた。
「(聞いたことはある……転生する際に天文学的な確率で性別が変わる可能性がある……と…。)」
別の世界へ向かう際のカプセル型の機材は、使用する際に使用者を記録してから行先の世界へ記録を写し転生をしている。基本性別や身体的特徴はそのままで別の世界に転生する。しかし何度も転生しているとバグが生じることがある。そのバグこそ、性別が変わったり身長体重が変わる等などである。
「(まさかこんな事になるとは……。)」
蒼兎は足元に置いたアタッシュケースに目を向ける。
「(それいいとしてしかし上司、いや神々が考える事はイカれてるな……)」
SCPオブジェクトは『オブジェクトクラス』と言いクラス付けがされている。
『Safe』故意に活性化させなければ問題無い物。
『Euclid』人間や生き物等、動きが予測できない物。
『Keter』人類、文明等を滅亡させる程の物。
蒼兎はSCP財団に勤務していた経験があるためSCIPの恐怖はよく知っていた。そして蒼兎はそのSCPオブジェクトの理不尽とも言える能力を使用できることに恐怖していた。
「(久しく感じていなかった感情をこんな事で感じるなんてな……。)」
蒼兎は過去に極度な、いじめを受けその主犯だった転生者に殺され喜び、楽しみ、感動等の感情は正常に機能しなくなってしまっていた。その他の感情もあまり機能していなかったがSCPオブジェクトの恐怖はそんな蒼兎でも恐ろしいと感じさせてしまうほどである。
カフェで状況確認を済ませ蒼兎はこの世界の調査と転生者の抹殺の仕事に取り掛かる。
「(とりあえずはここがどんな世界か、把握しないとな。)」
蒼兎が街中を歩くと路地裏からの聞こえてくる不穏な会話に気付く。
「お金、今すぐくれない?」
「困ってんだよねー」
「……む……無理です……」
「はぁ!?舐めてんの!?」
蒼兎が路地裏を除くと予想通り恐喝されていた。しかしそこで普通とは違う光景に気づく。
「
二人の女が運動服を着ている男子学生を恐喝していた。
「(何故だ、女が男を恐喝なんて……男が女に迫るのはありそうだが……?)」
男子学生なら力量的にも振り解くなんて簡単に出来るはずだが、男子学生は何やら怖がっている。そこで蒼兎は辺りを見回してみると、路地裏を一目見た人間の反応は女はクスクスと笑いながら通り過ぎ、男はバツが悪そうに見て見ぬ振りをしていた。
「(もしかして…………。)」
蒼兎はとある創作物の世界である事を想定した。確認のためにその場を離れたかったが見過ごすことはできなかったので蒼兎は路地裏の恐喝の現場へ行き声を掛けた。
「(そうだ……怪しまれない様に女口調で言った方がいいか…?)」
「あの?」
「…………」
「……私が声を掛けたのは貴女達の方ですが?」
「え?私たち?」
蒼兎の言葉に女二人も男子学生も驚いていた。
「学生を恐喝するなんてあまり良いとは思えないですね。」
「ふざけんなッ!」
女の一人が殴り掛かる。蒼兎はその拳を片手で受け止め腕を捻る。
「痛っ!」
「(モラル的にこれはこれで便利……かな?)」
「なにすんのよ!」
もう一人の方の女も殴り掛かるが蒼兎は捻っていた腕を離し、体を押して二人の女を絡ませて転ばせる。
「次は鏡が見れなくなるぐらい殴りますよ?」
「「!!」」
二人は蒼兎の殺意に満ちた目を見て恐ろしくなり逃げ出した。蒼兎は二人が逃げて行くのを見ると路地裏から出ようとする。しかし恐喝されていた男子学生が声を掛けた。
「あ、あの!」
「……?」
「あ、ありがとうございます……!」
蒼兎はその言葉を聞き片手を軽く上げて別れの挨拶をした。
蒼兎はショッピングモールの様な場所で本屋に向かっていた。理由は自身の仮説を完全に証明する為。
「(女尊男卑、この世界を言い表すとしたら正にこれで、もし俺が知ってる創作物ならば……。)」
蒼兎は本屋に入りかなり大きく広告されていた本を見て確信した。
蒼兎「(
蒼兎の次の仕事場所。その世界は一人の天災が創り出した女性にしか使えないパワードスーツのせいで女尊男卑の世界となった『
SCP要素が全然ありませんでしたが次回からたくさん出します!
次の次にクロスする作品、何がいいですか?(やるのはアニメ一期まで)
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デート・ア・ライブ
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この素晴らしい世界に祝福を!
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異世界はスマートフォンとともに
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ソードアート・オンライン
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東方Project(アニメでは無いですが一応。)