骸骨転生者は楽しく過ごしながら周りに被害を与えていく   作:ミネラル・ウィンター

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懲りずに新作。

ネタが雷の様に落ちてきたんや・・・


第0特典

―――おや、ここはどこだ?

 

 

ふと、思い出したかの様に覚醒する。

何故か目の前は真っ暗で何も見えず、加えて身動きが取れない。

 

 

―――俺は確か・・・

 

 

俺はとりあえず、自分の最後の記憶を掘り起こす事にした。

 

 

 

 

 

確か・・・平日だったから普通に仕事行った。仕事が終わり、帰る前に提出する書類を確認したらミスに気づいたんだ。それを修正してたら結局30分ほど残業してた。俺は必要な書類を提出して、ため息を吐きながら帰路についた。残業した為、いつもより30分ほど遅い電車に乗って帰ったはず。そして家の前にあるコンビニでトマトソースのハンバーグ弁当と、ふぉ~いお茶を買って帰った。直ぐに風呂に入り、バラエティー番組を見ながら弁当を食って・・・

それから・・・その後・・・確か・・・

 

 

駄目だ。そこから先が思い出せない。晩飯食ったから後は寝るだけだと思うけど・・・

思い出せないならしょーがない。また、ふとした時に突然思い出すだろう。

 

 

そんな事より今の状況だ。

どうなってんの?

 

目の前真っ暗だし、体動かないし。なんだ?動かないと言うより動かせない?

うーん感覚的には何か、体全体に積まれてる?

いや・・・まて、俺・・・もしかして、埋まってる・・・?

 

 

ゑ?マジで!?

何で!?どうして!?

寝てる時に土砂崩れでもあったか!?

いや、原因なんてこの際は後だ。まずはここから出ないと!生き埋めなんて嫌だ!まだ童貞なのに!!

暴れてスキマを作るんだ!!

 

 

―――うぉぉぉぉぉぉ!誰か!!助けて!!ヘェルプミィィィ!!!

 

 

 

 

 

『ガシャッ』

 

 

お?おお!光だ!光が見えるぞ!

スキマができたんだ!

もっとだもっと暴れるんだ!

 

 

―――うぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!!

 

 

徐々にスキマができてきたのか、上半身がある程度の範囲は動かせるようになってきた。

 

 

―――今だ!脱出するんじゃぁぁぁ!!

 

 

俺は全身に一気に力を入れてそこから飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

―――ふぁ!?

 

 

どうやら原因は土砂崩れではなかったらしい。

俺は目に入った光景を見て理解が出来なかった。

 

何故なら辺り一面、生き物の骨だらけだったのだ。何処を見渡しても骨、骨、骨。

どうやら俺は骨の山に埋もれていたらしい。

 

 

―――一体なにが・・・

 

 

突然の事で混乱しているとき、『バキッ』、『ポキッ』と硬い物が折れる様な音がした。周りは骨だらけなので十中八九、骨が折れる音だろう。

俺は恐る恐る音がしている方に首を向けた。

そこに居たのは―――――

 

 

骨の大地を淡々と歩く骸骨だった。

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 

突然に色々な事が起こり過ぎて頭の処理が追い付いてなかった。

俺はしばらく―――1時間くらい―――固まったままその場で過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ハッ!

 

 

俺は一体何を・・・

気を取り直して辺りを見渡してみる。だが、何度見ても変わらず骨の大地が広がっていた。

 

 

―――なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!?

 

 

遅れて衝撃が俺を襲い、遅めのリアクションをとってしまった。

 

えぇぇぇ!?なに!?何がどうなったの!?

土砂崩れが凄すぎて、奇跡的に死んだ人の骨だけここに集まったのか??

まて、落ち着け俺。冷静になるんだ俺。クールに俺。マジで俺。

そんな事はあるわけないだろ。良ぉぉぉく考えろ俺!

分かった。きっとあれだ。土砂崩れしたところが実は大昔の墓だった所で、土の中に骨がめっさ埋められていたんだ。それで骨がこんなに大量にあるんだ。間違いない。いやースッキリだ!

 

いや、おい。だとしたら、どんだけ骨が埋まってたんだよ、いくらなんでも埋めすぎだろ。見渡す限り骨なんだけど。茶色や、緑やアスファルト色の地面なんてどこにも見えないんだけど。

白と灰色の骨の地面しか見えないんだけど。そして明らかに人間以外の頭蓋骨とかあるん―――

 

 

―――バキッ!

 

 

色々と思考していると音が聞こえた。反射的に音がした方に振り向くと、歩く骸骨が5メートル付近の所に来ていた。

色々と考えていた途中だったからなのか、俺が周りの人に挨拶を欠かさない容姿も性格も素晴らしい人間(嘘)だったからかは、わからないが咄嗟の事だった為、俺は思わず声を掛けてしまった。

 

 

―――よ、よお!久しぶり・・・?

 

 

何故、久しぶりと言ったのか。

言った後に『何で久しぶりなんだよ!?過去、一度も会った事ねぇーよ!初対面なんだから初めましてやろがい!!!』とも思ったが、時既に遅し。どんな言葉も一度言い放ってしまえば戻す事は2度とできない。そんな少しカッコいい事を考えてると。

『バキッ』『ポキッ』と音を立てながら歩く骸骨は俺の横を通りすぎていった。

 

 

「・・・・・」

 

 

音を立てて遠くなって行く骸骨を無言で見る。言葉の意味は違えど、挨拶はしたのにそれが返って来なかった事にとても不満があり、思わず「ちょ待てよ!」と言う所だったが、現在の状況を思い出し、グッッッ!と堪える。

 

 

 

 

グッッッ!と堪えていると腕に違和感を感じた。いや、意識してみると腕どころじゃない。身体全体にどことない違和感を感じる。違和感の正体を視覚で認識しようとして自分の手を見る。

 

 

―――ッ!?

 

 

俺は言葉が出ないとほど驚愕した。

 

そこにあったのは、肌色の皮膚や赤色の肉もない。そこら中に阿保ほど広がってる物と同じ―――

 

 

 

 

 

 

 

―――白色の骨の腕だった。

 

 

 




あ、主人公の死因はテクノブレイクです。

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