骸骨転生者は楽しく過ごしながら周りに被害を与えていく   作:ミネラル・ウィンター

2 / 3
誰だってマネする。
おれだってマネする。


第1特典 誰だって一度は真似するよね

 

おっす!最近、白骨化した俺だ!

 

 

はい。

 

 

しばらく経って分かった事があるんだ。

まず、ここは異世界というやつだと思う。

 

あれからしばらくこの骨の大地を歩き周り、色々と視察したんだがあの動く骸骨、いやファンタジー物でいうスケルトンというやつか、それが色んな所にうじゃうじゃといた。種類も色々で剣や杖を持っていたり、ローブを纏っいたりとバリエーションは豊富みたいだ。そんな物を見て逆にテンションが上がってる時、俺の真上をドラゴンが飛んでいったんだ。

 

 

その時点でもう確信したね。

ここはファンタジーな異世界なんだと。

つまり俺は異世界転生をしたんだ!

ふぅーー↑↑

 

 

次に俺。俺はきっと元の世界で死んでしまい、この世界どうやらスケルトンに転生したらしい。いや、転・・・生?転死じゃね?

まぁええか。細かい事は後だ、後。

俺はこうしてここにいる!それだけ分かりゃええんじゃ!

はい。

 

そんなこんなでスケルトンに転生した俺だが、今後の人生に関わる重大な気になる事があるんだ!

 

それは寿命がない事だ!!

 

ファンタジー作品でアンデット系のモンスターってのは大抵寿命がない設定だったはずだ。実際はわからないが恐らく俺も寿命が存在しないのだろう。

 

これは俺が異世界に転生して一番の不満である!

 

 

え?寿命がないのは良いことだって?

ノンノンノンノン。確かに寿命がないのは大変なメリットだ。不死つうのは憧れるのもわかる!だぁがしかしぃぃ!!メリットだけではないのだよ!

寿命がないって事はよぉ。外的要因で死ななければ、永遠に生き続けるって事なんだよぉ!

 

永遠だぞ永遠!こんなテレビもラジオもパソコンも携帯もエロ本もねぇこんな退屈な世界で何百年も生きてられるか!精神がマッハでお亡くなりなるわ!

 

 

だからこ俺は―――

 

 

―――ハッ!!!!

 

 

そうだ!エロ本で思いだした!

俺の股間の戦士の事を!

 

落ち着け俺。まだ見るな。今ここで股間を確認してはいけない。希望はあるはず。たまたまそこだけ人間のままの可能性があるはずだ。転生っていうあり得ない事が起きたんだ。諦めてはいけない。いや、そこだけ人間はかなり気持ち悪いが、無いよりはましだ。

それに、本来無いはずなのに何故かあるっていうエロ漫画はいくらか読んだ事がある。可能性は残されてる!

 

 

―――うぉおぉぉぉ!行くぞぉぉぉ!!!

 

 

俺は勇気を出して自分の股間に目を向けた。そこにはいつも俺が右手で可愛がっていた半身が――――――

 

 

 

 

・・・終わった

 

 

 

俺の半身が消滅した事実は精神に会心の一撃を与えたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから24時間後。

 

 

―――そうだ!!

 

 

よォォォぉぉぉく考えてもみろ!

ここはファンタジーな世界だ!

俺の半身をどうにかして取り戻す魔法やらなんやらがあってもおかしくはない!!

 

いやー良かった良かった。まだ実戦で使用してないからな。絶対に死ぬまでには一度は実戦を積ませるぞ!まっておれ我が半身よ!

 

そして同時に気がついた事がある!

それは転生特典、いわゆるチートってやつだ!

俺は死因はわからんが結果的に転生をしたんだ。これがファンタジー物の作品ならなにかしらチート能力があってもおかしくない!!いや、それが定番のはずだ!

 

おいおいおいおい!一体俺にどんな能力があるだぁ?

ヒャッハー!!楽しくなってきたぜぇ!!

 

 

 

 

 

 

 

でも、そういう能力ってどう使うんだ?説明書とか貰ってないんですけど。あれですか?自力で見つけなきゃいけない感じですか?

そうですか。

 

いやなっとくできるか!?

何で?普通神様的なキャラから一通りの説明と特典何にする?的な会話があるもんじゃないの!?違うの!?俺が漫画読みすぎなだけなの!?

 

 

「・・・・・」

 

―――マジでか。

 

 

マジで説明無しですか。自力で自分のチート特典を見つけなきゃならんのか。

 

いや、前向きに考えてみよう。

転生特典を探さなきゃいけないって事は暇な時間が減るって事だ。

寿命がなく莫大な時間がある俺はのんびりと転生特典を探して行けばいいんじゃないか?

 

 

それだ。それだよ!何もする事が決まってる訳でもなければ、しなきゃいけないって訳でもないんだ。転生特典がわかるまでのんびりだらだらと過ごして、分かってからこの世界で真・骸骨無双を始めりゃいいんだ!

 

良いねぇ!ドキがムネムネしてきたぜ!

 

こうしちゃいられねぇ!さっそく俺のチート能力を調べるぜぇ!!

 

 

 

 

俺は少し開けた場所に移動した。

そしてある構えをする。

 

体の前で両手首を合わせて手を開く。

 

 

―――か

 

 

そしてこのまま体の前方から腰付近に両手を持っていく。

 

 

―――め

 

 

腰から両手を完全に後ろにもっていく。

 

 

―――は・・・め・・・!

 

 

俺が今から行おうとしているのはある漫画作品に出てくる架空の技だ。その漫画の主人公が得意としてる技であり、作品の代表する技の1つだ。主人公の仲間達や敵までもこの技を使ってくる。そして本気で放てば星すらも破壊できる威力を出すこともできる。そんさ素晴らしく偉大な技だ。

 

その作品を読んだ事がある人なら誰もが真似をしたはずだ。当時は俺も勿論真似した。それも出来るはずがないのに、頑張れば本気で出来ると信じてな。

 

だが、それは現実の、いや元の世界の話。今ここは異世界。想像が現実になった世界なのだ。ならば今こそ出来るはずだ。

夢を・・・現実に!

 

 

 

俺は両手の形はそのままで、体の前方に突き出す。

 

 

―――波ーーー!!!!!!

 

 

手から放たれたそれは前方のもの消し飛ばす―――

 

 

 

 

―――事はなく。何も起こらないまま音もない静かな空間が広がっていた。

 

 

くぅー。駄目かぁ。出来たらこのファンタジー世界で俺TUEEEEEが出来てウハウハだったんだけどなぁ。

 

いや、諦めるのはまだ早い!構えが微妙に違った説がある。当時は本気で練習していたが、あれから10年以上たってる。そんなものいくらなんでも覚えておけるはずがない。

 

俺は死んでしまったんだ、それはこの際しょうがない!ならば出来るだけ楽しむまでよ!!

なんてったて、こちとら肉も内臓もムスコも存在しない骸骨!時間はたっぷりあるんだ。あのときを思い出して今度こそかめはめ波を習得するぞぉ!!

 

 

 

 

その後何度も何度も『かめはめ波』を練習した。

それをじっと見ている一体のスケルトンがいるとも知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひたすらかめはめ波を練習してる転生者スケルトンがいる場所から南に、その場所から一番近い国がある。活気が良く、国としてはかなりいい部類にはいるだろう。

 

そんな国の冒険者。

モンスターがはびこるこの世界で大切な職業が冒険者である。

 

 

「ベルト、何かいい依頼はあったか?」

 

「いんや、良いのは全部取られちまったみたいだ。難易度が高いやつしかのこってねぇーよ。」

 

「はぁー、誰かさんが寝坊したせいだな」

 

「ちょっと、さっきから謝ってるじゃないっすか!勘弁してくださいよー」

 

「まぁ仕方ないか。たまにはこんな日もあるだろう。今日はおとなしくアゾン森でアンデットでも狩るか」

 

「しょーがねぇ、早速いくか」

 

「えぇーまたアンデット狩りですか!僕あまり隙じゃないんですけど」

 

「こうなった原因が文句いうな、ほれ行くぞ」

 

「わ、わかりましたよー」

 

 

彼らは冒険者チームだ。冒険者は簡単に言うと、依頼を受け、モンスターを討伐する者たちだ。そんな冒険者の依頼は早い者勝ちだ。そのため、冒険者は日々、報酬の良い衣良を取り合っている。

 

だが、依頼がないからといって仕事がないわけではない。その辺の魔物を討伐すれば討伐した魔物の種類、数によって報酬が受け取れる。依頼はその報酬に上乗せして依頼から報酬が受け取れるのだ。

 

 

そして、この国の1つの冒険者チームがアゾンの森という所にに来ていた。

アゾンの森はアンデットが多発地帯で知られており、何故アンデットが出現するかは今だに解明されてない。

 

 

「おらぁ!」

 

 

冒険者チームは男性3名で連携も取れており、難なくアンデッドを倒していった。彼らからしたらこの辺のアンデッドはかなりレベルが下の方なのだ。楽に勝てて当然だ。

冒険者は冒険者になるときに自身の胸――心臓がある位置―――に自分のレベルや職業等のステータスが刻まれる刺青を貰う。

そして、その刺青には倒したモンスターの数も記録されるのだ。冒険者組合はこれを確認して討伐報酬を決めている。

彼らは依頼がない時はこうやって経験値と、小銭を稼ぎをしているのだ。

 

 

「ふぅー今日はこれぐらいにするか」

 

「そうだな、俺もレベルが1つ上がったし」

 

「はぁやっとですかー」

 

 

そんなたわいもない会話をしていると『バキッ』と木の枝を折る音が聞こえた。

3人は音の方に体を向けるとそこにはいたのは一体のスケルトンだった。もちろんあの転生者じゃないし、上位のアンデッドでもない。ただの、先ほどまで彼らが倒していたものと同じただスケルトンだ。

 

 

「なんだスケルトンか」

 

「じゃああれをラストにして撤収するぞ」

 

「はーい」

 

 

スケルトンは「ォアァァ」と、うめき声の様な声を微かにあげながら近づいてくる。ゆっくり近づいてきて、お互いの距離が15メートル位近づいた所でスケルトンは突然立ち止まった。

 

 

そしてそのスケルトンはある構えをした。

 

 

「ん?なんだ?」

 

 

体の前で両手首を合わせて手を開く。

 

 

―――か

 

 

そしてそのまま体の前方から腰付近に両手を持っていく。

 

 

―――め

 

 

腰から両手を完全に後ろにもっていく。

 

 

―――は・・・め・・・

 

 

両手の形はそのままで、体の前方に突き出す。

 

 

―――波ーーー!

 

 

「「・・・・ッ!!」」

 

 

一体のスケルトンから放たれた青白い光が冒険者3人を包んだ。

その光はビーム状で一直線に進んでいった。

 

 

 

 

 

この日、3名の冒険者とアゾンの森の5分の1が消滅した。

 

 

 




もしも、主人公が練習中に「4倍だぁーーー!」と叫ぶ所までいったらもちろんかめはめ波を使ったスケルトンも「4倍だぁーーー!」と言って被害も4倍になってました。


作者はドラゴンボールの中で一番好きな技はギャリック砲です。


他作品の技や能力って伏せ字とかにした方がいいのでしょうか?
それとつけた方がいいタグなどがありましたら教えください。




技候補

ドラゴンボールより
魔貫光殺法
太陽拳

ジョジョの奇妙な冒険より
ザ・ワールド

北斗の拳より?
某格闘バスケゲームの動き


≡≡≡≡≡≡≡≡≡
元ネタ集

冒険者ベルト
そのまんまベルトから

アゾンの森
アマゾンから一文字抜いて
アマゾン→アゾン


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。