憑依出来なかった憑依主人公   作:GIZEN

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シロノの事情
犯人確保しました


クロノ・ハラオウン。

多くのリリなの二次でKYの名を与えらる嫌われ者かと思えばわりとカップリング小説では人気爆走中の男性キャラと言う人気あるんだか無いんだか意味の分からんキャラである。

だが、憑依ものであるのなら、彼ほど優良物件は中々ない。

某運命の正義の味方みたいに死亡フラグ乱立してないし、周りは強い女の子で囲まれていて尚且つ恋愛対象でない癖にイケメン属性。

やろうと思えば危険なフラグを立てずに好きなキャラとイチャコラできる と言うわけだ。

「少し黙ってくれないか?君の説明台詞は時たま腹立たしいのだが」

 

うっさい。俺の思考を勝手に読むな。

 

「なら、君は僕の体にいつまで滞在する気だ不法侵入者」

 

が、注意されたし。

案外この子の心は頑丈です。

某正義の味方と違って心はオリハルコンです。

憑依乗っ取り時の精神戦であっさり敗退し、情けで生かされている俺が言うのだから間違いありません。

 

「だから黙ってくれないか?……ああ、また君のせいでバリアジャケットが赤くなったじゃないか!」

 

デバイスも短刀になってる! と叫ぶクロノ少年を鏡ごしに見る。

ウム、どう見てもミニチュア弓兵さんですね分かります。

さて、これが二次創作ならそろそろ本編が初まる頃だろう。

なら自己紹介。初めまして俺の名はシロノ。

所謂、俗に言う憑依主人公って奴だ。

ただ、他の作品と違うのが……

 

「だから黙れシロノ!っとストップだ。これ以上、この世界に危害を加えることは許さない」

 

クロノ少年の中に滞在するFF八ばりの妖精さんになったこと。

 

「時空管理局!?不味い、フェイトぉぉぉぉ!!!」

 

「うわぁぁぁぁ」

 

原作知識を得たクロノくんが、俗に言うスーパークロノタイムを常時発動しているくらいだと思う。

 

 

 

 

 

 

さて、まずこの世界の状態を話そう。

ジュエルシードについては地球への落下は阻止出来なかった。

これはアニメにおいていつ起きたかは明確にされてない事とスクライアからの連絡が遅れたことでクロノには対策を立てる時間がなかった為だ。

二つ目になのはとユーノの邂逅は阻止された。

 

クロノ曰く「アニメの僕はどうだったかは知らないが、基本的に民間人を巻き込みたくはない」

 

との事。確かにアニメのクロノもリンディと違い最初はなのはを事件から遠ざけようとしていた気がする。

まあ、普通はそうだよね。後々、なのはの事を認めて協力って感じだけど、クロノの考えは民間人を守ろうとするお巡りさんのものだ。

腕っぷし強くても普通は巻き込みませんよね。

 

三つ目にPT事件は早期解決しました。

その前準備段階にはスーパークロノタイムでギル・グレアム逮捕及びデュランダル入手イベントを行い戦力強化。

休暇をとって海鳴に飛び黒い痴女っこを待ち伏せ速攻束縛と言うコンボを叩き出した。

なにこの子有能。そう言えば、事件解決はクロノだけで充分って聞いた事あるわ俺。

 

「……だから喋るなシロノ。第一、まだ終わってない。僕がやったのはフェイト・テスタロッサ及び使い魔アルフを捕縛までだ。アースラの援護がない以上、問題はここからなのだが」

 

はいそうっすねクロノの旦那。

拠点は何処にでもあるビジネスホテルにユーノ製結界付きだしまあ安心だけど、あとプレシアいるもんね。

傀儡相手でも結構ボロボロだったクロノの旦那が一人でプレシア相手とかいったい何処のマクレーンだって話ですよね。

 

「はぁ。本当に煩いな。早くどうにかキミに新しい体を作って追い出したいよ。今回は良いチャンスだとは思っているが」

 

それは自分にとっても願ったりだ。

クロノは今回の事件に全てを賭けている。

主に、アリシアクローンの不要品ないかなぁ〜 て感じで。

 


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