閲覧いただきありがとうございます、FFと同時に龍が如くがとにかく好きなので勢いに任せて書いてみました(笑)
龍が如くシリーズやキムタクが如くの要素も入れてみたくとにかく龍が如く風に紅魔軍メインのお話にしてます、そういったのが大丈夫な人は緩く読んでいただけると幸いです、小説はまだまだ初心者なのでお手柔らかにお願いします
__忘れ去られた世界 幻想郷、この世界では様々な忘れ去られたものが幻想入りをしてくる、しかし、幻想郷が一つとは限らない、これはその別の幻想郷の話……__
__とある路地裏の小さな広場、そこにいるのはチャイナ服の女性が1人と、それを逃げられないように囲む男達3人組がいた
「なぁ姉ちゃん、いいじゃねぇか、俺らと楽しもうぜ、別に何もしねぇからよ?」
真ん中のリーダーらしき男が壁に手を当てつつナンパをし、そのセリフの後に残りのふたりがヘラヘラと笑って彼女の体を舐めるように見ている
「……」
「何黙ってんだよ、もしかしていいって返事か?へへっ」
「……はぁ…」
彼女は少しだけため息を漏らす
「あぁ?」
その後彼女はリーダーらしき男を睨みつける
「んだぁ?その目は、舐めんじゃねぇぞ!」
男は彼女の頬に向かって手を振るった___
___路地裏の広場には血が飛び散っていた、そして壁際には顔から鼻血を出し、目が腫れ上がりアザも見えてぐったりしてる 男達がいた
「ハァ……ハァ……!」
辛そうに息を荒らげる男を見下す彼女
「なんで…こんなに……!?」
「…喧嘩を売る相手を間違えましたね」
静かに彼女は口を開け上記を述べると男の財布に手を伸ばし、財布から現金を取り投げ捨てるように財布だけ返却をした
「ちょうど飲み代が少なくて助かりましたよ」
男達を尻目にその場から去ろうと振り向き彼女は歩き出す
「ま、待って、俺のかね__」
グシャッ!という音と共に彼女は男の顔面を踏みつけて路地裏から出て行った__
__太陽は沈んですっかり夜になり町に明かりが灯る、そんな人里に1人で静かに待つメイド
「おい、あれってさ…」
「あぁ…紅魔館のメイド長である十六夜咲夜さんじゃないか…?」
道を歩く者達が咲夜に目線を向ける、彼女は気にもせずある人物を待っていた
数分後、その人物は現れた
「お待たせしました!メイド長!」
「遅いわよ美鈴、あとその呼び方は仕事の時だけって言ってるでしょ」
「あ、そうでしたね」
先程ナンパ男達を黙らせてきた女性である
「お、おい、あっちはまさか…!」
「あぁ…紅魔館の門番を務めてる紅美鈴さんだよ!」
すごい所に出くわしたと村人達は珍しいものでも見たかのように呆気に取られている
「さ、行きましょう、と言うかあなた…ちょっと血なまぐさいわよ…?」
「あ…あれ?顔洗ったはずなんですがね…?」
「…また変なのに絡まれたのね…」
やれやれとため息をつくメイドに苦笑いしつつ頭をかいてる門番
「す、すみません…で、でも飲み代が少し浮きましたので!」
「目つけられたら面倒よ」
「う…そ、そうですが…」
「まぁいいわ、久しぶりに2人で飲むんだし、どこかいい場所ないかしらね」
2人の予定が同時に空いたプライベート、本当に久しぶりであり、何軒か回る前提で話を2人で進めていく
「じゃあまずはいつものところに行きましょうか」
「えぇ、でもいきなり潰れないでよ?」
「もちろんですよ、咲夜さんこそ私に世話にならないでくださいね?」
互いにクスクス笑いながら行きつけの屋台へ歩き出す
提灯や街灯で照らされた淡い明かり、ちらほら見える村人達、賑やかな雰囲気な道を横に並んで歩く2人、もう既に酔って歩いてる者達も見える、そんなのを気にせず少し人気が消えた道で最初の屋台に到着する、ミスティア・ローラレイが経営する小さな移動式屋台である、ポツンとした小さな屋台にひとつの提灯が辺りを照らして存在感を出している
「空いてるかしら?」
「あれ?お二人さんいらっしゃいませ!二人でいるなんて珍しいですね?」
「えぇ、久しぶりのオフだからね」
「ビールでいいですか?」
「えぇ、お願いするわ」
暖簾を捲り常連の話し方をするとそのまま席に2人が着く、席の前には今の時期ではとても美味しいであろうグツグツと軽く煮立って湯気が軽く舞うおでんがある
「あ、私大根と牛スジとはんぺんと餅巾着お願いします!」
「いきなりそんなに食べて大丈夫なの?」
「二人で食べればわけないですよ!」
「なんで私も食べる前提なのよ…」
と言いつつミスティアは毎度!と元気に言いながら、先にジョッキに入れたビールが2つ、2人の前に置かれた
「じゃあ…」
メイド長がジョッキを持ち門番の方に向け
「はい」
門番もジョッキを持ち互いに向き合い
「乾杯!」
カンっとジョッキ同士がぶつかる音が響き、門番はすぐにビールをグイグイ飲んでいく
「ぷっはー!!やっぱこれですよこれ!」
半分ほど飲んだところで上機嫌なのかジョッキを置きつつ大きめの声で嬉しそうな門番
「そんなに一気に飲んだらすぐ酔うわよ?」
そう言いつつこちらも半分ほど飲んでゆっくりとジョッキを置いている
「よく働いた後のビールはこうじゃないと!」
「ほとんど寝てんじゃないの」
「今日はしっかり働きましたよ!」
「チンピラ狩りに?」
「もー!違いますよ!」
二人の会話をクスクス笑いながら聞き入るミスティア、頼まれたおでんの具をお皿に乗せて2人の前に差し出す
「そう言えば最近多くないですか?」
モグモグと餅巾着を食べながら門番がメイド長に話す
「何が?」
「おほほはひほおおはへふほ」
「食べてから喋んなさいよ」
「んっく、男達の多さですよ」
「そうね、普通ならこんなにいないのに」
「幻想郷の母は何してるんでしょうかね?」
そこにミスティアが話に割り込む
「多分…冬眠中なのでは…?」
「あ、そう言えば…」
「それでも不思議よ」
「?」
2人はメイド長の方を見る
「あの人がスキマを悪用するとは思えないし、スキマを活用できる人間もいないはず」
「…確かに」
「他の誰かが悪用してるのか、はたまた人口が増えただけか、どっちも考えにくいけどね」
「でもあんなに無礼な男の人ばっかりいるんでしょうか?」
「さぁね、とにかく今日はそれも忘れましょう」
「そうですね、ビールお代わりください!」
いつの間にか2人のジョッキは空に、すぐに2杯目が出される
__数時間後、それなりに飲んだ2人は次の店に行こうと話が決まった
「ご馳走様です!」
「毎度ありがとうございましたー!」
お勘定を済ませると次は寄ったことないお店で飲もうと決めていた
人里近くに戻り開いてる店を物色して行く、そんな時だった
「こ、困ります!やめてください!」
「うるせぇ!文句あんのかコラァ!」
「ひ、ひぃ!!」
何やら怒鳴り声に2人が気付く、どうやら酔っ払った巨漢の男が暴れてるようで
「この酒が不味かったから金返せって言ってるだけだろうが!あぁっ!?」
「そ、そんなこと言われましても…お客さんさっきまでガブガブ飲んでましたし…」
「てめぇ、いっぺん痛い目見ねぇとわかんねぇみてぇだなぁ!?」
「ひいいい!!!」
店主が暴行を受けそうになったその時にメイド長が止めに入った
「ちょっと」
「あぁ!?なんだてめぇ!」
「さっきからうるさいし見苦しいんですけど」
「んだとぉ!?」
「酔っ払ってるからか知りませんが頭を冷やした方がいいのでは?氷水くらいくれるでしょうし」
「クソアマァ…俺を舐めてんのか!」
「哀れだから教えてあげてるだけです」
「てめぇ!女だからって黙ってたらつけあがりやがって!!」
「ずっと喋ってましたが?」
「うるせぇ!調子乗ってんじゃねぇぞオラァ!」
頭に血が上った巨漢の男がメイド長に掴みかかる
しかしそんな遅い掴みかかりは彼女には通用しなかった、体が軽い分素早く動ける彼女はすぐさま横に逸れながら巨漢の男の後ろを取る、そのまま後頭部に向かって一回転しつつ右足の回し蹴りをぶち込む
「……っ!?」
巨漢の男は何も言えず何が起こったかも分からず、ただ脳が揺れてドサッと音と共に気を失ってしまった
「はぁ…酔いが覚めちゃったじゃない」
「いやぁ〜さすがです!一撃なんて!」
「酔っ払ってるし大したことないわ、邪魔だからそこら辺に置いてきて頂戴」
「分かりました!」
門番は頼まれた通り巨漢の男を引っ張っていきそこら辺の路地裏に放置してきた
「あ、あの…!」
「はい」
「た、助けてくれてありがとうございます!」
「たまたま近くを通っただけです、お気になさらず」
「い、いえ!そ、それよりもお礼を!先程酔いが覚めたと言ってましたので、こちらで無料でお酒を提供させて頂きます!」
「無料で…いや、でも…」
「気にしないでください!もちろんお連れの方も一緒に大丈夫ですので!」
「……分かりました、そこまで言ってくださるのであればお言葉に甘えさせていただきます」
「良かった!では、すぐお店片付けるのでお待ちください!」
店主はそのまま自分の店に戻っていき、その間に門番が戻ってくる、門番にタダで飲めることを伝えると"飲み代が浮きましたね!"と伝えつつ小さく笑いながら店内の片付けが終わり2人だけの貸し切り状態にしたお店に入っていく…
……誰かがその2人を監視しているとも知らずに