「ジリリリリリ……」
僕は目覚ましの音で目を覚ました。重たい瞼をこじ開けて、今の時刻を確認する。
「7:20分か……まだいいかな……もうちょっと寝よう……」
昨日はテスト勉強していて寝るのが遅かったんだよな……
「んん……」
僕は2度目の睡眠に入ろうとしていた。改めて布団の中に入ると直ぐに眠気が襲って来て、すぐにでも眠れそうだった……
「タッタッタッタッタッ……」
僕が眠ろうとしていた矢先に階段の方から足音が聞こえた。今現在、この家には僕と父さんしか居ないはず……でも父さんはもう仕事に行ってる時間だ。だとしたら一体誰?僕がそんなことを考えている間に部屋の扉が開けられた。そしてそこに居たのは……
「ほら!優希起きて!学校遅れるよ!」
まさかのリサ姉でした……
いきなりの出来事に驚き過ぎて開口一番朝一番大声でこう叫んでしまった……
「なんで…………」
「?どうかしたの優希?」
「なんでリサ姉がここにいるんだよォおおおおおおおおおおォォォオオォォオォオォおおおお!!」
〜30分経過〜
「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて!」
「これで落ち着いて居られるわけないよ!あぁ……僕の見られたくない姿を見られてしまった……もう婿に行けないよぉ……」
「大丈夫だって!もし婿に行けなかったらアタシが旦那として貰ってあげるから!」
「!?!?!?」
リサ姉の口から飛び出した衝撃の一言に僕は絶句した……
「どうかしたの?」
「い、いきなりなんて事言い出すんだよ!び、びっくりするじゃないか!」
「アハハッ、ごめんごめん!それより、朝ごはん出来てるよ。早く顔洗ってきなよ。」
「んー……分かったよ……」
なんか……有耶無耶にされた気がする……結局、僕はあの言葉の真意を聞く事が出来なかった。
☆♡☆
「それじゃ、昨日の小テスト返すぞー列の後ろの奴から取りに来ーい」
今日は昨日のテスト返却の日だ。この後に世界史のテストがある……僕は世界史があまり得意ではない……昨日のテスト勉強はその為だ。普段は遊び呆けているんだけど……今回のテストで点を落とすと留年の危機に瀕してしまうのだ……
〜昼休み〜
「優希!今日のテスト、どうだった?」
僕が1人屋上で昼ごはんを食べているとそこにリサ姉がやって来た
「んー……まあまあかな……取り敢えず、赤点は回避できたと思うけど……ちなみにリサ姉はどうだったの?」
「んー……アタシは……多分大丈夫!」
(あ、これ大丈夫じゃないヤツだ……)
リサ姉が「多分大丈夫」と言う時は決まっ大丈夫じゃない時なんだよな……
「それよりさ、優希も早く彼女作りなさいよー!」
「へ?なんでいきなりその話になるんだよ!?」
「だってぇ、周りがみんな次々付き合っていくのに優希1人だけぼっちなんて寂しくないの?」
やかましい……大体、僕なんかを好きになる物好きなんているものか。
「大体、僕を好きになる物好きなんているわけないだろ?それは長い間一緒に居たリサ姉ならわかり切ってるはずだけど?」
「居るじゃん!ここに1人!」
そう言ってリサ姉は自分を指差す。うん、言いたいことはわかるけれど、勿論僕もそうだけれど、今は流すべきだ………
「ん?誰だよ?」
よし、普通に言えた……
「もう……優希の鈍感!」
「あっ!ちょっとリサ姉!?」
そう言うとリサ姉は走り去ってしまった……
「ちょっと言い過ぎたかな……」
でも、ごめんリサ姉……今はまだ……
――――伝えるべきじゃないと思うんだ……
はい、御堂です。毎度毎度会話が進まなくてすみませんねぇ……後少しだけお付き合い下さい。