僕の外側、君の外側   作:御堂椛

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どうも御堂です!投稿が空きに空いてしまってすみませんでした笑。実は軽いスランプに陥っていて、全く筆が進みませんでした。という事で、リサルートは一旦終わりです。次回からは友希那ルートに突入していきます!


それでは、リサルート最終話。どうぞ!


第5話 後編

どうもこんにちは、空木優希です。僕は今、壮絶な修羅場を迎えています。皆さんは修羅場と聞いて何を思い浮かべますか?受験生の人は本番1ヶ月前?同人作家の人は締切1週間前?修羅場と言っても思い浮かべるものは人それぞれだと思います。そんな僕が今遭遇している修羅場は『2人の美少女が僕を取り合っている』というものです。

 

 

まぁ、モノローグはここまでにしておいて、そろそろ本題に入りますか。

 

 

話は30分前に遡る

 

〜30分前〜

『優希……』

 

『リサ姉……!』

 

僕が友希那先輩に突然の告白をされた2分後、リサ姉がいきなりやってきた。僕は、今目の前で起こっていることが理解できないまま、ただただ、リサ姉の目を見ることしか出来なかった。本当なら、ここで僕の方から謝るべきなのかもしれない。でも、謝ることが出来なかった。その代わりに出た言葉は、あまりにも酷くて、そして、悲しい言葉だったんだ。

 

『何の用だよ』

 

ふてぶてしい態度で僕はリサ姉にそう放つ。

 

『さっきは……ごめん……』

 

『僕は気にしてないよ。別にリサ姉に嫌われたくらいでなんとも思わないし。』

 

あぁ、何故こんな言葉しか言えないんだろう。なんで相手を傷つけることしか出来ないんだろう。言葉のナイフが、一つまた1つと相手の胸に刺さっていく。

 

 

僕の外側では本音をいいたくて。『大好きだ』といいたくて。でも、君の外側はそんな振りを微塵も感じさせなくて。

 

(あぁ、何故こんなにも苦しいんだ)

 

〜回想終了〜

 

「それで、優希はどっちを選ぶのかしら?」

 

「早く決めなさいって!」

 

リサ姉と友希那先輩にそう詰め寄られ、僕は半歩下がってしまう。

 

「……分かった。」

 

僕は決めた。もう逃げない。自分の気持ちを伝えると、そう決めたんだ。

 

「僕は、リサ姉が好きだ。」

 

「へ?」

 

リサ姉は驚きを隠せず、僕の顔を見つめてくる。正直言って恥ずかしい。死んでしまいそうだ。

 

「いつも元気をくれるリサ姉が好きだ。何かあったら助けてくれるリサ姉が好きだ。たまに涙もろいリサ姉が好きだ。嫌いなところなんて何一つない。リサ姉の全てが好きだ。だから、こんな僕で良ければ、付き合ってくれないか?」

 

 

思えば、初めてリサ姉を好きになったのは何時だっただろうか。すでに数え切れないほどの時間をリサ姉と過ごしてきた。色んな所に行ったり、Roseliaの練習に付き合わされたり。色んな事をリサ姉という一緒にやってきた。

 

「ダメ……かな?」

 

僕はそう問いかける。するとリサ姉は目に涙を貯めてこう返して来た。

 

「遅いよ。待ちくたびれちゃったじゃん。」

 

「そ、そしたら答えは……」

 

「うん、こちらこそ、喜んで……!」

 

そう言ってリサ姉は今までで最高の笑顔で返してくれた。

 

 

〜こんな僕を好きになってくれてありがとう。絶対に幸せにしてみせるから〜

 

 

*************

 

それから1年がたった。リサ姉と僕は、晴れて恋人同士になり、この1年の間に色んなところに行った。今まで1人では行けなかったところや、2人で行ったことがなかった所。とにかく色んなところに行った。そしてその度にリサ姉は僕をからかって、それを僕が笑って流す。そんな日常を送っていた。そして今回、僕はRoseliaの合同練習に付き合わされている。

 

「それで優希?」

 

「ど、どうしたんすか友希那先輩?」

 

「今の曲、どうだったかしら?」

 

「すごくよかったと思いますよ?聞き手にも分かりやすくてとてもよかったと思います。」

 

「そう、それは良かった。」

 

「ねぇねぇ!優ちゃんはさ!リサ姉とのその後はどうなの!?」

 

「ちょっと、あこ……近いって……」

 

「教えてよぉ!」

 

「別に、普段通りだよ?」

 

「えぇー!つまんないのー……」

 

「な、なんでつまんないんだよ……」

 

「だって恋人同士ならあんなことやこんなことしたりするんでしょ?」

 

「誰だ!あこにこんなこと教えたのは!」

 

僕は大声でそう問掛ける。するとみんな顔を下に向けて聞こえないふりをする。

 

「ったく、勘弁してくださいよ……」

 

僕は頭を掻きながらため息を着く。するとそこへ大きな買い物袋を引っさげたリサ姉がやってきた

 

「みんなお疲れー!取り敢えず休憩にしよ!」

 

「言うてリサ姉が戻ってくるまでみんな休んでたけどな……」

 

「まあまあ、細かいことは置いといてさ。はい、取り敢えずジュース買ってきたから好きなやつ取って。」

 

そう言ってリサ姉が机の上に袋を置くとみんな各々が好きな飲み物を持って自分の位置へ戻る。

 

「はい、優希!」

 

「冷たっ!?なにすんだよ!」

 

「あはは、ごめんね。はい冷たいコーヒー」

 

「ありがと。」

 

「それじゃ代金抜いとくね。」

 

「ほいほい。」

 

僕はそう言って財布をリサ姉に渡す。するとリサ姉は手馴れた手つきで財布から代金を取って僕に渡してきた。

それを見ていた紗夜さんが。

 

「どこの新婚夫婦かしら……」

 

と言っていたのは聞こえなかった振りをしよう。

 

「ねぇ、優希?」

 

気がつくとリサ姉は僕の隣に座ってオレンジジュースを飲んでいた。

 

「うん?どうかした?」

 

「あたしさ、今ものすごく幸せだよ。」

 

「僕もすごく幸せだよ、リサ姉。」

 

「もう、こういう時くらい呼び捨てで呼んで?」

 

「分かった。リサ、大好きだよ。今も、これからもずっと。」

 

「あたしもだよ、優希。」

 

 

 

 

 

 

周りではみんながはしゃいでいる。その姿を片目に見ながら、僕とリサ姉はそっとキスをした。

 

これから何があっても、僕はリサだけを愛してるよ。

 

 

 

 

 

〜end〜

 

 

 

 

 

 

 

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